被害者としてのキーボードは加害者としての指に噛みつくので。
取れたての句点のあなに指をいれなまあたたかい意味にじみ出す。
膨らませた乳房がはじける前 ...
見知らぬ少女
素敵に涙を流して
「私を愛して」
と叫ぶ
激しい雨の中
冷静過ぎる頭が
鼓動の数を数えている
早くなる朝が
ゆっくりと通り過ぎる夜を見送って ...
要はセックスがしたいのだ。させてほしいのだ。
と気付いた後もお金にならない文章を書き続ける人は何処かおかしい。
まるでバーベキューをするために河原で縄跳びを続ける夕暮れのような過ちが
異性と対話 ...
少し甲高い おさないその声を
目を細めて 懐かしむ人がいて
はじめて
失われることに気づく
風はとどめてはおけないから
目を細めて 懐かしむ人に
自分を重ね 手を重ね
それでも 吹 ...
人魚が干されている。悲しい目をした犬がそれを見て吠え続ける。雨の上がった夕暮れ。漁師が身の丈ほどある銛を担いで海から上がってくる。彼は干された人魚を見て笑った。そこへ一升瓶を持って女がやってきた。漁 ...
大人になっても
有刺鉄線をひよっと越える
無法者がいるくらいなんだから
子供が「駄目」って言葉を
ぴよっと乗り越えるのは
掃いて捨てるほどある
当たり前の話なんだよ
そう それこそ自 ...
陽の強さが
キラリと
冷気を突き通す頃
爽やかな緑が
恥じらいながら
黄緑色に頬を染め
やがてそれは喜びの色へと
変わるであろう
確かな思いを抱かせながら
ヒヌマは
密やか ...
どこか信じてた
どこか疑ってた
でも
なにもかも
おしまい
どこまでも信じてた
再起を願ってた
でも
繋いだ手は
...
先刻もたましいは訴えて
飼い慣らせない宇宙は慌てて
また
握りつぶして
わたしはそれを見ていた
ひとりきり
越境も
指たちも壁につぶれてしまって
凹凸も埋められてしまって
向こう ...
(影のない犬って知ってる?
(え、知らない、何それ?
(ほら、見てごらん
そう言って指さしたのは
真っ暗な空を
黒いことをより強調させるように
輝くひとつの星
その上に
オリオ ...
辛い時期を冬にたとえるなら
夜にだけ咲く花を思い出してください
哀しみを引きずるようなら
カップを両手で暖めてください
この世の夏の全てを頼りに羽根が鳴き
実りの全てが朱に染まる事を ...
あたしより先に死んでね
あなたを一人にしたくないから
残されて寂しいのはあたしでいい
あなたがいなくなったら
死ぬまで毎日あなたを想って
そのうちあたしも
そっちに行くから ...
吊革に
目、ぶら下げて
朝を見ていた。
魂になれない、命。
レシートのように
語らず、喋る。
ヒトになれない、
複数形。
...
落ち葉には落とし主の名前が書いてある
拾ったら交番にね
勝手に使っちゃいけませんよ
そこの焼き芋焼いてるきみ
見上げれば
空
ちゃんとあるのに
届かない
そんな気がした
ブルースカイ
目に見えるものも
見えないものも
いろんなものが
浮遊している
遥か上空
飛び去る飛行機の
その上にも
ま ...
斜路を行く
山脈をのぼりつめて
そのむこうには
街がある
ひとは呟く
おさない子供のように
どうして汽車は
ひとを乗せて行ってしまうの
はく息が白い
煙のように
あら ...
僕は知っている
通学路の途中にある花坂斜路の下には
恐竜の化石が埋まっているってこと
それをいつか僕が掘り起こすのだ
春には桜が咲いて
夏には向日葵が咲いて
秋には金木犀が咲いて
冬 ...
ハクセイジャナイ
イキテルヨ ドッコイイキテル!
素敵過ぎて涙がでた
糸井さん ありがとう
屍じゃない
生きてるよ。どっこい生きてる!
オレの説明書は
そう、藍いろの空
アンティーク店の
黄いろい光輝く
古本屋のまえに
クルマをとめて
な、気にするな空
藍いろのカルテに
全部書いてある
気をつかっているふりをして
そんなものに踊らさられるのは
嫌だった、嫌だった十月の日々
女も距離をとりはじめたから
昼間のひかりの片隅で
メールで言いあらそっている
...
ためいきの
かず
きんもくせいの
かおり
なにかに
あやまるとするか
オレンジの
ひかりやかげ
おさなくて
かげやしない
つんとする
...
きみの合鍵を駆使する
ひとつの過去が
忍び込むその、とき
を
怖れているはずなのに
無抵抗に引きずり込まれる、混同する
きみの残酷さは少年で
叫ぶ
わたしの幼さはあまりに過去で
...
私、瞼が無いから
眠れないんです
いつも夜は
虚空なのです
少女のころ
だったかしら
お花を摘んで
恋を占った
好き、嫌い、と
最後の一片
剥いだとき
私の瞼 ...
朝食を済ませ 僕は 食器を片付ける間もなく
ランドセルを背負って 行ってきます
行ってきます!
今日鮭が死んだ
稲だいぶ前に刈り取られた
大豆はぐちゃぐちゃ
豆腐は風呂上がり
そ ...
きみはかわいいけど
かわいいままでいられないことくらい、
ぼくもわかっているから
ぼくはかっこよくないけど
かっこよくないままでいられないことくらい、
わかっていてね
覚悟しておいてね ...
ノックされた窓を開けると
季語が突然入りこんでくる
飾るべき言葉の、持ち合わせがないので
自分勝手に寂しくなってしまう
決められた五線譜に決められた音をのせて
決められた拍手が返ってくる
...
どこへ行くの
と、聞くので
おれの中へ、おれ自身へ
と、答えたら
牛は
モウ〜とひと鳴きして
とてもつまらなさそうに
空へと消えていった
空のナイフを持て余し、いつでも誰かをぶっ殺すような覚悟で歩いていく。狭い空の色を覚えているかい?薄曇りの麹町は細切れになってしまったがそれはそれは不安なほどきれいな紫。向こう側を望んでば ...
{引用=
世界中の子が
いっせいに
赤い風船
飛ばしたような
お空です。}
世界中の子が
泣くでしょう。
こんな夕日の
赤い日は。
{引用=なくしたものを
思い出し
空 ...
覇気の無いアルバイトがゴミを捨てに来る
ゴミ袋の中を漁り糧とする黒猫が居る
しばらくして、中毒、あるいは病で死んだ黒猫が居る
亡骸を群れてついばむ鴉が居る
食べ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「 あな。 」
PULL.
短歌
2*
08/10/8 16:04
少女
青井 茜
自由詩
3
08/10/8 15:46
悟った後で何を書こうか
キリギリ
散文(批評...
0
08/10/8 15:39
創書日和「声」 声
北野つづみ
自由詩
4*
08/10/8 14:36
回転する蜻蛉
しめじ
散文(批評...
0
08/10/8 13:37
摂理
明楽
自由詩
2
08/10/8 12:53
稲穂の実る頃
青い風
自由詩
5*
08/10/8 12:49
さよならの詩
caleha
自由詩
11
08/10/8 11:38
一葦
伊月りさ
自由詩
3*
08/10/8 11:30
影のない犬
小原あき
自由詩
9*
08/10/8 10:45
聞こえないようにつぶやいて
BOOKEN...
自由詩
0
08/10/8 10:22
あなたへの最初のお願い
みなた
自由詩
0
08/10/8 8:46
であること
草野春心
自由詩
0
08/10/8 8:15
よくみると
桜 葉一
自由詩
4
08/10/8 4:46
ブルースカイ
ヒロシ
自由詩
1
08/10/8 3:25
斜路
小川 葉
自由詩
2*
08/10/8 1:18
〃
木屋 亞万
自由詩
3*
08/10/8 0:53
鳥の言葉
短角牛
自由詩
0
08/10/8 0:48
気にするな空
吉岡ペペロ
自由詩
5
08/10/8 0:47
ふと思い出と
〃
自由詩
1
08/10/8 0:38
あきのかぜ
〃
自由詩
6
08/10/8 0:37
消去
伊月りさ
自由詩
3*
08/10/8 0:34
花びら
かいぶつ
自由詩
2
08/10/8 0:28
いただきます!
そらの とこ
自由詩
7*
08/10/8 0:18
そういうわがまま
ゆうと
自由詩
4*
08/10/8 0:07
用法
霜天
自由詩
6
08/10/7 23:47
牛
草野大悟
自由詩
3
08/10/7 23:38
サイレンとバタフライ
雨を乞う
自由詩
1*
08/10/7 23:38
赤い風船
亜樹
自由詩
3
08/10/7 22:45
路地裏物語
梨玖
自由詩
1
08/10/7 22:42
4750
4751
4752
4753
4754
4755
4756
4757
4758
4759
4760
4761
4762
4763
4764
4765
4766
4767
4768
4769
4770
4771
4772
4773
4774
4775
4776
4777
4778
4779
4780
4781
4782
4783
4784
4785
4786
4787
4788
4789
4790
加筆訂正:
栄養
/
yaka
[08/10/8 9:33]
君の面影 を 思い出 に訂正しました。
5.2sec.