穴のような家に一日潜んでから
日が暮れて
空気を吸いに外に出る
あてもなく街を歩き
喫茶店と本屋をはしごして
何をしたいということもない
そうして雨に降られて
人気の無い大通りを ...
声も顔も
もう、忘れることなんてない
終らない日常は
その連続性の中で
何度も新しい朝を迎える
あなたたちにはきっと見えているのだろう
そこから、お ...
アコースティックな弦の響き 旋律 高揚
6感で恋するユング
ただ遠く 見つめるだけの群青の瞳
なんて呼ぶかも知らない あの人なんか
見知ら ...
太陽に照らされた状態は、
ほんとのところとても特異な状態だ。
宇宙はだいたいが夜だ。
ぐるりめぐる暗い側の半球にしがみつくぼくたち、
特異な場所に放り出されたフヘンの孤児、
みんな違っていて ...
大手菓子メーカー製造の
5個入り徳用大福に手を付ける
機械練りの餡であっても
小豆は小豆だから
機械でくるんだ餅であっても
淡泊で餡のじゃまをしないから
餡の甘さに素直に溺れる ...
目をつぶっちゃえばさ
右も左もわかんないのに
前進と後退に縛られる
決まり事が多すぎる
朝 昼 夕
耳を塞いで電気を消せば
頼れるのは右手の熱だけ
番組が始まる前の砂嵐って
...
幻の花に
私
水をあげるのを忘れてしまった
あまりにも長い間
自然に咲いていたから
私
そのままでいいと思ってしまった
花びらが一枚落ちた
そして
止められない流れ
...
あの強い光のかたまりが
拾いあつめた白熱灯だとは
知らんふりをしていた
あの広い体育館の隅には
引きずってきた観葉植物を並べ
目張りされた窓の中
私は地球を繕うと
感情の産ま ...
毎日不安だった
誰も私を必要としてないんじゃないかと
誰かの一番になれないんじゃないかと
だから毎日寝れなかった
暗闇の中で一人
泣くことも出来ず
ただ、ただ
...
オナっていたほうがマシ オナっていたほうがマシ
ぐんぐん煮るからグングニル ぐんぐん煮るからグングニル
成長しろよロッカネン 見たいな な 長細いな
僕は美しくなる 驢馬になるのはやめよう 空は ...
この 外交交渉 は 歳月 だ
明暗 の 認識 が 超臨界水 が 強くなる
生物と水 は 明るい
期 ...
太陽 は もっと 鳥 のは 横たはつた
かがやく 目の進化モデル
さびしい 時の締切まぎわ の 雪の結晶 を 発生する ...
寒いね
さむーい
しんけいつう、になった
肋間神経痛だって
(初恋の痛みだと思いこんでた)
しんけいつう、に(も)付ける薬はないんだよ
あはは
おばーちゃんみたい
あはは、おばーちゃん ...
はなればなれになる 白骨
楔形 宣伝戦 は ロドプシン の 爆ぜ散る
恋愛や怒りのような高ぶる感情 を ふるいおこして ...
耳の周りや頬の近くやらを
冷たく刻み込むような
秋の驟雨が染み込む
家路を逝く靴音には
永い冬の訪れを
哀しむようにして
静かにアスファルトを
夜空よりも黒い色に変えてゆく
*
...
幾千の出会いの
張り巡らされた紅い糸の中で
偶然
手に取った一本の糸が君と つながっていて
今の僕らを作り出してる
幾千の思いを
あふれてしまいそうなくらい抱えて
ひとつだけ
どう ...
納豆を混ぜながらふと思う
もし私がこの粒のひとつだったら
ずっと君とくっついていられるのに
細い一本の線で決して
離れることなどないのに
そんな納豆の幸せを
私は飲みこむ
スコープのさきに
わたしは詩をとらえた。
詩は、スコープのなかで揺らぎつづける。
狙いはさだまらず、
わたしは引き金を引けない。
わたしが躊躇うあいだに
詩の精は、スコー ...
大学からN駅まで歩いて行くことがあります、と話しのついでに言ふと、先生は興味を持たれた様子で、その日は一緒に歩いて帰ることになった。N駅と大学までの間には、地下鉄の駅が十ばかりある。距離はどれほどか ...
たった一人で
たった一粒の
愛へ落ちてゆく
街角で
目があった
おんなのふるくなったひとは
ばふん、と笑い
わたしは
カシャカシャカシャチーン
「仕事の顔」から「家の顔」になる
...
「逃げる」を見つめてました
ある時は空腹から逃げました
耐えきれずに食べてしまったのです
あんパンは美味しかった
すぐに食べられることの幸せで
逃げていたことを気づかないふりをしまし ...
水のそばに
水の羽があり
四つの水を映している
ひとつだけ蒼い波が来る
ふいにひろがり すぐに消え
ふたたびふたたびをくりかえす
窓に打ち寄せ
つもる影
屋根のつら ...
うろこ雲の尻尾につかまって
東の空へ流れ去った君は
雨雲に紛れ込んで
細やかな涙を降らせた
柔らかな時の掌に撫でられて
色鮮やかに頬を染めた君は
頼りない指先に手折られて
夕餉の ...
ゆうひと呼ぶには余りにも始まりに似て
さざめきと呼ぶには余りにも産声高く
かさぶたと呼ぶには余りにも赤すぎた
野原は金色の笑みをたたえる
何故立ち止まってはいけないのだ ...
グラブが白球をはじく
グランドがしわくちゃの絵になる
天上にぶら下がり
ゆれるショート
(大体がこんなもんだ
今朝も天候が不順でね
まあ いいときも悪いときもあるとは言いながら ...
夢の後味は
雨上がりに似ている
ほんのり苦い香りが
漂っている
今
目をつむって
吸い込んだ
すこしだけ
肌寒く
目がさめる
寝癖のまま
笑顔とか
そういう ...
大阪の黒川に魚が死んどる
生臭い水面に不衛生な雨がぶち当たって
救いようの無い水疱瘡
あの中はきっと終われない夜
一匹二匹三匹四匹・・・九匹十匹・・・
浮かび上がって、みんな死んどる
「何 ...
ちぎられた契りは
女の裏切りで
真理に昇華された
男の世界に
破られ、壊された
女の歌声は空虚なまま
遠くまで響いた
女の笑い声に
男は涙を流す
高いキーで
ケタケタ笑う
女の声 ...
実態がない
1ミリもない
あの子の必要としているのは俺じゃあ無くて
俺が必要としているのはなぜあの子なのか
そしてこのタイミングなのか
三本足の野良犬のびっこの足跡をたどる ...
憂鬱な金融機関に預金してあげる
木曜の昼休みに窓口でスマイル
ATMの顔色うかがってもしゃーない
ランチ後の視線で女子行員を読む
眠いのは きっと僕だけじゃない
寝溜めた時間に利子が ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ノロマな深海魚
小野カオル
自由詩
5*
08/10/1 0:42
喜びを数える
依
自由詩
1*
08/10/1 0:10
Bitter Sweet
qipy
自由詩
1
08/10/1 0:09
夜、出歩くものたち
佐々宝砂
自由詩
7+
08/10/1 0:00
大福
kauzak
自由詩
5*
08/9/30 23:59
sleep at night
衿野果歩
自由詩
0
08/9/30 23:40
幻の花
mayaco
自由詩
0
08/9/30 23:27
ライト
詩集ただよう
自由詩
1
08/9/30 23:24
ありがとう 〜友達に送る言葉〜
結華
自由詩
3*
08/9/30 22:38
詩は中に
キリギリ
自由詩
0
08/9/30 22:31
ドント・レット・ミー・ダウン
《81》柴田...
自由詩
1*
08/9/30 22:17
モーニング・グローリー
〃
自由詩
0
08/9/30 22:16
秋の気配(即興
よしおかさく...
自由詩
5*
08/9/30 22:14
リヴ・フォーエヴァー
《81》柴田...
自由詩
0
08/9/30 22:14
弟と驟雨と鯉
りゅうのあく...
自由詩
3*
08/9/30 21:21
リフレイン
もこもこわた...
自由詩
3*
08/9/30 21:18
ひとつぶの幸せ
ゆきこ
自由詩
0
08/9/30 21:02
詩の精
寅午
自由詩
1
08/9/30 20:53
秋ざれ
三州生桑
散文(批評...
1
08/9/30 20:51
愛へ落ちてゆく
ふるる
自由詩
7
08/9/30 19:54
「逃げる」
小原あき
自由詩
11*
08/9/30 19:19
時と音
木立 悟
自由詩
7
08/9/30 19:11
秋
nonya
自由詩
14*
08/9/30 18:58
影置競歩
kiri
自由詩
3
08/9/30 18:40
ゆれるショート
オイタル
自由詩
1*
08/9/30 18:07
カプチーノ
ゆうと
自由詩
3*
08/9/30 17:35
黒川
清水勇介
自由詩
3
08/9/30 15:59
男の世界
kei99
自由詩
0
08/9/30 15:29
ミリ
モリマサ公
自由詩
16
08/9/30 14:28
BANK! BANG! ビガロ!
北大路京介
自由詩
18*
08/9/30 13:44
4761
4762
4763
4764
4765
4766
4767
4768
4769
4770
4771
4772
4773
4774
4775
4776
4777
4778
4779
4780
4781
4782
4783
4784
4785
4786
4787
4788
4789
4790
4791
4792
4793
4794
4795
4796
4797
4798
4799
4800
4801
加筆訂正:
蛇口
/
石畑由紀子
[08/9/30 20:10]
最終首の二句目を修正
4.95sec.