カタツムリが原稿用紙のそばでくるくるしたので
私はキャベツを持っていった。
キャベツがカタツムリの
滋養強壮になるかは知らない。
もしお手すきでしたら
皆さん
アジサイのそばの
カタ ...
空に目を上げるとあなたのにおいがした。
親指にのせたコインを
天井にむかってはじく
くるくるとまわるコイン
僕は一緒になって見上げていた生徒に
「これが放物線になるんだよ」と
たとえ真っすぐに上昇しても
その速さはだ ...
あの町に寄り この町に寄った
その街に行き その街から去った
幾日もの歩みを 無為に過ごし
幾多もの景色を 眺めた
感動は できなかった
それでも 無感動ではいられなかった
い ...
濁る星
人の瞳と
同じだけ
指折り数えよ
大地の命数
key:C
(前奏)Am、F、G
Am、F
綻んでく日々
繕った縫いぐるみ
ツギハギだらけで
投げ棄てた全て
「甘え」と呼んだ昨日
間違ったのかなぁ
...
Key:C
G、F、G
「はかなく散って
可哀相だね」
二度寝に勤しむ
君が言う
G、F、C
千個の瞳で
睨みつけて
「余計なお世話」と
僕は言う
...
最近白い羽根が降り積もる夢をみる
手にとって眺めるの
白い鳥の羽根じゃないみたい
複雑な模様でふわふわやわらかいの
近くに小さな天使か妖精みたいな
羽根に包まれた生き物が ...
その日は
たくさん緊張していました
一日、心臓が早く大きく打っているのが
わかりました
夜になり町は静寂に包まれ
ほんの少しの居酒屋の
灯りだけがぽつぽつと
昼から何も口にしない ...
漫画の登場人物のようには成れないよ彼らにはみんな全員全員全員夢があるから
何かを極めること何かに責任を持つこと僕らには分からない言語を使うこと
どの能力も平均程度にあること ...
糸が切れた
僕は虚空を垂直に
落ちて落ちて
また落ちてゆく
天藍石の闇
一面に敷き詰められた
煌きを忘れた鉱石
光も差さない暗い世界
悲鳴だけが木魂して
遠く近く
僕はどこまで ...
くるくると
時計の針を
進めても
あなたに逢える
時間は遠い
おばあちゃんが 届きものをしばっていたたこ紐をほどいて
大事そうにまとめていた
「この糸使えそうだから、巻いてとっておこう 便利なのよ」
「なんでそんなことするの」
昔の人だからこんな ...
見えないものが
ほんのわずかなそれが
あなたを侵している
それはきまって
夜に
ひどく湿度の高い
月がかすむような薄明かりの中で
増殖する
「眠れない」と
呟く
そう
...
小さな まぁるい
金魚鉢の形した器
浮かぶあなたはビー玉
ぷかぷかくるりん
今にも融けそうだ ねぇ あなた
助けられないの
あなたはすっぽりはまっていて
金魚鉢を独り占めするあなた
...
空の器に、水が溜まりすぎたのだろうか。
ぽたぽた、と。
零れてきた。
少し暖かくなってきたけど、
冷たくて、ちょっと重かった。
零れてきたから、手で器を作ってみたけど。
...
そこにあなたは
いるいない
いるいない
どちらにもまばゆい
花があり
なぞる
花になれない
指のしずく
そしてあなたは
いないままにいる
いないあなたい ...
音楽を聴きました
パンクだロックだ
ボーカルの人が叫んで何を言っているのか分かりません
ここだけ聞こえた
あい
次に体を動かしてみました
フリフリ腰を
巷で流行っているというアキバ系 ...
なにものにも覆い隠されること
なく、きみは
ある
そのようにあるはずの
夜に、ほんとうの
ことが分からない
まま、損なわれて、分からない
まま、傷つけている、
そのように、きみ ...
ひたひたと波
わたしの側を通りぬける雪
布一枚の盾で身を守り
声ひとつの剣を構え
この足はあなたの紡ぐ文字を踏み、
手は己の言葉を振り払う
籠の月は美しいのですか、
声はもろい剣のよ ...
蓋を開けたオルゴヲルの回転軸につかまって
羽の付いたお人形の足が
ルラルラ踊る
君に会いたくて
君に 会いたくてね
手を離して
一緒に飛んでしまいたい
箱の内側には白 ...
独り暮らしの古家から
週に一度
玄関から門前に出て
杖を手にワゴン車を待つ
「おはようございます」
ドアが開いて下りてくる
孫のような青年の
腕につかまりながら
車 ...
ちくたく ちくたく
魔法の呪文となえてみるの
貴方の一番近くにいられるように
ちくたく ちくたく
綺麗なものや不思議が大好きなの
吸い込まれちゃう様なkissみた ...
五月の夜の街道は
緑の風の香りする
きのう遅くにつけた香水
藍の影絵に、
刹那な、微小な
罪びとまえの姿形
五月の夜の街道は
緑の風の香りする
...
300円で借りられるコインロッカーの中に
入るだけ心を押し込んで
しっかりと鍵をかけたまま
私は逃げた
一日目には300円
二日目には3000円
三日目には10000円……
...
名前など 関係ないわ 字があれば
あなたの想い 伝わればいい
匂いとか 囁く声も 二次元で
横スクロール 上には行けない
なんとなく ただなんとなく なんとなく
ああなんとなく なん ...
080516
偶然と書いて
ぐうぜんと読ませる
ぐうぜんが生まれ
ぐうぜんが目覚める
ぐうぜんが欠伸をする
起きろ!
朝だ! 起きろ!
...
目を覚ますと
ベッドの上にいた
白いシーツがどこまでも広がり
睡眠中
あつくてはいだのか
山のように連なる毛布から
上昇する太陽が
まっすぐわたしを照らしてる
もう三日歩い ...
息つぎは上手じゃなかった
あるものないもの欲しがって
白く滲んだ指の隙間から
空をめがけて投げてばかりいた
例えば優しくしたくって
だれかに優しくしてほしくって
地球が ...
風のバラ
とはわたしの愛した詩人
の五月
をうたう冒頭のことばだ
しかし
肉厚の花びらをかさね
内部へ密度を増す花は
きみに似合っていない
むしろもろい花弁に
あざやかな色彩で
緑 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
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Point
日付
あのね。カタツムリとキャベツ。
すぬかんなが...
自由詩
0
08/5/17 16:04
きゅうん。
〃
自由詩
4*
08/5/17 15:16
「放物線」
ベンジャミン
自由詩
4*
08/5/17 12:24
丘の上で涙する影
ひつじ雲
自由詩
2
08/5/17 11:54
『earth』
しろいぬ
短歌
0
08/5/17 10:57
『bug』/歌
〃
自由詩
0
08/5/17 10:56
『蜉蝣』/歌
〃
自由詩
0
08/5/17 10:50
白い羽根 ☆
白い羽根
自由詩
1
08/5/17 10:13
告白
REMING...
自由詩
2*
08/5/17 8:44
死因は五月病
ピッピ
短歌
6
08/5/17 6:35
Lost
AKiHiC...
自由詩
0
08/5/17 3:13
逢いたい気持ち
ユメサキハル
短歌
1*
08/5/17 2:30
モノを愛するということ
ever
自由詩
0
08/5/17 2:08
「ウィルス」
ベンジャミン
自由詩
4*
08/5/17 1:22
創書日和「器」 金魚鉢
そらの とこ
自由詩
5*
08/5/17 0:44
創書日和「未完成。」
狠志
自由詩
2
08/5/17 0:25
ノート(ひとつ しずく)
木立 悟
自由詩
5
08/5/17 0:06
きょうはっきょうしたいので
そらの とこ
自由詩
1*
08/5/16 23:44
_
こもん
自由詩
5
08/5/16 23:35
声
湖月
自由詩
2*
08/5/16 23:29
清月の薔薇
千月 話子
自由詩
8*
08/5/16 23:15
踏み台
服部 剛
自由詩
5
08/5/16 23:06
「★ダリのチクタク」(小池房枝さんのお題)
白い羽根
自由詩
0
08/5/16 23:01
五月の香水
吉岡ペペロ
自由詩
12
08/5/16 22:29
コインロッカー
亜樹
自由詩
5
08/5/16 22:13
無名の人
西日 茜
短歌
6*
08/5/16 22:09
ぐうぜん
あおば
自由詩
11*
08/5/16 21:52
長い朝
小川 葉
自由詩
4
08/5/16 21:41
かなしみにしずむ
春日
自由詩
8*
08/5/16 21:27
五月
音阿弥花三郎
自由詩
1
08/5/16 20:29
4957
4958
4959
4960
4961
4962
4963
4964
4965
4966
4967
4968
4969
4970
4971
4972
4973
4974
4975
4976
4977
4978
4979
4980
4981
4982
4983
4984
4985
4986
4987
4988
4989
4990
4991
4992
4993
4994
4995
4996
4997
加筆訂正:
死因は五月病
/
ピッピ
[08/5/17 6:39]
一首削除
きょうはっきょうしたいので
/
そらの とこ
[08/5/17 0:04]
本当に微妙に修正。
7.33sec.