突き落とされた先は闇
物故を見て此処は快楽の夢
戻ってゆく風が吹いて
探す楽園はいつかの思い出に
もう何処にも無く
自分さえも見失い
手足は内側から解けてゆく
落ちればいい闇の中へ
...
焼け落ちた
羽がまた羽のように
はばたいてる
焼く前よりも羽らしく
空気をとらえ
空気におぼれながら
屋根の上に
鳥がいる
まだ飛べない
幼い鳥の声がする
途方にくれ ...
海が見たいって
人を愛したいって
お前はどこへ行くんだモンスター
自分の存在に
正義という悪夢に
あれほど傷つけられてきたのに
まだ、何かを信じるのか
砂漠を捨てて、 ...
昆布と削り節でダシを取る
糠みその漬物
お吸い物はちょっとだけ醤油
ミディアムトマト
アボガドの海苔巻き
納豆はからし入り
アサツキを添える
キャベツの千切り
エビのフライは
...
五年前
路面が煮え立つほど暑い夏
プールの栓を抜いたような夕立
の
中でぼくは
キミの嘘を受け止めた
小さな嘘
あまりに小さいから
雨上がりの水溜りに
そっ
と
浮かべてみた ...
ナメクジや 曇りガラスを まっぷたつ 歩きし後に 雫たれ
ナメクジや 雫に満ちて キラキラと
ナメクジの 並びて描く メッセージ
ナメクジの 編隊飛行 ゆっくりと
ナメクジの 壁にて刻む ...
今日も一日誰とも話さずに終わってしまう
仕事柄何十本もの電話をこなし
お昼には職場の友だちとランチなんかしたけど
それで誰かと話したってことにはならない
パソコンの電源落として
机のまわ ...
私に出来ることと
出来ないことを並べてみたら
出来ないことの方が 今は多かった
ことに気付いたんだけど
本当は知っていた
ような気もする
だから
今は とか言ってしまう
け ...
夏の朝
曇り空
コンクリート色
蝉は聞こえない
冷房の効いた部屋じゃ
繰り返される
祈り
そんなものあったっけが
さびしいの?
きみに逢いたい ...
心配かけて
ゴメンネ
やっぱりホントの事
言っちゃダメなんだって
思い知らされた
アタシ強い子じゃないんだ
弱音だって本当は言いたいんだ
もう、1 ...
かすかな明かり
すぎる意志なく
すぎゆくもの
岩に記す波
幾重にも
風を模して
泉には窓が沈む
塹壕と青空
水の呼び名が飛び交う
空の怒号 ...
意 味
人の影が路上に焼きついている
今も猶、夏は
幾百万の鐘をならす
それは
べつの希望の道をひらく
祈りへの
合槌 ...
何もかも徒労だったと誰が知る
心がはぐれそうな夜は
ただあてもなく歩くのが世のならい
街の灯りがあんなに遠い
くたびれた足で石を蹴り上げると
どこか見知らぬ闇に呑み込まれていった
...
つぎはぎだらけのオニオンパイ
心に何もなくても 白紙があるから 散乱しても
おもちゃの劇のように 一晩かけて作ったおもちゃのお城を壊すだけ
這いつくばった地面のひび割れとともに ...
スッキリ淡白で切れいい俳諧より
ゴテゴテで ねちりねちりの和歌おもしろし
この地球 自転公転 銀河はうねる
そんなスピードに同期の南無妙法蓮華経
...
今日は特別に楽しい日でもないのに
夜の街が輝いて見える
光のように車が通り過ぎる
雨上がりの空気は湿っていて
夏そのもの
ベージュのワンピース駆けて行く
車のライトライトライト
まだ水色 ...
愛犬をかわいがるよーに痛めつけてやったよ
優しさが残酷さにとってかわったね
裏切って、裏切られたら、愛おしさを思い出せたさ
後悔と安堵がゴッチャリグチャリ混じりあってわけわからんがな
おお、な ...
私は嘘つきです。
もう、嘘をつきすぎて本当のことが言えなくなってしまいました。
初めは、優しい人になりたかっただけ。
本心は口に出さず、いつも笑っているいい子、それが私という人。
私を構成 ...
笑顔の種を育てる為に
大粒の涙を流すんだ。
私と君との間には
何が残っているのだろう
別れようと言ったのは
君なのに
何故そんな顔をするのか
私には解らない
ヘビースモーカーの君はいつも
煙草と香水が混ざった
君の匂 ...
本当はあなたが生まれたときに
おめでとうと言いたかった
私の知らないあなたの時間に
こんなにも嫉妬しながら
また季節を一巡りして
出会えた感謝を伝えたい
公園のブランコの影がのびて
...
湿った手の平がうっとうしかった
道には熱が漂っている
怠けた歩行者たち
通りすぎる自動車
吐き出される熱が見えるようだった
赤くなる空
血を吐く空の結末は
誰もが知っている毎日
繰 ...
少女は紙を丁寧に折り
いびつな筒を作りあげた
彼女はそれを器だと言う
満足げに頷いて
人差し指に口づけた
指で器の底を擦っては
また人差し指に接吻
水が漏れないように
続いてゆくた ...
なぜ、と
疑問を投げかけていたらきりが無いのですが
それでも脳内に渦巻いているそれらを
抑えておくのもどうも滑稽のような気がして
連絡帳を出すときにそおっと、
母の書いた言葉の後に慣れないボ ...
地に足が着ききらない物語
表面にとどまる心象描写
もっと深いところがあるんだ
と
したり顔で批評するのは
簡単だけど
人の声を得て
人の身体を得て
息を吹き返した言 ...
空を切る
豊かな梢
水色が蒼くて
空が悲しんだ
母のわだち
面影は
追いこす光
空を切る
豊かな梢
水色が蒼くて
空が悲しんだ
蝉が鳴いた
目眩する空
川の上を走る
望郷のわだち
夕べの愛欲
昨日の息子
空にこだます
光たちの臨界
蝉が鳴いた
目眩する空
下唇を噛み切って
何かになりきっている
派手過ぎる感情 優しい鼓動に包まれて
もうこれ以上何も伝えられない
血の囁きが 時に僕を抱き
眠りつく夢のなかで 私は幻を創った
脈の ...
お父さんは
となりにいるよ
夜、仕事を終えた次女が
君の病室に行くと
ほとんどの場合
君は眠っているんだけれど
次女が
病室に入ったとたん
なぜか
ぱっちりと
瞳を ...
クラゲはとっても化石になりにくい
と思われていますが
絶対にならないってこともなくて
なってしまえば化石です
オーストラリアには
クラゲの化石がたくさんでるところがあって
岩になった砂 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
楽園
AKiHiC...
自由詩
0
08/8/6 21:34
屋根の鳥
小川 葉
自由詩
2
08/8/6 20:59
monster
依
自由詩
3*
08/8/6 20:50
I LOVE COOKING.
ペポパンプ
自由詩
4+*
08/8/6 20:43
夏の日
紫音
自由詩
3*
08/8/6 20:33
ナメクジ
guchi_...
自由詩
0
08/8/6 19:21
働くひと
恋月 ぴの
自由詩
23*
08/8/6 19:01
なつやすみ
なづ
自由詩
0
08/8/6 18:44
八月六日の祈り
吉岡ペペロ
自由詩
2
08/8/6 17:45
持つべきモノは友
蜜柑
自由詩
2*
08/8/6 17:37
仮継(朝)
木立 悟
自由詩
2*
08/8/6 17:33
意 味
るか
自由詩
2
08/8/6 15:10
夜の鉄路
石瀬琳々
自由詩
8*
08/8/6 13:47
つぎはぎだらけのオニオンパイ
カンチェルス...
自由詩
3
08/8/6 10:58
神遊び
アハウ
短歌
0*
08/8/6 9:56
今日は特別に楽しい日でもないのに
よしおかさく...
自由詩
2*
08/8/6 9:21
僕ら、ギスギスしてきたね
うおくきん
自由詩
2+*
08/8/6 2:44
嘘つき。
fuchsi...
散文(批評...
1
08/8/6 2:32
隣ドウシ
來稚
自由詩
3*
08/8/6 2:25
残り香
蜜柑
自由詩
1*
08/8/6 1:32
「日時計」と、ささやく
たりぽん(大...
自由詩
5*
08/8/6 1:16
繰越される今日
ブライアン
自由詩
0
08/8/6 0:33
夜のための水
木屋 亞万
自由詩
3*
08/8/6 0:28
先生、質問があります。
笹子ゆら
自由詩
14*
08/8/6 0:23
たったひとつの結晶でも
kauzak
自由詩
5*
08/8/6 0:00
空が悲しんだ
吉岡ペペロ
自由詩
8
08/8/5 23:47
望郷のわだち
〃
自由詩
1
08/8/5 23:46
地球儀
十二支蝶
自由詩
0
08/8/5 23:41
となりにいるよ
草野大悟
自由詩
4*
08/8/5 23:12
エディアカラ丘陵のクラゲたち
海里
自由詩
4
08/8/5 23:11
4783
4784
4785
4786
4787
4788
4789
4790
4791
4792
4793
4794
4795
4796
4797
4798
4799
4800
4801
4802
4803
4804
4805
4806
4807
4808
4809
4810
4811
4812
4813
4814
4815
4816
4817
4818
4819
4820
4821
4822
4823
加筆訂正:
先生、質問があります。
/
笹子ゆら
[08/8/6 14:04]
色々と修正を加えました。
7.73sec.