灰皿の中には
口紅のついた吸殻が三本と
長いままへし折られた
断末魔が一本転がっている

口をつけなかった
ウィスキーグラスの氷は溶けて
意気地がない表面張力が
テーブルを濡らして ...
波は静かにおどる
朝の眠りの中を漂うように
静寂だけがあたりをつつむ
命のかけらもないような
空虚な世界がそこに広がる
春の海は
私を静(せい)なる宇宙へいざなう

波は激しく打つ
...
{引用=ポトケは常にいませども
現ならぬぞあわれなる
人の音せぬ暁に
ほのかに夢に見え給ふ}
ポトケとはここではポエムの神様
おんちょろちょろ出てこられそうろう
二度とない、チャンスを。

逃すな。
★☆★ 法律大魔王から11度目の最初のお達し ★☆★
●自作のショートギャグを楽しむスレッドです。誰でも参加OK。過去ログや、
まとめサイトのパターンを参考に、面白いネタを考えてここに発言して下さ ...
どこにだったか
どこでだったか

てんしのこえきいた

いつだったか
うまれるまえだったか

てんしのこえたしかにきいた

なんていったか
なんかいったか

てんしのこえ ...
こんなそらは
ボクには痛い

優しすぎて

こわくなる

抱きしめた感触
サヨナラのすべて

思い出して

こわくなる

こんな
羊雲は
きみを覆いながら
明け方
恋は側溝であった
大木を根こそぐ竜巻の強さでわたしの右足を巻き込む
この浅さで溺れる

母に嘘をつき
父を裏切った
上睫毛と下睫毛を固く結んで拒んだ景色
目 ...
ポケットティッシュに
詩を印刷して配ったらいい
一枚一枚にでも
広告の裏紙部分だけにでも
やる気ないときは
通りすがりの一人一人に
二ついっぺんに無言で突き出したりね

それでそれもら ...
カルマ・業と言ったところで何ほどぞ
         日々を磨ぐ如く行為するのみ


一人静かに霊感を待てり雫降りて
          傘開き始めた歩道の先
       

街に電 ...
自分のせいでもない
親のせいでもない
環境のせいでもない
誰のせいでもない
何かのせいでもない

もって生まれた宿命

自分のせいにもできない
親のせいにもできない
環境のせいにも ...
大海原を駆ける

群れからはぐれた1羽の迷鳥の

その瞳に映る光景を見た


哀しげで淋しげな瞳には

大海原も

大空も

映ってはおらず

ただ遠くにいるはずの彼女の ...
すべてを
守るために
命を守るために

君は
戦う
君は
英雄
かっこいいね
心壊れた
大切なものを
踏みにじられた

悲しむことも
知らない
己が
汚されるのも
恐れない

奴は
悪魔か
死神か
刃物で
人を斬り
滴る血を見て
薄く笑う

...
誰も
信じたくない
誰とも
話ししたくない
顔も見たくない

全てが
うそ臭く
見えて
全てが
きたなくて
大人というものが
信じられない

傲慢に見える
卑怯に見える
...
        000105


初春に 捨身の街 冴え渡る

新宿で 振り袖姿 見つけてる

「調子はイマイチ」
GS125のプラグを点検する
別に異常はないようだ
パワーのイマ ...
夢から覚めると 部屋だった
オレンジ色の 部屋だった
燃えるカアテン 葉の落ちた
枝の 輪郭うつってた
暗い暗い 椅子の陰
虫が一匹 逃げ込んだ
昼の夢から 這い出した
イモムシみたいに ...
即興詩 「僕はいま出航する」



僕はいま、
高々と碧い空に帆を揚げて、出航する。

わが大海原は何処までも青く洋々として
日輪は常に金色の光を放ち、
天より沙羅双樹や優 ...
取り残された
あの日の時間
心の傍を
行ったり来たり

言葉の奥に
伸ばした腕で
君と僕とを
線で結んだ

確かなものは
見えないけれど
心の温度
感じてとれて

触れた ...
ぐぅたらと
テレビの音を無視しながら
ボリボリとものをつくる
ぐぅたらと

朝起きて新聞をひらく
冷蔵庫をのぞく
テレビをつける
メールをする
そんな風に
普通に

たとえば
...
九月の歌は季節外れ
酔いにまかせて
奪い合った双眼鏡

女の子は男の子に
男の子は女の子に
囁きは煙とベース音に混じって
そってたわんだ天幕を覆っている
覆っている
覆っている
科学者の卒業式
幽霊の入学式
みんな同じ服装で
帰った

彼は落とし穴を掘って
自ら落ちてみせた
私も帰った

彼はさくらに埋もれて
後は知らない
まだ少し暑さが残るので
冷房のスイッチを入れる
と、角が取れた熱は
あっさりと部屋を去り
すぐに肌寒くなる

ひと夏の情熱が
夕日のごとく悶えながら
大地へと沈んでいく
ヤカンがゴツ ...
怒らないと次に進めないので、怒ることにする。特に特定のもんに怒ってるわけではない。今はじめて怒ったわけでもない。あまりにも怒らないで我慢してたので、なんかもう滅茶苦茶に怒りたいのだ。ちょっと前のことだ ... なぜ 耳が二つあるの
なぜ 汽車の中をころがっていくの
なぜ 夕方になると存在を消すの

なぜ つねに何かを見ているの
なぜ くもの上にのぼろうとするの
なぜ 茶わんをひっくりかえすの
...
どこの誰のせいで、とは言わないけど、つーか言えないけれど、私はこないだからだいぶおかんむりで、イライラしまくっている。イライラを吐き出さなくてもそれほど精神衛生を悪くするということはないけれど、少なく ... 近頃寝付きが悪い
そうなってから、部屋の電気を全部消すようになった
小さい頃から暗闇が怖くて、豆電を付けた薄明るい部屋で、枕に顔を埋めて寝ていたのに
近頃は部屋の電気を全部消して、まぶたを閉じて ...
たぶん、あの夜の、ファミリーマート狭山台南店は
俗にいう時間のねじれに迷い込んでしまったせいで
風に飛ばされたトランプみたいにいろんな感情が
それは、言葉というフォルムをまとう前の姿で、むき出し ...
人殺しのカクテル

絞め殺した女の子の幽霊と交わる
ブルーレイよりも鮮明な快楽へ導く
一字一句なぞるようにディック握る手つき目つき
突き出した唇の内に住む堕天使
精神と生と死を整頓したいが ...
1

私がただ、
眩しくて手をのばすなら、
日の当たる場所に、
古く乾いた存在があってほしい。
美しく光る埃が、
波の気を引く、
ときめくような、
昨日のプレゼント。
ビーチでスキ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
僕が決壊した夜nonya自由詩15*08/9/18 19:27
海に行きたい籠球次郎自由詩108/9/18 19:17
梁塵秘抄と梁上の君子たち海里自由詩108/9/18 19:13
夕焼け空。狠志携帯写真+...208/9/18 19:06
エリオットしとりあそび(11)過去ログ倉庫08/9/18 18:55
きいたよ乱太郎自由詩10*08/9/18 18:24
羊雲風音携帯写真+...408/9/18 17:52
濁流伊月りさ自由詩6*08/9/18 16:35
ティッシュ詩集小池房枝自由詩14+*08/9/18 15:47
カルマとコーヒーの味アハウ短歌008/9/18 15:41
本音、と。wister...自由詩1*08/9/18 14:56
渡り鳥の法則桜 葉一自由詩508/9/18 14:45
英雄妖刀紅桜自由詩3*08/9/18 14:13
暗闇自由詩3*08/9/18 14:10
崩壊自由詩8*08/9/18 14:06
初春にあおば自由詩2*08/9/18 14:04
闇の完成K・フラグメ...自由詩008/9/18 10:21
即興詩 「僕はいま出航する」飛鳥 彰自由詩108/9/18 4:57
あの日の景色に宣隆自由詩108/9/18 4:23
からっぽ佐々倉寿実自由詩008/9/18 1:53
untitledかとり自由詩108/9/18 1:50
さくら自由詩2*08/9/18 1:38
夕日夕食木屋 亞万自由詩1*08/9/18 0:26
怒りたい。佐々宝砂散文(批評...608/9/17 23:56
パラソル自由詩1*08/9/17 23:55
今ここにある現実佐々宝砂散文(批評...18*08/9/17 23:51
メン・イン・ブラックザ・凹凸目目自由詩108/9/17 23:34
深夜のコンビニバイトと宇宙の言葉不可思議/w...自由詩6+08/9/17 23:08
人殺しのカクテル自由詩208/9/17 23:04
海のそばの小さな家でK・フラグメ...自由詩108/9/17 22:38

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加筆訂正:
詩の批評ってやっぱり難しい【批評とは何か大会参加作品】/北村 守通[08/9/17 22:59]
【批評祭参加作品】ではなく【批評とは何か大会参加作品】の誤りでした。申し訳ございませんが修正をお許しください
6.15sec.