交差点の信号待ちで 
ふと見下ろす足元

踏まれた煙草と
俯く僕の影

同じ姿勢で向きあい 
おじぎしている 
僕はなにをするだろう

大きな自然のなかで


いまの悩みをすべてちいさくして

僕はなにをするだろう。


愛したい 愛されたい
抱きしめたい 抱きしめられたい
生きたい ...
先週末に桜が散ったばかりなのに
あなたは
物置から引っ張り出したビーチパラソル
具合を見たいからと
これ見よがしに拡げてみせる

どうやら使えそうだな

アルミパイプの椅子まで組み立て ...
  首輪のついた犬を見た
  空き地をうろうろしていた
  もどかしい草のにおいに混じって
  撒き散らされた欲望の言葉



  首輪のない犬を見た
  彼はなにかを考えてい ...
左手は吊り革の手錠に繋り 
右手は携帯電話のボタンを押し 
小さい画面をみつめる瞳は
今日も幻の出口を探す 
その色を灰にもさせて

白くも汚して

さくらが蒼ざめていた

それが散っている

空の蒼はふとその刹那

宇宙の闇にも見えた

それは地上の海だった


きょうは清明だ ...
Emは後ろに座り込んで、新しく買ってきた消しゴムの角を使おうか使うまいか

ためらっている。


Emは久しぶりに街に出て、輪郭のぼやけた春の生温い空気に少しだけ辟易する。
...
一限目 世界史

『パンが無いならケーキを食べればいいじゃない』

この歴史的な名台詞を誰が言ったかは定かではない。
少なくともマリー・アントワネットでない事だけは確かな事実である。
バス ...
春なのに
鈴虫が鳴いてるようだった
古くて白い建物の
裏の方から聞こえてるようだった

この庭で
子供たちとよく遊んだものだ
木がひとりごとを言って
泣いてるようだった

帰り ...
子供の頃のように
過去も未来も関係なく
無邪気に笑う事ができたなら



きっと君に
好きだって
伝える事ができたのに



君の桜色のその泪
はらはらと散る前に
ほうきぼし
ほうきぼし
ぼくはつかみとる

ほうきぼし
ほうきぼし
油性ペンで名前を書いた
愛しているの

誰よりも貴方を

愛しているの

だから傍にいて



愛しいよ、君が

ずっと傍にいる

愛しいよ、君が

僕には君が必要だ





愛 ...
夜街にて拾いし花びら手で握り
開けばあらわる恋待ち娘


思い寄せる二軒隣のあの人の部屋の前に落ちたる合鍵


恋別れ衣食生き死にあるごとに我は現れ言葉を拾う
はら   ほろ り

はらり  ほろり

宵闇を淡い 焔で燃やす
桜花 澄む

幽玄 現前と古木から湧き立ち

しとやかな肌 剥がれるように

はら  ほろり はらり ほろり   ...
花は美しいから
誰だろうと盗みたくなる
だから
花盗人は罪にはならない

優しく
暖かい貴方

貴方に咲かされた

あたしの花

ねぇ

花びらが散る前に

盗んでよ

あたしの恋心
日だまりに停車してある軽トラできらきら光るホットサイダー



おじいちゃん早く渡りな大丈夫道路は三途の川じゃないから



祝日に国旗を掲げる家なくて家主の世代交代思う
...
私の
心の半分は
麻痺しているので
触れないでね

痛い、とか
冷たい、だとか
そちらの側では
感じられない

ただ
ぴりぴりとしびれるような
ここでない
どこかの空の

...
うぐひすやゴミ捨てる人拾ふ人

やはらかき子猫の腹や春の風

菜の花やまにまに猫はキスをして



会ふたびに会ふたびに胸はあたたかし

片恋や今宵の花は一分咲き

春眠や夢も ...
規則正しい点滴の
落ちる雫が
音を見せつけ

皮膚へと流れる緩い粒子
管へと混ざり
音を響かす

耳に響かない
眠りに落ちる瞬間さえ
心地よい鼓動

胎内へと帰化する
温かい ...
あんたが帰ってくる前に
あんたが大好きな
大きなお皿作って
がんばってテレビ見てたんだ

早く帰ってきて
ってカチカチを追いかけなくてもいいように
全部を集中させて
見てたつもりなのに ...
わたしのウルフが遠吠えをしている
その青い瞳で遠く月を射ってしまえ
群青すべてはオマエのもの

気高き闇の王者よ
森の奥深く老木が生い茂る彼方から
瞬時におまえの気配を感じるとき
わたし ...
この気持ちを
どうやって伝えればいい、
好きになってしまった心が悩む
桜吹雪に風に乗って
どうか思いが伝わればいいのに

いくら祈っても祈っても
叶わない思いは一体どこで
消し去ればい ...
君と出会った頃の俺は
服にも無頓着で
流行の歌も歌えなかった

君と付き合い始めて
少し増しになった俺

喧嘩しても
寄り添いながら
たわいのない夢を話してた

今夜の風はあの時 ...
桜の花の咲く頃
僕と君は出会った

黒く流れる髪
花より紅い唇
桜の精のような君だった

僕たちは付き合うようになった
映画もいっぱい行った
ドライブもした

桜のになると
必 ...
それは

川面に映る
夜桜のような

儚い恋だった

瞼裏に残る
桜を
胸にやきつけて

夜桜、
もうすぐ散る
二本松市立安達太良小学校、二本松市立大平小学校、二本松市立塩沢小学校
二本松市立杉田小学校、二本松市立岳下小学校、二本松市立二本松北小学校
二本松市立二本松南小学校、二本松市立原瀬小学校、二本 ...
淡い色のアスファルト
履き慣れないローファーがなく
緩やかにのびる桜のトンネル
出口は海へと繋がる

祖母は言っていた
この町は桜が多い、と
まるで桜の中に町があるようだ、と

寝ぼ ...
あえぐ芸術に怯えてしまうわ 
わたし




鳥 あなたのように高く飛べるのだろうか
犬 あなたのように歩けるのだろうか
壁 そして白く 
  風化せず、ただ慄然と
  人は立って ...
   いつのまにか入日は焼け落ちていた
     にびいろのざわめきとしじまが
    霊気のたもとでからみあいながら

      青い春の痕跡も堕ちていった
仰向けで腕組みしている「時間 ...
/事実、あるいていた。
海岸線と海岸線の隙間に、隠れるようにちいさく。
裸足で踏んだ熱い砂浜はコンクリイトのように固く。

/事実、みつけていた。
半田鏝で容易にべっとりと結び付けられた簡略 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
黙礼 服部 剛自由詩1*08/4/6 0:10
宿り木に腰掛けて短角牛自由詩208/4/6 0:02
気の早いひと恋月 ぴの自由詩33*08/4/5 23:58
人間草野春心自由詩108/4/5 23:55
手錠と携帯服部 剛自由詩108/4/5 23:53
清明吉岡ペペロ自由詩108/4/5 23:51
Emの視界ムラコシゴウ自由詩408/4/5 23:50
疑う者は救われる風見鶏散文(批評...208/4/5 23:33
壊さない人小川 葉自由詩3*08/4/5 23:30
桜散るHonest...自由詩6*08/4/5 23:17
すいせいゆうと自由詩1*08/4/5 22:48
愛故自由詩108/4/5 22:46
拾い物紅林短歌3*08/4/5 22:34
はら  ほろ  ひらり  ほろり アハウ自由詩5*08/4/5 22:24
花盗人愛心携帯写真+...5*08/4/5 21:30
思春季本木はじめ短歌2208/4/5 20:37
片麻痺uminek...自由詩7*08/4/5 20:12
子猫の腹三州生桑俳句1+08/4/5 18:39
おとせかいゆきのかけら...自由詩2*08/4/5 18:27
お皿が溶ける前につちやしほ自由詩008/4/5 18:24
ウルフ西日 茜自由詩13*08/4/5 18:19
桜色AKiHiC...自由詩308/4/5 18:16
@風の香り貴水 水海自由詩008/4/5 18:01
@桜自由詩208/4/5 17:59
夜桜風音携帯写真+...8*08/4/5 17:47
小学校青木龍一郎散文(批評...6+*08/4/5 17:44
桜の町緋月 衣瑠香自由詩14*08/4/5 17:05
ワルツエチカ自由詩1*08/4/5 16:21
失題(四)信天翁自由詩108/4/5 16:11
括るaidani...自由詩208/4/5 15:52

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加筆訂正:
拾い物/紅林[08/4/5 23:15]
2008/03/05 2首目差し替え
きおく/紅林[08/4/5 22:41]
2008/03/05 1首追加
キス・キス・キス/紅林[08/4/5 16:58]
2008/04/05 1首追加
6.89sec.