マーガレットジャムがテーブルを流れていく
ブラックコーヒー、そしてパンと銀色のサジが
流されていく
マーガレットジャムが
テーブルを染めていく

街並みは夕陽の匂いで溢れていた
日の出と ...
るいるいと
つみかさなり
荒涼をうめつくす石
  これは誰かの
  さいぼうであるか
それらの石が記憶の
かけらであるとしたら
この場所に吹く風も
意味を孕むであろうが
ただ過去を予 ...
北の大地にも春が届きました。

桜色の風が丘を翔けて
始業のベルに学生は駆けて

もったいない
足をとめて
桜と串団子

北の大地にも春が届きました。
新緑鮮やか皐月の丘は
どこを見ても"桜"です。
貴方のかく絵に想う所があって、

ぼくは、泣きもしないが、どうとも動けなかった

夏の名残る、セミの抜け殻を秋の木の葉にかくして埋めるように、
すりつぶして、どれがどれだか分からなくしてしま ...
ランラ ランラ ラン
ランラ ラララ ラン

ランララン ランララン
ランラ ラララ ラン


手をつなごう キスをしよう

ランラ ランラ ランララン
ランラ ラララ ラン

...
あまりに何でもかんでも辛いものから逃げるために嘘をつき続けていると連鎖的に現れるいくつかの事にも嘘をかぶせていかなければ気持ち悪いくらいにつじつまが合わなくなってゆくので仕方なく嘘を追加していくのだけ ... 嘘をつくのがじょうずじゃなくて
放り出したさよならは
たやすくきみに捕らえられた

浴槽にうかぶ泡が
細切れに入り込む光をさけるように
生まれては消えるのを何度も見た
それを ...
脚を焼く火が
胸にとどく前に消え
ふたたび冠のかたちに現われ
両肩を抱き燃えつづけている


まばらな陽のなか
あなたは身を反らし
地と空のきわ
水と空のきわを
飛 ...
恵みの雨
喜びの雨
家の中で
寛ぎの時

ゆっくりと寝て
テレビをかけて
バイオリンの音
胸に透きとおる

悲しみの涙
苦しみの涙
全ての物が
人徳となる
いつもいつも君から手紙を届くのに僕は君に返事はしない。僕はサボテンの花だから君のみるくがいる。でも君は呉れない。百円coinが足りないんだというんだ。そのくせ筍はかってるだろう。僕に筍を喰わせろよ。君 ... 五月の饗宴は
フラ・アンジェリコの描いた
受胎告知
のあの場所で始まる。
すでに
マリア
もガブリエルも
いない。
しかし緑色の光線にあふれて
紫色の影が遠近法の柱を飾っている。
...
年老いた彼はいつも
解剖学者の手つきで
本を読む

夏草が道を覆い隠す勢いで家中に繁茂した本達は
彼の手が触れた瞬間にほんとうは
喜びでかすかに震えてしまうのだが
自分たちは死体 ...
人々の行き交う夕暮れの通りに 
古びた本が 
不思議と誰にも蹴飛ばされず 
墓石のように立っていた 

蹴飛ばされないのではなく 
本のからだが透けているのだ 

聴いている

時 ...
掴みきれない砂を
別れ際におとした
5月の夜空は
何も知らなすぎる

またね、と約束して
帰ってこなかった人を
悔やむ
その先に空白





・・・
わたしは正しい ...
その男は長すぎる余白を嫌う

長すぎる沈黙を嫌う

長すぎる空白を嫌う

長すぎる余白設定を嫌う

長すぎるスペースを嫌う

長すぎるスペースキーを嫌う(英語キーボード!)

...
コンペイトウの 角を数えてみたけれど
よくわかんなくなっちゃった

だからコンペイトウの 角をおったの

まるいコンペイトウ

少しあまくて
角のぶんだけ
いとおしい

単純な味 ...
涼やかな
初夏の香り
漂って

滴を湛えて
一斉に
陽にむかう
草花たちよ

緑の宝石のように
貴重で
美しくて

その
生きるちから

涼やかな
初夏の香り
漂って

薫風

5月が
きた
傷口をいじれば 
いつまでたっても治らない 
そう知りながら 
この手は気づくと触れている 

もう忘れていたあの日の傷跡を 
いじり過ぎた浅黒い影が  
遠い過去の空白に 
うっすら ...
  怒りがきみの総てをひたすとき
  きみは一つなぎの皮膚だ
  つま先から脳天まで体を奪われ
  きみはただのペットボトルだ



  わけもなく心が震え
  泣くことさえで ...
本のページをめくる
あなたの指が
風のようだと思った


あなたの中で
長い物語ははじまり
長い物語はおわる


本を閉じると
あなたはすっかり年老いて
物語のドアから出てゆく ...
此処が不幸の奈落であるのなら刃向かう事も出来るでしょうに
其処が絶望の奈落であるのなら違ってしまう事も出来るでしょうに
それは大層甘美な響きに聞こえるでしょうに

貴方は誰かの気まぐれな優しさ ...
 アルコールは好きだが普段あまり能動的に飲むような事はしない。だから、そんな自分にとって友人との小さな飲み会というのは貴重な時間の一つだったりする。ただ、その場が楽しいからこそ、後になって訪れる反動と ... トマトは青くだんだん赤くなる
形は流線型
上から見れば緑の星が見える

トマトはピカピカツルツル
かわいいんだよね
火であぶって水にいれれば光が肌に拡散
良くみてみたくなるよ
維管束が ...
風がそよいで
夜を駆け出して

どこに行けばいい

あなたのところへは
行けない


もう
引き裂いて
もつれたストーリー

違う物語を
お互い探して

風がそよいで
...
{画像=080310001420.jpg}
たけすぎた蕨を手にして
にっこりと笑う母の手は緑に染まる


蕨煮て
灰汁(あく)ぬく母の背を迷い
山を降り来た一匹の蟻


にっこりと ...
 
 
言葉の近くで
酸素を見ています
午後に置き忘れた椅子から
ずり落ちているあれは
靴の始まり
裏側を覗くと
もう誰もいません


+


金歯の中に広がる曇り空を
...
長さが
ちょうどいいので
いつもその道を歩いた

長さは長さ以上に
距離ではなく時間だったから
帰る家もなつかしい

廊下の床がゆるんで音が鳴るのは
散歩と人の長さが
同じ距離に ...
繋いでいたはずなのに
いつの間にか
いなくなっていた

誰かと影踏み遊び
また日が暮れて
皆はどこかへ帰ってゆくのに
僕だけ帰る場所がないよ

灯る家の明かりは
温かくて僕だけに冷 ...
脳みそがオナカスイタとマクドまで連れてく朝食30分後


ランチメニュー前に「シャワーノジカンダ」と蛇口を全開にする胃袋


オヤスミノジカンガキタヨと脳みそが店仕舞いする午後4時2分
...
朝露の反射が前頭葉を貫いた
古い文字盤が12時間前から
崩れ落ちてリビングの雪になる月曜日
イエスタデイズ・ペーパーのまだ疲れていない端で
世話焼きな精霊どもが次々と指を損ねる
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ジャムの味結城 森士自由詩108/5/3 0:14
累石岡部淳太郎自由詩1108/5/2 23:20
桜便り相羽 柚希携帯写真+...1*08/5/2 23:18
悪いけれどmusi自由詩008/5/2 23:05
五月のうた西日 茜自由詩9*08/5/2 21:28
辛くて辛過ぎてもう堪えられない木屋 亞万散文(批評...2*08/5/2 21:07
零℃春日自由詩5*08/5/2 20:46
むらさきの むらさきの木立 悟自由詩608/5/2 20:43
Rainy Tuesdayペポパンプ自由詩6*08/5/2 19:48
竹の子と僕 。すぬかんなが...自由詩108/5/2 19:10
饗宴2音阿弥花三郎自由詩008/5/2 18:16
ネクロフィリア六九郎自由詩4*08/5/2 17:37
詩人の肖像服部 剛自由詩11*08/5/2 17:30
ああ唐草フウ自由詩7*08/5/2 16:48
【長すぎた余白】つむじまがり自由詩4*08/5/2 16:37
13つぶのカスさわ田マヨネ自由詩608/5/2 14:27
陽にむかって風音携帯写真+...308/5/2 13:11
無名のひと 服部 剛自由詩508/5/2 11:51
感情草野春心自由詩208/5/2 8:24
yo-yo自由詩21*08/5/2 6:30
奈落風見鶏自由詩208/5/2 4:53
バッドトリップ散文(批評...208/5/2 4:24
トマトもち子自由詩208/5/2 3:00
夜を駆け出して風音自由詩108/5/2 0:25
春の迷い子beebee短歌708/5/2 0:16
童話の続きたもつ自由詩1808/5/1 23:36
むずかしい散歩道小川 葉自由詩1108/5/1 23:35
独りぼっちAKiHiC...自由詩208/5/1 23:21
体内時計紅林短歌308/5/1 23:11
徐行運転を続ける旧型のブルーバードの不安を煽るような排気ガス ...ホロウ・シカ...自由詩4*08/5/1 22:39

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加筆訂正:
退廃日報/餅月兎[08/5/2 18:10]
大幅修正、そして改題しました。早い時期にポイントを下さった皆様、申し訳ありません。
ポプラの木/服部 剛[08/5/2 17:12]
今夜の朗読に備え、初期の詩を少し推敲。 
4℃/umineko[08/5/1 23:19]
ちょっとだけ 080501
5.16sec.