冷たい海にさらわれるような心地で
あなたを求めてみたら、きっと
わたしたちは幸せになれるのだろうなんて
下らない戯言を呟いてみた

眠れば 夜を越えて 朝になる
(溺れる前に息を止めて、) ...
 
埋めつくさなければならない、
ような気がして
穴ばかり探していた
思えば

って言ってあのひとは消えた
多分さ、いたたまれなくなったんだろう
チーズみたいに穴ぼこだらけだったから
...
傷つけて 傷つけられて

子供のころと同じ痛みを味わって

人を必要とすることは 人を真っ直ぐにみることだと思い込んで

たまに谷間に落ち込んで

抜け出せないなら諦めて

それで ...
おとうとはアニキよりおとなだ

アニキのせかいを

おさないおとなの目でかんさつしている


アニキがうちでべんきょうしているのは

ぜんぶじゅくのしゅくだいだと

おとうとはそ ...
「自動販売機に並ぶ 
 ペットボトルの色水達は 
 どうも買う気がしないねぇ・・・」 

そう友達に話した昨日は 
蝉時雨の降りそそぐ
残暑に湿った一日でした 

翌日一人で出かける僕 ...
夜道に光る自動販売機の横に 
「TRASH」と黒字で書かれた白いゴミ箱が 
暗闇の丸い口を開けていた  

空っぽのペットボトルは棄ててもいいが 
棄ててはいけないものもある 

旅人の ...
 
ほねを拾う
ひとつ残らず
なくなるまで

肉はない
あるのは
ひたすらほねだけ

ただしい
箸のもちかたを
おそわった
あなたに
ご飯をたべるように
 
あたしはウサギを追い駆ける

可愛い服の替わりに
制服のスカートの裾なびかせて
お人形の靴の替わりに
汚れたローファーで地面を蹴って
金髪なびかせる替わりに
肩までの黒髪なびかせて

...
いくつかある住処の
どれかひとつに
招待しましょう


なんて。

そんなこと
ぜったいに
いわないよ


内壁はこけの色

生憎と
ココナッツの
香りしか
もってな ...
さくらんぼの季節に

きみに逢いました



ふたりで はじめて

カラオケに行って 

佐藤錦を食べました



きみはさくらんぼを

ひとつぶ手に取ると

自分 ...
私は朝起きたら虫になるのだと信じていたあの日から何日経っただろうか
よく考えれば、そんなことは信じてもいないからどうでもいい

彼女がほしいと友達(7歳年上)(既婚者)(一児の父)(できちゃった ...
閉館時間もとっくに十年過ぎて

ひとっこひとり見当たらない図書館

そこでは書物の重さも

なーんも知らない子どもが

本を積み上げ愉快に遊んでいる

言葉には危ないから近づいちゃ ...
やさしくしてよ うそはもういや

さみしいひとね あなたのずるさ

しらないふりを していたわたし

くやしいけれど ここをでてゆく




だましていたの じぶんのからだ ...
「はい!あなたの負け!」

突然 耳元で声がしたかと思ったら
なみなみと水をたたえたバケツが
くりーん!とひっくり返ったみたいで
頭の上から遠慮ない勢いの衝撃が降ってきた
ずぶ濡れになった ...
 
はるか彼方
静かな白の中で
円盤みたいに
私たち回ってる
 
ほしが生まれて、
呼吸を辞めるまで
影が夢をみはじめる
じゅくじゅくと、薫り始める
 
いお、四つ子のなかで
...
真っ青のプールに浮かび望むのはアウフヘーベン時間よ越えろ

ふたりして分かつ流れに水面ゆれ浮かぶ小麦の肌と心よ

夏空の雲のたもとで愛すべき形なきものあはれ踏みつけ

まぶしさに吐き気もよ ...
<伝える>

ひとつの言葉に
ひとつの意味しか
与えられていなかったら
ちゃんと伝わるのかな

肯定と否定の
二者択一で
チャートを辿っていけば
簡単に真理に近づけ ...
             080903



明日も良い天気
保障する
空約束と信じていたが
少し軽率すぎたようでした
宗谷本線
抜海駅で降りて
歩きだしたときは、よく晴れていて
...
湯船に浸かり
うつらうつらしていたら
突然誰かが部屋に入ってきた気配を感じ
バスタオル胸元に巻いて飛び出すと

消したはずのルームライトに薫る
わたしの大好きな秋桜のアレンジメントに
添 ...
一匹のウマオイが
楽な姿で
息絶えていた
緑が
ひと際目立った
 
隣のビルディングから
人たちが出てきた
時間の話をしたり
何かを好んだりしていた
腰から上を丁寧に 筆をひたしてなぞってしまうと
電流は細く細く 鼻の頭までじんわりと沁み
「いいえ、いいえ」と繰り返している

薬から逃れると、自然
夕食になってしまえば 皆がそれぞれに席に ...
あのはなをつんで、ときこえた

もうすぐ枯れそうな野花、を

そのはなをつんだ

ずきり、 「気のせいか」


ふりかえる

だれもいない

雨はどしゃぶり

雨はどしゃ ...
風が吹けば花弁-はな-が散る
あの人へ寄せた思いを載せて
ちらちら舞ってその名を虚空に描く
叶わないと判っていても
愛さずには要られないから
静かに内側で熱を

何て美しい散り行く光景- ...
古いエレベーターから
押し出される
と 瞬間
何かとすれ違った
懐かしい後ろ姿を
感じながら
会場に入ると
過ぎ去る時間のように
たたずんでいた
透明な光の重なり

前髪と瞳
...
めくら猫のまなこに残る暑さかな
病み猫やうつらうつらと露の夢

月あらば三人なるべし手酌酒

空に書く恋文かなし秋ごころ

秋風や祖母の時計はまだ動く
綺麗なだけの水の中 

廃れることのないこの体

頭の中は常に霞み 

視界は晴れることなく歪む

全てが溶ける部屋で僕は現実を知った



閉じ込められたままの僕等

泳 ...
       あいするそのひとは
       いのちあるひと
       あいするそのひとは
       ひかりあるひと
       あいするそのひとは
       うたのある ...
福は内々、鬼は外
鬼やらいなら四季ごとに

天地に花咲き 木々、人、実り
厄をばどこからどこに追う

福は内々、鬼もうち
己の目玉で己を見れば

四季ある国の習いとて
こまめに生き ...
  オゲンキ、 デスカ?

  キョウ、モ
  ミズノ音ダケヲ 聴ク
  アクアリウム、ハ
  シズカデス
               、。
              、、:。/
...
ふとした瞬間に口ずさむ歌がある



桜並木道

夏の浜辺

満月の夜

大雪の庭

振り返ってみれば
いつだって僕の側には歌があった



埃にまみれた音楽の教科書 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
さざなみと吐息笹子ゆら自由詩1*08/9/6 0:25
チーズと言い訳まりょ自由詩208/9/6 0:24
思いを馳せた豚が鼻をひくつかせるのは愛を知っているから短角牛自由詩108/9/6 0:24
おとうとの目吉岡ペペロ自由詩108/9/5 23:58
( 無題 ) 服部 剛自由詩408/9/5 23:54
( 無題 )自由詩408/9/5 23:46
ほね小川 葉自由詩008/9/5 23:35
ALICE‐不思議ともう一つの国‐愛心自由詩5*08/9/5 23:25
なめくじの一歩このえ自由詩1*08/9/5 23:10
さくらんぼの季節に きみに逢いましたじゅじゅ。自由詩2*08/9/5 22:55
事件がなかったら掃除ばっかりしてる私がん自由詩408/9/5 22:41
ゴーストかいぶつ自由詩508/9/5 22:17
やさしく だましてじゅじゅ。自由詩1+08/9/5 22:17
勝負明楽自由詩1*08/9/5 21:55
いおゆるこ自由詩4*08/9/5 21:52
夏こそあはれふもと 鈴短歌008/9/5 21:45
DOU-SHInonya自由詩7*08/9/5 21:37
夕焼けヒッチハイクあおば自由詩22*08/9/5 21:28
ゲリラなひと恋月 ぴの自由詩23*08/9/5 21:27
ペーパーシープ(緑)たもつ自由詩408/9/5 21:24
食べることに相まってふもと 鈴自由詩008/9/5 21:24
はなのこえ梨玖自由詩108/9/5 20:59
しつれん。AKiHiC...自由詩208/9/5 20:38
光陰フクスケ自由詩008/9/5 20:32
残暑五句三州生桑俳句1*08/9/5 20:23
レトロブルー梨玖自由詩108/9/5 20:18
二十四時間乱太郎自由詩22*08/9/5 20:02
四季ごとの鬼やらい海里自由詩108/9/5 20:02
アクアリウム皆月 零胤自由詩4*08/9/5 19:19
童謡1486 1...自由詩2*08/9/5 18:49

Home 戻る 最新へ 次へ
4796 4797 4798 4799 4800 4801 4802 4803 4804 4805 4806 4807 4808 4809 4810 4811 4812 4813 4814 4815 4816 4817 4818 4819 4820 4821 4822 4823 4824 4825 4826 4827 4828 4829 4830 4831 4832 4833 4834 4835 4836 
4.83sec.