過去と未来は繋がっているけれど
{ルビ現在=いま}はその間にあるわけではない
時間という見えない軸のまわりを
ゆうらりと漂いながら
思い描くものが未来であって
脳裏に焼きついているものが過去 ...
東京の街に出てきましたという君がうらやましかった
*
そこにある建物が
中学2年生のころの記憶となくなってしまう
電車通学の
黒光る学生服が世界との接点だったころのぼくらに
溶けて ...
白のガーベラには黄のカンパニュラ、グリーンのつぼみに甘いリリオペ・・・・・・
いつもの電車に揺られると、今日はほっとする。
今日は一緒にいるから。とうとう、正式に二人で決めて、その報告への帰り ...
またきたね、匂う夏が、
むせかえる、草叢のにおいのなかで、
ぼくらは、呼吸をする
過剰な、色彩の、
この、感情の、渦に、巻かれ、
色をもたない、ぼくらは、
草色に、染められてく
てのひらの汗で湿っ ...
ノートPCの電源を切って、外へ出た。
この郷で、今年はじめての夏の夜。
夏の夜のこと
「詩人というものは実に立派なものだ。人々に現在の世界を伝えられる」
何処かの有名詩人が ...
いつも答えを探してる
路上の白線の上
電車の床下
人工の護岸
森を吹く風
だけど
最後の答えは
世界中のどこでもなく
この脳の中に生まれる
与えることと求めること
その間の
不確実さに揺さぶ ...
孤蓬さんに指摘されてから何気無く現代短歌2008年4月号を読んで居たら、彼女の言わんとする事にフィットする例歌に出会えた様な気がしました。(彼女は私の短歌の文語口語の不統一を指摘して居ったのですが。 ...
目を追った先の、
飛行機雲が描いた、
初恋の計算式
イコールが、ひとりぼっち
わたしは駆ける
みずいろの自転車に
またがり
草風がその前輪に巻きつき
死んでゆくのだけれど、
だ ...
砂を
体中の空いてる
穴に詰めていく
埋め立てた人工の砂浜の
ほつれたぬいぐるみが
さみしそうに息をしている
「あなたのコドモを産むよ」
と笑い
雨上がりの
草いきれで肺一杯にして
...
庭先にすずめたちがいて
すずめのてっぽうが生えていて
猫は砂利の上に寝転がって
ぎい、と蛙の声
ベルギー流の燗つけビールを飲もうか
中国流の人肌ビールを飲もうか
いや今日は
常温の日本酒 ...
<髪>
額にかかる倦怠を
耳元でうねる躊躇を
きっぱりかきあげて君は
さらさらと綺麗に笑った
<目>
ホントを見過ごしてしまったり
ウソを見破れなかっ ...
腋の下にブロッコリーを生やしたいと願う女
お前はほんとうの意味でどうしようもない女
腋の下にブロッコリーが生えて困っている男
わたしはほんとうの意味でどうしようもない男
そんな二人が惹かれあう ...
カニクリームコロッケを投げるのはやめてください
わたしのマンションの玄関ドアーに向かって
カニクリームコロッケを投げるのはやめてください
わたしの自家用車のボンネットあるいは窓ガラスに
カニク ...
絶対的にめしが不足している空間で俺は
カンフーの極意を知る尿と戦っている
知恵と勇気が通用しない相手に俺は
なす術もなく翻弄されているデイズ
尿瓶に満載された何者かの尿が
ガラス越しに挑発的 ...
氷の中では
時間も止められるし
欲しい物はいつでも
手に入れられるという
人類の傲慢だと
私は子宮で考える
若く清らかなうちに
冷凍保存が義務化されて
いつでも安全かつ確実に再生さ ...
どうしてこう
脈絡がついてしまうのだろうか
昨日みた夢は
いまはもうない実家の建物が舞台で
ベランダに猫が三匹いた
うわあおぎゃあうわああああ
この家の主人は病気かいと訊ねれば
うわあお ...
無機質な玄関で
蝉が震えていた
柔らかく透明な
命の中心を捕まえて
僕は木の根元で蝉を放した
けれどその木に蝉は止まらず
僕の掌を蹴って飛び立った
まるで七日間の全てを振り絞るよ ...
家の中では序列が決まっていて
お母さんが最初で次が君 そしてやっとお父さん
君が起きてくると休日でソファーに寝転がっている
父親の顔めがけて猫パンチをお見舞いするのが
挨拶代わり
「こら ...
見つけた
奥深い森の中に
ぽつんとあらわれた
絵の具を溶いたような
青い湖
ここに
私の希望が
泳いでいるような気がした
水面を風が舐め
さわさわと騒めいている
深緑の中に
ぽつんとあら ...
俺は何がしたい
金が欲しいのか? 時間をムダに使いたいのか?
31歳 世間一般では立派な大人
結婚して 子供が生まれて
だが 世間一般ってなんだ?
好きなコト ...
むっとするような草の匂いをかぎながら
僕は雨を待っているんだ
こんなふうに湿った空気の朝は
何だか楽しくてしょうがない
もういいかい
まあだだよ
ほら向こうで呼んでる声がする
...
黄色のひまわり
青い空
白い雲
桃色のそよ風
赤い日ざし
白いシャワー
橙のノウゼンカズラ
紫のキキョウ
白い空間
黄色い時計
青い血汐
赤い祭り
ぴらんぴらん
ちらんちらん
きらんきらん
ガラスの
ちいさな
鐘の音。
雪結晶
ピタッと
触れる
指の先で
踊る水たち
乾いた
つめたさに
響くオカリナの音色
山びこ
みたいに
ポォォン ポォォン
雪で
作った
小さな家
かまくら
かまくらの
中に入った
こたつで
冷えた
体や手を
暖めながら
子供たちが
仲良く
しゃべったり
笑ったり
とても
にぎ ...
庭に咲く
一輪の
紅い花
見ていると
笑っているようだ
人の優しい
笑顔のようだ
誇らしく
きれいに
咲いている
紅い花を
誰かの
部屋の
片隅に
そっと
飾 ...
誰もいない
冬の海辺に
かもめが
飛んでる
えさを
必死で
さがしているよ
かもめが
休んでいる
みんなで
羽根を
休ませてるよ
なにかを
思い出したかのよう ...
080805
生えるためには水が要ると
ステンレスのボールが喚く
サルビアの花の写真は
今からでも間に合いそうに
麗しく艶やかで瑞々しくて ...
夏が始まった、合図は
とある田舎の公衆便所の片隅で死んだ
ごろりと横たわる、蝉の亡骸
子供たちは
入道雲に固形の夢を乗せ
大人たちは
ただ 暑い暑いと液状になる
若者は、なん ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
現在
あきな
自由詩
3*
08/8/5 22:40
東京
nm6
自由詩
7*
08/8/5 22:24
ショートショート/水のなかのガラスのように
いすず
散文(批評...
2*
08/8/5 22:23
夏
青色銀河団
携帯写真+...
8
08/8/5 21:51
夏の夜のこと
セルフレーム
自由詩
0
08/8/5 21:50
届かない夜
ヒロシ
自由詩
1
08/8/5 21:40
文語短歌の真髄か
間村長
散文(批評...
3+*
08/8/5 21:11
新天地のうた
ゆうさく
自由詩
4*
08/8/5 21:08
水のための夜
モリマサ公
自由詩
37
08/8/5 20:20
冷やを一献
佐々宝砂
自由詩
7*
08/8/5 19:50
からだのおと
nonya
自由詩
8*
08/8/5 19:38
ダメな二人
セガール、ご...
自由詩
3
08/8/5 18:52
変態
〃
自由詩
5+
08/8/5 18:49
TONYO
〃
自由詩
4
08/8/5 18:43
妊婦のロボ子さん
RT
自由詩
3*
08/8/5 18:25
風のつくりかた
佐々宝砂
自由詩
5
08/8/5 17:12
善いものに似ていた
依
自由詩
5+*
08/8/5 15:30
家庭内序列
N.K.
自由詩
2*
08/8/5 15:20
青の中の希望
舞狐
携帯写真+...
9*
08/8/5 14:29
目の前
エヌジーマ
自由詩
1
08/8/5 14:10
かえる
未有花
自由詩
19*
08/8/5 13:52
色々
ペポパンプ
自由詩
5*
08/8/5 12:40
風鈴
長谷川智子
自由詩
1*
08/8/5 11:45
氷遊び
〃
自由詩
0*
08/8/5 11:44
ひんやり
〃
自由詩
1*
08/8/5 11:42
かまくら
妖刀紅桜
自由詩
3*
08/8/5 11:31
紅い花
〃
自由詩
3*
08/8/5 11:28
かもめ
〃
自由詩
6*
08/8/5 11:24
水のための夜
あおば
自由詩
24*
08/8/5 8:36
なんにもならない、夏
ゆるこ
自由詩
5
08/8/5 8:35
4784
4785
4786
4787
4788
4789
4790
4791
4792
4793
4794
4795
4796
4797
4798
4799
4800
4801
4802
4803
4804
4805
4806
4807
4808
4809
4810
4811
4812
4813
4814
4815
4816
4817
4818
4819
4820
4821
4822
4823
4824
加筆訂正:
UNDER GROUND
/
西日 茜
[08/8/5 8:52]
連のスペース修正
7.76sec.