好きかもしれない人は
好きな人になり
好きな人は
好きだった人になり
好きだった人は
苦手な人になり
苦手な人は
嫌いな人になり
嫌いな人は
知らない人にかわって
わたしの体に ...
ただ煙るだけだった。その日もまた、その日までは。
波に揺られていた。眠るように眠り、発生と消滅を繰り返す。
海の胎盤の端、一粒の泡が表層に漂って、夢の内側で空を見た。泡は夢の中で考えていた。
...
僕は弱いんだ。
そう言って助けを求める強さがあれば
きっともっと楽になれるのに
私は弱いの。
そういって泣き崩れられる君のほうが
きっとどんなに強いことか
...
ことばを交わしたあのときから
あなたの姿を探すようになった
さとられないように
勇気をだして見つめた瞳の中
楽園がひろがっていく
みるみるうちに
目を伏せた ...
目を閉じて
って
言われても
いつも
薄目を開けていた
プレゼントをもらう時
キス する時
人はなぜ
暗闇で迎えるのだろう
大切なことを
わたしは
見届けていたいのだ ...
意味もなく
少女のように
泣いている
水面は青い
沈んでゆく
魚のように
さざなむ
泡沫の泉
望む
その先に
暮れる
煌めき
きみとぼくはいまここにいない。
いない、いないから
なんとなく、すきだなって
おもうんだと、おもう。
ほんとうは、ほんとうは
たださびしいって、だけ
なんだと、おもう。
枯れてしまった花を詰め込んだ
荷物を背負って
帰るんだ
うちへ 帰るんだ
野生の花が咲くまちへ
いつか大切だった本が
ホコリの中に埋もれてる
無為に費やした
たくさんの
愛しさと
...
悲しいことを悟られないよう
笑顔をつくっていても
心の中では
雨がふるふる
雨がふる
心に傘をさしましょう
雨がふるふる
雨がふる
すべてを洗い流しましょう
雨よふれふれ
雨よふれ ...
たくさんのくだが
生き物としてひとつひとつ
呼吸してる
反面そこにはいつも
ニヒルな顔して詰襟を着た
兄がいた
たぶん
高校生だった
彼のことを今は誰に聞いても
知らないと ...
信じられるだろうか
バラのえだにバラがさくことを
そこからはじまる
明日の物語を
不信の想いは命の種を闇にうめる
眠れぬ闇に吠えるようにもだえるのだ
大地をうしない長いときがすぎた ...
やるいる貰う捨てるあげるくれるいらないわいるはずないわ
粗末な臓物ぶら下げてシナプスシナプスシナプシス
全国小人便り選手権では己の矮小さが身に沁みたエピソードを
募集中です鍵カッコくんな知るか死 ...
景色を
琥珀色に染めながら
涙のように零れてしまう
煙が風に揺れてる
力いっぱい泣く
汽笛はいつも
理由も知らずに
旅立ってしまった僕らのように
涙をこらえてる
繋がり ...
「ただいま」と「おかえりなさい」が
いつの間にか聞こえなくなった室内で
形式的な仲良しごっこは辛うじて続けられている
夫は職場で妻はエアロビの教室で
ここぞとばかりに不満を吐き出す
食事 ...
水曜日の底に沈む
おだやかな憂鬱を
静かに食む
紅色の金魚
希う{ルビ=こいねがう}
希う
明るい日差し
光はたおやかで
あまり
あまりた ...
ペンの折れた
詩人は
ただの
貧乏人だった。
弦の切れた
ギターリストは
ただの
大食いだった。
鎖の取れた
バカ犬は
ただの
野犬だった。
苦しみっていうよりも
悲しみっていうのかな
そんな石ころが
河辺にごろごろ転がって
そこの隣に猫の親子
みゃーみゃー鳴くから
にぼしをやった
食べかす石ころに置いてった
どっか ...
こんな遠くから云うのもなんだけど、
happy birthday。
出来ることなら、君の耳元で言いたかったよ。
何年先になるかわかんないけど、
いつの日か、きちんと言うよ。
...
月の石を見つけたいならウサギに付いていけばいい。
もしも猫が見ているならそれは僕を観察している。
無いよりあれば良いもの。きっと沢山あるけれど、
あっても使ってないならば埃をかぶって虫が喰う。
...
ルーペ、ちっちゃな虫眼鏡
神さまはサイコロをふらない
でももし双六なら
宇宙は振り出しに戻りますか
それとも、あがったら一丁あがりですか
遠くを見るどんな宇宙望遠鏡よりも
今ある小さな ...
聴力を失ったDJフランキー・ワイルドは
視覚できる振幅を音楽に換えた
超音波は直進性に優れており
音響の異なった物質間の境界面で反射がおこる
受信までの時間を元に物質の位置を計算できる
反射 ...
就学ビザで渡航して行方不明になるひと多い 来たくても来れないひとも多い 足の裏にほくろあるひと外国来れる アンタニハナイヨ 学級で英語の発音一番良くていつも先生にあてられたよ 共産主義は夢教えた ...
片方の眼が見えないと知ったのは母が泣くからだった 《わたしのせい、わたしのせい、》母のよなよなすすり泣きとあれはおまえのせいじゃないよ、父のなだめだけが手がかり 生温い右眼が見えない理由はミス ...
瞬間は永遠。なんて
詐欺師のような言葉を
知ってしまったばかりに
僕は、日々の過ぎ去る風景の
夥しい原色を水で薄める
さみしい習慣病に
罹ってしまったのかもしれない
輝くばかりのもの ...
いなくなった
椅子が、あった
主は不在なのか、と尋ねられれば
沈黙して笑う、程度のことしか出来なかった
混ざり合った
分からなくなった
人は混ざってしまうもの、らしい
心の、底辺の垣 ...
向かいのベッドのじじいよ
貴様は
うるさい
独り言がうるさい
哀れなじじいよ
いちいち「え?」って聞き直すじじいよ
それはおまえに言ってないから
そして看護婦 ...
ポケットに、
空っぽをまさぐる。
耳をすます
……ふりをする。
見つめたって、さ。
その空は上にあって。
その海は遥かにあって。
ただのまなざ ...
僕たちはレコードを回した
握っていたハンドルも、
スパナも振り回した
...
私の頬についた
大きな大きな
キスマーク
冬の花火を
震えながら見ていた
屋上のベンチ
恥ずかしがり屋の貴方が
私につけた
俺専用って印
あざか怪我かと間違うくらいの ...
男は、路上に寝ていた。
液状の粒子は溶ける。空に、
もしくは、アスファルトに。
学生は鼻をつまんだ。ブラウンだ、
と。
確かにそうだ。高速で振動する粒子。
過去も未来もごちゃ混ぜにする。男 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
***
士狼(銀)
自由詩
5*
08/10/5 1:10
うみからうまれたつばさ
nakahi...
自由詩
0
08/10/5 0:56
僕はとってもつよいこだから
夕焼け空
自由詩
6*
08/10/5 0:45
Beginning of love
小野カオル
自由詩
0
08/10/5 0:37
夜の瞳
uminek...
自由詩
8*
08/10/5 0:30
1
カフカ
自由詩
0*
08/10/5 0:16
きみとぼくはいまここにいないから
ゆうと
自由詩
2*
08/10/5 0:12
野生の花
フミタケ
自由詩
11*
08/10/4 23:58
天気雨
ゆきこ
自由詩
1
08/10/4 23:04
影のない犬
小川 葉
自由詩
3*
08/10/4 22:55
バラのように
Etuji
自由詩
0
08/10/4 22:15
アンチエイジング・タイガー用件はありません
キリギリ
自由詩
0
08/10/4 22:09
蒸気機関車
小川 葉
自由詩
4*
08/10/4 21:06
夫婦
1486 1...
自由詩
1*
08/10/4 20:49
水曜日
鮎
自由詩
3
08/10/4 20:44
ただの...
ペポパンプ
自由詩
4*
08/10/4 20:17
食べかす
くま出没
自由詩
1
08/10/4 19:53
1005。
狠志
自由詩
1
08/10/4 19:29
『図書室』
東雲 李葉
自由詩
2*
08/10/4 19:12
振り出しのルーペ
海里
自由詩
1*
08/10/4 19:04
竜巻に向かって走れ!の楽譜
《81》柴田...
自由詩
2
08/10/4 19:02
ワゴンセールの楽譜
〃
自由詩
0
08/10/4 19:01
IHA(I Hate Asahikawa )Bluesの楽譜
〃
自由詩
1*
08/10/4 18:52
如雨露
かいぶつ
自由詩
3
08/10/4 18:52
いなくなった
霜天
自由詩
5
08/10/4 18:14
アーいだを埋める声
udegeu...
自由詩
2
08/10/4 15:57
声
草野春心
自由詩
2
08/10/4 13:54
Born To WIn [カラスパナ]
プテラノドン
自由詩
3*
08/10/4 12:58
キスマーク
舞狐
自由詩
6*
08/10/4 11:48
ブラウン:宇宙的距離
ブライアン
自由詩
2*
08/10/4 11:09
4756
4757
4758
4759
4760
4761
4762
4763
4764
4765
4766
4767
4768
4769
4770
4771
4772
4773
4774
4775
4776
4777
4778
4779
4780
4781
4782
4783
4784
4785
4786
4787
4788
4789
4790
4791
4792
4793
4794
4795
4796
5.86sec.