回転する空から
星がこぼれた夜
間違って少し失って
傷口がまた開いて
どうして人は
手を伸ばしても星は掴めないのに
大切な人の傷口に
ナイフを突き立てることはできるんだろう
...
寒かったから
多分冬だった
カレンダーの数字が青かったから
きっと土曜日だったろう
その日わたしは
当時勤めていた会社のチラシを
マンションやアパートのポストに挟み込む
所謂ポスティ ...
あなたが嫌いだった
大きな体に
大きな声
私たちを日の届かない広い家へと閉じ込めた
そこは泣き声と罵声だけが届く家
あの日あなたが
たった一人愛した女が消え ...
どうしてか分からない
分からないからいいってことじゃない
だからといって悪いことってわけでもない
『選択』
僕は選びつづけている
選んだことすべてに理由があるわけじゃない
...
空気の中を泳ぐ?
溺れてるようにしか見えないぜエアロ
睡眠もろくに取ってないんだろう
足もとがふらついてるし
さっきから目をこすってばかり
君の頑張りは無駄じゃないが
報われるかど ...
待つ人がいなければこんな辛い思いはしないと思う
僕を待ってくれている人さえいなければ
待つ人がいるところへ
僕は行く
けれど
待つ人のところに行っても考えてることは
別のところで僕 ...
その街につけられた百個目の名前
暮れてゆく暮らしの中に
現われる名もなき女神
笑い泣く人々の叫び声が
彼女の臓物を貪り食う
女神は喋ら ...
雨もあがって
釣りに出る
高知新港外防波堤
潮の香りを再認識し
オバチャン達の間に入る
誰の浮きも沈まない
昨日は良かった
お決まりの挨拶
ウンチク好きのオンチャンの
自慢話 ...
少し湿ったね と
旧道沿いの
あしもとのほうから
梅雨のにおい と
祖父のにおいがした
ふりかえると
あたり一面にシャガの花
思い出すひとがいるから
咲くのだろう
...
向こう側で
蛍光灯が
ついたり、消えたりを
くりかえしている
向こう側で
テレビが
ついたり、消えたりを
くりかえしている
向こう側で
あなたが
ついた ...
踏み出す街並み。
飲み込む雑踏。
あの頃は あなたがいた。
今は、
持て余した右手を握り締めて
あなたと歩いた道を、
ひとり。
今日も変わらない世界に乾杯。 ...
朝の頭は
子蜘蛛の巣だらけ
顔はいたずら描きだらけ
つるりと洗って家を出る
雨で合羽で自転車で
前しか見えない馬車馬の道
そばを小さな合羽の群れが
わいわい言ってつい ...
逃げるとき
いつもほんの少し、振り返って
目を細めて苦しそうな顔をする
それでも振り切って逃げるんだけどさ
どっかに足のつま先をぶつけたみたいに
無様なの
間抜けな ...
近くて遠い
海底の故郷に別れを告げ
電車に乗って
少しずつ遠ざかる
私の体は群れをなし
回遊魚となって
思いめぐる寒流の
水面に浮かんだ
そこは近くも遠くもない
今の私の終着駅 ...
キラメく 水を飲む朝の
ゆっくりとした 点滅球が
ぼやけて見えない
白 いイヤホン で 遮る笑い声
雨粒の 微動 もしくは波形
ぼんやりと眺める
踏まれている 足の痛み
知らない ...
それは激痛すらも無く
いつのまにか緩やかな時のまにまに
我胸から{ルビ抉=えぐ}り取られた
空虚の闇
{引用=誰もいない深夜の映画館の
スクリーンに映し出さ ...
海沿いの駅のベンチに
腰かけた老婆はふたり
ひそひそ話で
地面を指さしている
そぼふる雨の水溜りに
浮かぶ
誰かが落とした
一枚の切符
やがて聞こえる
遠鳴 ...
犬神の作り方というのは実に簡単である。
首だけが地表に出るように、生きた犬を地面に埋める。犬の目の前に食べ物を置くが、決して食べさせずに飢えさせる。その際、私は別の犬の肉を用いる─蟲毒の応用であ ...
曇り空は迷子の心
今にも泣きだしてしまいそう
こんな日は気分まで憂欝になるから
誰かのそばにいたいと思う
遠くの空から雷が鳴ると
怒られたみたいでお腹が痛くなる
私は音が聞 ...
指でなぞる
水の裏側
剥がれていく
記憶のような
古い駅舎
影踏み遊びをしながら
呼吸の合間に
母とひとつずつ
嘘をついた
砂漠に父は
キョウチクトウを
植栽し続け
一面き ...
場末のバーで仮面を外す
背中のジッパーつまんで下ろす
皮膚に新鮮な空気が当たる
嫌なことだってあらぁな
今日も日の出と共に家を出て
さっきまで怪人と戦っていたんだ
けどもうすぐ給金だよ
...
雨に打たれて
溶けて私は水になり
土にしみ込み
消えてしまえたら
雨上がりの強い日差しに
裁かれて
細かな気体になり
空へと舞い上がれたなら
どんなに楽であり
そ ...
白い
白い真白な雪が散る
綺麗で
寂しい、
もの悲しい音で静かに
...
与えられても与えられても
子は愛情に飢えている
与えても与えても
母親の愛情は湧き出るもの
僕が小さかった頃
全ての愛情を飲み干す事は出来ませんでした
その殆どを床に捨てていました
...
それは私にも心当たりのあった感情だ
若かった頃の話だ
私が何気なく褒めた曲を
疑いもせずに聞き続ける君の
ヘッドホン
無邪気に私の本当の声を
拒絶してはいないかい
...
心変わりをしたい
あなたなんか忘れて
知らないひとについてゆきたい
青い嘘だと知りながら
甘い言葉をささやくひとに
さらわれて夜の向こうに
ジプシーなんかのように
なだれこみたくて
誰 ...
ここにおったか
舟入川
汚れちまった
ドブ川の
沈んだママチャリ
アジトにし
今日も生きます
生きてます
家庭排水なんのその
突き刺さったゴミ屑
掻き分けて
ボラも
ボ ...
じめじめと
こころ繕う駐車場
「会いたかった」は妙に乾いて
王宮からの退却
追われる者たちは
神々に俯瞰された
白い妖精のようだった
朧なひかり/
/花の香に抱かれ
性欲より/
切実な物/
/熱帯の影が解け
...
左眼から流れた
涙のひとすじが
君の新品のスニーカーに
落ちる前に
わたしの
心は
気を失いかける。
予想外れの
天気が
わたし
...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
Missing
衿野果歩
自由詩
6*
08/6/13 10:59
ポスティング業務のこと
吉田ぐんじょ...
自由詩
10
08/6/13 10:44
父へ
ロリータ℃。
自由詩
4
08/6/13 8:32
選択
chocoa
自由詩
0
08/6/13 1:27
もう息が続かない
〃
自由詩
2
08/6/13 1:27
あの時が甘い。
wister...
自由詩
1*
08/6/13 1:20
偶像
草野春心
自由詩
2
08/6/13 0:53
食材調達
北村 守通
自由詩
5
08/6/13 0:40
シャガ
AB(なかほ...
自由詩
8
08/6/13 0:39
aisare.
ゆうと
自由詩
3*
08/6/13 0:33
街会わせ
桜瀬ろろ
自由詩
2*
08/6/13 0:04
ノート(雨の日の里)
木立 悟
自由詩
2
08/6/12 23:09
トロイメライ
柳瀬
自由詩
5
08/6/12 23:00
終着駅
小川 葉
自由詩
6
08/6/12 22:18
詩が生まれるとき
西日 茜
自由詩
16*
08/6/12 20:48
暗闇に吊るされた、心臓。
服部 剛
自由詩
3
08/6/12 20:27
晴天の雨
〃
自由詩
4
08/6/12 19:33
犬神の作り方
がらんどう
散文(批評...
3
08/6/12 18:31
雷
1486 1...
自由詩
2*
08/6/12 17:50
キョウチクトウ
たもつ
自由詩
8
08/6/12 17:38
仮面ライダー
soft_m...
自由詩
6+*
08/6/12 17:16
消えて
舞狐
自由詩
9*
08/6/12 17:01
ゆき
桜木 ハル
自由詩
2
08/6/12 16:43
ミルク
かいぶつ
自由詩
3
08/6/12 15:46
模索する太陽
RT
自由詩
3
08/6/12 15:39
心変わりをしたい
石瀬琳々
自由詩
6*
08/6/12 13:56
アカメ
北村 守通
自由詩
2
08/6/12 13:30
後ろ手に隠した
桜瀬ろろ
短歌
1*
08/6/12 12:25
王宮からの退却
吉岡ペペロ
自由詩
3
08/6/12 11:51
weak
桜瀬ろろ
自由詩
2*
08/6/12 11:33
4920
4921
4922
4923
4924
4925
4926
4927
4928
4929
4930
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4953
4954
4955
4956
4957
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4959
4960
6.41sec.