告げようとした道順はほどけてしまって
あとはただ来た道を
捨てられた花のにおう坂
そのぬるい泣き姿を
思い出すことだけが残された
嘘なんかつかない
嘘さえもつけない
あのとき、という ...
わたくしは実は生まれる前のことを
かすかに覚えているタイプなのでございます
かつてわたくしは青いピラミッドの中にいたのです
ピラ内では日によって香りが変わりまして
花畑にいたのでしょうか
そ ...
踊っている天使のなかに私はいない私はいない私はいない
いつまでも滑り落ち続ける光ふと鳥の声双子が消える
(網の目のように重ねられる)キス((すり抜けていく私
冷凍用トラッ ...
結局 どこにいても
わたしはちぐはぐとしておるのです
一見 正しいようだけど
凸と凹が微妙に違う
パズルのピースが
無理やりはめ込まれているような
そんな
おしりの辺りが
もじ ...
肉も骨も脳も
いらないとおもった
ぼくはそれくらいやけっぱちで
噛み付くように吼えた
どういう言葉が人を傷つけるだとか
どういう力が人を押しのけるだとか
頭の悪い計算はしなかった
...
「ずるいあたしより似合ってる。」ルージュに濡れたくちびる噛みついて。
秋の新色一足はやくおちんちんにあたしのなまえ書いてみる。
きみが寝てる間にそっと着けて ...
僕のとなりに
座っているモノ
ケダモノ
溶ける
重なる
曖昧な素体
やがて
意識の輪郭が
確かなものになり
今 再び視野に入るモノ
僕のとなりに
...
今夜の月は
半分しかないのに
風力発電の三枚羽根に
砕かれている
居場所がなくて
ぐるぐると、さまようものも
照らし出されれば美しいのだろう
今日も祈っている
風車越しに月を掴もう ...
あなたからの連絡がなくて
あと五分後には
来るかも
なんて
あと一時間後には
来るかも
なんて
繰り返し思って
ケータイ握りしめ ...
地元の駅が凍ってしまった、
夢をみた
誇張する胡蝶みたいにこちょこちょと
わけのわからない言葉を
おばあちゃんの形見を扱うみたいに優しくつぶやいた
・
ドトールのカフェオ ...
己が認識している、
己を取り巻くすべてが世界と言うなれば
真実だけが世界でなくともいい 。
偽善 虚言 妄想に 毒
何もかもが
世界を繋ぐ 道具。
帰ろうか、帰ろう
雲雀を見に
飛行機の音を聞きに
私の空想が止まる瞬間は
ワン!
という声が聞こえたとき
庭の草木すら記憶になく
ただ会うたび肯定してくれる
存在のもとに駆け寄 ...
冷たいくちびるが薄く開いて
なにか小さく歌うのだけれど
柔らかなはずである旋律はどこか遠く
森の中に消えてしまっているようで
やけに静かだった
{引用=たゆたう水
呼吸を忘れる前に花弁 ...
暗闇の中 せせらぎの音だけが響いている
ぼんやりと見える水しぶき
岩陰には何も潜めないようで
だがそれは思い違いにすぎなくて
水しぶきのように見える放物線
微細な魚たちの鱗の鈍い光が ...
わたしがまだいきているから
かなしくてうれしくてたのしくてさびしい
それにきづいてしまったので
ひとりでおどるつきのよる
まっしろなまっしろなかみをひろげて
そのうえ ...
何と言おう
この空の下の寂しさを
何と言おう
いつかくるその瞬間の感情を
どんなに声が響いても
愛さなければどれも同じ
何と言おう
溢れるほどに消 ...
仕事柄、深夜に帰ることが多くなる。
駅から家まで帰る道のりの、唯一曲がらなければならない角に、その家はあった。
日付が変わろうとするような時間帯である。
だというのに、その家の家主であろ ...
心の鏡は
汚れている
無眼人
無耳人
とはぼくのことだ
ぼくの瞳は
遠くを眺めている
何も映らない
漆黒の闇が
見えるだけ
光あれ!
千年の闇を映し出す
鏡よあれ ...
Am
あー んんんー ぬああー。
G
おわあ わああ るるるあー。
E7
うー わるるー るるる
AM
あー
………。
悲しみを勇気に
淋しさを優しさに
苦しみを微笑みに
憎しみを愛に
きっと君ならできるはず
ノンレム睡眠中
深夜ラジオのイヤホーンから
ぼんやりと耳に潜入した
ひとこと
「一日に一度はなんでもいい
な ...
その前にいいですか
アイスクリームの下に座る白い馬は充血ですか
瞳を瞑れば 潰れた瞳に当たる
逆さに生えたなみだと美喩して綺麗に恥らう
心から放たれるのは燃えるもの
ふさぐ波が揺れて ...
沈静
電波塔 ただ高く細く輝いて 幼き日々の抱擁を翔ばす
{ルビ五月三日=やくそく}
【最愛】を 失う彼女を手放して 外を駆け出す あの日の{ルビ自分=わたし}
{ルビ最後 ...
私の嫌いなところを
内側から外側に流し出して
遺志をまぜて固めた
なかなか離れないもんだから
親指を尖らせて剥がすと
また痕から流れ出てきた
剥がれ落ちたそれは
私を守 ...
懐かしいのに
なぜ懐かしいのか
思い出せない
そんな感じがする
日曜日の明るい昼間
こころの
おと
におい
あかるさ
おんど
いつも遠くにある
いつも探していた
...
君がいると知ってたら
よろこんで
迷い込みに行ったのに
先生の声は透き通っていた
秋の日の教室
並んだ机と机や椅子と椅子は
整然として静かだった
先生の声は非現実的な未来のように
ただ流れて流れて
僕の右肩をすっと過ぎて行った
あれは九月 ...
スパンクする冬服パンクス一体全体 安心かい 取り巻きともどもシャベル持ち 亡者ぶっ裂いてて頂戴 なー 白刃取りなら得意だぎゃ ヒャー ちべてえ水が 少しだけ温くなって ミミズの体温上がってるわね 上が ...
強くなれなくたっていいじゃないか
弱虫のまんまだっていいじゃないか
みっともなく泣いてばかりいたって
いいじゃないか もう
貴方がいなくなってしまう
ただそれだけが怖くて眠れない夜
そ ...
「僕」を探しに行こう。
天気もいいし。
すこし
さみしいけど。
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
道別
練
自由詩
12
08/9/28 3:38
青ピラ
木屋 亞万
自由詩
1*
08/9/28 3:20
踊っている天使たちのなかに
渡邉建志
短歌
4
08/9/28 3:17
泣き笑い
明楽
自由詩
2
08/9/28 2:32
宙ぶらり
naru
自由詩
2
08/9/28 2:29
「 女装娼年。 」
PULL.
短歌
0*
08/9/28 0:15
ケダモノ
大木円盤
自由詩
1*
08/9/27 23:48
胸の前で祈るように携帯を
たりぽん(大...
自由詩
22*
08/9/27 23:39
まちぼうけ
愛心
自由詩
5*
08/9/27 23:31
あ き
ゆるこ
自由詩
6
08/9/27 23:16
せかい
李伍 翔
携帯写真+...
2
08/9/27 23:00
雲雀と飛行機
木葉 揺
自由詩
6*
08/9/27 22:35
オフィーリア
笹子ゆら
自由詩
4*
08/9/27 22:31
流体
kauzak
自由詩
8*
08/9/27 22:25
おどる
鮎
自由詩
2
08/9/27 22:10
何と言おう
依
自由詩
2*
08/9/27 21:27
ミカさん
亜樹
散文(批評...
3
08/9/27 21:25
鏡
じゅらいち
自由詩
0
08/9/27 21:17
即興 - ほんのお遊び
猫八百
自由詩
0
08/9/27 20:11
変換
ゆきこ
自由詩
0
08/9/27 20:07
青女月
信天翁
自由詩
1
08/9/27 19:54
妙脈
十二支蝶
自由詩
1
08/9/27 17:14
ラスト・ラビット
セルフレーム
短歌
0
08/9/27 17:05
かさぶた
からくり
自由詩
1
08/9/27 14:54
喪失した昨日
チアーヌ
自由詩
2
08/9/27 14:33
誘惑
愛心
携帯写真+...
8*
08/9/27 13:59
九月
おるふぇ
自由詩
1
08/9/27 13:53
下な品ばかりは御免下さい
詩集ただよう
自由詩
0
08/9/27 13:48
たぶん、それを愛とは呼ばないだろうけど
涙(ルイ)
自由詩
3*
08/9/27 13:30
秋晴れに探す。
木
自由詩
2
08/9/27 13:16
4765
4766
4767
4768
4769
4770
4771
4772
4773
4774
4775
4776
4777
4778
4779
4780
4781
4782
4783
4784
4785
4786
4787
4788
4789
4790
4791
4792
4793
4794
4795
4796
4797
4798
4799
4800
4801
4802
4803
4804
4805
加筆訂正:
嫌い (ちらい)
/
Lucy.M.千鶴
[08/9/27 14:51]
最後のほうが、腑に落ちなかったので、思い切って、削ってみました。如何でしょう?
5.27sec.