ペンの銃座から覗き見る世間ランボー
昏がりの街に羽綿の引き金
その弾道を解析せよ!ランボー発砲
...
互いを圧し合う青のはざま
渦が渦を巡る陽の道
空の水たまりを数えている
浜辺の藪にころがる鏡
鏡に空が映ると
鏡は笑った
おまえは
空じゃない
水 ...
泳ぐことはいろいろと不思議だ
泳ぐためには
そこに何かが満ちていなければならない
水でなくてもいいし
冷たくても冷たくなくてもいいけど
なめらかに
位相を変えながら絶えず包み込んでくる ...
父と私は、海の底で蟹を捕まへようとしてゐた。蟹は絶好の釣り餌になるのだと、父は言ふ。釣りを楽しむためには、まづ蟹を獲らねばならない。小さな蟹が何匹も足元を這ってゐるが、触れることすらできない。逃げる時 ...
静寂のかなたの静寂のかなたに
静寂があって静寂となって
政略となって制圧する生活
性格にしたって制約がかかって
契約なされる契約がされる
啓発および計画をなす検索
研鑽または計算がかさ ...
憧れの君の
アドさえも聞けず
ただ顔を真っ赤にしていた
あの子は
きっとどこかに置いてきた
あの頃の私なんだろう。
いつからだ?
こんなに汚れてしまったのは。
いつからだ?
恋心 ...
遠い管楽器の呼吸が
校庭にゆき渡る
共鳴して震える放課後の
まぶたが橙色にうつ伏せて
伸びてゆく睫の影が、滲む
正しく失われたチャイムの
赤い、低い、余韻
その、金属の香 ...
そこにいるだけでしあわせ君と居るだけで
ボートは次のたのしみに
すぐにすぐにまた逢おうね
くちびるが感触を忘れないうちに
たそがれ時「愛してる」言い忘れたと
...
日曜日に開催される
みどり市で
みかんの盆栽を
かって
収穫祭に
よんであげるよ
それまで
夢の中で練習するから
今は目につかない
ところにいてよ
なん ...
満月を見上げて涙を流すのは
かぐや姫だけ
そう思ってた
月見上げ泣いてくれるな
その滴遠い僕には拭えないから
満月よ
世界を優しく
包み込め
...
朝焼けは夕焼けに似ている
赤ん坊と老人が似ているように
どちらも生命の底力に満ちている
朝の6時半に店のシャッターを開け
芋粥を作る母さんの割烹着
糠床を掻き交ぜ茄子を一本取り出し
畑の歪 ...
ため息ばかりついてる 重く曇った日は
あなたを思う
会いたい 会えたらな と思う
せめてあなたの作る歌を聴きたいと思う
古くなったCDもいいけれど
現在(いま)のあなたに 息吹をもらい ...
また
てのひらの上からこぼれた
また
確かめる前に
こわしてしまった
すこしのためらいを
みぎの目にのこしたまま
ときが
ときがたつのを待っている
やがて
いつもの ...
空と海の青は
ときどき入れ替わっているのですよ
見下ろすのに疲れたときや
見上げるのに飽きたときに
日が落ちて
水平線がなくなったら
つるん
空の青は滑り台を滑るような
楽しさと一 ...
という問いには自分なりに一つの結論を持っている。
「現代詩は難しい?」
と聞かれたら、いつもこう答えるようにしている。
「難しいものもあるよ」と。
以前こんなことを書いた。 ...
夜顔の咲く
夕涼
あせのひくあおぐろい素顔
{引用=※ 夜顔=ヨルガオ。ヒルガオ科。}
あなたがなげた 紙飛行機。
十一月の 校庭で、
ふわりと浮いた 魔法みたいに。
飛べ! そうあなたが命じると、
あっというまに クスノキの、
いちばん上の 枝より高く、
もっと高く 舞い ...
雷雨に押し流され
夏が終わる
爪先に染み込む雨水が
一層惨めな気持ちにさせる
選べない選択肢は
捨ててしまいたい衝動に駆られ
捨てきれなくて
また抱き ...
黄昏色の空の果て
ひとりっきりの帰り道
誰を待っていたのだろう
誰を探していたのだろう
電信柱の長い影
淋しいようと風の吹く
黄昏色の空の果て
家路をいそぐ鳥の群れ
どこへ行くとい ...
その夕方は
台所のテーブルに
向かい合って座り
母は
きんぴらにするために、ごぼうを
笹がきに削いでいた
わたしは、その灰汁で黒くなった指の先、手を
目の中に映し撮りながら
小窓か ...
「その道の天才になる! ソネット組曲」
こどもたちの可能性を開くには
どうしたらいいだろうか
あのピチピチした若鮎みたいなこどもたちの
個性を開くにはどうしたらいいだろうか ...
僕には
あの風の向こうに置き去りにしてきたものが
いくつもあって
ちゃんと置き去りにしないようにって
思ってても
気が付いたらいつも置き去りで
ある日
ふと振り返ったときに
思 ...
{引用=
【パンばかり食べていると外国人になる】
}
昔
こぐま印のしょくパン
という名称の食パンが
近所のスーパーで売られていた
近所の小さい食品工場で
おばさんたちが手作りして ...
すみまセーん
神が通りマす
どいてくだサい
ポロポロピーンと縛られて
道しるべに立つ変態を
北へ北へと行き過ぎて
月の音も通り過ぎ
神はそこにいたのでス?!
星をあがめテ
...
今夜は涼やかになめらかな夜
でも私は燃えさかるものを見たくて
強い酒を二瓶あおってあとは行き場のない妄想力を
総動員すれば少しの間火が吐き放題になるんじゃないかと思い立ち
すぐさま ...
水面に
拡がるカァテン
一つ
二つ
三つ
割れる
俺は今
間にあって
どうしたものか
思案する
俺の脚は
久し振りの故郷の質感に
くつろいでいる
俺の ...
想いたいから想うのは個人の自由の範囲内。
だから貴方を愛した。私だけのご都合で。
だけど見返り求めるのは私の自由の範囲外。
それは貴方の権利。だから拒まれた。
恋、なんて厄介なもんは禁止になっ ...
眠れない今夜は何を数えよう…昨日はひつじを数えてたから。
膨らんだ雨のしずくが気まぐれに時を刻んで夜を動かす。
プ−さんのぬいぐるみを抱く君の名を何度か呟く夜がこたえる
...
不条理
やさぐれた雨
やわらかな蔑視
指摘する罠
飛び火
悲しみの連鎖
無限階段に落ちてゆく
最後の審判は途切れ
後悔だけが
のこる
海進、海退、
海峡は境界だけど
ブラキストン線なんか越えていこう
ヒグマおいで
ツキノワグマお行き
キタシカもキタタヌキも
ニホンキツネもニホンタヌキも
オオルリシジミもオオルリオサムシ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ランボーの乱射
アハウ
短歌
3
08/9/16 20:36
午後の熱
木立 悟
自由詩
2
08/9/16 20:32
光の秋に泳ぎゆくもの
海里
自由詩
3
08/9/16 20:32
海釣りの日
三州生桑
自由詩
1
08/9/16 20:20
集約
KETIPA
自由詩
0
08/9/16 20:19
初恋
はち
自由詩
3
08/9/16 19:40
下校時間
A道化
自由詩
11
08/9/16 18:32
あいのいちにち
じゅじゅ。
短歌
1
08/9/16 18:31
うわついたムラサキ・時間
このえ
自由詩
4*
08/9/16 17:26
十五夜
こすもぷ
短歌
1*
08/9/16 17:23
芋粥
木屋 亞万
自由詩
4+*
08/9/16 16:58
ディア・クラウド
佐和
自由詩
5
08/9/16 16:00
空白
健
自由詩
1*
08/9/16 14:13
ひみつの話
明楽
自由詩
4
08/9/16 13:44
現代詩は難しい?
いとう
散文(批評...
23+*
08/9/16 13:15
夜
こしごえ
自由詩
2*
08/9/16 13:11
あなたの紙飛行機
K・フラグメ...
自由詩
2
08/9/16 11:10
〜 夏終哀夜 〜
彌月
自由詩
1*
08/9/16 9:43
黄昏色の空の果て
未有花
自由詩
27*
08/9/16 8:19
ずっと変わらない
唐草フウ
自由詩
11*
08/9/16 6:04
その道の天才になる! ソネット組曲
飛鳥 彰
自由詩
0
08/9/16 5:40
時の隙間
ヒロシ
自由詩
2
08/9/16 3:44
迷信
吉田ぐんじょ...
自由詩
13
08/9/16 3:20
=ADA
瀬戸内海
自由詩
2*
08/9/16 2:48
夜火
鎖骨
自由詩
1
08/9/16 1:56
雨に打たれながらも立ちこむ釣り師
北村 守通
自由詩
4
08/9/16 1:30
[恋の煙]
東雲 李葉
自由詩
0*
08/9/16 0:25
数え唄
ユメサキハル
短歌
1*
08/9/16 0:14
越えられない
月焦狼
自由詩
0
08/9/15 23:10
ブラキストン線を越えて
海里
自由詩
1
08/9/15 22:48
4782
4783
4784
4785
4786
4787
4788
4789
4790
4791
4792
4793
4794
4795
4796
4797
4798
4799
4800
4801
4802
4803
4804
4805
4806
4807
4808
4809
4810
4811
4812
4813
4814
4815
4816
4817
4818
4819
4820
4821
4822
5.62sec.