ある日
意識の林の
内にめざめ
ふいに自分が
朝を穢しているように思った
髭をそったところで
何になるというのか?
家を出ると
青い収集車が ...
投げやりに時間を埋める。
アイツの声は届かない。
余計な勘ぐりはいつだってロクな結果を招かない。
さかんに響く緑色をした道路の脇で、最後の溜息を吐き捨てる。
まだ少し憶えてる。
微かな声 ...
視点を固定しろという
読者を想定しろという
結果を仮定しろという
批判を肯定しろという
真実を露呈しろという
題目を決定しろという
リーフを読むなという
韻を踏め ...
あの人に僕は捨てられた
そよ風に逆らわず首を振りながら
淡いピンクと白のコスモスが
群れをなして羊雲を見上げてる
あの人に今日、僕は捨てられた
大河のように流れる雲と逆向きに
...
別所温泉にて
浴衣着の 季節外れの 朝顔や
朝霧の モヤが立ちこめ 神秘的
帆を立てて 荒波越えて {ルビ夫婦=めおと}まつ
【御船の松を見て ...
日常を忘れ
のんびりとする
空気がきれいだ
水もうまい
写真の音
ガイドの声
空気が気持ち良い
ハナトラノオ
食事はたらふく食べ
貧しさと贅沢
外人が温泉に
入っていた。 ...
まよう
微熱の手があつい
触ったらもっとあつい
空のひかり
せなかを刺す
紙袋の、持ち手の、こより
くたびれあって
よれてよりそっている
細くてがんじょうな
線を
ただ、じっと ...
一人になってしまいたい
鍵を回す音がきこえる
かすかに開いたドアの隙間
こじ開けたら、ドアが閉まってもう開かない
ここは真っ暗
光は外側
窓がない部屋 言葉 ...
遠い 遠い
ギリシャのイカロス
蝋で作った重たい翼
太陽の熱で溶けて
あわれ イカロス
まっさかさま
昔 昔
ギリシャのイカロス ...
秋の夜長
月の野原
さやさやと風に
揺れるすすき
鈴虫の声が
哀愁を誘う
星の煌きで
野原いっぱいの
すすきが踊り出す
...
あいつはかぶれちまったのさ
「西洋」という名の偽りに
自分の意志を持たず
ただアメリカの傘の下に
雨を凌いで丸くなって
その姿が滑稽であるなんて
...
闇のなかにしゃがみ
手をのばし
髪の毛に触れる
足音が
遠のいてゆく
水を
出しつづけるくちばし
透し 染まり
戻るもの
ふたつの天気雨
すれちがう
くち ...
{引用=既に知っていることをまた
振り返って
つまらないことと思い直す
夢は夢
胸に灯された光は
なんだったのか}
キンモクセイの季節と人は云う
小道の角を曲がる時感じた匂いを
記 ...
口をただ開きこの舌からことばが剥がれてしまえばそれでいい。
縫い付けてしまったまぶたの奥でさえ眼球は既視感に溺れ。
うなぎが点滴を溯るそろそろですね ...
・
消費者金融の無人審査機の前で
背筋をこころもち曲げている女
どういう顔をしていたらいいか
分からないのだろう
真っ二つに分けた前髪の間からは
かきまぜたコーヒーに入れたミルク
みたい ...
金木犀の夜に放り出された
草むらは微熱のメリーゴーランド
まだ知らない湿らせたペニス
困り顔でのたうちまわる
ご褒美をくれてやる
女の髪が口に入る
噛んでいるガムに ...
ああ!
犬が可哀そう
近くに立ち寄ると
わんこが犬小屋から
出てきて
ドブを隔てて
此岸と彼岸の幅
六尺ありけり
吠えようとして
こちらに向かって
走り ...
場合によっては正しいかも知れませんが、
時としてそうじゃないコトもあります。
いつもそうあって欲しいと願ってみるんですが、
時としてバランスが崩れるコトもあります。
とりあえずは今じゃ ...
上下の唇がほどけあい、いちど封された口腔から湿った空気が洩れるとき、
はじめに洩れる声が。
瞳を覗き込み、外耳を重ねあう。
頬を触れ合わせ、鼻は、擦り合わせて笑いあう。
僕に ...
2007/10/31
映画は時間とともにヨコに流れる「時間芸術」である。しかし、それはときに、一瞬にして強く深くタテへ垂直に食いこむような感銘を観るものに与えることがある。そのタテに喰い込んだ感銘だ ...
何をしたって嫌われるのに
気付かないふりをして(事実から目を背け)
人に好かれようと笑って見せた
その姿が何よりも気に入らないらしく
もっともっと嫌われて 嫌われて
存在を消したくな ...
Est-ce qu'un arc-en-ciel paraît?
À la nuit de ces mots?
La forme de la corolle des prochains de ...
ひと呼吸ごとに口をついて出る君の名前
まるで足の裏で触れる猫の毛のように
心地よく僕を刺激する
ひと場面ごとに脳裏をかすめ
1秒ごとに鮮やかに再形成する君の残像
まるで裸でもぐりこんだ毛 ...
二人離れた月日が鮮やかに浮かび上がる
すれ違った理由も今ならはっきりと分かる
戻れないと諦めた夜もある
幸せを手放した自分を悔やんだ
今もまだきみをこの腕に抱いたわけじゃない
だけど ...
生きてるから生きてる
なんだかどうしようもないことにぶつかっても
なんだかどうにかして過ごしてる
生きているのと死んでいないのは同じじゃないって
たぶん僕は思っていないから
...
sadame『可逆』 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=167904
この詩は、紙の可逆性を見た作者が、変化した自分の頭蓋骨の中身が果たしてこのように ...
獣たちがさわいでる
奪われたものを奪うため
あの山なみの
とても深いところで
秋の次には冬がきて
春はかならずやってきて
めぐりめぐって谷底を
ながれる夏の
水はもうなかった ...
波打ち際のよに
ゆれるわたしの境界線
あなたへと打ち寄せては
砕けて引いてゆく
この世界に終わりがあるのなら
あなたとそこで歌っていたい
切なる願いが夜空に溶けて
満天の ...
点と点を結んでも
直線にならない
揺らいだ線を描き続ける人がいた
好きだった、らしい
景色は額縁に飾られ
憶測は掠めるように
いつまでも引き摺って仕方がない
会議は思い出についての議論に ...
田舎の首長がそっくりかえっている秋
秋桜が欠伸している
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
収集車
草野春心
自由詩
2*
08/10/9 13:29
なきぼくろ
BOOKEN...
自由詩
1
08/10/9 13:10
中二病棟
影山影司
自由詩
0
08/10/9 12:56
「乖離」
広川 孝治
自由詩
0
08/10/9 12:54
川柳(別所にて)
ペポパンプ
川柳
3*
08/10/9 12:48
晴れの日
〃
自由詩
5*
08/10/9 12:46
まよう
唐草フウ
自由詩
6*
08/10/9 11:50
oto
猫のひたい撫...
自由詩
0
08/10/9 11:47
イカロスの翼
星月冬灯
自由詩
1
08/10/9 11:30
すすき
〃
自由詩
2
08/10/9 11:29
アメリカナイズ
〃
自由詩
1
08/10/9 11:29
降り来る言葉 XXXVIII
木立 悟
自由詩
1
08/10/9 10:38
さようなら東京タワー(即興
よしおかさく...
自由詩
9*
08/10/9 10:31
「 未視感。 」
PULL.
短歌
2*
08/10/9 9:43
すかんぴん(大変貧しく、無一文で身に何もないさま)
吉田ぐんじょ...
自由詩
30+
08/10/9 9:34
金木犀の夜
吉岡ペペロ
自由詩
1
08/10/9 9:28
ドブ沿い犬小屋
じゅらいち
自由詩
0
08/10/9 8:30
そうして時は過ぎてく
BOOKEN...
自由詩
1
08/10/9 8:25
ヘイチュー
如仁
自由詩
1
08/10/9 7:56
映画日記、ただし日付はてきとう2
渡邉建志
散文(批評...
2
08/10/9 6:50
嫌われ者が届かない夢を見た
完食
自由詩
2
08/10/9 3:42
"Astaire=Rogers"
2TO
自由詩
1
08/10/9 3:24
感触は刺激を伴い僕は膨らむ
智哉
自由詩
0
08/10/9 2:01
詩が書けるよ
〃
自由詩
0
08/10/9 1:48
蛇足詩
短角牛
自由詩
0
08/10/9 1:15
共感と反駁と
西日 茜
散文(批評...
6+*
08/10/9 0:39
世界山脈
小川 葉
自由詩
4
08/10/8 23:52
海
xxxxxx...
自由詩
1*
08/10/8 23:34
花束
霜天
自由詩
6
08/10/8 23:24
瘡蓋カサブタ傘豚
草野大悟
自由詩
1
08/10/8 23:01
4748
4749
4750
4751
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4757
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4768
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4771
4772
4773
4774
4775
4776
4777
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4779
4780
4781
4782
4783
4784
4785
4786
4787
4788
5.83sec.