潜水艦の側で
男の子が風に吹かれてる
まるで交差点のように
滑舌が悪いから
今日は何処にも行けない
僕はシオカラトンボを
指で触るのが楽しい
ブラシに絡みつく抜け毛と空っぽのペットボトル
切れた糸がぶら下がった窓べで
一心に爪を縫う
板に書かれた言葉は私
縫いとめられた糸は黒々と指と指をつなげて
道を通り過ぎてい ...
金魚だった
時の記憶がよみがえる
透明な水の中で
息をしながら
その向こうに
白い建物が見える
人だった
時の記憶がよみがえる
わたしは今
どちらなのかわからない
夢 ...
床
いっぱい 散らかしたビー玉
転がしてはじいて
赤いのひとつ なくしちゃった
甘い甘いハート形のチョコレートは真白なお皿に安置済み
で
また 転がして はじいて
青いのが そこに
...
イメージは白と赤。点でしかなかった赤が白を浸食していき、最終的には赤の方が支配的になっていた。ついさっきまで見ていた夢だが、思い出せたのはそこまでだった。今見えているベッドランプの黄色と、その光が ...
お前も落ちたなと内面からの声
畜生にても超自我は語りき
我が一息もうたた寝も慈悲の発露としたし
烈夏の太陽が輝きを増している
夏空にたゆたう ...
君の弱さに
僕はなりたい
呪文のように繰り返される
「歴史」、
「力」、
「強さ」……
はいはい。
悲しみも怒りも
...
握った砂を
こぼれ落とす
ゆっくりと時間を掛けて
小波の中
夕日が散っていくのを感じながら
また握ったとき
私の中で一つの時代が
眠るように終わりを告げた
アナタの顔も名前も声も
知らないけれど
アナタは私の憧れです
アナタの頭で作りあげられた
詞(コトバ)の言霊を電波に乗せて
アナタの心の声で伝えられる
アナタのコトバは
私 ...
砂浜からおーいと呼ぶけれど
友だちはもうみんな遠くへ行ってしまった
かもめかと思っていたら
船だったので
白い帆はどんどん小さくなって
水平線の向こう側へ
目的地が ...
僅かな希望を視界の端にとらえる。
子供の頃夢にみた幻想に、未だ憧れているなんて。
細やかな気遣いだ。
夜は、さらに暗く更ける。
蛍光灯、蛾。
光るのをやめた。
化学物質 ...
男は
働く
金を稼ぐために
男は
金を稼ぐ
遊ぶために
男は
遊ぶ
女を楽しませるために
男は
女を楽しませる
女を幸せにするために
男は
女を幸せにする
...
のどの乾く夕ぐれ
雲があかいのは
燃えているからか
くろい腹の雨雲が
こげた水を降らす
声が出ない火傷
つめたい水が喉の
痺れをあらい流す
希望がむなしい
なまぬるい雨と
煙り ...
ドラマに飲み込まれたマンマ
主人公していると
せっかく
プログラムに仕込まれて
ヤリコマれたまんまなテレビどおりの人達の
悲しい姿に気付けているのに
壊されるよ
ドラマに ...
列につく羽ある係から鶉
時雨の色を尋ねられ戦慄く銀行前
舟作り海ひけらかしに発つおとつい
鳴きもせず竃のそばをうろつく山羊
産卵終え肩からだらんと垂れる鳥
染めたての布か ...
絶命した蝉は最期にジュっと鳴いた
夜の電車の扉の側
踏み付けた男はそのまま電車を降りた
JRの片田舎の駅
ジュは呪術の呪だろうか
それは男に向けられたものだろうか
それを男にさせた無関心な ...
小さな塵が蒸気を集めて
やがて雨になっておちてくるように
僕の小さな悲しみを
あなたが優しくくるんでくれるから
ほら
こんな簡単に泣けるのを
僕は雨のせいにしている
誰がため 戦い忘れた人のため 集う我らは九人の戦鬼
『サイボーグ009』
踏まれても踏まれてもなお逞しく 芽を出し伸びる麦になるんじゃ
『はだしのゲン』
ゴムの様に伸びるカラダとこの野 ...
紅茶を飲む
どんどん飲む
あなたは珈琲を飲む
どんどん飲む
これだけ飲んだ分、涙を流して別れたら
みっともないなと思いながら
今日も紅茶を飲んでいます。
今にも噛み付きそうな目つきで歩き回る!
あぁ臨戦状態!
戦闘態勢!
アルルの女のファランドーレ!
口を開けて歩いてる場合じゃねぇんだよ!
前から走ってくる男!
あぁ!
全体重を ...
続いている
オルゴールの音
好きだけど
どことなく野暮に聴こえたりするから
そっと、こっそり耳に当ててた
今は
化粧台の
片隅にちょこん、と
あのひとに
つげてもだめかな
この、きもち
ペンを
はしらせるてが
とまった
アナタのコトを
思い続けて幾年も
あらゆるものが
わすれられずに
留まり続けた
‥
季節の春は
来てないけれど
ワタシのとなりが
埋まらなくても
卒 ...
男:今宵は流れ星がこんなに流れて素敵な夜だね。
女:(ああ、暑い暑い。流れ星なんて興味ないわ。帰ろうかしら。)
男:耳を澄ませば、小さな音楽隊がリサイタルを開いているようだよ。
...
やるせないとは
どんな気持ちだ
胸の高さまでの柵から
少し乗り出して
空を仰いでいるのか
柵の欄干あたりで
透明度の高い水が
溢れそうに張りつめながら
...
何も考えずに叩ききった發を見て
彼女は少しだけ微笑んでいたのを思い出した
東京の空には星か輝いていて
中央線はとても込んでいて
君は椅子に座って本を読んでいた
「家に帰りたくない」
なんて ...
こんこんきつね
きみの右手のきつねさん
うすあかりのした
きつねさん
忘れないよ
ううん
忘れられないよ
いつも早い返信が遅れて
どこかさみしいのなら
何気ないひとことが可愛いくおもえたら
愛しくおもえたら
そうだよ
もう
恋は はじまってる
僕が気づくずっとずっと前から
...
五月雨た空が悲しい日、
君は誰かに捨てられた猫のように
俺を求めてきた
都心のベッドで戯れて
埋まらない隙間に二人、
必死に何を詰めていたのだろうか
*
お前の一 ...
突き落とされた先は闇
物故を見て此処は快楽の夢
戻ってゆく風が吹いて
探す楽園はいつかの思い出に
もう何処にも無く
自分さえも見失い
手足は内側から解けてゆく
落ちればいい闇の中へ
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ペーパー・シープ(指)
たもつ
自由詩
1
08/8/7 14:51
暗澹
リーフレイン
自由詩
5*
08/8/7 13:34
夢の中で
小川 葉
自由詩
3*
08/8/7 13:02
縁日に眠る(改)
凛々椿
自由詩
5
08/8/7 12:54
染めてくれない - dye scarlet over whi ...
橘柑司
散文(批評...
0
08/8/7 11:08
畜生道
アハウ
短歌
0*
08/8/7 10:12
物陰
草野春心
自由詩
0
08/8/7 10:05
昭和
doon
自由詩
2*
08/8/7 8:57
眩しい太陽/まだ見ぬスクリーン越しのアナタへ
蜜柑
自由詩
1*
08/8/7 8:20
友だちと夏
さだあいか ...
自由詩
9
08/8/7 2:56
ひとりになる
ふたつ
自由詩
2*
08/8/7 1:35
男
かいぶつ
自由詩
5
08/8/7 1:11
水のうえの夜
木屋 亞万
自由詩
1*
08/8/7 0:58
エラそうに説教だねこれ、詩なんて書けたためしないし。
よーかん
自由詩
3
08/8/7 0:58
牛
黒川排除 (...
川柳
1
08/8/7 0:27
月の影 蝉の骸
プル式
自由詩
6*
08/8/7 0:05
「優しい雨」
ベンジャミン
自由詩
18*
08/8/7 0:04
誰がために詠む?〜漫画・アニメ・特撮で五七五(第3話)
AKINON...
短歌
6
08/8/6 23:30
紅茶
くしゃみ
自由詩
4*
08/8/6 23:27
アルルの女
虹村 凌
自由詩
0
08/8/6 23:23
アンティーク(仮)
長谷川智子
自由詩
3*
08/8/6 23:21
おもい(仮)
〃
自由詩
2*
08/8/6 23:20
サヨナラ(仮)
〃
自由詩
2*
08/8/6 23:19
(テレパシー)
tibet
自由詩
1
08/8/6 23:19
柵と距離
水町綜助
自由詩
12
08/8/6 23:09
思い出迷子
虹村 凌
自由詩
0
08/8/6 23:02
きつねさん
こころゆくま...
自由詩
3*
08/8/6 22:55
愛してる
くるす.wh...
自由詩
1
08/8/6 22:34
めぐみ
黒子 恭
自由詩
3
08/8/6 22:34
楽園
AKiHiC...
自由詩
0
08/8/6 21:34
4782
4783
4784
4785
4786
4787
4788
4789
4790
4791
4792
4793
4794
4795
4796
4797
4798
4799
4800
4801
4802
4803
4804
4805
4806
4807
4808
4809
4810
4811
4812
4813
4814
4815
4816
4817
4818
4819
4820
4821
4822
加筆訂正:
untitled
/
かとり
[08/8/7 1:30]
加筆しました
7.25sec.