生きてゆくために
捕まえたり
耕したりするすべを
忘れ去ってしまった両手で
強いようで弱い
硬いようで脆い
そんな
不安定なものたちを繰って
日々の歯車を回していますが
畑や田ん ...
水は柔らかく伸びて
青いさかなとなり
耳にふれてとけてゆく
鳥は低く弾けて
白いはねとなり
肌にぬれてしみこむ
きみの産卵する文字たちは
見たこともないのに
なつかしい、ゆらぎ ...
Go To the Runner's High !
詩集そして詩誌の出版編集の裏側をマラソン風の日記にして
「編集とは孤独な作業ではない」を合言葉に広く仲間を作りましょう。
大事なことは、結 ...
080918
テレビを見ている駄作の手前に習作が来て
好き勝手な悪戯をする
幼いのだからガマンしなさいと言われても
駄作は面白くない顔をして
兄 ...
忘れ物を 捜して
どこかへ行こうとしている
歩いて生きる私は
何処へ
問いかけ続けて 何で といい続けて
揺れている
この町 あの町で
風が吹く
とくに秋の風 ...
乳母車からはみ出した者へ
薬を与え続ける
金で夢が買えるのだと
無防備な口から漏れる声を
塞ぐ優しさなど知らずに
俺は夢を買ったのだ
たまに二枚以上入ってる
ラーメンばあなら見抜ける ...
さようなら を
言ったつもりで
悲劇のヒロイン
ぶって気取って
あたしの物語きれいに
幕がおりたはずだけど
ほんとは ね
誰よりも
続きを望んで
...
やり場のない怒り
やり場のない悲しみ
やり場のない苦しみ
だけど
僕が今抱いてるのは
やり場のない愛
誰かを愛したい
なのに
愛する相手がいない
やり場の ...
殴れ!
顔面を殴れ!
あのニヤニヤ笑いを、
いやというほど、
八つ裂きにしてしまえ!
今だ、
ついにこの時がきた。
あいつが目の前にいるぞ。
しかも二十年前の姿のままだ。
見ろ、初め ...
白い壁の前に
ぺたんと座っています
足の甲やふくらはぎが
ひんやりしています
何をしてよいのかわからずに
うつろな赤ん坊のように
ほうけた老人のように
私はひとりです
白い壁にまぶ ...
市民課の窓口に備え付けられた各種証明の
申請書を眺めていたら「独身証明書」の申
請書が並んでいる。独身であることを証明
しなければならない事態ってどんな状況な
のだろう。結婚詐欺ではないことの ...
携帯電話の液晶画面で
生長するサンスベリア
ぐらぐらと揺れながら伸び
薄白い筋が
増えていく
(ちょっと、待ってよ
どうしても?どうして?)
異次元というもの
そこへの入り口があると信じて
目をこらせば手がかりが見える
透明で美しいレンズで分光されるまぶしい輪郭も
普通じゃない異常分散というレンズで結像する
ありのままを知るた ...
・窓を開けると
優しい風が知らぬ間に頬から全体を包んで
素直なとろけるような素直なこころまで解凍されながら
私は涙を流し
部屋はもとある緑で満たされる
自分の曇 ...
雷鳴の
轟く深い谷底で
切り裂くような悲鳴を浴びて
今でも竜はそこにいる。
生け贄の
羊を優しく憐れんで
零した滴は干からびた
見る影もなし正の道
絆があるから迷わない?
い ...
分からないことが
きみの
口に
つめこめれて、むきだしにされた
まま、きみは運ばれていった、
夜には、
わたしの口に、きみの死が
押し込められて、
何もできないということの ...
星たちのリズムを失くしながら
わたしたちはうごめいている
ざわめきの中に生まれた街路樹と
暗闇を照らす街燈は揺れて
かなしくわらった
そうしてまばたきを繰り返す
途切れない人々のひ ...
だれも 電話にでなかった
冷たい風は夏服のわたしを悲しくさせる
雨のにおいは記憶のなかにしか優しさをもたず
思いつく限りの番号を履歴にのこして
だれもだれも忙しいなかで一人だけ時間の空白を ...
ひろい交差点のしんごうが紅くなって
おおぜいのヒトの流れがとめられる
「助けてくださ」「タスけて下さい」
塞き止められたぐんしゅうの
仮面のこえが溜まりゆく
しんごうが、
...
海のきぬ擦れが耳を攫う
だれかに名前を呼ばれた気がしたから
水の色が碧から黒に変わるころに
海豚のやさしい瞳を胸に抱えて
こっそりと{ルビ宙=そら}に顔を出してみた
鳥の嘴が白の甲羅を遠 ...
いつまでも助けをもとめて叫ぶ!
目 から 見えない
視細胞層 に お湯 都市 の 霞網の 固められた
水のなか に 上手かった ...
きみと逢うべきじゃなかった
私 の 自意識 が ただし様々な例 は 超え
せっかちに 修道士 の
冷たい ...
きみと出会えて良かった
しがらみ の 切断していく
沼 を 浮かび 砂糖城 の 大きく 思いあたるだろう
都市 に 飛び立つ ...
その男
醜く、背むし
その男
独眼、盲
ただ働き
マメ作り
ただ働き
マメ作り
その手愛する者おらず
しかし、その手愛する者現われ
やがて子を作る
ただそれを目がけ
男働き
...
左手の
見えなくなり始めた傷
手首の辺り
親指の辺り
よく探さないと見つけられないほどの傷
もちろん痛みはない
この手を噛んだ犬は
今頃どうしているだろうか
人間に飼わ ...
夜行列車が
夜遅い
駅のホームに滑り込む
旅人達は
荷物を抱え
短いようで長い
その旅路に
想いを馳せる
轟音とともに
闇を駆け抜けて
やがてたどり着く朝が
希望でも
絶望でも
何も語らず
ま ...
朗読するときのユーリさんの自意識過剰はメタである。他の人の自意識過剰がストレートに発せられるのとは異なり、彼女はじぶんの自意識過剰をメタレベルから冷静に観察していて、それにいらだちながら読んでいるから ...
西の海に、陽の沈む頃
港の木橋に腰を下ろし
新聞を手にした旅人は
首を傾げ
東の空へ、目を向ける。
( 瞳を奪う夕陽よりも
( 世間の騒ぐ記事よりも
( もっと大事な ...
灰皿の中には
口紅のついた吸殻が三本と
長いままへし折られた
断末魔が一本転がっている
口をつけなかった
ウィスキーグラスの氷は溶けて
意気地がない表面張力が
テーブルを濡らして ...
波は静かにおどる
朝の眠りの中を漂うように
静寂だけがあたりをつつむ
命のかけらもないような
空虚な世界がそこに広がる
春の海は
私を静(せい)なる宇宙へいざなう
波は激しく打つ
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
願わくば
明楽
自由詩
3
08/9/19 7:47
亡命少女
佐野権太
自由詩
22+*
08/9/19 7:35
詩集&詩誌ここだけ出版編集日誌共同ブログ
会議室
08/9/19 7:25
習作(習作
あおば
自由詩
4*
08/9/19 6:29
秋風の町
doon
自由詩
2
08/9/19 5:38
ジャンキー
佐々木妖精
自由詩
7*
08/9/19 5:03
踊り子
明日殻笑子
自由詩
4
08/9/19 4:05
やり場のない想い
ヒロシ
自由詩
0
08/9/19 3:39
罪
K・フラグメ...
自由詩
1
08/9/19 1:44
First contact
マチムラ・ト...
自由詩
2*
08/9/19 1:16
独身証明書
kauzak
自由詩
3*
08/9/19 0:40
緑色に黙って
かとり
自由詩
1
08/9/19 0:38
蛍石の望遠鏡
たりぽん(大...
自由詩
3
08/9/19 0:34
強き者〜旅立った者たちの唱〜
ever
自由詩
0
08/9/19 0:05
路傍の月
水島芳野
自由詩
2
08/9/19 0:02
分からないことがきみの口につめこまれて
こもん
自由詩
17
08/9/18 23:46
CITY
笹子ゆら
自由詩
1*
08/9/18 23:43
電話
湖月
自由詩
1
08/9/18 23:34
終末助け合い運動
芥生
自由詩
0
08/9/18 23:25
真珠いろの月の晩に
月下美人
自由詩
15*
08/9/18 23:16
コントロールB-3 (イアンとデビーに捧ぐ)
《81》柴田...
自由詩
0
08/9/18 22:57
コントロールB-2 (イアンとデビーに)
〃
自由詩
0
08/9/18 22:56
コントロールB-1 (イアンとデビーに)
〃
自由詩
0
08/9/18 22:54
醜男
kei99
自由詩
2
08/9/18 22:22
六つのし
小原あき
自由詩
21*
08/9/18 22:18
夜汽車
ヒロシ
自由詩
1
08/9/18 21:51
不安定な安定—ユーリさんの朗読について
渡邉建志
散文(批評...
6*
08/9/18 21:35
曙を視る人
服部 剛
自由詩
2
08/9/18 21:14
僕が決壊した夜
nonya
自由詩
15*
08/9/18 19:27
海に行きたい
籠球次郎
自由詩
1
08/9/18 19:17
4779
4780
4781
4782
4783
4784
4785
4786
4787
4788
4789
4790
4791
4792
4793
4794
4795
4796
4797
4798
4799
4800
4801
4802
4803
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4805
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4807
4808
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4811
4812
4813
4814
4815
4816
4817
4818
4819
加筆訂正:
ホットタイガー
/
北村 守通
[08/9/19 0:29]
『石花荘にて』→『石家荘にて』の誤りでした。訂正をお許しください。
6.09sec.