生まれてすぐに言葉を食べた
降る雪のように冷たい言葉
それは小指の爪のように
やわらかく甘く
そっと僕の心臓に住まった
なんだか涙が出そうで
手のひらを握ったりしていた
つぼみが ...
全部
冗談だったら面白いのに
この日常
ミラクルな瞬間と枠組みのジレンマ
いわゆる「世界」と名づけられた場所
そこで生きて泣いて笑ってる僕
冗談、だ ...
なにやっても
どうにもなんねえんだろうなって
思うちゃうよね
みんなそうなんだろうけど
しょうがないなって
あきらめちゃう
しかたないかって
にがわらい
でも
ああい ...
理性・抑制・常識とか教義とか正義とか悪とかという枠は社会にとっては必要なものだが個人の感性の拡大にとっては邪魔以外の何者でもない。それも仕方のないことだろうとは思う。個人の感性の無制限な拡大は ...
手首をすぎる風の先に
向かい合う双つの枯れ木があり
雨に雨を降らせている
夜が増すごとに
熱は辺をゆく
遠くも近くも ただ打ち寄せる
朝の裾が笑い
見えな ...
果てなく広がる空は
闇の深淵の入り口だろうか
誰もが覗き見たこともなく
一人一人のイメージは
心に広がる無限の想いだ
幸福と希望と不幸と絶望と
宇宙につながるイメージは
人を小さ ...
築三十余年の重い扉をあけて
その人は折りたたみ杖をシンボルに
プロムナードへの散策にでた
弱った足腰膝小僧に発破をかけ
傾き加減の太陽と
青女 ...
ラップして…
もいちどそれを
ラップした
寝ても冷めても再加熱
すればいいとは!
ぼろぼろ
目からうろこ
やーらーれーたー
(シャキーン)
とりあえずの解凍
何度で ...
赤い靴を履いて
待っているの
もちろん
異人さんを
水面は
揺らめいている
でも
その下は
沈殿して
何かが蠢いている
今にも出てきそうに
だから
誰か助けてくれないかな
異人さんじゃなくてもい ...
ふりかけきらい
まどろみの床をしらんのかえ
はあ 食品添加物ですね
そおさね
麦畑が艶やかな紫色になっていました
けらけら
かなしいね けらけら かなしいね
かわええね
...
東京はまだ
日中は蒸し暑いらしい
シカゴでは北米だけに
ぞくぞくするくらい気持ちのいい
ひかりや風のなかにいる
スタバで資料をやっつけるとするか
異邦人の特権で
道行くひとをいつもより
...
きのうは昼から雨だった
きょうは朝から晴れている
くもひとつない
大通りのよこの公園を歩く
りすが赤い実を両手でもったまま
地べたに垂れた枝をするするとのぼった
いつも思う
アメリカの空 ...
中学生のとき
地理の授業で印象にのこった
五大湖ということば
大人になり
たまにシカゴに来るようになって
それはますます
牧歌的な響きをもつようになっていった
五大湖のひとつ、ミシガン湖 ...
白い僕
黒い僕
混じって 融けて
灰になる
蒼の世界に
ひらひらと
広がり舞う
きらきら
太陽を隠す 僕は
綺麗ですか?
錆色、妖水、試験管。
この夜空、その一滴で、
麻痺させるのは誰。
桃源郷の、咽び泣き、
高速道路を、やって来て、
それから何処へ往くの。
透明な静謐は、
宇宙の彼方。
星にすむ ...
あふれる光の流れを
掬う
祈りの手の形で
殺戮は今もつづいている
日ごと心が死ぬのに
たむけるのは
忘却なのだ
潮騒の音がきこえる
千もの傷に
ただ一つの愛
なつか ...
足が歩いていた
宙ぶらりんの午後の
人影も疎らな舗道を
足が歩いていた
左右ぃ 左右ぃぃ
交互に舗道を愛撫しながら
足が歩いていた
素っ気ない陽射しを
ふくらはぎに受けて
...
擂り潰す
心の在り処を問わないで
琥珀色した
液体の
底に沈んだ
愛を拾おう
「今」よりも
草臥れたものが
あるとして
それよりも尚
ひきつけるのは
紛れもない
低く笑 ...
一。
バスは坂に入っていた。眼を閉じると、からだが傾き、後ろに引かれる、背中が軽く、座席に押し付けられる、わたしのからだは軽いので、座席はゆっくりと、わたしを押 ...
こんなに暗い夜だから、
どこに行けば良いのかワカラナイ
祭りで騒いだ帰り道
行くべき道が分からない。
遠くにキャンプファイヤーが燃え盛る。
カオのない友達たちは
「きゃあきゃぁ ...
まちを遠くはなれ
まだらに草がはえた
さびしい砂浜の
海ぞいの道で
わたしはめくらのふりをして
ほどこしをもらった
(ニセめくら)
海から吹きつける風が
砂を舞い上げたが
空は青 ...
緑は木々の透明をろ過する
歌おうと
目の穴を
鳥たちの影は細く伸びゆき
皿に盛り付けた朝を啄む
ありふれた爪痕で編まれ
内臓はひらかれ
時に浮かべられる
せせらぎとともに
薄い結 ...
富士山! おい富士山! いや富士様!
待って下さい 頼むから待って下さい 永久に待っていて下さい
頼むからいつまでも噴火しないでいて下さい
俺たちが代わりに噴火しますから 静かに見守っていて下さ ...
アンドロイドは、呼吸する
ラマダーンに輪廻を解説する
入道雲が1座、
カオス理論に途方に暮れ、ても
光あれと叫ぶ
光あれ、と叫ぶ
そうし ...
『あの山の向こうにはなにがあるの?』
『自分でいってみないとわからないんだよ』
旅立ったのは
幼い時分からの
憧れだっただろうか
眼下に広がる世界を
言葉 ...
○月×日
6時半に目を覚ますも、二度寝をして結局7時半起床。
朝ごはんを食べる間もなく、あわただしく職場へ向かう。
駅の売店でカロリーメイトのチョコレート味を買う。
甘いものに甘い飲み物は好き ...
ワスレナグサの風が吹く、
雷の領域のなかで、
私はあなたを作らなければならない。
最初の溜息はときに、
天性のその鞭で私の魂をなめる。
音を立てず、逃げ出し、
それから私は一度振り返る。
...
[牛乳を一滴垂らした珈琲に、牛乳が散らばっていく。散らばった牛乳は気まぐれに集まったり、散らばることに飽きたりしない。珈琲が冷めるのに従って……着実に拡散する]
おとなしく大工をやってりゃ ...
君へ手紙を書く
タマムシから君へ
君は人で、わたしは虫だから
君にとってわたしは虫以上でも以下でもない
けれどわたしのからだは虫とは思えないほどきれいだって
君は知ってしまったから、わた ...
とても幸せそうな家庭だった
それなのに
僕が帰ると言うと
君は泣きそうな顔をして
つまらなそうにうつむくのだった
いつか君も
僕の家に遊びに来た
垢にまみれた泥の顔をして
即 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
詩人と海
アヅサ
自由詩
11*
08/9/13 21:52
joke
依
自由詩
2*
08/9/13 21:51
エックス君⑤
よーかん
自由詩
0
08/9/13 21:34
詩を書く人のすべてが詩人じゃなくていい
たりぽん(大...
散文(批評...
12*
08/9/13 21:10
呼鐘
木立 悟
自由詩
5
08/9/13 19:47
宇宙に・・・
籠球次郎
自由詩
2*
08/9/13 19:19
その人は
信天翁
自由詩
1
08/9/13 19:02
埋まらないタイムカプセル
さわ田マヨネ
自由詩
4
08/9/13 17:57
赤い靴
風音
携帯写真+...
6
08/9/13 17:13
おいらんの瓶
詩集ただよう
自由詩
1
08/9/13 16:27
日だまりの異邦人
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
08/9/13 14:23
ビルディングと空
〃
携帯写真+...
3
08/9/13 14:22
五大湖
〃
携帯写真+...
1
08/9/13 14:21
蒼灰
愛心
携帯写真+...
3*
08/9/13 13:36
天体顕微鏡
K・フラグメ...
自由詩
2
08/9/13 13:26
ひまわり
Etuji
自由詩
3
08/9/13 13:16
足
nonya
自由詩
4+*
08/9/13 12:29
琥珀
さき
自由詩
5
08/9/13 10:08
「 空白、の。 」
PULL.
自由詩
4*
08/9/13 9:08
こんなにクラい……
芥生
自由詩
0
08/9/13 8:56
海辺にて
ばんざわ く...
自由詩
5*
08/9/13 8:45
ゆりかご
氷水蒸流
自由詩
2
08/9/13 8:23
富士山
新守山ダダマ
自由詩
4
08/9/13 7:13
ライフ
うわの空。
自由詩
4*
08/9/13 6:55
あのやまのむこう
こすもぷ
自由詩
3*
08/9/13 6:50
○月×日
相良ゆう
自由詩
1
08/9/13 3:14
暗黒の電子レンジ
K・フラグメ...
自由詩
1
08/9/13 3:11
つぎに
影山影司
散文(批評...
0
08/9/13 2:39
タマムシ
タマムシ
自由詩
9*
08/9/13 2:26
青魚
小川 葉
自由詩
4
08/9/13 2:26
4787
4788
4789
4790
4791
4792
4793
4794
4795
4796
4797
4798
4799
4800
4801
4802
4803
4804
4805
4806
4807
4808
4809
4810
4811
4812
4813
4814
4815
4816
4817
4818
4819
4820
4821
4822
4823
4824
4825
4826
4827
7.54sec.