あなたの前で
ぼくは溶け出す
ほんとうは
ほんとうは
こんなはずじゃ
なかったのに、
薄い膜に
包まれているから
遠くがよく見えない
ぼくが近づかなければ
あなたの顔は ...
朝の気配
目が覚める少し前
ちょっとだけ思う
“ああどうか”
一人ぼっちではありませんように
良いとされるもの
いくつかの花々と思い出
い ...
くれないを燃やしては織る彼岸花
散りゆくあきの路にざわめく
朝を着る嘘としたしむ桔梗の日むらさきいろの欠片をかおる
銀杏というなまえに咲いた羽たちを追いかけている日記 ...
まぁ何であれ分類するなら同じニンゲンなんで。
そんなに変わりはないだろうと思うんですけどね。
隠したがるし見せたがる。
築き上げては破壊して。
仕込まれたカラクリは何時どのタイミングで作動する ...
ねぇ、その懐かしい谷は
いまも風に吹かれているの
そうさ
陽のあたる白いテラスで
あるいは
小さな木の橋に腰かけて
風に吹かれてる
何も変わらない
(かば?
(かばじゃないよ、妖 ...
白井さんのまどみちお論のところでずいぶん息巻いてしまった。あれこれいってはいるものの僕のいいたいことはシンプルです。
まず、自分でいいなと思ってしまうことはいったり、やったりしたほうがいいという ...
静けさと静けさ
くりかえす甘噛み
打ち寄せるたび
持ち去られる秘
からだを通る水は痛く
まばたきの奥に声は拙い
手のひらの火
一瞬の重なり
滴が鉱に ...
そんなコト言われても、困る。
キミが納得できなくたってそれが答えなのだから。
ボクの言ってる事が伝わってないように、キミの言葉も伝わっていないんだよ。
誰もが皆、キミの話を受け入れてくれるワ ...
081119
100年に一度の津波ですと
テレビが
怖いことをおっしゃるので
海の方を眺めたら
金融危機のことだった
一人あたり12000円の定額給付金 ...
自転車 二人乗り
僕が前で 君が後ろ
いつも 腰に手を 回してたっけ
通り過ぎる隣の車道には
青い車がたくさん通り越していく
君の家まではすごい坂道で
二人の時はよくブレー ...
{引用=
傑作
これ若い人の詩だが
ワカランから
傑作なんだろうが
でもワカラン
ということがワカルから
大傑作とまでは
いかんのだろうよ
見ても見えんでも
...
三度の飯を三角に並べて呼ぶ声
水張る桶に垂直に竹槍背後尖らせ
ナッツ噛む海辺は巨大な透明な墓
迂回して絶える血筋の脆い煮沸
傘潰したトンネルに死後鉄パイプ詰めに
泡に寄せ ...
若い感情は、体を這う蟻の群れ。
冬の晩、流星群に期待がふくらんだ僕らは、コートを着て寒い外に出た。
風船みたいに漂いたかったけど、じっと
公園の夜空に降る星をみていた。
みんな流れては ...
本をたたんで
ペンにキャップをつける
はさみをひらいて
つけねで指のあいだをぐりぐりとする
くつ下をつかんで
ゴミ箱に向かって
投げる
たばこを吸う
たばこを消す
少し眠りたいけ ...
あなたと
ともに死ぬつもりになって
恋をしたい
というときの
あなたとは
あなたなのか
あなた以外なのか
そのどちらでもないのか
わからないまま
あなたと恋をしたい
わたしが ...
十二月の近いような夕暮れも移ろおうとして、ボジョレ・ヌーヴォーが解禁と言って景気よく人々に振舞われる様な頃、“ツキ”という名の男は綻びもせず転びもせずロビオーラの癖のつよい薫りを愛おしそうに嗅ぐのでし ...
つたわらないのは
ことばなの
あるいはぼくの
そんざいなの
あなたは
残り香になって
いつもここからいなくなる
この初雪みたいに
かたちもなくとけてゆく
てのひらのなか ...
こもれび/こもれび
紅く小さく南天の実
こもれび/こもれび
足元に散らばる団栗
うたっているのは ひばりか
うたっているのは すずめか
こもれび/こもれび
軽いハレーション
...
死んだらエサになってやるんだ、と幼稚園の本堂でお釈迦様へ向かって言ったんだった
もし、死んだら、あんなふうに焼かれないで箱のなかに囲まれないで
死んでまでひとに囲まれないで
大地に
...
すべてが自由だと言い切れるほど
世の中は単純じゃなくて
自由と自由がぶつかりあって
新たな火種が一つ生まれたよ
好きな人 嫌いな人 どうでもいい人
面白がっている人 わかってい ...
(1) 思い出
木々に囲まれて佇んでいる
二匹の恐竜のごとき建物
四畳半の二階屋
最後にヒヨコと共に住んだ部屋
六畳の長屋
五年間,ネズミと共に住んだ部屋
焚き火を囲む影 ...
入ったばかりの会社では
仕組みが解からず
だれが何をしているか
自分が何者かさえ不明だが
いまは嫌というほど透けて見える
量子力学の相対性理論によ ...
いつかの{ルビ涎=よだれ}のあとが
シーツの上で
かぴかぴに乾いて
こべりついていたり
枕元には
幾日分もの抜け毛が張り付き
昼寝の
心地よい気分を害す
絨毯の上
置き忘れられた ...
弟は人に触られるのが怖かった。触られると電気のようなものが走るし、よくないものがうつる気がしていた。ただ、兄だけは平気だった。
弟が足をくじいて一人では不自由した時、兄は黙って弟の支えとなってやった ...
秋晴れの空に向かって窓が開いている。本棚ばかり大きい部屋には姉と妹。
妹は死んだ小説家の本を取り出しては「これは手」「これは肺」「これはくるぶし」と姉に教える。小説家は自らの身体と臓器をそっくり文字 ...
屏風に上手に絵を描いて
30万円で売り出したら
詐欺だと云われ告訴された
程なくして実刑を食らい
牢獄の中で私に課せられたのは
屏風に上手に絵を描く仕事
1日働くと250円貰えるので
私 ...
羽毛布団を荷台一杯に詰め込んだ
走行距離20万キロのワゴン車に乗せられ
赤道直下の熱帯地域に送り込まれた
入社二年目の私は
連日辛い料理ばかりを喰わされて
汗を拭わずにいたら風邪をひいて
...
世界最小の牛に乗って
全国を謝罪して回るのは
罪深き私の父親
人々に投げつけられた
モロトフカクテル
暗殺された父親と牛
人々はステーキを食いたがった
だけど誰にも見分けがつかなかった
...
震える指先を
ポケットに滑り込ませたら
捨て損ねたレシートが
指の間で微かに笑った
不確かな足取りで
迷子のふりをしながら
逃げ損ねた枯葉を
靴の踵で踏みにじった
丸めた背 ...
心からありのままを出すのは
なんて難しいのか
ここには こんなに熱のこもった
私というものがあるのに
あなたには伝わらない悲しみ
悲しくて仕方がない
でも私はとっても熱いから
触れてみて ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
曖昧な輪郭をなぞる
ゆうと
自由詩
3*
08/11/21 12:32
最小単位
依
自由詩
1*
08/11/21 12:14
◆あきの路
千波 一也
短歌
3*
08/11/21 11:51
絶え間ない
BOOKEN...
散文(批評...
1*
08/11/21 11:12
むーみん
佐野権太
自由詩
13*
08/11/21 11:09
その痛みや嘆きや喜びや想いに優先権を与えないと。
石川和広
散文(批評...
5*
08/11/21 11:00
ひそか ひそやか
木立 悟
自由詩
2
08/11/21 10:28
モノサシ
BOOKEN...
自由詩
3*
08/11/21 9:57
無鉄砲社会
あおば
自由詩
22*
08/11/21 7:52
青い鳥
瀬田行生
自由詩
2
08/11/21 7:13
見ても見えんでもナンニモナイ 〜まどみちお「傑作」(『うふふ ...
白井明大
散文(批評...
7+*
08/11/21 4:18
Yukiga Futte Uresii
黒川排除 (...
川柳
2
08/11/21 3:29
流星群
南円陣
自由詩
1
08/11/21 1:39
unit
かとり
自由詩
4*
08/11/21 0:53
「無鉄砲社会読後感」の読後感
小川 葉
自由詩
6
08/11/21 0:51
リヨンの月
aidani...
散文(批評...
3*
08/11/21 0:49
初雪
小川 葉
自由詩
4
08/11/21 0:08
木洩れ日/鮮やかな風景
kauzak
自由詩
8*
08/11/20 22:52
サンバサンバサンバ・サ・バンナ
くま出没
自由詩
7
08/11/20 22:14
匿名希望
1486 1...
自由詩
2*
08/11/20 21:40
伯楽寮
guchi_...
自由詩
0
08/11/20 21:36
冥王星
《81》柴田...
自由詩
1*
08/11/20 20:52
怒りの昼寝
百瀬朝子
自由詩
0*
08/11/20 20:25
生まれ変わり
ふるる
散文(批評...
3
08/11/20 20:16
小説家
〃
散文(批評...
6*
08/11/20 20:02
坊主
セガール、ご...
自由詩
3
08/11/20 19:37
ブラック
〃
自由詩
0
08/11/20 19:33
焼肉
〃
自由詩
2
08/11/20 19:29
西高東低
nonya
自由詩
11*
08/11/20 19:28
こころをこめて
DJシャック...
自由詩
0
08/11/20 18:03
4694
4695
4696
4697
4698
4699
4700
4701
4702
4703
4704
4705
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4707
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4709
4710
4711
4712
4713
4714
4715
4716
4717
4718
4719
4720
4721
4722
4723
4724
4725
4726
4727
4728
4729
4730
4731
4732
4733
4734
加筆訂正:
unit
/
かとり
[08/11/21 1:12]
修正…すみません
緑色に黙って
/
かとり
[08/11/21 0:23]
・
5.76sec.