ああ 世界はこんなにも夢想に溢れている

めくるめく英雄譚と

燃え上がる恋愛劇と

固く結ばれた友情と

ああ 世界はこんなにも夢想に溢れている

夢想は果てなく

憧れは限 ...
オレンジと
アップルと
互いの唇を結ぶきらきらの細い糸と

つぶして
 歯で
たらして
 口移しで
かきまぜて
 舌で

私は、
冬ワインとする
おはよう
今日も良い天気

ちょっと早い朝
太陽におはよう!
みんなおやすみ
思い切り背伸びして
空さえも掴む力を充電

光いっぱいの朝
小鳥におはよう!
みんなおやすみ
さえ ...
篝火に最高齢の降霊祭

天秤の受け皿になぞられた跡

白昼に銅絡め取る蔦の息

膝の海部屋に広がり旅客立つ

口述の街は一個の倉庫黴びて

心臓漂う海岬見え低温の牢

もてなし ...
冷たいけれど、やわらかくなった四月の夜風が頬にあたる
あなたにもらったこのカシミヤのマフラーももうしまわなくちゃ

消えてしまいそうな、薄紅
二十歳の春が来て、それはあなたと出会って三度目 ...
         
春の先触れに咲く木ノ花のように、あなたが愛しい

静かな問いかけにせせらぐ若葉や川面のように、あなたが愛しい

暑すぎた夏を笑う木漏れ日の声

雷が鳴って、雨が降り出 ...
犬が
二匹やってくる
白い犬が
白かった
かつての犬が

僕は白い
家に住んでいる
犬として
犬を守る
存在として

まだ白かった頃
彼等もまた
白かった
僕がま ...
二十代の頃。駅を出てパチンコ屋の横をすり抜け、剣池へと続く緩い坂道の途中の小さな倉庫で働いていました。昼はお皿だけおしゃれなお好み焼き屋とか、ちっぽけな食品スーパーのお総菜とか。定期券を使って駅の中に ... 眠れぬ夜を越え辿り着く時

身からこぼれる無彩色な雫たち

こぼれるほどに身は透明になり

私はついに記憶を失う

この狭間の中で

行き着いたのは鏡の世界

映し出された情景 ...
極論を語るなら
井戸から水を汲んでも
砂漠を歩くには 少なくて

優しさの濃さを 知らなきゃならないのだけど

そうそう汲み取れや しないもので。



花の中においでよ、と
言 ...
直下型地震がくるんだって。



学校にいたら確実に私は死ぬだろう。
おんぼろ校舎ごと全員死亡だろう。
と NHKでシュミレーションみながらぼんやり。
でもどこかで
いやもしかしたら自 ...
 胸に染み込む言葉は
 とても暖かで
 いつも頭でかっちの僕の脳を
 愛撫するようです

 特に好きな詩人がいるわけでもなく
 こうして詩を書くような柄でもないのですが
 ただ
  ...
私はスーパーでアルバイトをしている。
部門は最初は精肉―ひき肉だったり、焼肉用の肉だったりウインナーだったり置いてる部門―
今は肉だけに留まらず生鮮関係全部門を回っている。

そんな生活を始め ...
「正義は死なんもんです。」

メトン爆弾で木っ端微塵に吹き飛ばされたはずの月光仮面がひょっこり現れて笑いながら言った名セリフ!

原作者の逝去を悼む。
足元の砂のことは気にしないで、ゆっくりと時間をかけてここへ来て、まるでふたりのあいだにとてつもなく手強いドラゴンがいるみたいなシチュエーションで、この短い距離をあたたかな緊張で満たして欲しい、時刻 ... 見上げるその顔が呆けたように可愛らしかったので
全力で咲いてみました

飲み食い歌うその姿があまりに可笑しかったので
一斉に咲くことにしました

そんな私の過剰な演出は
すべてみ ...
昨晩、眠れない僕に
妻が言い訳を考えてくれた

励ましの言葉はたどたどしく
いつものように
ありふれていた

外の方から
雪かきの音が聞こえてくる

真夏だというのに
人は忙しく ...
{画像=080407223859.jpg}
遠い日に想い出すことはなに?
近い日に想い出すことはなに?
振り返りながら君は笑って言う。
なんだろ、何かあったっけ。

真に孤独である意味はな ...
今日あの子来るか来ぬかと街角で待つ彼の上降る小ぬか雨


桜花雨に散らされ踏み潰れ
やがて流れる赤い廃液


長雨となるたび庭に出て土をかけ直す

目覚めるなよ



今 ...
溝が流れの通り道

濁りの淀む
吹き溜まりには枯葉
それでも雪解け水は
地上へ
いななき駆け下りる

暖かさの消えた夜
水面の波は途絶える
幼い土の寝床の中
凍えるに違いない朝を ...
このまま
ここから一歩も動くことのないまま
どこへも行くこと無いまま
一人のまま
終わってしまったらどないしょ
なんにもなることもなく
誰にも喜ばれることもなく
何にも残さず
ここでじ ...
年を重ねる度に気付かされ 恥じる
無知なことの愚かさ

自らの殻を閉じて 懸命に生きることに励めば
独りよがりだと,誰かが呟く声が聞こえた


地球と年月の巡りとはひどく残酷でおもしろい ...
見つけられずにいた輪郭
朱の陽と聴き慣れたメロディー
どこか淋しげな砂の中で交わる


縛っていた想いは風と同じ
少しずつ柔らかくなり
解かれ
移る
確かめた後ろは
綺麗に整理され ...
布を
紡ぐように
想いと
想いを
重ね合わせて
あなたと
わたしの
生を
紡ぐことが
できるでしょうか

なんにもない
白い
世界に
鮮やかに
血のような
朱色の
時 ...
もし
ほんとうに
うまれかわったり
できるんならさ
わたし
きみのおよめさんになりたい

きみとけっこんして
まいにちおべんとうつくって
いってらっしゃい
ちゅってして
ゆうごは ...
この佳き四月
うららかな休日
外れた唄を
大声で歌う
赤ら顔の親父殿
なるほどあなたは相応しい。

見ろ
空は青い
花は白い
幹は黒い

お前たちは
その疲れたこころの
ほ ...
ケイタイより幻聴の狂想曲(カプリチオ)その日の午後少年失踪す

杳として知れざれば黄昏に少年マッチすりをり
マリーは笑うために呼吸をしているんだって、誰かが言った
マリーはお気に入りのおもちゃのピストルを手に持って
後ろ向きのあいつと、しゃがんで泣いているあのこに銃口を向けてた
弾丸は飛ぶわけないし、 ...
ゆるやかにおしよせる
終わりは
 悲しみを伴わず
知らぬ間に訪れた

小さな
哀しさと
大きな
喪失感は
どうすることも出来なかった

さようなら、と小さく口にする ...
釣竿折れた
ぽっきり折れた

イブニングの宴に取り残された
ボクの心も
ぽっきり折れた

慣れぬウェーダーで
ヨチヨチ歩き
岩場の傾斜に
足がくじけて
手にした釣竿
手と岩の間 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夢想朱桜天 遊雨自由詩008/4/8 6:18
ある曲、についてのこんなFUBAR自由詩4*08/4/8 6:06
ちょっと早い朝相羽 柚希自由詩1*08/4/8 5:41
ファンファーレ黒川排除 (...川柳308/4/8 3:50
さくらのきのしたかのこ自由詩208/4/8 3:40
Mother, Nature, Sunrabbit...自由詩11*08/4/8 3:16
白い犬小川 葉自由詩008/4/8 1:22
駅・橿原たりぽん(大...自由詩2*08/4/8 1:10
美しい日COCO自由詩7*08/4/8 0:42
花粉、症。揚羽 欄符自由詩4*08/4/8 0:39
そんな都合のいいことあるわけねーだろ因子自由詩3*08/4/7 23:58
バレリーナ山崎 風雅自由詩108/4/7 23:46
だから何?というわけではない。安曇璃夢散文(批評...108/4/7 23:42
さらば月光仮面A-29散文(批評...0*08/4/7 23:04
けれどももしかしたら砂浜のことを忘れているのかもしれないホロウ・シカ...自由詩1*08/4/7 23:01
反省と抱負六九郎自由詩008/4/7 22:45
言い訳たもつ自由詩408/4/7 22:40
絶望を避けながらbeebee自由詩908/4/7 22:38
紅林短歌308/4/7 22:35
凍らない川砂木自由詩5*08/4/7 22:29
取るのか取らないのか取れないのか六九郎自由詩0*08/4/7 22:28
大人自由詩108/4/7 22:08
The lie見崎 光自由詩2*08/4/7 22:07
Etuji自由詩108/4/7 22:06
およめさんこころゆくま...自由詩4*08/4/7 22:05
この佳き四月亜樹自由詩008/4/7 22:04
少年フクスケ短歌208/4/7 21:54
マリーのこと無知アコ自由詩2*08/4/7 21:47
the end of dream三上あず自由詩0*08/4/7 21:36
釣りの終わり北村 守通自由詩1*08/4/7 21:16

Home 戻る 最新へ 次へ
4954 4955 4956 4957 4958 4959 4960 4961 4962 4963 4964 4965 4966 4967 4968 4969 4970 4971 4972 4973 4974 4975 4976 4977 4978 4979 4980 4981 4982 4983 4984 4985 4986 4987 4988 4989 4990 4991 4992 4993 4994 
加筆訂正:
そんな都合のいいことあるわけねーだろ/因子[08/4/8 0:46]
数行追加。
5.6sec.