同じような空でも
どこか少し違うから
そう言って
その日の雲の形を惜しむように
写真を撮る、君
同じ空を見上げ
何が面白いんだろう
そう思いながらも
念のために持ってきた傘なんか
...
形あるものは消失し
形ないものだけが
取り残されたなら
宇宙はきっと
形ないものが
どうにか形になろうと
互いにぶつかり、削りあい
溶けだし、流れ
星々が生まれる前の
電子音 ...
不可思議な理論を思いついては
窓辺の君に押し付けた
紙媒体のレポートなんて
古過ぎると君は呆れたが
速度に追われたキーボードを見ると
理論すら何処かへ逃げてしまうから
骨董屋で買った万 ...
海辺の杭だった
薄い色をした砂浜に
もうどこに打ち込まれたのか
砂に埋もれてしまって
分からない
どれだけの長さだったのか
その突き刺さった底が
砂に埋もれてしまって
分からない
...
亡国の坂は洗面所の鏡に映る君の笑顔
雪だるまの様に転げ落ちて歯ブラシ
国 亡びの顔顔に小沢の連中いいじゃない!
理念 理想もなく忘却の彼方 日本国 ...
エコバッグがエロバッグだったら
今いそいそとエコバッグを持ってる人は
誰もエロバッグを持ってなくて
エコバッグなんかまるで知らない人が
いそいそとエロバッグを持ってるかもしんない
で、
...
かみさまという鏡のような未来は
ぽろぽろとこぼれながら
なにか悪い事を口にしかけて、
小さくなっていく産声
どうやらここは初めから
ちきゅうという
名前もないどこか遠いところ
...
骨 透かして見せて秋の日の
豊穣の肉体が季節を刈り取る
遠く南海の暴風に思いを馳せており
日和 麗し洗濯をなす
日差しが部屋に染みいりて書架 ...
・
掃除をすると
部屋の四隅から
無限に白い米粒が出てくる
表面は乾いて
埃にまみれて
まるで
昔わたしが産み落として
そのまま捨てた卵のようだ
・
遠くに見えるラブ・ホテルの ...
先生、あのね
アメンボ赤いなあいうえおっていうけど
僕は黒いアメンボしか知りません
先生、あのね
今日もお父さんはいろんな人を裁きました
テレビの前で、ビールを飲みながら、ニュースを見て ...
風の音がした
ふり向くと誰もいない
十八歳のぼくが
この街をつっと出ていく
いつも素通りしていた
その古い家から
いつか誰かの
なつかしい声が聞こえた
敷石を踏む下駄の
細い ...
ネズミ寝ず ミミズ見ずして 寝耳に水
どうしよう 後ろも前も 牛同士
虎穴入り 虎捕らずして 虎を撮る
太陽さ ギラギラ赤く ウサギの目
時経って ...
五線譜の上で
小切手を握り締めた 小指のないクラウンと
骸骨の医者が口論していた
どちらがどちらを言い負かしたのか
切り取って確かめよう
ナイフ
誰もが平等に犯す罪に
コンクリートを ...
[熱を低温の物体から高温の物体へ移動させ、それ以外に何の変化も起こさないような過程は実現不可能である]
科学者クラウジス(クラウジウスの原理)
[美はあらゆる所に]
芸術家ロダン
...
蓋を開けたら
いい意味で
底がなかった
だから
蓋を閉めるのがもったいなくて
いつまでも、いつまでも
中に見える
星々を覗いて
呆けていた
でも
いつか
みんなと生きていくんだか ...
右に廻せば締まる
左に廻せば緩む
地球は常に廻り続ける
緩み続ける北半球と
締まり続ける南半球
十五日 伝説の波が 来たらしい もう広島は 残っていない
「誰しもが就職しないとならない」と書いてある本捨てられずいる
君はいつも「注文なんてしないわ」と僕の心を試そうとする
...
愛を口からしか伝えられない男を可哀相に思う
女はじっと見つめるだけで相手をその気にさせるのに
朝起きたならインスタントコーヒーを掻き混ぜるスプーンの音
おはようという言葉が静かな猛毒のように ...
季節も
コンピュータも
風も
液晶画面も
叫びたいほどの
この孤独を
呑み込んでいく
そのたび
余計に孤独になりそうな気がして
あてもなく
答えのない何かを
探し始め ...
ああようやっと読めました
ほんとうにほんとうに久し振りに
ともするとひとところばかり
見る羽目になるところでした
睨みがちでぶくぶく
凝らしてちりちり余計に霞んだ瞳
眼圧がいち ...
不機嫌そうな空は好き
よくできた心模様
ぐずりかけた空が好き
声を上げて泣きだすといい
突き抜けるような空が
心から憎い日は
本当の気持ちを ...
優しいことから始めよう。私がまだ深く悩んでいたとき、古くからの友人がそう言った。まさかまたその話をされるとは思ってもいなかった。あれは冬の誕生日、私がまだおさなかった頃の話だ。多くの事柄にまつわるもっ ...
かなしくなるから目をつむれない
ぼくはあたたかくなるのを待ってる
それが春でなくてもいい
それが冬であるといい
あなたの声がきこえていても
それがぼくのものではないということ
...
リンゴの皮を剥くようにクリトリスも剥ければいいのにねと童貞。
ロールキャベツみたいに包茎の皮も巻ければいいのにねと彼女。
アダムとイブになればこの男だけは絶 ...
物怪たちが目を塞ぐ
暗い夜空に たった数時間だけ
白い何も無い何かが横を渡る
明るい星空に たった数時間だけ
涙ぐむ奇跡を流して 頬紅を汚して
荒れ狂う様に 信じている
重なり邪 ...
無造作に投げ出された夕暮れの
狡猾な腕がきみの背中を突き飛ばす
孔雀がけたたましく笑い
スポーツ事務ではブルジョワどもが汗みずくになって肉体労働に勤しむ
彼らの心臓では無数のパラシュートが ...
あの日
ママは誕生ケーキを買って来るはずだった
四角くてイチゴが四隅にあって
もちろんバタークリームのいっぱいのってるやつ
僕が六本のろうそくの火を
吹き消すはずだったんだ
だけど ...
空にかかるあれはどうしても瞳に見える
星々よりも太陽よりも瞳に見える
悲しむように伏せていたり
驚くことがあったかのように見開いていたり
海を手繰り寄せては手放してみたり
頷いたり里芋をとっ ...
無数の波紋が浮かんだ。
灰色の彼方。
小声で鳴く魚。
境界を越える。
雨は川に降る。
雨は海に降る。
けれど、海の向こうまでは続かない。
誰にも言えない 言わない 私の悩み
だって言ったところで解決しないでしょう?
話して楽になる人は居るけれど
私はそんなに簡単じゃない
曲がって
歪んだ
私の心を誰にも見せたくない
微 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
シャッターを切る音
皆月 零胤
自由詩
9*
08/9/12 17:30
小さな幻影
かいぶつ
自由詩
4
08/9/12 16:52
ラブレポート。
りぃ
自由詩
1*
08/9/12 16:25
海辺の杭
水町綜助
自由詩
10
08/9/12 14:17
亡国の坂
アハウ
短歌
1
08/9/12 10:37
もしもの話
明楽
自由詩
4
08/9/12 10:06
ひかり/音楽
石田 圭太
自由詩
31
08/9/12 9:48
初秋
アハウ
短歌
0+
08/9/12 9:23
家事
吉田ぐんじょ...
自由詩
19
08/9/12 8:07
先生、あのね
不可思議/w...
自由詩
14+
08/9/12 8:00
風のおと
yo-yo
自由詩
14*
08/9/12 6:32
エトセン
桜 葉一
川柳
2
08/9/12 5:30
涙でふやけたノート
餅月兎
自由詩
2
08/9/12 4:48
はじめに
影山影司
散文(批評...
1
08/9/12 4:25
我が子へ-sokoに桜
秋也
自由詩
2*
08/9/12 4:04
ネジの法則
桜 葉一
自由詩
2
08/9/12 3:27
指先で弄んだ結果
高島津諦
短歌
2
08/9/12 2:49
ぺぺ
木屋 亞万
自由詩
0+*
08/9/12 2:22
孤独のつぶやき
ヒロシ
自由詩
7*
08/9/12 2:08
剥離
鎖骨
自由詩
2
08/9/12 1:54
明日の迎え方
caleha
自由詩
5
08/9/12 1:20
奥にあるコーナー
詩集ただよう
自由詩
0
08/9/12 1:09
腫れぼったいまぶた、祈る赤い目
ゆうと
自由詩
1*
08/9/12 0:46
「 アダム三年殺し。 」
PULL.
短歌
0*
08/9/12 0:15
針
十二支蝶
自由詩
0
08/9/11 23:43
1
餅月兎
自由詩
3
08/9/11 23:37
September,11
広川 孝治
自由詩
1
08/9/11 22:18
月の眼差しを閉じて
海里
自由詩
2
08/9/11 22:15
この水は、
ブライアン
自由詩
0
08/9/11 22:08
想い、儚く
海渡
自由詩
0
08/9/11 21:34
4788
4789
4790
4791
4792
4793
4794
4795
4796
4797
4798
4799
4800
4801
4802
4803
4804
4805
4806
4807
4808
4809
4810
4811
4812
4813
4814
4815
4816
4817
4818
4819
4820
4821
4822
4823
4824
4825
4826
4827
4828
5.86sec.