明日は晴れるでしょう
今日、これだけの雨が降ったのなら
明日は晴れるでしょう
こんなにも望んでいる
たとえそれが台風の目でも
空を仰がずにはいられない。
赤い背景にボクサーの姿が描かれた
そんなポスターの前で
彼は教師と言い争っていた
ポスターは剥がされ筒に丸められ
彼の小脇に抱えられた
教師が立ち去ると
彼はこちらを振り向いた
...
別れの言葉と
その引金を引いて
悲しみ
憎しみ
痛み
君でさえ
諦められた「.」の世界で
僕の眉間に 7.62mm
最後のプレゼントを
...
雨の温度が秋であれば
降りしきる時が吹かせる
あの風が好きだ
小雨であれば
プリントアウトした君からのメールを
焚き火にくべよう。
消去するときは軽々しい一瞬だったけど
剥がして ...
海はとおい。
ただ「海を見る」
それだけを目的にして目指すには。
「海を見る」それだけを目的に
自転車をこいだことがある。
四時間もかかった!
塩っからい汗にまみれた8月 ...
暑ければじっとりと汗をかいて
寒ければ{ルビ霜焼け=しもやけ}を作る
水の冷たさを知っているし
風の柔らかさも知っている
鈍感さばかりみせるけど
ささくれ立った指が
...
新井さんちの広い庭で
のびのびと広げた枝から
ぼたぼた落ちる柿
青いときも
赤いときも
ぼたぼたぼたぼた
旅の恥は柿捨て
ぴちぴちしてたからって
得したことなんか何も無かった
...
変わり果てたと言うけれど
仰向けのまま
目を閉じたそれは
はて
こんなにも鼻のてっぺんだけがかつての位置を保って
気高く見えるのは
胸が苦しいというよりも
ああ、この鼻の先から
もうあ ...
9月12日の
岐阜の未明
窓を開けたら
シオカラトンボ
こいつはすごく敏捷なんだ
フルートのようにね
でもさ
彼は電灯の紐に
捕まって離れようとしない
羽根を摘んで
お外に ...
あなたといて、満足なんだけど
なんだかシーソーがつりあって動かなくなってしまったみたい
シーソーはぐらぐらするから面白いんだよね
夜を漂う電気クラゲをつかまえる
しびれる〜
しびれる
Tシャツの繊維をプッシュしているふたつのふくらみ
それを掴ませてくれないか
うしろから突き上げたいんだ
大腿骨がぐしゃぐしゃになっ ...
侵された病の名
それは孤独
人皆孤独
それなのに
俺一人が孤独である
この事実!
米だわらの中に小人がいっぱい住んでいて、
星のような速さでビルの下を自動車が
行ったり来たりしている合間に
めいめいテーブルに座って
まさに頭から赤いシチューをかぶろうとしている。
「お ...
僕がそれを壊しました
真相を探りあてたのです
幸せの鐘の音
フラワーシャワー
未来の感触
僕が引き金引きました
丸ごと引き裂いたのです
甘い夢 ...
岩のような物体がある
だけどそれは
確かな存在ではなく
既に灰の塊でしかない
ナイフの先から
たちまち感触が失われ
崩壊する固体
右手に力をこめ前進
わずかに灰をかぶるが
頭上か ...
僕は釣りに飽きて
木陰に隠れて自慰した
木陰から戻ると
大きな鯉でもかかったのか
父に借りた釣竿が
遠く沖に浮かんでいた
それは時々
生き物のように動くのだった
ボー ...
きっと僕ら 互いに
いつだって 一方通行
「君の事など構うものか」の、お得意の戦法……手法
コミュニケーション(?) のような意思疎通で
身勝手に 互いに相手を カテゴライズ……(臆 ...
古い詩が隠された泥の夏
わたしは薄い膜のようなものに遮られ
わたしの日常に触れることが出来ない
克服したはずの月曜日が
丹念に砥ぎあげられた日本刀のような物差しを持ち
午前三時の暗がりか ...
ふうっと息をふく
まあるい
シャボン玉
とんで
きえる
シャボン玉
ふうっと息をふく
どんどん
シャボン玉
次々と
生まれる
シャボン玉
パッチン と
シャボン玉が
...
緑の屋根のあの小さな施設で、暮らしていた人たちは、
上手く言葉を紡ぐことも、
二本足で歩くことも、
自分で用を足すことも
食事を摂ることも、
出来なかったけれど
私が悲 ...
圧倒的に小さな手を握り
子供の
底知れぬ存在感と愛おしさを知る
段々小さくなってしまった手
母親の
底知れぬ喪失感と別れの時を知る
犬でもなく猫でもなく
人間に生まれ
大陸ではなく
島国に生まれ
今という
時代に生まれ
五体満足で
生まれてきたこと
When we can express our g ...
広い夜空を見上げる
戦いの拠点になった場所から
眺める秋夕の満月
ゆるやかに弧線をえがく
霞をかけていた雲も
どこかへ消えて
満月が高く高く輝く
月を見上げて
土の上に横た ...
声はできたら出さないで
奥の鼓膜が興奮しちゃうから
壁を叩きすぎて血まみれの左手
これじゃあ愛を確かめられないね
長い舌で慰める
動脈の臭いが鼻を擽った
震える睫毛に偽りの味
...
ゆらいでいる
風もないのに
傾きかたが分からなくて
ゆらいでしまう
その人の傾きかたは
とても美しいから
なんとかその人と正対しようとして
ゆらいでしまう
もともと僕には
...
鉄器風鈴の舌が鳴く
舌先に垂れる短冊
声量のある長く響く歌声
一匹はある夏風の布が
短冊を揺らすように
ゆっくりと流れ行く
風鈴は夏風が
めくる手紙にはさむ
しおりみたいなもので
...
母の子宮の中には地球がある
僕はその地球で生まれ
この地球に生まれ墜ちた
いつしか大人になった僕は
新たな地球へ旅立とうとする
しかしその地球は
あまりにも小さすぎ ...
まずはこちらの詩をご覧ください
***************************************
「われら、居酒屋にあっては」
我々が居酒屋に居る時は
場所が ...
*
黄昏のおわりの瞬きに、大いなる怒りにみちた光の星雲
が交差しあう天蓋にむかい、傷ついた男たちが大声で叫
びあう。その声に応じて晴れてゆく天空には、たえず
うつくしくしみわたる遠い霧のような ...
080920
なんかお忘れではないでしょうか
風速25メートル/毎時の暴風雨
タイフーンの忘れ物
大きなお腹に小さな臍が
ぐるぐる回る天気図に
昼の休 ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
等圧線がえがくもの
短角牛
自由詩
1
08/9/21 4:06
卒業の日
佐々宝砂
自由詩
2*
08/9/21 3:25
スナイパー
徘徊メガネ
自由詩
1
08/9/21 1:07
眠りたい、雨の日は
たりぽん(大...
自由詩
17*
08/9/21 1:04
海とカップラーメン
芥生
自由詩
0
08/9/21 0:58
心は裸足
Reject...
自由詩
2*
08/9/21 0:25
柿捨て
ちりめんチャ...
自由詩
1
08/9/20 23:23
どろっぷす
〃
自由詩
2
08/9/20 22:58
シオカラトンボ
じゅらいち
自由詩
1
08/9/20 22:46
シーソー
くしゃみ
自由詩
3*
08/9/20 22:29
病院詩
udegeu...
自由詩
1
08/9/20 22:25
孤独
kei99
自由詩
2
08/9/20 21:30
テーブルの上で最後の食事を
パラソル
自由詩
1*
08/9/20 21:21
Unhappy Ending
caleha
自由詩
4
08/9/20 21:15
灰
木葉 揺
自由詩
7*
08/9/20 21:09
しまい忘れた風鈴
小川 葉
自由詩
3*
08/9/20 20:22
辿れ輪郭
きりえしふみ
自由詩
2*
08/9/20 19:48
ばらばらの
砧狸
自由詩
1
08/9/20 18:40
シャボン玉 キエタ
佐々倉寿実
自由詩
1
08/9/20 18:14
こんな処
時雨
自由詩
3
08/9/20 17:18
存在感
doon
自由詩
2
08/9/20 17:07
素敵な命令
三奈
自由詩
5*
08/9/20 15:18
月の光
yangja...
自由詩
2
08/9/20 15:11
白濁な涙は、苦い
愛の嗚咽
自由詩
2
08/9/20 14:39
35 41 18 N 139 41 27 E
nonya
自由詩
7*
08/9/20 14:23
しまい忘れた風鈴
木屋 亞万
自由詩
2*
08/9/20 14:14
子宮の法則
桜 葉一
自由詩
1
08/9/20 14:08
カルミナブラーナより
北村 守通
散文(批評...
3
08/9/20 13:31
黄昏のおわりの瞬きに
青色銀河団
自由詩
2*
08/9/20 10:38
忘れ物(習作
あおば
自由詩
1*
08/9/20 6:50
4776
4777
4778
4779
4780
4781
4782
4783
4784
4785
4786
4787
4788
4789
4790
4791
4792
4793
4794
4795
4796
4797
4798
4799
4800
4801
4802
4803
4804
4805
4806
4807
4808
4809
4810
4811
4812
4813
4814
4815
4816
加筆訂正:
こんな処
/
時雨
[08/9/20 17:19]
題名つけ忘れました。
6.61sec.