爪先に、冷たい液体が波打つ様に、
何度も、繰り返して来る。
夜、のような真っ暗な世界で、
僕は液体を蹴飛ばした。
静かな世界に、水音が響いた。
爪先が、冷たい液体に浸かっ ...
絶望的な希望の唄を この世の果てで口ずさむ
崩れかかった廃墟に囲まれ 頭の中で鳴るメロディー
今にも消えてしまいそう
虚ろな偽の灰色の瞳は 透明さを無くしたガラス
自分 ...
正義が勝つなら
人を騙したり
人を苦しめたりして
のうのうと生きてる人が
正義って事だよね
この世は正義の味方ばっかりだね
悪は滅びろって
真面目にやって
ひどい目見てる人が悪って ...
「愛あるいは天使のような」
どこまでも続くかのように広がる
白樺の森を抜けて 僕は行くよ
アナスタシア 揺り椅子で眠る
君の失った右足の膝下に
赤い 赤い 靴を置いた
は ...
ぽつりぽつりと
往く道のことを話している
どこから眠りがはじまるのだろうかと
うわのそらで
言葉はすべて音楽
明日の話はどれもおなじ
空耳みたいに思っている
声をあらげずに
膝をかかえ ...
最近あんまり連絡の取れない愛しい君
俺は君の事一日も忘れた事無いよ
ストーカーみたいでごめんなさい
またすぐに居なくなるだろうけど
君と一番会えるのはここだけのようの思えるよ
俺は遠慮し ...
闇の空稲妻光る音の陰校舎の鍵が雨の土に
サイレン鳴り覚めたる夜の屋根洗う肌色も火の蝋燭に揺れ
停電の床を浸水する花のあの恋がまだまたここに
落雷の地響き懐かし胃下垂の雨に沈める ...
遮光瓶をのぞくと
オイルが少しと
後悔がいっぱい見えました
私は窓を開けて
フタをとった瓶を掌にのせ
太陽に差し出しました
ほんのひととき
りんごのような香りが
漂って消えまし ...
たんすの中におまえがはいっている
たんすの中におまえがいつもはいっている
何を尋ねることもかなわずに
わたしこのままひとりぼっちなのだろうか
せっかくたんすの中におまえがはいってい ...
なんていうんだろうか
都会の人は
標準語で
その様式も
振る舞いも
計算されたように
抜け目のない
魂のない
肉体のない誰かが
誰かによって
話してるようだ
時には
...
鏡と正面して、あざをあざで化粧する。旗よ、籠よ、セックスを論じる以外に、その斧をぶつけようがなかったとしても。
信号で停止。罪の是非を、今日の来る毎に問うこともなく、横切っていく積乱雲。
...
ねえねえと肩を揺すっても
寝たふりしてたはずの
あいつは
いつの間にか深い眠りに落ちていて
久しぶりに触れ合いたかったのに
わたしのこころは
ちょびっと傷ついてしまった
それでも ...
秋田にいた頃は
大曲の花火
毎年見ていたんでしょうね
と聞かれて
いやそれほどでもありません
と正直に答えると
信じられないような顔をされた
一人取り残されたように
NHKの ...
ずきずきとした痛みがこころにある
いつからか消えない痛みは
あなたが手を繋いでくれれば消えると
そう思い込んでいたけれど
あなたがいても こころはまだ痛いままでした
「かんちゃんはさぁ」
まどろんでた保健室で突然に話しかけられたんだっけ。
アダムとイブがどうとか、
ノアの箱舟がどうとかこうとか、
新約聖書と旧約聖書の区別もついてない私には
さっぱりわ ...
最近魔法が使える
魔女が少なくなったと言う
最近マジックが使える
人が増えたと言う
ゲリラライブの中
世の中がおかしい
自然の摂理に
反している
目に見えない力で
立たせる
...
何も深く考える事は無いし
眠る事も無いのよ
空は青くて人は飛ぶし
翼なんて
背中のプリントTシャツで
補える
何も深く考える事は無いし
起きる事も無いのよ
人は青くて空は飛 ...
ハシブトガラスのジョージが死んだ
浄瑠璃町の舗道の上に
骨の折れたこうもり傘みたいに
貼りついていた
アオサギのジミーが言った
南の島のまがいものの空に焦がれて
旅行社の馬 ...
明日のことばかり考えている彼女と
昨日のことばかり振りかえる僕
針で突いては
月は破れ
倒れこんだ水のない
手もつなげない花が二輪
カーテンレールの、かららと転ぶ音
風が吹いてる ...
詩が生まれないこと
満腹な証し
なにもいらない
なにももとめない
言葉は
ことばであればいい
深みもなく
潤いもなく
その場限りの
ものでいい
詩はないほうがいい
幸せなもの ...
影が動きに遅れてゆく
遅れては遅れては重なりつづけ
ひとつの歩みのたびに咲き
ひとつの歩みのたびにたなびく
海の終わりからはじまる砂漠で
影と涙は会話していた
...
ビーナスの島が故郷のあなたは
地図上の線をなぞりながら悲しい目をしていた。
「ここには超えられない壁がある。」
あれから時が流れ、その線を越え握手する人々の映像がニュースで流れた。
あの線 ...
らあしど
らあしど
夜色のサラリーマン
白目が赤い
大きなヘッドホン
隣で眠る
ピカピカ光る
ケータイ電話
電車はきしむ
らあしど
らあしど
向かいの女
カメオのロケット
紫 ...
たまの休日に友人と会って話をしていても、近頃はすぐに「何か面白いことないの?」と、まるでそれが合言葉であるかのように、たがいの口からとびだしてくる。生活に刺激がないのは、環境が違えどみんなおなじで、 ...
夜の湖の上を艶やかなカラスが舞っている
目が覚めると
今年はじめて秋の空を見た
青く澄みわたる空の果てを探っていても
見えるはずもなく
疲れ果てて しくしくと泣いた
夏の終わりに ...
夜に泣く
貴方を知った
その日から
逢えるその時を
夢に見て
遠い地で
私はひとり
貴方を想う
愛を語り合っている
...
つつせし我が心の
暗黒よ
天に届かぬ
悲惨な運命(さだめ)は
もはや断末魔の叫び
我の意志は堅く
されど約(つづま)るように
固まって ...
腹を空かせた
幼い獣のように
どことなくか細く
切なく弱々しく
響くその音は
夜な夜な
私の寝所まで
聞こえてくる
ぎゅっ ...
カルピスを飲んだら、凄く濃かった。
何故なら、氷が溶ける前にすべて飲んでしまったから。
南極の氷が溶ける前の海の水と、今の海の水は、濃度が違うんだろうか。
小学生の夏休みに行った海の水の味と ...
神のお怒りが今の天候ならば
ますます声張り裂けて題目す
今日の天候に神の気息を見るならば
お怒りを慰めるべく題目を捧ぐ
神 お怒りの御心見るな ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
創書日和「ツマサキ。」
狠志
自由詩
1
08/8/30 0:25
壊れてゆく世界の中で モノクロームの夢を見る
皆月 零胤
自由詩
5*
08/8/30 0:17
悪魔の囁き
灰色の夢の中
散文(批評...
1
08/8/30 0:13
「僕の村は戦場だった」を傍らに置いて
千月 話子
自由詩
8*
08/8/30 0:12
(無題)
キキ
自由詩
1
08/8/30 0:10
帰ってきたよ。愛しい君
灰色の夢の中
散文(批評...
0
08/8/30 0:07
神様の夜
小川 葉
短歌
1*
08/8/29 23:12
ローマンカモミール
木葉 揺
自由詩
5*
08/8/29 23:06
たんすの中におまえがはいっている
因子
自由詩
3*
08/8/29 22:45
都会の人
小川 葉
自由詩
2
08/8/29 21:45
無題
クマクマ
自由詩
1
08/8/29 21:36
考えるひと
恋月 ぴの
自由詩
25*
08/8/29 21:35
秋田の男
小川 葉
自由詩
2*
08/8/29 21:10
胸に咲くトゲ
湖月
自由詩
2
08/8/29 21:05
ナベくんへのながい返事
かんな
自由詩
15*
08/8/29 21:00
コロンブスの卵
ペポパンプ
自由詩
7*
08/8/29 20:08
青いハンバーグ
酸素の枷
自由詩
1
08/8/29 19:14
風切羽
nonya
自由詩
6+*
08/8/29 18:53
哀しい二人
唐草フウ
自由詩
7*
08/8/29 18:32
詩はいらない
乱太郎
自由詩
23*
08/8/29 18:26
会話
木立 悟
自由詩
4
08/8/29 17:02
何故線が必要なのか?
村上 まり
自由詩
0
08/8/29 15:02
らあしど
チアーヌ
自由詩
1
08/8/29 14:34
若さと老い
パンの愛人
散文(批評...
2
08/8/29 14:28
白い砂浜
ましろ
自由詩
7*
08/8/29 13:12
マリーゴールド
星月冬灯
自由詩
7
08/8/29 12:58
暗情(あんじょう)
〃
自由詩
0
08/8/29 12:57
虎落笛(もがりぶえ)
〃
自由詩
1
08/8/29 12:56
カルピス
小原あき
自由詩
16*
08/8/29 11:50
天候と神
アハウ
短歌
0
08/8/29 7:59
4808
4809
4810
4811
4812
4813
4814
4815
4816
4817
4818
4819
4820
4821
4822
4823
4824
4825
4826
4827
4828
4829
4830
4831
4832
4833
4834
4835
4836
4837
4838
4839
4840
4841
4842
4843
4844
4845
4846
4847
4848
5.74sec.