何にもない夜に
何にもない男が
何にもせず佇み
空を見上げても
世界は変わらず
そのままで
何にもない友は
それを見て
何も思わず
ただ変わり行く
流れに身を任す
何もない男の心 ...
隣のヘッドフォンから
日常ではない何かがこぼれている
ブラウン管ごしのどこかのニュースが
心に足止めをして ぼくは
ひとつ後の電車に乗った
線路は淡々と続いて
よほどの偶然が起 ...
{引用=するとすべて
こうして、秋が呑む飴色の庭に流れ入る日々
立ち尽くすことはできないから倚りかかると
ステンレスの台がたわむ
窓の
外
暗く黄昏れる湖
刷毛の肩に金のほつれ毛 ...
・
一か月が
余りに速く過ぎ去るような気がして
どうしようもない
服を着替える間もなく
あっという間に秋である
外ではまるで軍隊のように
流行なのか
同じ型の服を身につけた女子が
勇 ...
仮面をした、まま 僕らは二人
キスした 抱き合った
仮面越しに 互いの熱、を感じながら
も 指先の感触一つ
探り当てることが出来ない 見つけられない
悲しい程 隔てられた
叫 ...
君に好きと告げるのに あたしは言葉しか持ち得なかった
柔らかい口付けもない 抱擁も出来ない
体を持たない 文字である あたしには
素足でタタタッと 駆け抜ける 白い紙上を
“此処”か ...
野菜ジュースのように
何もかも
からだにいいからと混ぜ合わせたら
きたないだろう?
君のように
水は美しい
人間の六〇パーセントは
水
だということの説明に
よく出てくる
...
変わった
世界は着実に
私の中で広がった
友を知り
愛を知り
欲を知り
嘘を知った
絡み合う全ての日々は
若葉のような輝きと
枯葉のような諦めをふらせた
葉が積もってい ...
生き急ぐ私を
受け入れてくれる
逝き急ぐ私を
とめてくれるあなた
…あなた
戻りたいと思う
だけど、戻れない
ただ一言
帰っておいで
そう言われた ...
人間ってどうしたら満足するんだろうね?
目の前の欲望が叶うと
次の新しい欲望が見えてくるんだよね
目標と一緒か・・・
山を登ると次の山が見えてくるから
男は休んでいる暇が無いって
某漫 ...
俺はこの方の事を何か知っているわけでもないし
この方の文章について批評しているつもりもないし
そんな偉い人間でもない
なにより大変失礼だがこの方の名前の読み方すら知らない
何度も言っている ...
全ての平衡感覚が崩れてゆく
泣きはらした目では
もう 止められなくて
瓦解した日常を前に一人
朝焼けのワルツを踊る
シーツは空気を切る音を響かせながら秋空にひろがった。
わたしはそれを物干し竿にかけ、
丁寧に皺を伸ばした。
子ども達は一面に広がる秋桜畑で笑い声を上げている。
家の中からはラジオの音が漏れ ...
どんなに
ニセモノだとわかっていても
信じたくなる
信じさせてしまう 。
良く言えば、
生来の 演 技 者。
悪く言えば、
嘘吐き 男 爵。
「おとこから出る汁は単純でおいしくないと思わない?。」とヨウコ。
単純でないヨウコの汁なめながらこれに合うワインさがしてる。
ゆうべはマモルの汁いまヨウ ...
今日もひとりで笑う
歩む速さで、けれど遠ざかっていく灯りを知らない振りして
どうして誰も剥がしてくれないんだろうか
皮じゃなくて中を見てよね
そうして同じように中身を見せてよ
剥 ...
どうにもならんことを
どうにかできると
拳をにぎり
どうすればいいのか
考えに考え
手をにぎりしめ
向かう先がどこなのか
確かめる支点を
持ち得ぬこともまた知らず
その方法で ...
こころが風邪をひくと
遠いどこかへ行きたくなる
誰かとバスを
待ちたい気持ちになる
まだ幼かった
あの日の僕と母のように
むかえに来たのが
バスではなかったとしても
見知 ...
月を見てはいけないよ
満月は特にいけない
これからは欠ける一方だからね
引いたり満ちたり
妙な引力を感じるだろ
ああいうものに惑わされちゃいけないんだ
走っていると月が追いかけ ...
国道の上で
灰白色の雲たちが
渋滞している
その下で
私の行先はどこにも
決められてはいない
恐らくそれは
初めから
私はひととき
歩みを止め
道の脇でそれぞれ ...
おまえの腹を枕にして
大の字になって
昼寝としゃれこんでみるが
いやいやいや
ぱっちり開いた
おめめは
青いフィルターのかかった
大宇宙に
ストップ光線かけられて
瞬きす ...
願望の涙
荊
終始累々と線路のように
そこで止まった列車
鉄の轍と共に錆行く
秋雨
コスモス
花びら潤し
雫をおとし
歩いていく
それでも歩いていく
生まれたから
進む
押し ...
(やり過ごせばいい)
あなたのメールで
それはわかる
もう
心はここにない
口惜しくて追いすがり
問い詰めてみたいけど
そんなこと
(夜半にかけて
局地的な大雨に)
...
「生きるには辛すぎる」と語るすべての人が流す涙の味を
私は理解する術を持たないが
しかし私はただ一つの言葉を、確信を持って言う
(あなたに死んでほしくない
あなたは絶望を心の内に溜めこんで ...
りんごが食べたい
泣きながら
りんごを食べたら
美味しそう
わたし
泣きたいの
身体から
毒をみんな
出したいの
青い車の隣で
真っ赤なりんごを食べてみたい
今の、この気持ちを
表現してくれる言葉や音が
どこを探しても見つからないのです
なんだか世の中のたくさんのものから
見捨てられたようです
でも、わたしには命があって
心の叫びを紡ぎ ...
ビルは氷柱(つらら)のようであって
交差点に、滴る微笑の鋭角が
夜はひときわ映える
空は無限の海にはあらず
月のマンホールに、僕らは吐き捨てる
ばらけた感情語
それを生 ...
トクトクと流動性を失うことなく
橙色の結晶が僕の掌に注がれ溢れ
眼下の成層圏プラットフォームである飛行船が
久しく忘れていた雨になり
天を貫通します
雨はやはり結晶のままで
気ままに熱層ま ...
君の瓶が悲しみでいっぱいになったら
僕がふたを開けてあげよう
ほら、みんな出ていっちゃうよ
そして僕は今度
楽しいことをたくさんつめて
瓶のふたをギュッと閉めるんだ
君が二度と悲しまないよ ...
夜汽車が湖のほとりで
誰かを待っている
夜は静かに寝ているだけで
何も気づいていない
誰が予約したのか
夜汽車の切符を持ち
風がやってきた
誰が破いたのだろう
座席番号の部分が欠け ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
転機
kei99
自由詩
1
08/9/29 9:15
ひとつ遅れの急行
アイバ シュ...
自由詩
1
08/9/29 8:44
キッチン
norif
自由詩
12
08/9/29 8:02
せかいをいきる
吉田ぐんじょ...
自由詩
55
08/9/29 5:50
愛読者、書
きりえしふみ
自由詩
3*
08/9/29 5:25
君に好きと告げるのにあたしは文字しか
〃
自由詩
4*
08/9/29 4:51
水
ぎよ
自由詩
2
08/9/29 4:04
二年半後の世界から
そらこ
自由詩
1
08/9/29 4:02
せっかち
平 哉人
自由詩
1
08/9/29 2:33
欲望
灰色の夢の中
散文(批評...
1
08/9/29 2:20
仲仲治様
〃
散文(批評...
0
08/9/29 1:45
終焉
明楽
自由詩
0
08/9/29 1:15
秋桜飛行場
雨傘
自由詩
5*
08/9/29 0:50
そ ら い ろ。 - S T O P O V E R ・ 7
李伍 翔
携帯写真+...
1*
08/9/29 0:49
「 ヨウコの汁。 」
PULL.
短歌
1*
08/9/29 0:47
知らなくて亡くす
鎖骨
自由詩
0
08/9/29 0:35
悲しみを知れ
七尾きよし
自由詩
2*
08/9/29 0:33
バス停
小川 葉
自由詩
4*
08/9/29 0:21
女は
しずく
自由詩
1
08/9/29 0:06
行先
松本 涼
自由詩
2
08/9/29 0:05
富士山
北村 守通
自由詩
6*
08/9/29 0:01
線路と駱駝
秋也
自由詩
0
08/9/28 23:56
台風一過
uminek...
自由詩
3*
08/9/28 23:46
死にたがる人への書簡
いっと
自由詩
2
08/9/28 23:29
りんご
蒼木りん
自由詩
3
08/9/28 22:45
昇れ
しずく
自由詩
0
08/9/28 22:39
さかさまの都会
Rin K
自由詩
36
08/9/28 22:07
あなたの耳に還ります
ススメ
自由詩
0
08/9/28 21:32
瓶
ゆきこ
自由詩
1
08/9/28 20:45
夜汽車
沢村 俊輔
自由詩
3*
08/9/28 20:12
4763
4764
4765
4766
4767
4768
4769
4770
4771
4772
4773
4774
4775
4776
4777
4778
4779
4780
4781
4782
4783
4784
4785
4786
4787
4788
4789
4790
4791
4792
4793
4794
4795
4796
4797
4798
4799
4800
4801
4802
4803
5.65sec.