軽はずみな言葉は
裏拳で弾いて
矢で射るように
後頭部から突っ込め
破れた紙くずを
裏拳で弾いて
彼方まで飛ばし
キャッチボールしようか
審判団の ...
布の下にだけある光
曲げようともせず曲がる音
夜が夜であるうちに
光が 光であるうちに
花の前の
羽と獣
煙は晴れる
組みかえる脚
雨はただ道に沿い
街は ...
大きいのも小さいのも
甘いのもすっぱいのも
出来がいいのも悪いのも
全部なべに放り込んで
コトコト煮こむ
いいにおいがして
トロトロになったら
熱いうちにビンに詰めて
ふたをぎゅっ ...
夜空をみつめて
歩いていたら
遠くの星が瞬いた
{引用=孤独でもいいじゃないか・・・
きみのいる青い{ルビ惑星=ほし}も
ここからみれば
宇宙に ぽつん と浮 ...
シーラカンスという名前は
ギリシア語で「中空の背骨」という意味で
原始的なそのつくりは弱々しく
外見のゴツゴツした印象からは想像できない
けれど普通の魚と比べて多いヒレは
しっかりと ...
パンの焼けるにおいだけが明るい
苔が吐く息だけが甘い
朝になりかけのままの朝
小石をなげる雨のいたずらに
幾たびも眼を開ける
エメラルドの雨を泳いで渡る
赤い自転車は泣くだろうか
傘 ...
頭をすりよせてくる野良猫でさえ驚く。
お値段約9万円、
「工場タンクの注意書き」「反射ガードレール」のそれらしく、
真夜中だろうと灰色の輝きを放つ
シェラックのスーツ。
「○○○みたいで ...
西の空が赤く 東の空が青く 染まる頃に
「あの時 約束を忘れた振りをしたんでしょう?」
今まで言えなかったことを
いたずらに訊いてみようと顔をあげた
あなたの横顔がまるで知らな ...
夜、鏡の窓に
映るサイレントモード・シグナル
予感、といえばやさしく
明滅が灯台のように思えて
クッションでそっと隠す流れ星
夜明けまでそれはひらかない
眠るふりをして ...
世界がひとつになると
さらさらと
砂の崩れる音がする
幼い頃
ひとり布団の中で
聞いた音と同じだった
朝、家族に
おはようを言う
こんなに幸せな朝なのに
さらさらと
...
りんりんりんと
頭蓋の中で
鈴が鳴る
其れが
あんまし
喧しい
仕方がないので
てるてる坊主を
こしらえて
よくよくよォく
言い聞かす
お前にやる鈴は
此処に在る
見 ...
作詞家でプロデューサーでフィクサーで
康範仮面は誰でしょう
ぶろろん
ぶろろん
ぶろろろん
マシンが叫ぶぞ
そら行くぞ
釣竿担いで
三時間
3つのマシン
(電車、バス、レンタルの手漕ぎボートもちろん動力は人力のみ)
で立ち向かう
オレは ...
中耳に日章旗解けをり回廊に夥しき英霊
王国蜃気楼の彼方呼べども昔々在りしとて
100000000回目の「もういいよね」と
100000001回目の「もうちょっと」
その繰り返しの果てにわたしは
平穏を見つけることができるだろうか
精神を病んで手がつけられなくなった男達が
運ばれる精神科閉鎖第一病棟
初めに医師の診察が体を鍛えた看護師2人の監視のもと施される
それから逆らう意思を麻痺させる注射を打たれ
無力 ...
幼い 記憶辿る
暖かなる 春 揺りかご ゆらり
ありがとう
聴こえるの
嬉しい気持ちで お腹がいっぱーい
満たされているのよ わたし
幸せのおすそ分け ちょっとだけ あげる
幸せのおすそ ...
それはけして腐らない
それは流れる存在(モノ)だから
森のなかをめぐる
潔い空気のような
冷ややかで静かなる感触でありながら
体のなかをめぐる
熱い血流のような
雄々しくも力 ...
今というこの人生の一瞬
紙切れで縛られてしまった私は
あなたとの関係も
過去も
未来も
何もない
過去には戻れないし
たった一枚の紙に
未来という
無限に広がる大海原の可能性 ...
ねえちょっとタンマ
悪いけど。
そのなんて言うか、
そういうのやめちゃって、
かがやいちゃいなよ。
CMの中のタレント以上にね。
チマタの流行を教えてくれる
女子アナなん ...
いま からっぽのこの体 なにから詰め込んでいこうか
いま からっぽのこの体 目に映るはモノクロの世界
いま からっぽのこの体 なにから入れたらいいのでしょうか
いま からっぽのこの体 なにを愛せ ...
緑葉、色褪せてゆくよ
彩る星空に秘密を残して
ちょっと我慢しすぎたね
謝ることに疲れたんだ
君は私の幸せだけど
首輪を取れない猫じゃない
どっちつかずでもいいんだ ...
きれいな芝を見つけてしまうと
アプローチの練習がしたくなる
愛人と逢う数時間まえは
どんなふうにやるのか思ってしまう
想像と渇望のお話しだ
芝にねっころがるだけでは
...
ああ、神よ
何故私を生んだのか
何故世界を創ったのか
答え、神なんていないから
何も生みもしなかった
何も創りはしなかった
だからちっぽけでどうでもいいような願いは
叶いはしない ...
コトバがあふれる
グールドの鼻唄まじりの
バッハの平均律を聴くたびに
コトバの「意味」の間に
虚しい風が吹き抜ける
遂にそのものであり得ないことを
思い知らされる時
あふれ続ける
コト ...
どてかぼちゃ どてかぼちゃ ぼくは ぼくは どてかぼちゃ
トナカイのー 真—っ赤なー おはーなにー シンパシー
へーやーのー 片隅にー ...
甘やかな
ひとさじの記憶を舐めたので
それにすがって
いまでも背負う
185センチをもてあます
トンガッテ戸惑う魂を
(ウザイ)
(ウルサイ)
五角形のつぶてを
吐き ...
ソメイヨシノが いっせいに咲かなくなる
春が やってきてしまった
陽炎の丘を歩く少女 青空色のブラウス
液晶の中を舞うハイビジョンの花びらが
ひらひらと ひらひらと
...
サクラ舞う御所の雅楽を耳にして
華奢な手をひき寒梅館へ
街を歩いてゆくのは
君が10年前に落とした指だ
かつて、君の右手の中で
もっとも小さな指だったそれが
今では、親や子などという
不条理な力関係から解き放たれ
何に属することもなく
ただ一 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
球戯
ゆうじん
自由詩
0
08/4/9 1:40
ノート(朝と秘名)
木立 悟
自由詩
1
08/4/9 1:14
詩栓
naru
自由詩
2
08/4/9 1:08
青い惑星
服部 剛
自由詩
3
08/4/9 1:05
「シーラカンスは胎生なんだ」
ベンジャミン
自由詩
7*
08/4/9 0:54
エメラルド
たちばなまこ...
自由詩
9*
08/4/9 0:44
詩的スーツ
プテラノドン
自由詩
1
08/4/9 0:42
赤紫色の空
sekka
自由詩
3*
08/4/9 0:33
サイレントモード・シグナル
たりぽん(大...
自由詩
2
08/4/9 0:22
砂の音
小川 葉
自由詩
8
08/4/9 0:10
りん
亜樹
自由詩
1
08/4/8 23:40
追悼する気のない追悼歌
紅林
短歌
1*
08/4/8 23:25
怪人丸ぼーず男
北村 守通
自由詩
1
08/4/8 23:18
時の彼方へ
フクスケ
短歌
2
08/4/8 23:10
さよならの準備
あずみの
自由詩
0
08/4/8 23:08
精神科第一病棟
山崎 風雅
自由詩
2*
08/4/8 23:07
揺りかご
どらちゃん
自由詩
2
08/4/8 22:44
あなたのこえ
安曇璃夢
自由詩
0
08/4/8 22:32
今というこの人生の一瞬
夢乃 綴喜
自由詩
0
08/4/8 22:10
そこのオネエちゃん、ちょっとタンマ
よーかん
自由詩
2*
08/4/8 22:06
からっぽ
どらちゃん
自由詩
5
08/4/8 22:00
Starin'
雪間 翔
自由詩
1
08/4/8 21:34
芝について
吉岡ペペロ
自由詩
5
08/4/8 21:20
素敵過ぎる夜明け
紫音
自由詩
1
08/4/8 21:15
アリア— グールドの指先
フクスケ
自由詩
1
08/4/8 20:41
どてかぼちゃの歌 31才クリスマスver.(不完全版)
guchi_...
自由詩
4
08/4/8 20:16
ジゴロのごとく
渡 ひろこ
自由詩
17*
08/4/8 20:13
ソメイヨシノが咲かなくなる春
北大路京介
自由詩
21*
08/4/8 19:37
平安ブルー 26
〃
短歌
3*
08/4/8 19:34
指詰め
Tsu-Yo
自由詩
0
08/4/8 19:32
5011
5012
5013
5014
5015
5016
5017
5018
5019
5020
5021
5022
5023
5024
5025
5026
5027
5028
5029
5030
5031
5032
5033
5034
5035
5036
5037
5038
5039
5040
5041
5042
5043
5044
5045
5046
5047
5048
5049
5050
5051
6.5sec.