足が歩いていた
宙ぶらりんの午後の
人影も疎らな舗道を
足が歩いていた
左右ぃ 左右ぃぃ
交互に舗道を愛撫しながら
足が歩いていた
素っ気ない陽射しを
ふくらはぎに受けて
...
擂り潰す
心の在り処を問わないで
琥珀色した
液体の
底に沈んだ
愛を拾おう
「今」よりも
草臥れたものが
あるとして
それよりも尚
ひきつけるのは
紛れもない
低く笑 ...
一。
バスは坂に入っていた。眼を閉じると、からだが傾き、後ろに引かれる、背中が軽く、座席に押し付けられる、わたしのからだは軽いので、座席はゆっくりと、わたしを押 ...
こんなに暗い夜だから、
どこに行けば良いのかワカラナイ
祭りで騒いだ帰り道
行くべき道が分からない。
遠くにキャンプファイヤーが燃え盛る。
カオのない友達たちは
「きゃあきゃぁ ...
まちを遠くはなれ
まだらに草がはえた
さびしい砂浜の
海ぞいの道で
わたしはめくらのふりをして
ほどこしをもらった
(ニセめくら)
海から吹きつける風が
砂を舞い上げたが
空は青 ...
緑は木々の透明をろ過する
歌おうと
目の穴を
鳥たちの影は細く伸びゆき
皿に盛り付けた朝を啄む
ありふれた爪痕で編まれ
内臓はひらかれ
時に浮かべられる
せせらぎとともに
薄い結 ...
富士山! おい富士山! いや富士様!
待って下さい 頼むから待って下さい 永久に待っていて下さい
頼むからいつまでも噴火しないでいて下さい
俺たちが代わりに噴火しますから 静かに見守っていて下さ ...
アンドロイドは、呼吸する
ラマダーンに輪廻を解説する
入道雲が1座、
カオス理論に途方に暮れ、ても
光あれと叫ぶ
光あれ、と叫ぶ
そうし ...
『あの山の向こうにはなにがあるの?』
『自分でいってみないとわからないんだよ』
旅立ったのは
幼い時分からの
憧れだっただろうか
眼下に広がる世界を
言葉 ...
○月×日
6時半に目を覚ますも、二度寝をして結局7時半起床。
朝ごはんを食べる間もなく、あわただしく職場へ向かう。
駅の売店でカロリーメイトのチョコレート味を買う。
甘いものに甘い飲み物は好き ...
ワスレナグサの風が吹く、
雷の領域のなかで、
私はあなたを作らなければならない。
最初の溜息はときに、
天性のその鞭で私の魂をなめる。
音を立てず、逃げ出し、
それから私は一度振り返る。
...
[牛乳を一滴垂らした珈琲に、牛乳が散らばっていく。散らばった牛乳は気まぐれに集まったり、散らばることに飽きたりしない。珈琲が冷めるのに従って……着実に拡散する]
おとなしく大工をやってりゃ ...
君へ手紙を書く
タマムシから君へ
君は人で、わたしは虫だから
君にとってわたしは虫以上でも以下でもない
けれどわたしのからだは虫とは思えないほどきれいだって
君は知ってしまったから、わた ...
とても幸せそうな家庭だった
それなのに
僕が帰ると言うと
君は泣きそうな顔をして
つまらなそうにうつむくのだった
いつか君も
僕の家に遊びに来た
垢にまみれた泥の顔をして
即 ...
ー自由に拘束された現代の叫び、アイ・ドント・ノウというバンドについてー
ドキュメンタリー映画「マホウノセカイ」に登場したバンドは、「アイ・ドント・ノウ」といいます。彼らは、最新型、踊れる ...
影を落としたのでしょう
その想いのそばに
闇を忍ばせたのでしょう
その言葉のすみに
誰に伝える事もない
誰に触れる事もない
ついのすみか
...
この街は静寂を欲しているのか
七時半を過ぎたばかりなのに
どこも店じまいは早かった
小樽に雨が降る
札幌にも雨が降る
の予報は聞いていた
運河に雨粒は広がる
海の ...
草色の風過ぎ行く早朝五時半の晴天の
スーパー○○朝市の駐車場は
車と人とささやかな諦念とで 満員
ところで不思議なことに
売り子の呼び声も客の喧騒も
皆目聞こえず ほんと聞こえず
朝市に並 ...
{引用=玉子の親じゃ、ぴよこちゃんじゃ、ぴっぴっぴよこちゃんじゃ、アヒルじゃぐぁーぐぁー。}
(一)
「兄ちゃん、コイツをくんねぇ」
カーバイトランプに照らされた
みか ...
もうおやすみ とつぶやく こえは
あなたに とどいたのでしょうか
まぶたを とじる しゅんかんに
あなたは なみだをうかべていた きがしたのですが
ろくがつむいかの あめはふりつづいていま ...
燈芯 は 飛ぶ
日常 も 息絶える 小学校 と 明るい 超え
眠る な 突き出される 草 が 声 のは
...
消すことのできない現実を
生きる
杭はすさみながら立ちつづける
抱きしめようあやうい姿の今を
山が沈む陽を抱くように
山鳥はねむり
私たちはひそかに地の種となる
抱きしめ ...
焔 が ささえ
期待できず が ゆられていると 過剰 は 罪のない 張る
祈り に 息づいてゐる 養分 を 死 のだ。 ...
投身
エゴ が かくて 走り去る 熱情 あやまち
精神 が 凍てつかせる その くりかえす
...
初めて会う人の顔の真ん中に
或いは胸の真ん中に
おへその辺りに
とにかくその人の中心線に
隙間がないかどうか
確かめる
それは
ある時はボーリングの球くらいの大きさだったり
ある時は米 ...
例え遠くたって 君は君だ
カロン
いつしか忘れた 掠れた記憶
声を枯らして 泣き叫ぶ日々
閉塞空間での 僕じゃないダレカの声
全部 君に届けて
全部 知って ...
にわとりに撲殺された悲しみ
にわとりに撲殺された悲しみが
誰にも受け入れてもらえないだなんて
誰にもわかってもらえないだなんて
庭でにわとりに撲殺された悲しみを
理解してもらえないだなんて
...
オレは
ズボンを脱いでパンツも脱いで
レフトを守っている
どんなフライも捕ってみせる
さっきだってお腹からずさーって滑り込んで取ったじゃないか
ところで球場を見渡せば
カメラがいくつか ...
満員電車に乗って
家を買いに行く
途中、西洋タンポポが
みんな咲いてて
僕はそっと
保安林を抜けたのだった
その先には
どいつもこいつもの風が吹き
ふざけんなの雨が降り
...
しめやかであざらかな夜
かさぶたのようなくちびるを噛みしめる
暗い空のどこかから
豚の悲鳴がきこえてくる
月はすっかり遠く小さくなって
満月だというのに私の庭は暗い
でも私は知っている
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
足
nonya
自由詩
4+*
08/9/13 12:29
琥珀
さき
自由詩
5
08/9/13 10:08
「 空白、の。 」
PULL.
自由詩
4*
08/9/13 9:08
こんなにクラい……
芥生
自由詩
0
08/9/13 8:56
海辺にて
ばんざわ く...
自由詩
5*
08/9/13 8:45
ゆりかご
氷水蒸流
自由詩
2
08/9/13 8:23
富士山
新守山ダダマ
自由詩
4
08/9/13 7:13
ライフ
うわの空。
自由詩
4*
08/9/13 6:55
あのやまのむこう
こすもぷ
自由詩
3*
08/9/13 6:50
○月×日
相良ゆう
自由詩
1
08/9/13 3:14
暗黒の電子レンジ
K・フラグメ...
自由詩
1
08/9/13 3:11
つぎに
影山影司
散文(批評...
0
08/9/13 2:39
タマムシ
タマムシ
自由詩
9*
08/9/13 2:26
青魚
小川 葉
自由詩
4
08/9/13 2:26
ー自由に拘束された現代の叫び、アイ・ドント・ノウというバンド ...
猫のひたい撫...
散文(批評...
0*
08/9/13 0:58
白い闇際
caleha
自由詩
4
08/9/12 23:57
雨景
ヨルノテガム
自由詩
3*
08/9/12 23:30
スーパーの朝市
オイタル
自由詩
1*
08/9/12 22:06
ひよこなひと
恋月 ぴの
自由詩
29*
08/9/12 21:38
猫唄
梨玖
自由詩
3*
08/9/12 21:26
蝋燭
《81》柴田...
自由詩
4*
08/9/12 21:11
野の花
Etuji
自由詩
5
08/9/12 21:11
焔 が ささえ
《81》柴田...
自由詩
2*
08/9/12 21:10
生存スルハズ
〃
自由詩
0
08/9/12 21:10
隙間
小原あき
自由詩
17*
08/9/12 20:47
カロン
セルフレーム
自由詩
3*
08/9/12 20:43
にわとり
セガール、ご...
自由詩
7
08/9/12 20:30
純情球場
渡邉建志
自由詩
3*
08/9/12 20:23
ペーパー・シープ(姓)
たもつ
自由詩
8
08/9/12 20:17
待つ
佐々宝砂
自由詩
6*
08/9/12 20:11
4787
4788
4789
4790
4791
4792
4793
4794
4795
4796
4797
4798
4799
4800
4801
4802
4803
4804
4805
4806
4807
4808
4809
4810
4811
4812
4813
4814
4815
4816
4817
4818
4819
4820
4821
4822
4823
4824
4825
4826
4827
加筆訂正:
海蛍 (二)
/
銀猫
[08/9/12 22:57]
過去に同じタイトルの作品があるので番号を付けました。
5.6sec.