「 よいしょぉ・・・! 」
どしゃぶりの雨の中
三人の男は
橋の欄干にぶら下がり
川へ落ちそうな独りの女を
心を一つに、引き上げた。
(ソノ時彼ハ、ジーンズノ腰縁ヲグィ ...
ぼくはこうして
かくれていますから
だけどそばにいますから
あなたがひとりを泣くよるに
ぼくはひっそりふうしゃをまわします
からからからとはしります
あたらしい風がふきますように
...
孤独の森に迷いこんだなら
出口を見つけることは
容易ではなかった
孤独の森を
歩き続けることは
苦痛でも
それは森のせいではなかった
森は伐採され
孤独は終わりのない
...
伝えたいことは
何を言っても
何を書いても
伝わらなかった
伝わったのかもしれないけれど
わからなかった
幸せは文字の中にはひとつもなくて
生活の中に
ぽっと膨らむ湯気みたいで ...
自由民主党って
好き勝手自由にする民達の主って意味ですか?
また勝手に辞めて
授業ボイコットする先生みたいな事をして
学校へ行かない人やニートに
職場や学校へ行けって無理じゃないですか? ...
どんどん五角形の家へ入っていくといいよ
そばにはいつでも手帳があるんだから
どんどん予定を書けばいいよ
そしていつでも時間に追われてるんだから
グルグル部屋の中を走ってればいいんだよ
...
双子が
互いを呼ぶ
枯れ野
道ではなくなる道
枯れ野 枯れ野
追いすがり 追いすがり
とりこぼし
曇を燃す火
こぼれ こぼれ
大きく傾き
野に落ちる曇
...
ひまわりが
なみだをうかべて
舞っている
{ルビ白布上=ハクフジョウ}
殺せぬ{ルビ心臓=ココロ}
姫君の
あなたの存在が、僕をやさしくするのです。
ちらちら
輝く
確かな夜景
どこまでも続いて
どこまでも
どこまでも
明かりのない
夜の道標
あの灯の下には
人々が暮らしていて
切ない
歩き出すなら
夜がいい
どこまでも
どこまでも
き ...
赤い紐、握り締めて、はなせない。
夜が、ひたひたと、近寄ってくる。
なみだを流しても、だれも気づかない。
だってそう、耳鳴りがするほど、しずか。
キィン――
つめたい、銃声がきこ ...
海は 生きるために波をくりかえす
よせ、また返す 海の呼吸
だれもいない浜辺に来て、海と握手をしよう
とおく外洋の果てから 友をもとめて
手をさしのべてくる
この大きな、大きな生き物 ...
母の腕に抱かれて 赤子は
もう死んでもいいと思った
丘に一本の木がある
見向きもされず
子供が木に登ることも無くなった木
紅葉もしない木の回りはやがて
町になっていく
道が出来て町は活気に満ちた
木は独りになった
...
運転席側の窓を開けると、雨がアスファルトの塵を吸って蒸発した匂いが流れ込んできた。夕暮れまで降っていた雨は、真夜中過ぎの蒸し暑さに変わった。信号の向こうに見える、大きな洋菓子の看板の隅には温度計が付 ...
さびしさにかられては二人称にあなたを選んだ、そんなときから、後ろを向けばあなたがいつもいるような、まぼろしをみせられていました。雲が光をさえぎったような天気の下では、誰しもが悲しくも、切ないような ...
沢山の名前を捨てて、
時間を捨てて、
記憶を置き去りにして
日常を泳いでゆく
終わらない
終わらせようともしない
ただ
貝のように
色なんて無色でいい
...
あたしは どうしょうもなく嘘つきで
他愛もない嘘をついちゃあ
信頼をなくしている
約束を守るのもできやしない
決めた時間に来たためしがない
社会人も失格だ
マニキュアを塗った指が好 ...
くもくもくもくも に近づきたくて
もくもくもくもく たばこを吸って
しろしろしろしろ まっしろな
ケムリを吐いては もう一服
1.
今までに
無くしたものごとをひとつずつ
丁寧に数え上げて見せては
笑い
今まさに
指先からほろほろと零れ
落ちた
それを
見送っては
泣く
かなしく
...
命の回転速度が速くなりすぎた夏
季節はわたしだけを残して行き過ぎ
熱を持て余した歯車は少し空回り気味で
もう いいんだよ って
誰かに肩を叩いてもらえるのを待っている
秋の入り口
汗をかく
したしたと汗をかき
発熱しそうな体が平熱であろうとする
腹が減る
汗をかくために必要な
熱量を摂取せんがためにただ腹が減る
眠くなる
汗をかき腹を満たし
体に不要な熱 ...
指しゃぶりのなおらないプレーリードッグ。
プレーリードッグ。
ひびきが好きだ。サバンナへ行こう。
サバンナ プレーリードッグ。
憂鬱になったらダメというわけでもない。
滑舌悪くたって ...
今年初めての赤トンボを、電線に見つけました。
秋になると、いつの間にか現れる赤トンボは、
どこから来て、どこへ行くのでしょうか。
きっと、調べた人がいると思います。
昆虫が好きで好きで好きな人 ...
我は撃つ者ギリギリと梓弓引き切りて
ソドムのような帝都に火矢掛けり
遠雷の行き着く果ての雲海の上
常勝の陽 輝ける都あり
暗き雲立ち込めたれ ...
井戸の中を覗いてごらん
おまえには何が見えるかい
今までの驕りの罪
人を騙した罪
父母を敬わなかった罪
さあ
覗いてごらん
おそら ...
生き 生き 生きて
嬉しさを感じる人は
良い人
生き 生き 生きて
感謝する人は
善い人
生き 生き 生きて
懺悔する ...
詩(うた)を失った少年は窓のない部屋の中
暖かさのない石の牢獄
朝になろうとも夜になろうとも
刻(とき)の止まった空間では何も存在しない
クレイジーな気分だ
...
言葉はいつも
孤独に震えて
切なさに揺れて
悲しみに濡れて
憎しみに耐えて
苦しさに怯えて
あなたに届かなければ
言葉さえもあまりに無力で
無口になって
それでもまた
静寂の中で
言葉を探し続 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
いのちの綱
服部 剛
自由詩
9
08/9/1 23:48
ひまわり
士狼(銀)
携帯写真+...
7*
08/9/1 23:48
孤独の森
小川 葉
自由詩
3*
08/9/1 23:35
てんごく
さだあいか ...
自由詩
4
08/9/1 23:19
総占拠
灰色の夢の中
散文(批評...
1
08/9/1 23:08
雲
パラソル
自由詩
2*
08/9/1 23:02
二重星季節 玉座
木立 悟
自由詩
3
08/9/1 22:40
青空
草野大悟
自由詩
2*
08/9/1 22:39
中秋
セルフレーム
俳句
0
08/9/1 21:43
やさしみ
ゆうと
自由詩
3*
08/9/1 20:55
夜道
風音
携帯写真+...
6
08/9/1 20:50
赤色の憂鬱
ゆうと
自由詩
0*
08/9/1 20:39
海
寅午
自由詩
1
08/9/1 20:26
天才
氷水蒸流
自由詩
8
08/9/1 19:24
新しい町
doon
自由詩
1
08/9/1 18:19
夏の終わりに吹く風に 2
十重山ハルノ
散文(批評...
0
08/9/1 17:38
ある日のデッサン(2)
かんな
自由詩
6*
08/9/1 16:56
あとさき、いままで
猫のひたい撫...
自由詩
3*
08/9/1 15:04
Drive me crazy...
うめバア
自由詩
3
08/9/1 14:49
禁煙できない歌
猫のひたい撫...
自由詩
1
08/9/1 12:51
雨が降るとき、きみは
Utakat...
自由詩
6
08/9/1 12:12
九月一日
明楽
自由詩
4
08/9/1 12:11
汗をかき働く日
プル式
自由詩
4*
08/9/1 11:06
Karakasa Banna
Haruka...
自由詩
0
08/9/1 10:53
赤トンボ
小原あき
自由詩
8*
08/9/1 8:36
垂れ込めた雲
アハウ
短歌
0
08/9/1 8:07
井戸の中
星月冬灯
自由詩
1
08/9/1 8:01
人間
〃
自由詩
1
08/9/1 7:59
牢獄
〃
自由詩
1
08/9/1 7:59
旅の果てに
ヒロシ
自由詩
0
08/9/1 7:29
4744
4745
4746
4747
4748
4749
4750
4751
4752
4753
4754
4755
4756
4757
4758
4759
4760
4761
4762
4763
4764
4765
4766
4767
4768
4769
4770
4771
4772
4773
4774
4775
4776
4777
4778
4779
4780
4781
4782
4783
4784
加筆訂正:
ギラギラの爪
/
佐々宝砂
[08/9/1 13:45]
最初の一行削除
6.82sec.