解っていく
静かに解っていく
己がどういう人間なのか水を汲み出す度に
解っていく
解っていく
静かに解っていく
桶を沈ませる度
自分に何が足りないか解って ...
昔ママが僕に言った
「ママの背中には目があって
お前が悪さをした時には
すぐに わかるようになってるんだよ」
だけど僕の背中には
あいにく目なんかなくて
君が悪さをした事には
気 ...
朝日がまぶしい窓際でタクミを撫でるのが毎朝の日課だった。
「久美ちゃん、もう、八時」
後ろから男の声が聞こえて、タクミは私の手をすり抜けてベッドの中にもぐりこんだ。茶色い背中を見送った後で、思 ...
曇り翳り 月隠れ
両の手を高く掲げ仰ぎ見る
しんとした静けさの虚ろに
刻みゆく水時計
鳩羽色に染まりし夢現は
深く 深く 沈みゆき
刻まれるリズムが ピヤノの黒鍵へと重ねられ ...
私はすぐに
自分の心の扉を閉めちゃうの
本当の自分が怖いから
でもあなたには合い鍵をあげる
だから私の心の切なさを知って
染色体 新芽にも似た その一本 我に生えなん 恋にやぶれて
パンを加えた家主が 朝の雨で転んだ
LEDの気流で雨が止み
尻の穴に嵌め込んどいた
下剤が裁判所で見つかった
外では大量生産が盛んに行われ
水が乾き 蒔いた種が乾涸びた
絵本が意義をな ...
Q1.美しい亡骸は好きですか?
Yes / No その他:無関心と正義が触れ合う音がする
Q2.では、Q1で不快感を覚えられた方にお聞きします。
美しくない亡骸はどうで ...
「フアンダ」とあなたは言った
1秒経ってやっとそれが「不安だ」ということに気づいたけれど
あなたはその1秒を許してくれなかった
だからわたしはえんぴつになる消しゴムになる
高い高い椅子 ...
流れる水辺にあって、冬の光が
点っている。てらてらとここは
静か。見えないものに、触れた
ことのない。めくらの。薄く紅
挿す頬のあどけない。水掻きの
広く、長い指の掬えない。指間
指間から ...
あなたの前で
ぼくは溶け出す
ほんとうは
ほんとうは
こんなはずじゃ
なかったのに、
薄い膜に
包まれているから
遠くがよく見えない
ぼくが近づかなければ
あなたの顔は ...
朝の気配
目が覚める少し前
ちょっとだけ思う
“ああどうか”
一人ぼっちではありませんように
良いとされるもの
いくつかの花々と思い出
い ...
くれないを燃やしては織る彼岸花
散りゆくあきの路にざわめく
朝を着る嘘としたしむ桔梗の日むらさきいろの欠片をかおる
銀杏というなまえに咲いた羽たちを追いかけている日記 ...
まぁ何であれ分類するなら同じニンゲンなんで。
そんなに変わりはないだろうと思うんですけどね。
隠したがるし見せたがる。
築き上げては破壊して。
仕込まれたカラクリは何時どのタイミングで作動する ...
ねぇ、その懐かしい谷は
いまも風に吹かれているの
そうさ
陽のあたる白いテラスで
あるいは
小さな木の橋に腰かけて
風に吹かれてる
何も変わらない
(かば?
(かばじゃないよ、妖 ...
白井さんのまどみちお論のところでずいぶん息巻いてしまった。あれこれいってはいるものの僕のいいたいことはシンプルです。
まず、自分でいいなと思ってしまうことはいったり、やったりしたほうがいいという ...
静けさと静けさ
くりかえす甘噛み
打ち寄せるたび
持ち去られる秘
からだを通る水は痛く
まばたきの奥に声は拙い
手のひらの火
一瞬の重なり
滴が鉱に ...
そんなコト言われても、困る。
キミが納得できなくたってそれが答えなのだから。
ボクの言ってる事が伝わってないように、キミの言葉も伝わっていないんだよ。
誰もが皆、キミの話を受け入れてくれるワ ...
081119
100年に一度の津波ですと
テレビが
怖いことをおっしゃるので
海の方を眺めたら
金融危機のことだった
一人あたり12000円の定額給付金 ...
自転車 二人乗り
僕が前で 君が後ろ
いつも 腰に手を 回してたっけ
通り過ぎる隣の車道には
青い車がたくさん通り越していく
君の家まではすごい坂道で
二人の時はよくブレー ...
{引用=
傑作
これ若い人の詩だが
ワカランから
傑作なんだろうが
でもワカラン
ということがワカルから
大傑作とまでは
いかんのだろうよ
見ても見えんでも
...
三度の飯を三角に並べて呼ぶ声
水張る桶に垂直に竹槍背後尖らせ
ナッツ噛む海辺は巨大な透明な墓
迂回して絶える血筋の脆い煮沸
傘潰したトンネルに死後鉄パイプ詰めに
泡に寄せ ...
若い感情は、体を這う蟻の群れ。
冬の晩、流星群に期待がふくらんだ僕らは、コートを着て寒い外に出た。
風船みたいに漂いたかったけど、じっと
公園の夜空に降る星をみていた。
みんな流れては ...
本をたたんで
ペンにキャップをつける
はさみをひらいて
つけねで指のあいだをぐりぐりとする
くつ下をつかんで
ゴミ箱に向かって
投げる
たばこを吸う
たばこを消す
少し眠りたいけ ...
あなたと
ともに死ぬつもりになって
恋をしたい
というときの
あなたとは
あなたなのか
あなた以外なのか
そのどちらでもないのか
わからないまま
あなたと恋をしたい
わたしが ...
十二月の近いような夕暮れも移ろおうとして、ボジョレ・ヌーヴォーが解禁と言って景気よく人々に振舞われる様な頃、“ツキ”という名の男は綻びもせず転びもせずロビオーラの癖のつよい薫りを愛おしそうに嗅ぐのでし ...
つたわらないのは
ことばなの
あるいはぼくの
そんざいなの
あなたは
残り香になって
いつもここからいなくなる
この初雪みたいに
かたちもなくとけてゆく
てのひらのなか ...
こもれび/こもれび
紅く小さく南天の実
こもれび/こもれび
足元に散らばる団栗
うたっているのは ひばりか
うたっているのは すずめか
こもれび/こもれび
軽いハレーション
...
死んだらエサになってやるんだ、と幼稚園の本堂でお釈迦様へ向かって言ったんだった
もし、死んだら、あんなふうに焼かれないで箱のなかに囲まれないで
死んでまでひとに囲まれないで
大地に
...
すべてが自由だと言い切れるほど
世の中は単純じゃなくて
自由と自由がぶつかりあって
新たな火種が一つ生まれたよ
好きな人 嫌いな人 どうでもいい人
面白がっている人 わかってい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
井戸
霊屋 岬
自由詩
6*
08/11/21 18:57
僕はママになれない
chick
自由詩
9*
08/11/21 18:20
01:ふたりぼっち
〃
散文(批評...
0
08/11/21 18:09
月蝕華葬
紫音
自由詩
2*
08/11/21 17:39
合い鍵
ゆきこ
自由詩
1
08/11/21 16:43
性別
靜ト
短歌
0*
08/11/21 16:33
LED
crowd
自由詩
0
08/11/21 16:14
不意に
靜ト
自由詩
0*
08/11/21 15:57
1秒の距離
とんぼ
自由詩
1
08/11/21 14:27
雨音光、少女の運ぶ
石田 圭太
自由詩
29
08/11/21 13:42
曖昧な輪郭をなぞる
ゆうと
自由詩
3*
08/11/21 12:32
最小単位
依
自由詩
1*
08/11/21 12:14
◆あきの路
千波 一也
短歌
3*
08/11/21 11:51
絶え間ない
BOOKEN...
散文(批評...
1*
08/11/21 11:12
むーみん
佐野権太
自由詩
13*
08/11/21 11:09
その痛みや嘆きや喜びや想いに優先権を与えないと。
石川和広
散文(批評...
5*
08/11/21 11:00
ひそか ひそやか
木立 悟
自由詩
2
08/11/21 10:28
モノサシ
BOOKEN...
自由詩
3*
08/11/21 9:57
無鉄砲社会
あおば
自由詩
22*
08/11/21 7:52
青い鳥
瀬田行生
自由詩
2
08/11/21 7:13
見ても見えんでもナンニモナイ 〜まどみちお「傑作」(『うふふ ...
白井明大
散文(批評...
7+*
08/11/21 4:18
Yukiga Futte Uresii
黒川排除 (...
川柳
2
08/11/21 3:29
流星群
南円陣
自由詩
1
08/11/21 1:39
unit
かとり
自由詩
4*
08/11/21 0:53
「無鉄砲社会読後感」の読後感
小川 葉
自由詩
6
08/11/21 0:51
リヨンの月
aidani...
散文(批評...
3*
08/11/21 0:49
初雪
小川 葉
自由詩
4
08/11/21 0:08
木洩れ日/鮮やかな風景
kauzak
自由詩
8*
08/11/20 22:52
サンバサンバサンバ・サ・バンナ
くま出没
自由詩
7
08/11/20 22:14
匿名希望
1486 1...
自由詩
2*
08/11/20 21:40
4693
4694
4695
4696
4697
4698
4699
4700
4701
4702
4703
4704
4705
4706
4707
4708
4709
4710
4711
4712
4713
4714
4715
4716
4717
4718
4719
4720
4721
4722
4723
4724
4725
4726
4727
4728
4729
4730
4731
4732
4733
加筆訂正:
unit
/
かとり
[08/11/21 1:12]
修正…すみません
緑色に黙って
/
かとり
[08/11/21 0:23]
・
4.7sec.