「ソフトバンクに変えたんよ」
と、最近高校時の友達からわりと頻繁に電話が来る。
「だってただだし」
と、電話口で笑う男は、私が数年越しで彼に片思いしていることをしらない。


夕べも電話が ...
その一日を
あたしは部屋から出ることなく過ごそうとしていた

必要以上に広い部屋を持て余して

布団の上で重い体を転がす
返す予定だったメールは
ひとつも減っていなかった

嗚呼 あぁ
くらい と ...
あの、病院のにおいってあるよね。
薬品くさいの。
あれ、ぼくは嫌いなんだけど、きみは好きって言った。
ふしぎだな。
そういえば、ぼくがちいさなころ、包帯を巻かれるのが好きだった。
ねんざ ...
キミが得意なカルボナーラ
てっぺんにポコッて黄身がのってるやつ
僕はその光景が味と同じくらい好きだった
『キミは料理が上手だね』
と誉められると決まって
『キミって呼ばないで』
って怒られ ...
ポキリと折れた
砂糖の向日葵

命がないから
元からないから
不死身と思っていたけれど

お日様
失い
折れてしまった

雨で溶けても
もう一度

心の熱に溶けても
もう ...
空想ジプシー
目を閉じて浮かべる
思い出の端のほう
どうせ分かってあげられなくて
知ってあげることができない
そんな空白が
君にもあるんだろう

声も香りも横顔も
忘れる為にあったみ ...
新雪に
軽くステップ
大人気ない?
空を仰いで
ついでに食べよ!


雪が降る
「きれい」と感じる
心が戻る
君を許せて
自分も愛せて


白銀は
明日も示さず
語らな ...
(この散文は「頭痛」の続きとなっています。)
3つの人格、全員に共通してるのはファンタジーに出てくるような異種族であることだ。
{注2人=無邪気で残酷な人格と冷酷で正義感のある人格}には猫のような ...
ページをめくると
とおく、の定義がお辞儀をみせる



わたしだけがみえない
わたしの仕草の輪郭が
えらばれた文字列のなかで
呼吸をしている
整然として


あきらめの途中 ...
ディズニーランドの

アトラクションのおにいさんに
わざわざ

「楽しかったです、ありがとう。」

って言いに行くような

君だから



誰からも愛されるんだね。
{引用=お月さんいくつ じゅうさんななつ}

月齢は十一、
若潮の波、明け方の空に低い低い月。
月齢は十一、
大きく切り分けた夕張メロン。

{引用=あの子を産んで この子を産んで
だ ...
小さな泡が
ぷつぷつと
うかぶ
クリームソーダが
好きだった時期がある。

けれど実際
私は炭酸が少し苦手で
いかにも人工的な緑色も
エイリアンのようで嫌だった。

だというのに ...
父はいつも嘘ばかりついていた。

山の墓の横に開いた穴の下には死体があるとか。
ハチは一回人を刺すと死んでしまうとか。
私は実は赤い橋の下から拾ってきた子供だとか。

いつもそんなことばか ...
月明かりだけを頼りに
波打ち際を歩いた
君は僕の手を引いて
海へと入っていく

ふしぎとつめたくない
水はとてもなめらかで
透き通っている
舐めてみると甘かった
つまさきからとけ ...
地下通路を歩いていた
天井から街の汗が落ちていた

背伸びをするなと言われても
朝から晩まであちこちにビルの明かりは点いてるし
そのわりには自動車は早く走ってるし

逃げたい空は
どこ ...
今日まで読み続けた 僕という本
毎日1ページしかめくれないこの本だが
最近、なんとなくラストが見えてきたようで

また歳を重ねた僕の
本の読み方に本の中の太陽が尻を叩く
そして僕の息が数百 ...
おかの上で
見た
雪が降っていた
たくさん
家は白
木は白
犬が茶色
黒い私と
ピンクのマフラー

許せないから
口笛を吹く
木枯らしに
負ける

二十の私の口癖は
“ ...
暖まってきた空底をゆきかう
つららとのびた水面の宿り木

てん てん
おちて 

なぞらずに許してくれる
しまい忘れられて
陽に 壊れていく冷たさ

包まれてしみこむ
沈黙の前
...
 五歳のときに見た夢がいまだに忘れられない。
 私はうす暗い階段をひとりでのぼっていた。それは石畳で、幅は人ひとり通るのがやっと、天井もすぐ頭上に迫っている。そして何段かごとに規則正しく踊り場が設け ...
はじめてのマニキュア
はじめてのアイライン
はじめてのチーク

似合うかな、 変じゃないかな

はじめてはワンピースで
待ち合わせは少し早めに
おろしたての靴を履いて

気合い ...
ねえ、こんなにもわたしたち、きれいになけるんだね。
 
 
 
窓ガラスの水滴に指先を滑らせながら隣で彼女は呟いた。
 
冷たくなってしまった手のひらを互いの呼吸で暖める。一つ。また一つ。 ...
好きすぎて、泣ける。

愛しさに、涙が出る。


あの人はずっと前から

こんな辛くて切ない幸せな想いをしてきたのだろうか?


なんて、

なんて、

愛しいんだろう!
...
ひとは指折り数える

その日の訪れを確かなものにしようと
指を折り
心に刻み込む
自らの身体に刻み込む

いつの日か死は必ず訪れることを知っている
それでも
死に往く日まで知ろうとす ...
詩とは


作るものか

造るものか

創るものか。


生まれるものか

産まれるものか。


見るのも自由

聞くのも自由。



なら

作るも
...
それは私の一部

私は音となり
あなたはその音で
美しい音色を奏でる

深い森の静かな朝
川の流れと風がささやく
静かな音色

まだうまく歩けない
子ぐまをやさしく見守る
暖か ...
こんなに月の
白々しく明るい夜には
体中を打ちつけて
踊り狂おう

カーテンに閉ざされた
人工の灯の
なんと弱々しい夜よ
建物の形 電柱の影
路上にうずくまる車の
おぼろなシルエッ ...
ホームに立ち尽くして 聴いていたよロックンロール
今夜解りあえるのはこのメロディだけさ
ひと気のない電車のシートにもたれこみ
今日の疲れの中でひとつため息をついた

ところどころに点滅する明 ...
どこまでも強くはばたくんだ
失敗を怖れずに
力強くつき進むんだ
噂なんて気にしない

自分の果すべき仕事をこなし
人を愛する
知を愛する
一歩一歩確実に歩くんだ

それには美味い物 ...
自分が
もとめているのは
言葉ではなく
理屈ではなく
その人にしかない
実際に動いている人の
あたたかな
ぬくもり

あたたかな
愛情と心

言葉は
人との
かかわりから
...
私を
生んでくれた
母にありがとう
今まで我慢強く
定年まで
働いてくれた
父にありがとう

私自身に
ありがとう
生きていてくれて
この世に
生まれてきた
私にこころから
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
0円亜樹散文(批評...4+08/2/18 2:16
ホリデー瑠音携帯写真+...008/2/18 2:01
病院のにおいゆうと散文(批評...2*08/2/18 1:56
きみ、黄身、キミ智哉自由詩108/2/18 1:05
砂糖の向日葵が折れた冬シュガー・ソ...自由詩6*08/2/18 0:55
twoミョウリ自由詩108/2/18 0:47
優しい雪に感謝シュガー・ソ...短歌3*08/2/18 0:41
イメージ電子ノ猫人散文(批評...008/2/18 0:28
日記千波 一也自由詩7*08/2/18 0:22
愛さずにはいられないHonest...自由詩4*08/2/17 23:56
お月さんいくつ佐々宝砂自由詩308/2/17 23:55
クリームソーダ亜樹自由詩108/2/17 23:16
うそをつく人散文(批評...4+08/2/17 23:05
創書日和「月」 ムーンライト、シャドウゆうと自由詩1*08/2/17 23:01
地下通路純太自由詩308/2/17 22:49
僕という本自由詩208/2/17 22:47
ピローas自由詩108/2/17 22:40
ちく たく砂木自由詩7*08/2/17 22:39
fomalh...自由詩208/2/17 22:24
preciousはるこ自由詩408/2/17 22:17
表面張力朝飯グミ自由詩008/2/17 22:02
2日遅れのバレンタインゆず自由詩1*08/2/17 21:38
数えるひと恋月 ぴの自由詩28*08/2/17 21:24
題名なんていらないxたろおx自由詩0+*08/2/17 21:21
音魂こゆり自由詩5*08/2/17 21:07
狂い咲き由志キョウス...自由詩208/2/17 20:44
ホームにて涙(ルイ)自由詩2*08/2/17 20:43
栄光に輝く人生ペポパンプ自由詩7*08/2/17 20:31
自分がもとめているもの妖刀紅桜自由詩5*08/2/17 19:50
ありがとう自由詩5*08/2/17 19:46

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