煙がのぼるー、先に燃えたのは、僕。
シャチのショーを見ました。ショーが始まる前、久しぶりに会ったオスカーが水槽のヘリに寄って来て、私の顔をまじまじと見ています。「おまえ、もう海に帰りたいのね?」と話しかけてみたら、オスカーが頷いたように ...
春の雨に隠された怖れを彼女は見ている
幾つものしずくに映る逆さまの世界を
彼女は見ている
からだの動かし方は知らない
時代がかった衣装の代えもない
おひな祭りというものが過ぎて
誰かさ ...
どれほどの
命を生きたか
はかる物差しはなかった
命をかけたものの
値打ちについても
同じだった
机には
首の取れた
犬の貯金箱が転がっていた
こどもに死なれた父親は
...
舗道が、濡れていく。
霧雨の小さな粒が、
少しずつ少しずつ洗っていく。
踊り始めた足元の波紋は弱く、
止む気配の見せない水脈もまた弱い。
傘も差さずに佇んで、
薄暗い空と浸された舗道を交互 ...
マフラーをとった3日後
ニット帽を脱いだ
うららかな陽射し
左腕にコートの重み
リビングルームの窓が
ぴかぴかになる
カフェのトイレにて
こっそり脱いだババシャツ
自転 ...
流れすぎていく毎日
淡々と過ぎていくように見えるけど
私の心は
はち切れそうな気分の繰り返し
漂うように
何も考えずに流されていたい
どこにも辿りつかないで
ただ ...
花見とは心浮立つものなれば憂いはゴミに出してから行け
弁当のウインナーの上花びらがのるを喜び頬張る幼児
初恋は染井吉野の下でキス
オトナは八重桜の下でキス
桜 咲く
華やかに 仄かに
震え出る 花 花
たおやかな 季節に
あの桜並木の六本目
防水シートに包まれた 嬰児
古木の幹色のような ピストル眠る
言葉は実弾 黄金色に輝く
命 ...
僕は茨の道を選んだ
大学への道を選んだ
大学という名の厚き関門
夢を叶える遠き旅
もし星たちがコバルトに輝くのなら
僕は素直に輝く子供に
深く冷たい空の 遠くの光を見せてあげたい
...
投げやりな雨の中でも
朝は朝としての時間を果たしてゆく
ふたつの手足 唇の動きを確かめて
私も私としての時間を果たそう
魔法使いのおばあさんが昨夜私にこう言った
...
いつだってどこからか血は滲み続けていた、永遠は常に鬱屈する幻想である。時限爆弾を抱えたまま、足りない風速に呼び寄せた白波が消波堤に砕けて、無意味な傷に{ルビ汐=うしお}は届かないと知って。 ...
裸と裸で
向き合って
ゆっくり
互いに
歩を進めた
どちらかが手を伸ばして
引かれて
互いに絡め合い
傾れこめばいいものを
手が出ない
食べられそうで
恐くなって
固まって
...
もう今日が終わる。
{dl}
{dt}本木はじめ [19:15:04]{dd}現フォのみなさんこんばんは!
{dt}本木はじめ [19:16:05]{dd}この後、19時31分より『第6回短歌祭品評会〜第二夜〜』を開 ...
言葉にできない想い、
無限大の思考、
その中から私たちは、
必死で探すんだ。
言葉にしなきゃいけない
そんな想いを。
どうしても言葉に
しなきゃいけないものを。
だから ...
木蓮はほどけて
黄いろい死斑を散らせていた
桜の木々は赤く汚れて
ところどころに
灰いろのピンクを零していた
季節はひとつを終わらせ
ひとつを始めてゆくというの ...
(それこそ馬鹿みたいに祈るのです)
湿った身体は暗闇。
凍えてしまいそうな疲れた心が、馬鹿みたいに祈るのです。
誰のせいでもないから、もうすこしだけ誰かのせいにし ...
とべない鳥がなくように
誰かのそばでうたっていたい
とべない鳥がなくように
誰かのうたをうたっていたい
とべない鳥とわらわれて
とべない鳥とからかわれても
誰かのそばでうた ...
飛び立つ後ろ姿を
どこかで見た
朝
の記述を
探して
黒く浮かぶ
記憶の島を探し
脳内を辿ってゆく
鳥
ほの明るい
Cellの海の
上空に浮かび
...
コンビニの
いらっしゃいませに
笑顔でこたえたかった
でも、どうこたえればいいのか
わからなかった
店の裏口から
普段着の君があらわれた
夜の街をわざと遠回りして
二人で ...
恋愛ものの映画を、
切ない心で見ているのは、
この二人は結ばれないと
知っていたから。
どうして私は、
結末を知らない
あなたとの恋愛物語を、
切ない心で演じるのかしら。
...
頼りなく緩やかに
指し示した指先から
また、ひとつ
こぼれ落ちる
まるで
時間をかけて浮かび上がる
あぶり絵のよう
そっとのぞき込む君に
また、ひと雫
オレンジを搾る
...
関節がニチリと僕をわらう冬
もう、コートは脱げなくなった
ぎゃはぎゃは、あたしは液体をばくんとのみこむ、
頭パーンする
・・・なんで覆い隠しているんだろう
若かった頃
まだ色んな事に縛られないでいれた頃
ボクなんかより若くてパリッとしていた頃
このヒト
こんな風にいつも疲れたまんまの自分 ...
波が、体をおして来る
水の体でおしてくる
だからぼくらもおしかえす。
でもまた波がおし返す
夜になって波がきつくなり、
ぼくらは帰って朝になる
朝になると、弱くなり、
夜のつかれを休ませ ...
からだよ、もすこし待つんだよ
あしたにはスーパーマーケットへ行って
トマトを買ってくるからね
ひき肉買ってくるからね
ワインも買ってくるからね
おまえの欲しいもの
みんな買ってくるから ...
金あからむ茶碗のおと
禁煙席のけむり黄緑を
燐であえ口にほおばる
...
夜はすこしだけやさしくなる
引っ掻いただけで感傷
{引用=君の目に 星が浮かんで 流れてく
またたくたびに 鮮明になる}
闇の世界で光がおよぐ
さかなみたいに息をしている
...
私が疲れたら、
君はそっと
支えてくれるね。
そしてちょっと、
心配してくれるね。
その心配が、
君の疲れになったとき、
今度は私が
君を支えるから。
そんな、一 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「お先に!」と、悲しみは言って
プテラノドン
自由詩
0*
08/3/29 17:34
海辺の町にて
西日 茜
散文(批評...
5+*
08/3/29 15:45
フランス人形
soft_m...
自由詩
20*
08/3/29 15:24
のざらし
宇宿一成
自由詩
1
08/3/29 13:47
雨
見崎 光
自由詩
6*
08/3/29 13:33
はるなの
ましろ
自由詩
6*
08/3/29 13:17
流れる
舞狐
自由詩
1*
08/3/29 12:57
桜満開
紅林
短歌
1
08/3/29 12:28
桜花とピストル
アハウ
自由詩
3*
08/3/29 10:40
空の向こうへ
ark-ey...
自由詩
1*
08/3/29 9:50
逆兎
あすくれかお...
自由詩
4*
08/3/29 8:50
クロールとダイナマイト
雨を乞う
自由詩
1*
08/3/29 6:42
二体の裸殺
秋也
自由詩
1*
08/3/29 3:22
さよなら、
はち
携帯写真+...
2
08/3/29 2:32
『第6回短歌祭品評会〜第二夜〜』その壱
本木はじめ
散文(批評...
0
08/3/29 2:22
・言葉の重要性・
はち
自由詩
1
08/3/29 2:06
春の切実
吉岡ペペロ
自由詩
11
08/3/29 1:23
暗闇。
hope
自由詩
0
08/3/29 0:55
「とべない鳥がなくように」
ベンジャミン
自由詩
5*
08/3/29 0:42
創書日和【鳥】 記憶の鳥
大村 浩一
自由詩
15*
08/3/29 0:39
言いそびれた言葉
小川 葉
自由詩
2*
08/3/29 0:02
・恋愛物語・
はち
自由詩
1
08/3/28 23:17
オレンジ
こゆり
自由詩
3*
08/3/28 23:14
そういう
因子
短歌
2*
08/3/28 23:12
通勤快速にて
よーかん
自由詩
4
08/3/28 22:49
波
渡邉建志
自由詩
1*
08/3/28 22:35
こころよ、もすこし待つんだよ
ふぁんバーバ...
自由詩
6*
08/3/28 22:35
青春 II
井岡護
自由詩
0*
08/3/28 22:34
夜明け前
ゆうと
自由詩
2*
08/3/28 22:01
・運命の人・
はち
自由詩
1
08/3/28 21:55
5026
5027
5028
5029
5030
5031
5032
5033
5034
5035
5036
5037
5038
5039
5040
5041
5042
5043
5044
5045
5046
5047
5048
5049
5050
5051
5052
5053
5054
5055
5056
5057
5058
5059
5060
5061
5062
5063
5064
5065
5066
加筆訂正:
通勤快速にて
/
よーかん
[08/3/29 8:21]
色々なおしました。失礼しました。
5.55sec.