昼下がり
のほほんと
うたた寝をしていた
ぴよっ、ぴよっ、ぴよっ
どこか
近くで声がする
ぴよっ、ぴよっ、ぴよっ
もしかして
頭の中
左のほうで
ひっきりなしに鳴いている
お ...
わたしはきみに遅れつづけて、きみは
みずからを
超え出ていく、刻々と
わたしは
きみを連れて行かなければならない、きみが
時間を生みだすがままに
して、わたしの
図式は引かれる、 ...
時間をちぎってちぎって記憶している
雨が降ってなにもない午後
暗い空を窓辺で見つめる
一定な時間ばかりは、区切れなくて
ずっと長回しの映画のように途切れないまま記憶されてく
...
この湿潤
灰の空
都市を映した 鏡
限りなく くすむ 灰に
端座し 御本尊に集める
透き通る 純情
そして 己の影が壁に投射できるほど
白光の変容が実感できるまで
祈る 唱 ...
夜になると一段増えるという噂の学校の階段へ仲間内で調べに行ったが、昼間に数えたときと同じ段数で「おもしろくないな」と思いながら帰ったが、来たときよりも人数が1人増えていることには誰も気づいていなかった ...
氷が張る音がしました
睡蓮がその下でそっと開きます
月灯り 星屑 風 そして、僕を
その上に映し載せれば
まるでひとつの世界のよう
輪郭がぼやけて滲んで
それは氷が其れで在ろうとする
...
あの春から随分経って
ボクは未だ皆と会うけれど
キミの声だけ思い出せなくて
それなのに何故か
笑った顔とか泣いた顔とか
小さな仕草とか
そんな事は思い出せるんだ
もうボク達は終わって ...
ひとつひとつのご縁を大切にすること
だけども、どうも実際のご縁においては、そう思うようにはいかない
自分がこうだ!と思うように大切にすることが
相手を大切にすることになっていかないというこ ...
時間の音がする
何かと思ったら
雨漏りだった
いつのまに
雨が降ったんだろう
いつから僕は
泣いてたんだろう
雨の旧道を走り去る
一台の車の
静けさのように
彼女は診察を受けにいった
ひさしぶりで居心地がわるかった
昼食べてるとき、わーってなった
おかあさんも先生と話をした
電話の相手はだれ?
先生は応援してくれると言った
...
ガラス割るホームラン打ち「すみません!」泣く坊主君見てピンクの花咲く
夢に見た少女にも一度会いたいと願う心に青い花咲く
無能呼ばわりは気にせず勤むべし やがてその手に黄金(こがね) ...
{画像=080326234813.jpg}
際限のない
繰り言の後、
深い眠りの中で、
暗い深淵を覗き込む
一匹の老猿。
その額に光る玉は
甘く、黒く、
涙の透明さに
後悔の苦さをな ...
はにかむ四角い箱を見つめて僕は妄想する
世界中に素敵な音楽を乗せた電波が飛んでいって
派手なあの子の耳の後ろを掠め飛んで
不精なおじさんのおなかの線をなぞって
可愛い 十字路の ...
寂しくて 寂しくて寒くて
待ち続ける私から 白いため息がひとつ
「いくら待っても来ないのはわかっているのに」
言い訳ならいくらでもできるし
体裁ならいくらでも繕えるし
悲 ...
もう6年も前の事ですが、仕事で縁あってニュージーランドに行きました。
そこでとても印象深かった話です。
ー羊の話など中略ー
ニュージーランドは大きく北島と南島に別れていま ...
隠さなくてはいけない部分まで
「さらけ出さなくてはいけない」
そんな強迫観念に囚われている
行為、
とそうその情みたいな哀れみみたいな
そんなやつがこうやってあわさって
夜な夜な繰り返して ...
故郷の中学校に
古墳があった
体育館に
おばけが出ると噂があった
体育館の中央に
バスケットボールが置かれた
バスケットボールは動かなかった
先輩たちが
見に来るんじゃな ...
管制官、飛びます、どうぞ。---------------そう残し春のブルーと着床をした
「あー、ごめん。2008年マイドラマ第一話で君、もう死んでるから」
寂しげな水 ...
ぼっかり空いたこころの隙間に
あなたの優しさが忍び込む
そのひとに騙されているのではと
友達は忠告してくれた
仮にそうであったとしても
構わないと思ってしまうわたしがいる
ひとの弱 ...
薄っぺらい夢を宝石のように抱きかかえて
空虚な真白さに目は眩む
振り返ればそこに横たわっているような気がして
そこに居たのは誰だったのか
人に会わなければ理性は保たれるか?
...
海のおもてはエメラルドグリーンで
絶えまなく変化する指紋のように見えた
そこには
際限のない虚無や希望の陰があった
際限のない快楽や絶望の放光があった
届くことのない ...
自宅から追い出されるようにして、予備校の自習室に行く。
テキストとノートを開いて、ノートにテキストを重ねて隠した部分に漫画みたいな目を描く。
いっぱい描く。
目が、というより目を描いてる自分が気 ...
きょうもまた
むごたらしくも
花が咲き
そして散り
音もなく
忘却はととのえられ
かるくなって
飛んでいき
あしもとのごみは
せわしなく
掃き集められ
きよめられて
そうしてく ...
なんだかむしゃくしゃして
自転車と一緒に飛び出した
雨なんか降ってきてそれでも懸命に足動かした
何があっても君のことばかり 考えてたよ
どこで道を間違えたんだろう?
あのとき ...
例えば僕に
とんでもない不幸が襲ったとして
これはこれは
誰よりも辛いことだ。
そう思いかけたとき
となりに倒れている男の子が見えた。
その子は僕に
不幸も幸福も
比較すれば常 ...
階段をふみはずしたとたん
ガラガラと足元からくずれていく
ころがる立方体
白い平面につぎつぎと映る画面
バラバラになったコラージュのような
アナタの顔が散らばる
ダウンロードしよう ...
潔く
呼ぶ名前。
連絡、くれたら嬉しいです。
アナタを想い出すと
その留守録の
ハスキーな声を思い出す。
ハンサムな彼女。
弱さと強が ...
営業の途中
ビルの谷間から空を見上げてしまうのは
あのころ空に向かって投げたボールが
いまだに落ちてこないからだ
夏の高校野球のサイレンに
空襲警報より
怯える
キャッチボー ...
僕の頭の上に
女王様が巣をつくった
重みに耐えていると
紅茶の良い香りがする
きっと紅茶を飲んでるんだろう
「まあ、きれい」
きれいなものは誰が見てもきれいだ
僕はずっと
死んだ ...
何かが転がっていた
転がってきた
柔らかい何かを踏んだ
羽だらけの塊
小さな翼なのだった
踏んだのか
踏んだのか
振り返り見て見ないようにする
人通りの多い階段脇
誰も
立ち止まら ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
健康的
ここ
自由詩
4
08/3/27 11:38
_
こもん
自由詩
5
08/3/27 11:23
前後七秒間
猫のひたい撫...
自由詩
0
08/3/27 9:35
唱題する
アハウ
自由詩
3*
08/3/27 8:56
ポケットサイズの世界 (2)
桜 葉一
自由詩
1
08/3/27 2:28
絶望
AKiHiC...
自由詩
3
08/3/27 2:15
声
海渡
自由詩
0
08/3/27 2:14
生老病死の川
七尾きよし
自由詩
1*
08/3/27 1:22
時間の音[草稿]
小川 葉
自由詩
2*
08/3/27 1:07
ヒーロー
吉岡ペペロ
自由詩
3
08/3/27 0:55
花咲く時
紅林
短歌
2*
08/3/27 0:13
老 猿
beebee
自由詩
3*
08/3/26 23:47
思い出トランジスタ
箱犬
自由詩
2
08/3/26 23:37
トレモロ気味に笑え
〃
自由詩
0
08/3/26 23:26
ところ変われば
Honest...
散文(批評...
2*
08/3/26 23:14
成人幼女
ANA
自由詩
2
08/3/26 23:10
古事記
小川 葉
自由詩
1*
08/3/26 23:10
春のブルーと着床
石畑由紀子
短歌
6*
08/3/26 22:49
騙されるひと
恋月 ぴの
自由詩
23*
08/3/26 22:20
薄い膜、の幕
宵色
自由詩
0
08/3/26 22:15
蒼天と断崖
吉岡ペペロ
自由詩
5
08/3/26 22:03
私より偉い
因子
散文(批評...
3*
08/3/26 22:00
飛散
岡部淳太郎
自由詩
8
08/3/26 21:44
君
はるこ
自由詩
1
08/3/26 21:41
幸せ
xたろおx
自由詩
1
08/3/26 20:57
コラージュ
渡 ひろこ
自由詩
15*
08/3/26 20:09
haー 華 ーna
Sa;
自由詩
0
08/3/26 20:01
夢の終わりから、ずっと
RT
自由詩
4*
08/3/26 18:02
景色
たもつ
自由詩
14
08/3/26 17:37
小さな翼
よしおかさく...
自由詩
8*
08/3/26 12:56
5029
5030
5031
5032
5033
5034
5035
5036
5037
5038
5039
5040
5041
5042
5043
5044
5045
5046
5047
5048
5049
5050
5051
5052
5053
5054
5055
5056
5057
5058
5059
5060
5061
5062
5063
5064
5065
5066
5067
5068
5069
加筆訂正:
春のクロール
/
佐野権太
[08/3/27 9:24]
少し修正
小さな翼
/
よしおかさくら
[08/3/26 13:03]
最終行を削除。
6.09sec.