駅前の公園で
大人になることをまだ知らない僕は
彼女の帰りを待つ友達のふかした
煙草の煙を吸い込んで
萎れた茎のような心を直視してしまう
どうしようもないから
雲の多い夜空を見上げた
そ ...
{画像=080907104708.jpg}

想いを繋ぐのはいつも
言葉だった。

小学生の時、
友達と口げんかをしても
さよならは忘れなかった。
またね、と別れると、
次の日はまた ...
太古の森から
響いてくるよ
蝉の声

ふとしたことから
すきになった
イニシャアルt

あなたのことがとてもなんだか気になって


紅茶を飲んでも
忘れていた
サイダーの味
...
あなたがしんとしたので
わたしもしんとしました。

大きい紅葉が山の中で鬱蒼と茂っていました。

大きなどんぐりもありました。

わたしが笑い転げたのであなたも
笑い転げました。

...
紙に書く言葉を選び
心の住む所を明かす
季節の中 暦に書ききれない
熱と冷気がある

何度も歩いた生家前の道
しだいにその回数が追いつく
婚家前の道

道すがら挨拶をかわした人々
...
高い空から降りてくる
静謐な空気は
体内に残っている熱を
急速に冷ましてくれるので
くちり
と くしゃみ一つが合図となり
人肌恋しい身体を思い出す
おれは狂ってる けれどそんな自分に酔っているんだろう?

虚無を埋めるために憎悪に身を委ね 暴力を揮って日々の活力を得ている
そんな自分が嫌いか? けれどそれ以上に抜け殻になるのが恐いんだろう? ...
 
 
太陽が昇った
生温い昼に
わたしは、
真白い夢を見る
 
 
細い繊維で
形成される枠組みを
壊さないよう
 そっと、
眼を、手を、
幼い自分 を拓く
 気付いた時 ...
 
なぜふたりでねむる
よるはあったかいの

黄金色のお月さまが
くちどけするように
やわらかく滲んでは
ひとつ、星が流れた


ああ白い
横たわるわたしの
鳩尾のしたに耳をよ ...
昨日の誓いは
はや破られて
気がつきゃ
お天道様
はるかに彼方

朝のラッシュは
既に終わって
お魚さんは
今いずこ

ホテイアオイの紫色が
風に吹かれて滑り去り
むき出しに ...
砂に埋もれ
沈みそうに生きて
手の届く範囲の幸せを
ただただ全うする
あたりまえに生きることが

どうして
美しくないと
思っていたのだろう

  みんなの中に居るか
  「だれ ...
こどばじゃみにくいこどばのかげら
こどばじゃみにくいこどばのかげら

眉瞼のそこで真っ直ぐに揺れ揺れで
ギラギリに尽きる頭は光っていすぎる

かげら 僕はとうじゃないのか
かげら 僕等と ...
こどばじゃみにくいこどばのかげら
こどばじゃみにくいこどばのかげら

眉瞼のそこで真っ直ぐに揺れ揺れで
ギラギリに尽きる頭は光っていすぎる

かげら 僕はとうじゃないのか
かげら 僕等と ...
雨上がりの
ささやかな庭で
どうしても
名前を思い出せない虫が
りゅう、りゅう、理由と
鳴いている

僕は滞った雲に
力なく視線をあずけて
ありもしない
翼の付け根あたりを
かり ...
青信号の点滅
ギリギリで間に合わない
そんなことは
わかっていた

でも、
君と一緒なら構わない
そう思った

絶望的な結末
それでも今は構わない
君と一緒なら、たとえ
赤信号 ...
「とんでもないことがおきたな・・・」

繰り返し流れる映像
見ながらそう思った

ちょうど遊び来てた
ネエちゃんが

「戦争だよ戦争始まっちゃうよ」
そう目ぇ真ん丸くして言うから
...
この路地裏には

この世界のすべての「黒」が

詰まってゐる―


ナイトビジョン―幻のstreetwalker


この路地裏には、
この世界のすべての「黒」が
詰ま ...
 夏の暑い陽射しが照りつける道を、大量の汗を滴らせながら、ひとり当てもなく歩いているような気分だ。数え切れないほど大勢の人が存在していて、それぞれが勝手な思惑を抱いて犇めきあっているようなこの世の中で ... 手紙 のようなものを 
書こうと おもう

声に してしまうと
儚く 風になってしまうようで

私が 
今ここに いることや
この時代に 生きることや
出会った すべての人や
...
懐かしい雨の音がする、俺はとっくに不具合で、伸ばした指先は必ず何処にも触れられないでいるというていたらく、唾液を呑み込むことにすら痛みが走る、故障だ、故障だ、すべて ... 無心でキャンバスに 筆をはしらせる貴方を
私はそっと見ていました
貴方に見つめられた林檎からは
つやつやとした淡い光と微かな香り
独占される幸福を身にまとい鮮やかに輝く

「終わったよ」 ...
たいくつな時間

体苦痛なじかん

おかしいのは
きみのほうだよ


こんなに
とげとげ


斑点もよう


きのうシャワーを
あびて

そのまま寝たからさ

...
ピロン・チューブ。つるつるピンク。つるつるピンク。
ピロン・チューブ。つるつるみどり。つるつるみどり。
真ん中を走るジップアップとそれとファスナー。
ぢゃりぢゃり喉仏が―尿意から―感じ易い ...
告げないと決めたら
気持ちが楽になった
この手で弄ぶには
余りにも重たい心
そっと
くるんで
見えないように沈めた
深い闇のなか

秘める 秘める
永い時をかけて
世にも 魅惑的 ...
だきしめてあげる きみのからだ
きこえてくるよ きみのゆらめき
しっこくのそらに またたくほし
めをとじて ぼくにあずけて ゆめ
てんしのはねも いまだけとじて

うしろからそっと ...
古代31文字にプルトニウム粉 混ぜる
         これより先 日本語放射性 帯びるなり


昏き衝動持つ冥王 午睡の時に
         塚本携え喫茶の客となる


深き情念に ...
とてもおかしい
ずっと一緒にいるから
どうなるかなんて考えたこともない

いなくなって初めてわかるんだな
覚えているのは、
冗談ばかりの
目じりに浮かんだ小じわ
いらいらするほどの優し ...
 港は、夕暮れの薄いピンクに覆われていた。人の往来はない。寂しさが漂っていた。一時間に一本しかないバスが、つい今しがた出てしまった。倉庫が立ち並ぶ港に一人残された。営業用の道具を詰め込んだ旅行カバンが ... 無邪気な季節は終わって 愛は死滅した
今は何処にいても 凍えそうなほどに寒い
もう笑いあえる日々は来ないと 神は宣告した
誰かの笑顔を見る度に心が痛むよ

何故分かり合えなかったんだろうね
...
広い 広い 運動場
その真ん中に一人
ぽ つん と
体育座りしているような
そんな気分で目覚めると
わたしと
地面との関係性が
垂直であることが辛くて
ひた ひた ひた
足元から順に ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夜が遠い飯沼ふるい自由詩508/9/7 10:44
コトバ / 想いbeebee自由詩2608/9/7 10:40
アールグレイ。すぬかんなが...俳句008/9/7 9:51
トンネル。自由詩308/9/7 9:42
大地がみている砂木自由詩29*08/9/7 9:35
うつろい明楽自由詩108/9/7 8:24
エスケープ鋼鉄漢自由詩008/9/7 5:12
ラムネからくり自由詩108/9/7 3:27
アクアマリンフユキヱリカ自由詩5*08/9/7 3:22
真昼の釣行北村 守通自由詩108/9/7 2:47
よわき星雲へのたりぽん(大...自由詩18*08/9/7 0:48
さよなら十二支蝶自由詩008/9/7 0:31
木野子自由詩108/9/7 0:30
気圧の谷の憂鬱nonya自由詩5*08/9/7 0:15
砂漠の砂に注ぐ水皆月 零胤自由詩7*08/9/7 0:00
エックス君④よーかん自由詩108/9/6 22:04
ナイトビジョン—幻のstreetwalkerセルフレーム自由詩2*08/9/6 21:22
悪意の在り処岡部淳太郎散文(批評...6+*08/9/6 21:01
アゲート月音自由詩508/9/6 20:37
雨にさらされる光のない世界だけがホロウ・シカ...自由詩3*08/9/6 19:25
林檎の幸福しずく自由詩608/9/6 19:09
やじろべえが笑ってこのえ自由詩1*08/9/6 19:02
異存宙舞う詩集ただよう自由詩008/9/6 18:32
沈香しずく自由詩608/9/6 18:23
だきしめて  うしろからじゅじゅ。自由詩308/9/6 17:36
プルトニウムまたは冥王アハウ短歌008/9/6 17:24
後ろの人uni自由詩008/9/6 15:06
回覧車Ⅱブライアン散文(批評...008/9/6 13:47
負け犬のカルマ鋼鉄漢自由詩008/9/6 12:14
冷たい朝明楽自由詩408/9/6 9:57

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加筆訂正:
晩夏/野狐禅[08/9/6 10:07]
少し修正
6.99sec.