大地に腰をしっかり下した木々たちに
 夜の帳は
 急がず降りる

 さりげなく夜風たなびく
 無邪気な星たち柔らかくホホエム

 ホホエム キラメク

 木々
 イロヅク
...
 
その噴水のある公園に
二十五になったばかりの
僕がいる

もしまだそこにいたならば
連れてきてほしい

そこにいてかまわないと
前置きしてから
やさしい声で伝えてほしい

...
だいたいさ、


失うときなんてのはみんな一緒なんだ。








あれもこれも、まとめて、どーんっ



って。







...
なむ、なむ。

なむな むななむ
なみ あにを なむ 

そのじるな 
そも なた なむ

すべ 
たのむずぎの 
あぎのなみまに 

ああ゛らぜで 
ものなすゆべたまへ
...
まずは携帯電話のメール
次に電車の切符
次はバスの時刻表
次は今更ながら電話の番号

次は手のひら
次はくちびる

きみへとつながるなにもかもが愛おしくおもえたら
きっときっととって ...
白く
抱かれている女の子を見て
きれいだな と思う
やさしくふれられて やさしいことばを感じて
ため息を漏らすの
メロディーのように
たぶん アイラインを落としても
つむった瞼にまつげは ...
しわがれつくせぬものたちと、
ナザレのを引っ張り出した
せせらわらいの背虫男たちの間では

ずっとけんかばかり。
「弱いくせにあいつら徒党組みやがって畜生!」
とはしわがれつくせ ...
君はミルクを温めていた
空白の時間を縫うように
冷えたキッチンをほんの少し
人の心に近づけようとするみたいに

昨日(一昨日かもしれない)、タクシーを盗ん ...
僕が苦しんでいる横で幸せだった人が
不景気で奈落の底に転落していくこと

僕が楽しんでいる横で苦しんでいた人が
不景気にもっと声もなくすぐにおちていくこと

僕はジプシーだ
日がなくだら ...
朝起きて僕はまず
鳥かごのひよちゃんとちよちゃんにあいさつをする
(おはよう
(ひょひょ
(ちょちょ

今日は曇り空だ
傘を持って家を出る
(いってきます
(ひょひょ
(ちょちょ
...
壁に貼られた
青い紙の端が
少しめくれて
その陰に潜む
小さな人

こちらへ
近寄ってらっしゃい
微笑んで
じわりと
にじり寄ってらっしゃい
その長い
指に
私の背中を
吸 ...
草臥れた声を変わらない歌に込め
枯れ葉に乗せて飛ばしたら
果てへと届いてくれるだろうか

鑑みて

猫背を庇って歩きつつ
とうに潰えた不相応さは
もう窓ガラスにさえ映らない

それ ...
なにかを選択してなにか可能性を捨てて今日も一日生き延びました
ああああ、確実に
自分を殺している実感を抱いて生きている苦痛が胸の真ん中にぽうかりと浮かびます

いつからでしょうかこの感覚は
...
首を絞める
誰だかわからない

知らないような
懐かしいような

力を込める
力のない私も
首を絞めるだけの力はある

よくもこんなことをしてくれた
何故産まれてきた
おかげさ ...
ポタージュが冷めるのを待てず
やけどする舌
冷たい朝に

湯気の向こうで
陽の光が磨りガラスにはじく
無邪気なほどきらきらと

関東地方の今朝は今年一番の冷え込み
半袖のニットを着た ...
++朝が無い++

  こころ風向きひとつ
  仕合わせも
  不仕合せも
  慈しみも
  憎しみも
  人は作り出して
  残酷すぎる現実さえ
  作り出して

  どんな人 ...
大切なものは手に入れない
失くしてしまったら悲しくて
その悲しさのあまり
手に入れてしまったこと自体
後悔してしまうから

大切なものは失くす前に
自ら手放すことにした
自分から望んで ...
{引用=
あかもん行きーー 
 この電車は赤門行きです。ご乗車の方はお急ぎくださいーー}
がっちゃん と音を立てて路面電車が動き始めた。 
「あぁ、間に合った。車掌さんごめんなさいね。」
「 ...

基  に
の う 短
 よ  く
    な     猫の
    っ       胃
    た        液
    空         に
             映
...
 何処か遠くへ旅してみたい、どこかのテレビ番組みたいな気分だ
 放浪、マッチョなお姫様抱っこ、ノマド、漂白、ジョン・ウェインとカーボーイ、
 ヒロインとモヒート、ミッキー・トンプソンとバート・ ...
 冴えわたるのが空なら
 曇り濁るのは僕の心

 色めく街路樹をくぐり囁き合いながら
 温まるのが恋人同士なら
 寂れた時代遅れの廃屋に
 うち捨てられた萎れた花は僕の心

 幸せを競 ...
一番近くで、貴方を待っているからね―


過ちに会える街


【次は 終点 {ルビ蝶過=チョウカ}】

聞いた事の無い駅名だった。
3年間、生真面目で優秀な社員を演じ続けた僕は、 ...
みずうみに手首を浸し
失くした鍵を探す
深い深い底へ
水面の月を掻き乱し
大事なものを失くしたふりをしながら
空洞の言い訳をするのだ
寒い夜の公園。

温かい缶珈琲。

静か過ぎる空。

淡い月明かり。

淋しく想う心。

流れない涙。



冷める缶珈琲。

ひとりぼっち。

帰らない足。

...
考えれば考えるほど
何もかも嫌になってしまう11月某日
空は私の心を反映してるかのように
暗くどんよりとしていて
それがあんまりにも似合いすぎているから
悔しいけどまた泣きたくなってしま ...
今日と同じ空はなくて。

明日の空が綺麗とは限らない。

それなら、今日の空。

見とれていよう。

いつまでも。
近所にあるホントに小さな楽器屋でギターの弦を買って帰った。
張り替えたばかりの弦の感触はいつも嬉しい。
手堅く幸せ気分を味わえる数少ない方法だ。

明日オレは試される。頼むぜ相棒。
そんな感 ...
カレンダーをめくると
またひとつ昨日がふえる
そうして明日が
ひとつ減る


わたしに数えられる
昨日と明日には
限りがある

なぜならわたしは
消えていくから


こ ...
青空が美し過ぎて

心がそこに映し出される

予想以上に汚れていることを知る

僕はそれを凝視できない

美は写真のように真実を映す

曇り空は何も語らない

美し過ぎて

...
頭上に無数の血管が走っている
赤と紫色と灰色の線が網目状の影をアスファルトに落とす
空は脈打つ彩りに覆われていくつにも分断され
そのどれかひとつすら私のものではない

都会は大きな卵型をして ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
月のきみ山崎 風雅自由詩208/11/11 1:57
写真小川 葉自由詩308/11/11 1:15
がぜん。メメズワイ自由詩108/11/11 0:40
「な、む。」 もしゅ自由詩008/11/10 23:59
いとでんわのいとのいろ真柴自由詩108/11/10 23:54
白い女の子たちばなまこ...自由詩21*08/11/10 23:53
「なんとなく」もしゅ自由詩008/11/10 23:52
甘く温かいミルクホロウ・シカ...自由詩5*08/11/10 23:39
_K.SATO自由詩4*08/11/10 23:36
鳥たちの雨そらの とこ自由詩10*08/11/10 23:35
小さい人オイタル自由詩2*08/11/10 23:28
友よ松本 卓也自由詩208/11/10 23:05
おいてけぼりです真柴自由詩008/11/10 23:03
まぽ自由詩5*08/11/10 22:35
白く。いつかの、いつもの。ku-mi自由詩21*08/11/10 21:53
誰か教えてくれませんかyaka自由詩4*08/11/10 21:32
ヒーローになれない百瀬朝子自由詩5*08/11/10 21:08
つり銭リーフレイン自由詩708/11/10 21:01
李白井岡護自由詩0*08/11/10 20:42
プライドろけっとぼー...自由詩008/11/10 20:28
セツナイvol.2山崎 風雅自由詩1*08/11/10 20:27
過ちに会える街セルフレーム自由詩308/11/10 20:18
みずうみ湖月自由詩308/11/10 20:07
待ちぼうけ。狠志自由詩208/11/10 18:29
とうとう解っちゃいました涙(ルイ)自由詩1*08/11/10 17:32
コノソラ。狠志携帯写真+...208/11/10 16:47
ロッカーに転がってたBOOKEN...散文(批評...0*08/11/10 15:57
蠍座カレンダー千波 一也自由詩8*08/11/10 15:37
美と真実高橋魚自由詩2*08/11/10 15:19
卵百景錯春自由詩308/11/10 15:08

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加筆訂正:
緑色に黙って/かとり[08/11/11 1:31]
加筆
untitled/かとり[08/11/11 1:12]
大幅に加筆… むーん
untitled/かとり[08/11/11 0:54]
加筆…
untitled/かとり[08/11/10 23:14]
加筆しました。というか別物になってしまった… 点をいれてくださった方々には何と申し上げていいかわかりません…
窓辺の花束/もこもこわたあめ[08/11/10 23:04]
読み返して一部修正してみました
緑色に黙って/かとり[08/11/10 22:47]
修正しました…
まちぼうけの木の下で/もこもこわたあめ[08/11/10 22:39]
一部修正しました
7.08sec.