秋田で、秋田の詩集を2冊いただきました。

その内の一つは秋田県現代詩人賞や『詩と思想』新人賞の候補に挙がったこともある田口映さんが編集の「北の詩手紙」です。

「北の詩手紙」は、下は19歳か ...
今日も気づいてしまいました。自分が自覚する限りでも何十回目のことではありますが、
自分があまりにも未熟だということを。典型的な「俺はやればできるんだぜ」と
言葉に出すことは無くても、心のどこか、い ...
死のように
強い
反復のなかで、きみは
夜にはむかっている

それぞれは
一回限りである
という
絶対が、すべての反復を
不帰にしている
いま、
ここで





...
あなたが忘れたおとなになるよ。
ぼくは、
変えられない未来を、運命とは呼ばない。


もうなにもできなくなるくらい、使い果たしたい。
それがさいごになってもいい、べつにかまわない。
...
来週の今頃はシカゴにいる

一週間ぶっつづけで

シカゴで仕事をしている

時差は14時間、もちろんマイナス

季節は初秋で、気温は12度〜22度

たくさんの人間の匂いを嗅ぎ
...
名古屋から豊橋に向かう途中の小さな街だった。何よりも高く、観覧車はそびえ立っていた。その観覧車は、遊園地にある類のものではない。突如、街にそびえる類のものだった。入り口付近には、一人の老いた男が箒を手 ... オルゴールの箱を開けると
止まっていた
あの頃の時間が動きだす
もうずっと昔
子供の頃の

何度も
何度も
キリキリと
キリキリと
ゼンマイのネジを巻く
子供の頃みたいに

...
夏の余した最後の赤で
サルビアが燃える

風が湿気を掃い
柿の実がひっそりと
みどりの果実を隠していても
項を焦がす陽射しや
散水栓の向こうに出来る虹
そういう夏の名残りに守られて ...
ねこがほしい
すごくねこが欲しい
ねこというかねこそのものというか
もういいです
ねこを下さい
わたしにねこを下さい
気まぐれなねこを下さい
気まぐれなくせに都合のいいときだけ
かまっ ...
疲れた足を ぽたり ぽたりと
落として帰る

長い長い通り雨のあとに
昨日の分の溜め息を
「う」の口でぜんぶ吹き出すと
すっからかんになった心が
小さく萎んでいるのが分かる

そ ...
美しい日々が消えて
遠ざかる視線が消えて
傷つく意味も消えて
美しい日々が消えて

君になど、分かってもらいたくないのです

今日もどこへ行くかも分らない日々を
何処に消えていくかも分 ...
捧ぐというような
意味ではなく
夕べからのほんのりとした思考
秋だなあ
などと思う午後の真ん中

自転車の補助輪
外れたね
ひとりでも乗れる帰り道
足にかかる草
払いのけてはすすむ ...
マッチョなイメージ{ルビ筋黒白蝶=スジグロシロチョウ}
筋翅りゅうりゅう牛丼たべた
嘘です可憐な筋黒白蝶
白がちゴスロリちょうちょです

灰色の街に溶け込むように
モンシロチョウチョの黒化 ...
歌うことの魂 求めてる清明な日に
          空蝉 響き駆ける空は


古典を読みたまえ時に耐え 文 静かに眠り
             書架に秋の日が幽閑と射して


そし ...
お元気ですか?
過ごしやすい季節になってきましたね。
体の具合はいかがでしょうか。
僕はと言えば長年悩まされていた不眠症も改善に向かい
毎晩、ぐっすり眠れるようになりました。

僕は今、夢 ...
短歌 「わが友に贈る歌」



ペガサスの
飛ぶがごとくに便りあり
ミッドナイトの花の香のせて


麗しき君は十九歳(じゅうく)の
薔薇の花
昇る朝日にその身かがやく
...
「目をこらしてごらんなさい
 この世界はふわふわ漂っている
 箱庭なのです」


風が草の中でささやいている
透明な壁の向こうで
見知らぬ風景がふるるとゆれた
君はそっと魔法の呪文を唱 ...
機を織る音は雨の音に似ている
人の心臓が脈打つ期待と怯えが
まったき雫になって林の上に降り注ぐ
神が御座においでになる
{引用=
  長い雨季がやってきた

月の半分は水がついてしまう ...
切手って
ペランとした羽根のようなもの
涙の味と似てる、切手って
おてがみにつけるお守り(ちゃんととどきますように)
(鳥がちゃんと見ているのよ)
まなーが凝縮されてるすたんぷ

誰かに ...
私という生命が
物事に感応した時
私の心は何故って
私自身に問いかける

私はさまざまな言葉の森を彷徨い
その意味する言葉を探す

簡潔に 適切に見いだした時
その言葉の群れは
ド ...
毎月いっこ
巡りあわせが良かったなら
隣で笑っている
この子のような存在になった
かもしれない種が
別れの哀しみよりも
むしろ
邪険な扱いを受けながら
流れてゆく
いったい何から伝えればいいのか分からないけれど
君に伝えたいことがあるんだ

今日まで多くの出逢いと別れを繰り返し、歩いてきた道は
すべて、この場所に向かって流れていたような気がする
...
雨でも無いのに霞む線路道
ヘッドフォンから聞こえる六弦の弾き(はじき)
森のなかへの餌食の様に飲み込まれる僕ら
雨でもなく風でもない森の声と
混ざり合い溶け合う歌と僕の耳

ここから見える ...
空中の緑を
音も無く貫く光
音も無く跳ねる光、の
無数の視線の合う一瞬
摩擦熱が
無数の蝉として発火してゆきます


公園で遊ばずに焦げる皮膚は
可愛らしいアイスクリ ...
弦を叩いた 反芻に
旋律はとてもうつくしい応え
わたしも毎日 傍聴する

雨の日は くるまの音 のわだかまり

ボタンを押してくださいと
思い出される空気の底に すこし

...
 赤いおべべを着た赤児はどこにおる

 わたしのかわいい乳呑み児は

 寒かろうと夜な夜な編んだ赤いおべべを着せた

 わたしのかわいい乳呑み児よ


 冬の山の嵐に耐え切れず
...
 月に想いを寄せる

 少女の涙は

 悲しみの理由


 夜風の優しさに心が痛む


 昔子守唄代わりに聞いた

 夜伽噺を懐かしみながら


 この世を憂う切なさ ...
 この国にゃ神はおらんでよ

 旅に出とる

 神渡しじゃ

 神渡しじゃ


 どこの国の神もおらんでよ

 この月はどこもかしこも

 からっぽさ

 みんな勇ん ...
その門は 
      過 去
           にも 
      来 世  
           にも
行けると 聞いた


その門は
      どこに  あるのか

...
生まれながらにわたしの友達のからだにはウジがわいています。わたしは可哀相に思って、濡れタオルをつかって皮がはがれないように丁寧に包帯を替えてあげました。うう、うう、と言って、わたしの太腿の上で背中をう ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
秋田でもらった詩集1「北の詩手紙 第一号」イダヅカマコ...散文(批評...1*08/9/5 0:41
今日も気づいてしまいましたススメ自由詩108/9/4 23:19
死のように強い反復のなかでこもん自由詩508/9/4 22:57
100円ライター、使い捨て。ゆうと自由詩5*08/9/4 22:44
来週の今頃は吉岡ペペロ自由詩108/9/4 22:10
回覧車Ⅰブライアン散文(批評...0*08/9/4 22:09
オルゴール皆月 零胤自由詩5*08/9/4 22:00
秋の序章銀猫自由詩7*08/9/4 21:59
ねこ狂暗闇れもん自由詩008/9/4 21:48
カヌレ小禽自由詩0*08/9/4 21:46
セピア智鶴自由詩008/9/4 21:30
ささぐかんな自由詩10+*08/9/4 19:50
可憐な筋黒白蝶海里自由詩1*08/9/4 18:51
熱狂アハウ短歌0*08/9/4 17:06
夢の中からこんにちはかいぶつ自由詩308/9/4 16:11
八月の絶唱飛鳥 彰短歌1*08/9/4 15:28
箱庭石瀬琳々自由詩7*08/9/4 13:45
長い雨季リーフレイン自由詩708/9/4 13:27
切手唐草フウ自由詩4*08/9/4 13:03
詩作青い風自由詩6*08/9/4 12:51
ツキノモノ明楽自由詩208/9/4 12:37
伝えたいこと。てんだい自由詩008/9/4 11:31
明後日の事は知らない。(今日と明日と明々後日と)プル式自由詩5*08/9/4 11:02
黒焦げ公園律A道化自由詩208/9/4 9:46
夜通し蛍でありました詩集ただよう自由詩208/9/4 9:18
夜叉星月冬灯自由詩208/9/4 9:01
夜風自由詩108/9/4 9:00
神渡し自由詩108/9/4 8:59
その門じゅじゅ。自由詩208/9/4 7:54
残念な気持ちにウジが湧く詩集ただよう自由詩208/9/4 7:44

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加筆訂正:
切手/唐草フウ[08/9/4 18:36]
2行つけくわえました。
5.72sec.