人が通れるくらい木がまばらな林では、木の葉が鮮烈な色をしています
目に滲んでくるような赤色や、星のかけらのような黄色のものがあります
二色が混ざりつつあるような葉もあって、死ぬ前の輝きのようなどこ ...
その街の本を作る映画。
映画にはいろいろな考え方が作られている。
本を読んでいく理解をする。
その街の人は映画の雑誌を買う。
いろいろな夜の買い方をする。
その街の闇に歌が本を買う。
いろ ...
魔法瓶の中
よく晴れた午後
温かいけど
紅茶色の空は
しだいに
濃密な
気圧の谷
ラヂオ予報から
傘を求める声
ややあって
息苦しくなる
喉が詰まりそう
見上げれば
腐っ ...
セーターが
箪笥の中で冷たくなって
死んでいたので
あたためてあげようと
思った僕のからだも死んでいた
箪笥には
僕以外にも
死んでしまった
家族のセーターがきれいに
冷た ...
限りなく魂に近い
路傍の石を蹴飛ばしてみた
痛い、と悲鳴があがったような
気がしたけれど仕方がない
限りなく宇宙に近い
枕に顔をうずめてみた
そのうち、やがて、苦しくなった
僕には酸 ...
山茶花?いいえ
夾竹桃?いいえ
金木犀?いいえ
なんだか美しいように思われるだけの
そんな名前を知っていることが果たして素敵?
いいえ
知らないふりのと ...
さかなの星空はいつも
境界線でゆらめくのです
星空を落ち葉がよこぎり
岸辺のすすきも
月明かりに
にじみながら手を振って
失ってしまったときに
ひとはさかなになる
月だってゆら ...
みつめる瞳とみかえす瞳。
抑圧の困惑と放出の誘惑。
装った平静と剥き出しの波動。
刹那。
破られた膜と放たれた粒子。
金色の刃には転がる赤を添えて。
銀色の杯には流れる青を酌み交し ...
風のような人だったから
劇的に目の前に現れて
戯曲のように去っていった
ただそれだけのことなのに
最近体調が優れないせいか
秋の夜が長すぎるせいか
周回遅れの孤独なレース
巻き返す手段が ...
目の前に開く闇
閉ざされた心に 甘い蜜を差したなら
その甘さに酔いしれて
知らず知らず
口をあける
もっともっと
神経が騒ぎ出して
心は欲望のままに
前も後ろも忘れて憐れ
醜い動物よ ...
君の自由にしていいよって
ほんとうに自由にしていいから
どこに行ったって
何を食べたって
どんな考えもっていたって
形式なんかは気にしない
だから結婚しようなんて
た ...
砂漠ならばいい
砂漠のヒキガエルのおなかにシリアルナンバーが
シリアルナンバーがあったというならあったのだろう
日曜日、遅い夕方
ふと目をやった河原の石に
なぜバーコードが貼られていなけ ...
僕がかろうじて息ができるのは
君が此処にいるから
僕の呟きは白い息となって空に映る
僕は思考の果てで絵を塗り続けている
僕の世界は誰かにとって難解で・・・
僕は何故難解であるのかを ...
足跡を探しては
途方に暮れた
痕跡すら残さずに
記憶だけ残して
君は行ってしまった
過去に還ろうとして
流すのが涙なら
それは記憶の海の
ほんの僅かな部分
君がいて、私がいて ...
ごう の音に
足をすべらせた
わざと すべらせたのだ
首もとに
ゆりの匂いがする
或いはくちなしの。 口 なし 朽ち なし
...
御仏は帰りきぬ
血を受けたる人々の中に
その面影は宿りぬ
三回忌 七回忌 十三回忌
歓談し それぞれの笑顔の中に
想いは巡りきぬ
過日は楽しき思い出となり
...
約束をした
もうひとりのあなたと
あなたには
内緒で
約束のことを知らない
あなたは
なぜかいつもより
やさしかった
気がした
ひとを裏切ることが
ひとをやさしくして ...
鯉の群生する湖を汽車、あるいは貨物車が走り
当たり前にそこにある線路と魚を見つめている
母と乗った貨車はやがて大きく傾き
母は無事に着水させ娘の私を投げ出した
カバンの中身がばらばらと澄んだ水 ...
うそばなしが側にいる時はうそばなしについて書いてはいいが創作してはいけない。相手はあのうそばなしである、どんな嘘を吐かれているか解らない、潜入創作官たるものくれぐれも ...
おまえの孤独は
おちんこをおまんこに
入れる
あるいは
おまんこにおちんこが
入れられる
で
直ってしまう
ようなものだ
「 自慰しなさい ...
ぼくはたいこをやるよ!
じゃあぼくは、ベースをやるよ!
じゃあ、ぼくは、ギターをひくよ
ぼくー ぼくはー ぼくー
・・・にわとりにえさをやるよ
そんな4人が結成したバンドがありました ...
あなたが私の名前を呼んでくれる
あなたが私の瞳を見てくれる
あなたが私の心に触れてくれる
あなたが私を好きでいてくれる
ただそれだけなのに
一生叶わない気がするのは
あなたのその哀 ...
会いたかった
すごく会いたかった
会って見つめ合いたかった
ただそれだけ
声に出さなくていい
ただ僕を見ていてくれさえすれば
昨日でも明日でもなく
今
この幸せをスケッチしておかな ...
「すきだよ」とか
「そばにいてよ」とか
「会えないときもお前のこと考えてるよ」とか
嘘つき
本当はあたしのことなんか
ちっともすきじゃないくせに
すきだけど
すきだけど
...
{引用=悲しみを知らない人などきっといません、
同じような顔で同じような服を着て、
量産型が街を歩いているよ、
ねぇ、
おかしいね、
おかしいね、
同じでなければ怖いんだ、
臆病 ...
佐伯くんという幼なじみの友人がいた
運動神経が学年で一番良くきかん気な子だった
彼と僕の家は近くて、昔から一緒に帰ることが多かった
彼の家は柳川通りの十字路に面した貧しいアパートの二階
横 ...
きみからの着信を
さっきふたつ見つけた
あの頃より
ぼくはきみをゆっくり愛している
書くことが多すぎて彼女は手帳を黒く塗り潰してしまっている。目の前で起きていることを記さなければならないという気持ちに突き動かされて、あるがままをあるがままに写し取ろうとし過ぎている。対象に目を奪 ...
ねこぜのまるみに
情熱のあせた夕陽がそそぎ
鼻粘膜にむけて
消長のシルエットがとびかかる
うすむらさきは西の空
そ ...
整えて
サラサラと
見上げて
キラキラと
滴って
ヒタヒタと
“むかし”を重ね着するごとに
“いま”が集約されてゆき
“あした”には冷たいアスファルトの上で
カラカラと
カラカラと
木枯らしに遊ばれて ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
あたたかいものを、ひとつ
木屋 亞万
自由詩
2*
08/11/16 0:34
ゴミ箱のある街。
寝る話。
自由詩
0
08/11/16 0:32
午後の紅茶
氷魚
自由詩
3*
08/11/16 0:14
あたたかいものを、ひとつ
小川 葉
自由詩
4*
08/11/16 0:09
伽藍
くろね
自由詩
0+
08/11/15 23:43
秋空の舞
田島オスカー
自由詩
0
08/11/15 23:31
さかなのよる
たりぽん(大...
自由詩
32*
08/11/15 23:29
染めない色
朔 水
自由詩
2*
08/11/15 23:26
音速の壁
1486 1...
自由詩
1*
08/11/15 23:09
欲する
百瀬朝子
自由詩
0*
08/11/15 21:36
約束
kiyuu
自由詩
1*
08/11/15 21:36
バーコード、河原のとある一つの石に
海里
自由詩
1
08/11/15 21:24
瞳
透明な魚
自由詩
2
08/11/15 20:57
記憶の海
浅井実花
自由詩
1
08/11/15 20:52
ふたたび
紫野
自由詩
1*
08/11/15 20:07
法事
青い風
自由詩
1*
08/11/15 19:54
約束
小川 葉
自由詩
4
08/11/15 19:46
[夢合わせ]
東雲 李葉
自由詩
1*
08/11/15 19:32
「 潜入創作官。P. 」
PULL.
散文(批評...
5*
08/11/15 19:20
自戒
煙と工場
自由詩
1
08/11/15 17:35
すっとこどっこいスラッシュメタル
パラソル
自由詩
0+*
08/11/15 17:20
射殺
cass
自由詩
1+
08/11/15 17:20
画家
〃
自由詩
2
08/11/15 17:14
うそつき
lazy
自由詩
4
08/11/15 16:48
心臓
士狼(銀)
自由詩
11*
08/11/15 16:23
そういうこと
結城 森士
自由詩
0*
08/11/15 13:13
好きの気持ち
吉岡ペペロ
自由詩
0
08/11/15 12:48
黒
楢山孝介
自由詩
25*
08/11/15 12:34
夢枕
信天翁
自由詩
2
08/11/15 11:31
リアル
見崎 光
携帯写真+...
1
08/11/15 11:04
4700
4701
4702
4703
4704
4705
4706
4707
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4717
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4724
4725
4726
4727
4728
4729
4730
4731
4732
4733
4734
4735
4736
4737
4738
4739
4740
加筆訂正:
半自動
/
kauzak
[08/11/15 13:20]
さらに、少し修正しました。
5.82sec.