病気ってさ
痛くてさ辛くてさ
周りに迷惑かけてさ
色んなもん失ってさ
未来の終わりが見えてさ
過去が虚しくてさ
死にたくない
って思ってさ

元気な頃はさ
死ぬなら泡のようにさ
...
夏の終わりの夜道に 
動くことの無い蝉が 
独り 
仰向けに転がっている 

( 人々の 無数の足が 通過する )  

長かろうと 
短かろうと 

人の一生は 
蝉の一生に  ...
ごらん
あすこの田のね
水面が
水銀のように
ぬたっている

 あすこから
 穂のような爪が伸び
 根のような皺が這い
 虫のような舌が湧く

ほら
あすこの石垣
その隙間が ...
大好きの気持ちのぶんだけすり減った あか、しろ、きいろ、あお、みどり、もも

クレパスのあおで描いてた夢をまたぬりつぶすのも あおいクレパス

咲きほこる わたしの胸の花びらは出来合いなん ...
貴方が「好きです」

心の中だと云えるのに

貴方を目の前にすると

言葉が出なくなる

もどかしいこの思い

どうすれば貴方に伝わるのだろう

一歩勇気出そう

そしたら ...
爪先に、冷たい液体が波打つ様に、

何度も、繰り返して来る。

夜、のような真っ暗な世界で、

僕は液体を蹴飛ばした。

静かな世界に、水音が響いた。

爪先が、冷たい液体に浸かっ ...
      絶望的な希望の唄を この世の果てで口ずさむ


崩れかかった廃墟に囲まれ 頭の中で鳴るメロディー
今にも消えてしまいそう

虚ろな偽の灰色の瞳は 透明さを無くしたガラス
自分 ...
正義が勝つなら
人を騙したり
人を苦しめたりして
のうのうと生きてる人が
正義って事だよね
この世は正義の味方ばっかりだね

悪は滅びろって
真面目にやって
ひどい目見てる人が悪って ...
  「愛あるいは天使のような」

どこまでも続くかのように広がる
白樺の森を抜けて 僕は行くよ


アナスタシア 揺り椅子で眠る
君の失った右足の膝下に
赤い 赤い 靴を置いた
は ...
ぽつりぽつりと
往く道のことを話している
どこから眠りがはじまるのだろうかと
うわのそらで
言葉はすべて音楽
明日の話はどれもおなじ
空耳みたいに思っている
声をあらげずに
膝をかかえ ...
最近あんまり連絡の取れない愛しい君
俺は君の事一日も忘れた事無いよ
ストーカーみたいでごめんなさい

またすぐに居なくなるだろうけど
君と一番会えるのはここだけのようの思えるよ
俺は遠慮し ...
 
闇の空稲妻光る音の陰校舎の鍵が雨の土に

サイレン鳴り覚めたる夜の屋根洗う肌色も火の蝋燭に揺れ

停電の床を浸水する花のあの恋がまだまたここに

落雷の地響き懐かし胃下垂の雨に沈める ...
遮光瓶をのぞくと
オイルが少しと
後悔がいっぱい見えました

私は窓を開けて
フタをとった瓶を掌にのせ
太陽に差し出しました

ほんのひととき
りんごのような香りが
漂って消えまし ...
たんすの中におまえがはいっている
たんすの中におまえがいつもはいっている



何を尋ねることもかなわずに
わたしこのままひとりぼっちなのだろうか
せっかくたんすの中におまえがはいってい ...
 
なんていうんだろうか
都会の人は
標準語で
その様式も
振る舞いも
計算されたように
抜け目のない
魂のない
肉体のない誰かが
誰かによって
話してるようだ

時には
...
鏡と正面して、あざをあざで化粧する。旗よ、籠よ、セックスを論じる以外に、その斧をぶつけようがなかったとしても。

信号で停止。罪の是非を、今日の来る毎に問うこともなく、横切っていく積乱雲。

...
ねえねえと肩を揺すっても
寝たふりしてたはずの
あいつは
いつの間にか深い眠りに落ちていて

久しぶりに触れ合いたかったのに
わたしのこころは
ちょびっと傷ついてしまった

それでも ...
 
秋田にいた頃は
大曲の花火
毎年見ていたんでしょうね
と聞かれて
いやそれほどでもありません
と正直に答えると
信じられないような顔をされた

一人取り残されたように
NHKの ...
 ずきずきとした痛みがこころにある

 いつからか消えない痛みは
 あなたが手を繋いでくれれば消えると
 そう思い込んでいたけれど
  
 あなたがいても こころはまだ痛いままでした
「かんちゃんはさぁ」

まどろんでた保健室で突然に話しかけられたんだっけ。
アダムとイブがどうとか、
ノアの箱舟がどうとかこうとか、
新約聖書と旧約聖書の区別もついてない私には
さっぱりわ ...
最近魔法が使える
魔女が少なくなったと言う
最近マジックが使える
人が増えたと言う

ゲリラライブの中
世の中がおかしい
自然の摂理に
反している

目に見えない力で
立たせる
...
何も深く考える事は無いし
眠る事も無いのよ

空は青くて人は飛ぶし
翼なんて
背中のプリントTシャツで
補える

何も深く考える事は無いし
起きる事も無いのよ

人は青くて空は飛 ...
ハシブトガラスのジョージが死んだ

浄瑠璃町の舗道の上に
骨の折れたこうもり傘みたいに
貼りついていた

アオサギのジミーが言った

南の島のまがいものの空に焦がれて
旅行社の馬 ...
明日のことばかり考えている彼女と
昨日のことばかり振りかえる僕
針で突いては
月は破れ

倒れこんだ水のない
手もつなげない花が二輪
カーテンレールの、かららと転ぶ音
風が吹いてる ...
詩が生まれないこと
満腹な証し
なにもいらない
なにももとめない
言葉は
ことばであればいい
深みもなく
潤いもなく
その場限りの
ものでいい

詩はないほうがいい
幸せなもの ...
影が動きに遅れてゆく
遅れては遅れては重なりつづけ
ひとつの歩みのたびに咲き
ひとつの歩みのたびにたなびく



海の終わりからはじまる砂漠で
影と涙は会話していた
...
ビーナスの島が故郷のあなたは
地図上の線をなぞりながら悲しい目をしていた。
「ここには超えられない壁がある。」

あれから時が流れ、その線を越え握手する人々の映像がニュースで流れた。
あの線 ...
らあしど
らあしど
夜色のサラリーマン
白目が赤い
大きなヘッドホン
隣で眠る
ピカピカ光る
ケータイ電話
電車はきしむ
らあしど
らあしど
向かいの女
カメオのロケット
紫 ...
 たまの休日に友人と会って話をしていても、近頃はすぐに「何か面白いことないの?」と、まるでそれが合言葉であるかのように、たがいの口からとびだしてくる。生活に刺激がないのは、環境が違えどみんなおなじで、 ... 夜の湖の上を艶やかなカラスが舞っている

目が覚めると 
今年はじめて秋の空を見た
青く澄みわたる空の果てを探っていても
見えるはずもなく
疲れ果てて しくしくと泣いた

夏の終わりに ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
遂逸、確固は雷木屋 亞万自由詩3*08/8/30 1:46
蝉と人 服部 剛自由詩308/8/30 1:38
水銀と黒檀亜樹自由詩208/8/30 1:28
クレパス。北条未香短歌208/8/30 1:20
告白雪女自由詩208/8/30 0:25
創書日和「ツマサキ。」狠志自由詩108/8/30 0:25
壊れてゆく世界の中で モノクロームの夢を見る皆月 零胤自由詩5*08/8/30 0:17
悪魔の囁き灰色の夢の中散文(批評...108/8/30 0:13
「僕の村は戦場だった」を傍らに置いて千月 話子自由詩8*08/8/30 0:12
(無題)キキ自由詩108/8/30 0:10
帰ってきたよ。愛しい君灰色の夢の中散文(批評...008/8/30 0:07
神様の夜小川 葉短歌1*08/8/29 23:12
ローマンカモミール木葉 揺自由詩5*08/8/29 23:06
たんすの中におまえがはいっている因子自由詩3*08/8/29 22:45
都会の人小川 葉自由詩208/8/29 21:45
無題クマクマ自由詩108/8/29 21:36
考えるひと恋月 ぴの自由詩25*08/8/29 21:35
秋田の男小川 葉自由詩2*08/8/29 21:10
胸に咲くトゲ湖月自由詩208/8/29 21:05
ナベくんへのながい返事かんな自由詩15*08/8/29 21:00
コロンブスの卵ペポパンプ自由詩7*08/8/29 20:08
青いハンバーグ酸素の枷自由詩108/8/29 19:14
風切羽nonya自由詩6+*08/8/29 18:53
哀しい二人唐草フウ自由詩7*08/8/29 18:32
詩はいらない乱太郎自由詩23*08/8/29 18:26
会話木立 悟自由詩408/8/29 17:02
何故線が必要なのか?村上 まり自由詩008/8/29 15:02
らあしどチアーヌ自由詩108/8/29 14:34
若さと老いパンの愛人散文(批評...208/8/29 14:28
白い砂浜ましろ自由詩7*08/8/29 13:12

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