血ガ循ルコノ躰躯ハ只ノ物質ニ過ギナイ
ヤット秋ラシイ夕空ガ西ノ山ニ向カッテイルノヲ見ナガラソンナ気ガシタノモ
今トナッテハ嘘ノ中ニ溺レタ蜻蛉ノ羽音ノ様ニ微カナ記憶ノ残滓トナッテイル
今や景色 ...
静止し音もなく
ただ時が流れる
大型書店の地階
あの人の詩集は
こんな凍結した
書棚にぽつんと
展示されている
誰もいない場所
あるはずの色も
感じられなくて
...
ガラス片きらきら光って散らばって交通事故のような廃園
少年と少女が逃れ身を隠すセイタカアワダチソウのひとむら
抹茶ラテ、おいしい夢をありがとういつでも不安が全財産の ...
ベートーベンのように強い「意志の力」を持つことができたら、僕はどうする?
この世の諸々の戦いに打ち勝ち、後世に名を残す英雄になれるだろうか
残念ながら、僕はそうなれない
ただ、喜びと悲し ...
いまは雨がやまないの
あるいて帰りたいけど
まだとおいから帰れない
いつか晴れたら
行きたいとこがたくさんあるよ
目をとじなくてもそれがうかぶから
いまは雨で濡れてても ...
油断をしているとひょっこり顔を出す灰色の気分
そんなに煩わせることもないんだがありがたいもんじゃない
すっかり気を取られる騒ぎの中でもこっそり潜んでいて
忙しさの途切れた空白に現われ ...
考えてはいけない
無心に生きる
歯をみがいて
トンカツを揚げる
上手にかっこよく
やろうとすると
失敗する
ありのままがいい
焼酎飲んで
笑って泣いて
音楽聞いて
棚から ...
私はすべてを脱ぎ捨てて
黒いシーツに横たわる
陽炎のように立ち上る
あなたの熱に身を任せる
愛情を形にすれば
こんな交わりしかないのだろう
あなたの抱擁にむせびながら
限 ...
空の異常は、
空の意思なのかも。
空は、生きてる。
感情は伝わらないけど。
死を決意した人が創造した作品は
不思議と人を惹きつける
死ぬために遺す形あるものには
必ずあるはずだ
目を逸らすことの出来ない共通項が
遺書というものは
あまり人目には触れないが
遺 ...
僕を見つけて欲しいのに
すぐ近くまで来るけれど
腕を伸ばせば触れるほど
すぐ近くまで来てるのに
結局回れ右をして
離れて行ってしまうんだ
じつは気づいているのかな
少しは見えているの ...
こんな虫いなくなればいいのに
ココロに網戸を張って
入れなくするんだ
もう二度と泣かないように
これからは笑顔でいられるように
A こんにちは Aです
B Bです。
A よろしくお願いします
B お願いします
A 突然ですが、夢があるんですよ
B 夢って、なんやのん?
A うちな 超一流の鍼灸師になりたいねん!
...
この世で美しきもの
それは稚児の顔。小さき子らが飴玉を
口にほうばっている姿。
娘さん。清潔な落ち着きのある
美しき女学生。
若き青年。青春を謳歌して
...
なんだろうね 人間て
こんなに頑張って こんなに努力して
それでもダメなときがあるんだよ
冷たくなった僕の頬を
熱い熱い涙がつたっていく
こういうのを不条理と人は言うけど
きっと誰かが ...
パパが死んだ朝
私は友達と映画に行きました
王子さまとお姫さまが
恋をするロマンチックなお話
胸をときめかせて
映像に魅入られて
パパのこと忘れて ...
なぜおまえは実っている
誰からも褒められず
誰からも食べられず
どうして実っているのだろう
梨も桃も葡萄も
可哀想に今日も雨が降って濡れている
...
都会だって騒ごうとしない
やさしい風が吹いている
こんな日が来るのなら
僕ら、あのままどこへも帰らずに
もっと遠くまで
ずっと遠くまで行けたらなあ
緑の山はきれいだよ
遠くの山は青く ...
濡れたブロック塀のうえに
一頭の蝶がとまり
雨のなかを飛び去ってゆく
あとには重い記憶だけがのこりつづけた
長く雨は降りつづいた
塀のうえに
忘れられたスイカズラの花のうえに
眠 ...
曇った窓の外からクラクションの音が幾重にも重なって聞こえる
後方にいる車のライトが車内に差し込み運転手の顔を照らした
おでこに大きなホクロのある人の良さそうな顔立ちをしていた
「お客さん〜、今日 ...
きゅうりの抜けたかっぱ巻き
地面の上に口を開け
朝のひかりを吸いこみながら
しあわせそうに立っていた
ぼくもあんなふうに
哀しみなどには呆けたふりで
自らの中心を空にして ...
サンチェがぼろぼろ(たれ(もれもれ)て(ぬれぬれ))
重力がなければ
ハーモニーはとてもうつくしい
カラつきマヨネーズが未練なく
手紙のためのストックもちりぢりと
こだしこだし乳化してい ...
母親に抱かれた赤児は
空に響き渡らんばかりの声をあげ
全身で泣いている
泣くことは、生きること。
だというように
ほんとうは大人になっても、
黙ったふりで、泣いている。 ...
人間観察が大好きなあなた方なら風呂上がりに1度は
鏡に映る自らの裸体をその標的とし、弛んだ二の腕から諦めの早さを、
薄気味悪い作り笑顔から社交性の無さを見出し
遣る瀬なさを抱えながら決心を先延ば ...
ダメダメダメダメダメ
イヤイヤイヤイヤイヤ
ムリムリムリムリムリ
良い事なんか一瞬も考えられない
嬉しい事なんか少しも起きない
朝だから無理
昼だから無理
夜だから無理
日 ...
潮の香りがする
ふつり、と
食い込む仕草を
男だという
それに合わせ
ざらついた表面が騒ぎ
私は
頬を赤くする
その一連 ...
立ちすくんだ私の頬を
ゆっくりとつたう
何かが、わからなくて
くわぁっと声が漏れる
※
あなたの電話の声は、
どこか戸惑いの輪郭を描く
触れることのない寂 ...
条件は無限にある
とすれば限られた
ひとつだけのような気がして
説明はできない
瞬きと瞬きの間に
なつかしい確信があって
ただそれだけのような気がして
つぼみのまま茎を折る ...
投げ出したチェリーパイ
散乱したキッチン
崩れ落ちた何か
衝動的に飛び出した
立ちすくむ君を残したまま
罪悪感の欠片も無い
だってもうイヤなの
サクランボにはウンザリしてたの
...
とめる、もの
今こころにあるもの
何もないので 何もかけないのであった
生み出せない まずしいこころ
休めば また いきられると おもった
わたしは怠惰に 恐怖する
日付順文書リスト
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絵空事
HTNYSH...
自由詩
1
08/10/12 22:05
色もない世界
kauzak
自由詩
5*
08/10/12 21:52
decadentlyautumn
本木はじめ
短歌
5
08/10/12 21:15
ベートーベンのように
寺岡純広
自由詩
0
08/10/12 21:01
雨、やまない。
poco
自由詩
3*
08/10/12 20:58
退屈
小野カオル
自由詩
0
08/10/12 20:20
無心
ペポパンプ
自由詩
4*
08/10/12 19:23
柔らかな羽根
伊那 果
自由詩
2
08/10/12 19:13
空と雲の表現者。
狠志
携帯写真+...
1
08/10/12 18:53
死と芸術
あきな
自由詩
4*
08/10/12 18:45
「かくれんぼ」
広川 孝治
自由詩
0
08/10/12 17:15
泣き虫
ゆきこ
自由詩
1
08/10/12 16:47
超一流の鍼灸師
北大路京介
自由詩
8*
08/10/12 15:57
美しきもの
星月冬灯
自由詩
2
08/10/12 15:36
時間泥棒
西日 茜
自由詩
10+*
08/10/12 15:36
赤い靴の少女
星月冬灯
自由詩
1
08/10/12 15:35
溜息
〃
自由詩
1
08/10/12 15:34
愛しているよ
清水勇介
自由詩
1
08/10/12 14:06
蝶
Etuji
自由詩
5
08/10/12 13:31
3
カフカ
自由詩
0
08/10/12 12:59
かっぱ巻き
服部 剛
自由詩
3*
08/10/12 12:02
地を蹴る
さわ田マヨネ
自由詩
0
08/10/12 11:53
泣いていいよ
服部 剛
自由詩
5
08/10/12 11:52
私の言葉は公共物である
キリギリ
自由詩
1
08/10/12 9:45
ネガティブ
kei99
自由詩
0
08/10/12 6:23
うみ
山中 烏流
自由詩
8*
08/10/12 4:59
マザー
さくら
自由詩
14*
08/10/12 3:47
恋のようなもの
小川 葉
自由詩
5
08/10/12 3:28
全部君が悪い・・・。
りぃ
自由詩
1
08/10/12 1:55
とめるもの
実夜
自由詩
0
08/10/12 1:51
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