世界に唯一、病のからだ
手足なければ身を任せ
薬なければ身を委ね
耳を劈く轟音と
視力を奪う光線に
嗚咽は漏らさず
怒りも湧かず
全てはこの子のためだから
我侭坊やは末っ子 ...
夏のおわり
夜風をあつめて
帆をたたみました
骨のぬるい晩のことです
しん、と澄み切った屋上の一隅で
片付かない、ちっぽけな一匹のままでした
(金属製 ...
ためいきをつきたいところだが
煙草の煙を吐く
自嘲したいところだが
天井を仰いでみる
大きな家蜘蛛が
照明の近く動かずにいる
どこからか
中空に浮かぶ腕があらわれて
書き記すだろう ...
クラッシック音楽については小中高の音楽の授業で習った程度の教養しか持ち合わせないし、普段、クラッシック音楽を聴くことも無い。
それに五十近い歳になった最近では、クラッシック音楽というものはよう ...
仲秋や母と二人の田舎道
仲秋や外には外の掟(おきて)あり
満月の暈(かさ)は厠(かはや)より眺む
レジ待ちと外で母待つ今日の月
伴走の母のペースや望(もち) ...
絵描きは追い返せ
街には入れるな
見張りを怠ることなかれ
立て札を増やしておかなくては
雨と砂を浴びて
バイクにまたがり遠い国から
さっきやって来たかとおもうと
とぼけた素振 ...
とんぼうがヤゴから生まれるものならば起死回生のアヴァンギャルドを
煩悩の夜は長くて成長の軌跡を描く地図を楽しむ
陰毛の和毛(にこげ)震えてその上の行政権を心底悔いる
どんな海 傷ついていない
その価値 うつる
この 形 書いてしまうと 存在
...
誰か を 消えていく
証明 の ゆるさない 白馬の騎士 を 透明な 乗ろうとする
こんなよる の 沈黙せよ。 大股びらき を 胸 だ ...
郊外の小さなガソリンスタンドは
原油高騰のあおりを受けて
なかなか車が入らない
漆黒のボディが入らない
幟旗を並べて
キャンペーンを実施中
原油高騰大サマーキャンペーンを実施中である
...
尖塔 の
あなた や 無数に ゐないこと
差出人 繰り返す
もっと うながす。 ...
呟く言葉が一言でいい
そう思えるのは
今日の今日まで貴方が生きていたこと
多分それだけなのだ
父にとって
光が弾ける
世界を映すために
光が発生する
みちを照らすように
秋に夜が訪れて
炭酸水が流れこむと
暗い海の底
音もなく稲穂が揺れる
えら呼吸をはじめる
溺れないように
母が子守唄を歌う
目を覚ますまで
魚になる
泡をこらえて ...
食べれば食べるほど、
百年の酔いも冷める、
ような気がする今日の肴、
とても美味しいはずなのに、
箸が止まってしまうのは、
きっと、僕だけじゃない筈だ。
きっと、僕だけじゃない筈だ。
いつものことだ
水色が果てしないどこまでもいくひろがり
それを俺たちは空と呼びます
焦燥感に腹を蹴られ
挫折に身を切られながら両腕をのばし
手のひらをひらく
真実はいつだって指 ...
らせんのような共鳴を感じる
ピアノをたたくゆびの柔さに似た
無邪気さの中で吸う空気
どこまでも青くひろがる
世界の端っこで
どうしようもなくうばいあっては
求めあう
わたしと君のすが ...
宵の風が薄手のカーテンを膨らませた後で
すぅと部屋を一回りする
タバコの煙の行き先を変えて
乾いてしまった洗濯物を軽やかに揺らす
風はすでにあたたかいものではなく
輪郭のぼやけた秋を運ぶ
...
海の中にいた
ここは地球なのだが
靴を脱いでいるから
地に足が着かず
やわらかい席の
おしりの感触が消えそうで
前の席の 男の子 女の子
野鳥のさえずりに似ている
夏は タンパク質 ...
子供の頃と違う理由で
おはじきを呑み込む
でも重くなるばかりで
透明を手に入れることができない
たとえ半透明ぐらいまでになって
軽くなってふわりと飛んでゆけても
シャボン玉よりもずっと ...
なにしてんの?
そんなとこで独りでさ
なにしてんの?
狭い殻に閉じこもってばっかで
なにしてんの?
なんでそんなに悲観的なのか
わかんない
それってほんと&q ...
ダニエルは犬だ。ゴミ箱の前で、線路の影で、
夜を待っている犬だ。月が湿っている。赤くなる
空の前で、ゴミ箱がぼやけている。陽炎の
中のダニエル。ゴミ箱は青。霧雨も
降らないのに、電車は光をつけ ...
春が過ぎた
さわやかな出会いが
そのすべてだった
夏が過ぎた
燃えるような光の中で
燃えるような愛を知った
秋が過ぎた
君への愛は
限りなく宇宙に広がり
果てしなく深まってい ...
我ペニスの冠かぶる 裸形で秋めいた
都市を走りきる野人なり
喫煙喫茶のテーブルがくねくねと波打って
ミルの自伝は読み始めたばかり
ビルデ ...
明日、青い鳥が
素敵な未来が待っていると告げても
私は、信じない
だってキミには羽があるから
気が変わったら
どこかへ飛んでいってしまうでしょう?
だからといっ ...
エアポートには感傷的なものがない
暮らしのなかにそれはないからだ
曇り空だけがちょこんと光景に座っている
仕事先が
大連であろうと
シカゴであろうと
名古屋であろうと
僕じしんの
能 ...
シカゴでは仕事の合間をつくって
かならずミュージアムにゆくようにしている
そこにはお気に入りの
不動明王がいてくれるからだ
こぶりの黒っぽいそれは
祈りを込めて眺めたとこ ...
焼肉やラーメンを食べることも
すっかりなくなってしまった
さいきん
インド料理やタイ料理にはまっている
油やニンニクでつくりだす料理が
からだにつらくなってきたからだ
...
幽かに残された血の色が、
うっすらと赤く滲んだ )))
香ばしく焼けた肉の塊りを
荒々しく丸ごと無造作に載せ、
じゃが芋と人参のグラッセで飾った
輝く、銀のオーバルトレー
猥(みだ)り ...
商売女の膝で眠る
彼女は19歳
大人びた手つきで
僕の髪を撫でる
これまでの
どんな女性よりも
優しく
まるで
ビリー・ホリディの
歌声みたいに
時々僕の髪をつまむ
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
星
瀬戸内海
自由詩
1*
08/9/15 2:22
中秋の晩に
ねことら
自由詩
6
08/9/15 1:22
預言かもしれない
佐々宝砂
自由詩
3
08/9/15 1:08
ロッシーニ ウィリアムテル序曲 スイス独立軍の行進
A-29
散文(批評...
1*
08/9/15 1:07
母と二人で
間村長
俳句
3
08/9/14 23:54
絵描きの長い旅
ふたば
自由詩
4
08/9/14 23:40
思う
間村長
短歌
1
08/9/14 23:01
モンパルナスB-7
《81》柴田...
自由詩
0
08/9/14 22:27
モンパルナスB-6
〃
自由詩
0
08/9/14 22:22
サマーキャンペーン
オイタル
自由詩
1*
08/9/14 22:22
モンパルナスB-5
《81》柴田...
自由詩
0+*
08/9/14 22:21
同じ言葉
doon
自由詩
0
08/9/14 21:53
発
こすもぷ
携帯写真+...
1*
08/9/14 21:48
微炭酸
小川 葉
自由詩
11*
08/9/14 21:41
食卓
しげ
携帯写真+...
2
08/9/14 21:32
サンドペーパー
モリマサ公
自由詩
29*
08/9/14 21:06
回帰
アオゾラ誤爆
自由詩
11
08/9/14 20:40
夏の終わりに吹く風に 3
十重山ハルノ
自由詩
0
08/9/14 19:36
映画館を出て、海に泳ぐ。
たちばなまこ...
自由詩
15*
08/9/14 19:10
鳥籠の水
皆月 零胤
自由詩
8*
08/9/14 18:50
WHAT'S UP?
mmm
自由詩
0
08/9/14 18:10
ダニエルは溝の中
ブライアン
自由詩
9*
08/9/14 18:10
四季
籠球次郎
自由詩
0*
08/9/14 17:48
都市の野人
アハウ
短歌
1
08/9/14 17:41
ブルーバード
三奈
自由詩
5*
08/9/14 15:33
エアポートは曇り空
吉岡ペペロ
携帯写真+...
3
08/9/14 15:25
シカゴの不動明王
〃
自由詩
1
08/9/14 15:22
シカゴのタイ料理
〃
自由詩
1
08/9/14 15:20
ライク/あ、神への祈り
atsuch...
自由詩
10*
08/9/14 15:13
月が消えた後に
Porter
自由詩
10*
08/9/14 14:12
4784
4785
4786
4787
4788
4789
4790
4791
4792
4793
4794
4795
4796
4797
4798
4799
4800
4801
4802
4803
4804
4805
4806
4807
4808
4809
4810
4811
4812
4813
4814
4815
4816
4817
4818
4819
4820
4821
4822
4823
4824
5.96sec.