秋雨というのはひどく冷たく
(ほんのりと金木犀の匂いがして)
ちょっと生っぽい
(フレッシュではなく、賞味期限切れの刺身のアレ)
トイレ、みたい
(芳香剤の匂いは金木犀らしいですよ ...
心は 治るのでしょうか
身体は 治るのでしょうか
眠れずに迎えた土曜日の朝
雨は降り
雨は降り
いっそ私の泥も
流してもらいたいのです

心は 治るのでしょうか
身体は 治る ...
よみがえれ
俺ののどちんこ
生きたままの肉声をさらせ
よみがえれ
俺ののどちんこ
輝く生の眩しさに
思わず眼をつむってしまうくらい
野太い声を出せ
花壇のスイートピーに
ふるえるくら ...
 ねえ 

 ちょうちょあそび、しよう、ひそひそと。


 おわったら、ぜんぶ、けすの。


 おもいでにしか、のこさない の。



 おもいでは

 すきとおって ...
息ができなくて苦しいけれど
水がきれいだから平気

ときどき 泣きたくもなるけれど
見つめているだけで精一杯

引き上げてくれたって助からない
君に溺れているから
明日の朝
私は何を思うだろう
誰を想うだろう
現在ある現実より
永遠にある未来へ
心地良い旅に出よう
季節が変わっても

変わらないのは私だけで

いつまでも囚われている

もう目の前にいない人を

私を見ない人を

私を見ていたあなたを

ずっと傍に置いている

暖か ...
春の
あわい光に心が揺れた

あふれる涙が
桜の花びらと一緒に
散った。

あたたかな日差しは
私をつつみこんでくれるのに

心は冬の空のまま
遠く続く憂鬱な空に
そのまま溶け ...
どこにアクセスしたらいいかわっかんねえよなあ。

考えてみればそんなにチャンネルなんて持ってねーんだけどさ。

別にいいんだ。ただ狭い空から満月が見えたってだけでさ。

オレは愛してるぞ。 ...
星が降る
そんな時代がありました

文字が光って
うれしいメールが届きました
たぶん遠い星からです

あなたの住む
青くてきれいな星をいつも眺めています
いちどお会いしたいものです
...
凝視する ぎょうしする
形崩れする かたちくずれしていく 雲への うごめく 灼熱のかげ
あのあついくもへの 毎日の角度からの きわめてみじかい
あの大き過ぎる雲との おおきすぎるくもへの 距離感 ...
 冴えわたるのが空なら
 曇り濁るのは僕の心

 色めく街路樹をくぐり囁き合いながら
 温まるのが恋人同士なら
 寂れた時代遅れの廃屋に
 うち捨てられた萎れた花は僕の心

 幸せを競 ...
ここはぽかぽかしています
ぼくはここでこんにちはということについて語ろうと思います。
ことばそのもの自体が定着したのはだいたいが、かの国語統一
以降のようですが、そうしたものについては誰か話すひ ...
意味が、ことばを輝かせる。

というのはどういうことだろう、とこのところ考えています。

その途中経過のようなことを書きたく、書いています。

       *

ことばとは、意味を伝 ...
無機質なウタが好き
感情に蓋をした感情が
地球規模で叫んでいる
 
飛べないトリが好き
持て余した羽を
寂しそうにばたつかせている
 
無慈悲なヒトが好き
愛情に怯えている君を
愛 ...
息のする間もないように
時計の針は刻み続け
毎一秒を刻む
時の流れに抗うのは
気の遠くなるような
長さを持った後ろ髪
頭頂より背後に垂れ
足首より後方の闇へと
一直線に伸びる後ろ髪
...
うみのうえに
かがやいていた太陽が
拘縮と消しゴムを押しつけられて
ころがり
歯ぎしりしている
ベッドのよこで
ひきはがされた影は
ひっそりとなきながら
コルトの照準を
あわせている ...
雨が何日も降りつづいて
家の前にも池ができたよう
カエルたちがはねている
雨はまだまだ降りつづけるみたいで
カエルたちが鳴いている
毎日窓の外を見る
雨粒はそれぞれが世界で
長く見ている ...
紐も燃えるほどの火事だつた水を撒き夜明ける頃には
焦げたものもそうでないものも湿っていた→学校へお行き
なさい、と母は言った痴呆の進んだ母は私を子供扱いする→
ベンチの上を強者に奪われた弱者がベ ...
知識が知恵を身に纏い
一万年の時を経て
「戦争」はインテリ同士の合コンとなった
進化が生んだ波紋は進化によって収束した

そんな時代の中で
古い理想の凧を掲げることは
独善的過ぎるだろう ...
艀はもやい綱をとかれて
沖へと流れてゆく

鴎が舳先をとらえ瞑目して深く思考する

おそらくこのとき
海は世界の涯までも穏やかな波だ

落日が暗い岸辺を輝かせて
静かに情熱が波打つ
...
 
白い書物の中で
あなたとはじめて会った
数千年の時を経て
変わらない声と声が
光に影を差して立ってる
向き合いながら
照れくさそうな文字になって

たとえば
あなたが好きですは ...
日常は、空っぽの湯舟です。 

寒々しくうなだれて、 
退屈そうに眺めるか。 
せっせと熱いお湯を入れ、 
後でほかほかあったまるのか。 

まったくといっていいほど、 
僕自身にまか ...
風邪が流行ってきたので 
今日もデイサービスにやってくる 
お婆ちゃん達が
がららららっ てうがいできるよう 

蛇口から水を流して 
大きい容器に水を入れる 

からっぽの空洞を  ...
君がアルバイトで 
会えなかった日 

自分勝手な寂しさに 
俯きそうになった僕は 

こころに 
一つの山を 
思い描いた 

雲に覆われ雨降る夜も 
雲が流れて日の射す朝も  ...
       



           さぁ 飯を食え 拳を握れ


           黙っていても地球は回る

 
雨露のメロディー悲しげに
しっとり堕ちて
耳の奥 鼓膜に触れてこだまする

深く息を吸い込んだら そのまま
静かに呼吸を止めて
僕は瞼を閉じる
ひと息の自由を手に入れて
都合のいい夢を ...
ゆく道がまわり道だったとして

いったい何を失うっていうの


ふえていくことがあっても

失うものなんてないじゃないか



ゆく道で傷ついたとして

いったい何を失う ...
木枯らしが吹いて 柳が鳴く
ぐるぐるネジを巻くと 明日が育つ

ダーツ遊びで 二の腕だるい
狙い通りには 上手くできないな

 時計が壊れても
 太陽は昇るよ
 無邪気に地球儀をま ...
  秋が腐り
  実、実が
  落ちる



  雲間から
  秋の
  ほぐれた
  隙から
  実、実が
  落ち……



  土、石、
  世界は、
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
雨とアキバとトイレの匂いと香りについての考察紫音自由詩3*08/11/10 13:00
病苦渡辺亘自由詩108/11/10 12:48
よみがえれのどちんこ自由詩008/11/10 12:30
ちょうちょあそび渡邉建志自由詩4*08/11/10 12:10
溺愛よしおかさく...自由詩2*08/11/10 11:48
現在(いま)より永遠(とわ)へゆきこ自由詩208/11/10 11:25
あいさつ猫のひたい撫...自由詩208/11/10 10:42
春にようちゃん自由詩108/11/10 10:39
地球圏外デス。BOOKEN...自由詩2*08/11/10 8:59
yo-yo自由詩6*08/11/10 7:09
形崩れする雲へのえりくさちえ...自由詩2*08/11/10 3:56
セツナイ山崎 風雅自由詩108/11/10 2:48
書簡−カーテン−構造散文(批評...208/11/10 2:40
かがやかせるもの つづき白井明大散文(批評...0+*08/11/10 1:37
変わり者倉持 雛自由詩408/11/10 0:15
一瞬重力永遠七尾きよし自由詩108/11/10 0:07
コルト草野大悟自由詩008/11/9 23:02
世界の終り透明な魚自由詩308/11/9 22:52
小説読んでうっとりする暇があるなら新書の一冊でも読んでスキル ...キリギリ自由詩008/11/9 21:56
積極的平和主義高橋魚自由詩008/11/9 21:13
Etuji自由詩108/11/9 20:26
白い書物の中で小川 葉自由詩508/11/9 20:22
空の湯舟 服部 剛自由詩008/11/9 18:57
水の容器 自由詩208/11/9 18:48
( 無題 ) 自由詩3*08/11/9 18:40
今週のテーマあさごはん自由詩108/11/9 18:15
雨露のメロディー百瀬朝子自由詩1*08/11/9 16:50
Nothing哀音自由詩508/11/9 16:19
ふたりの丸いロマンス北大路京介自由詩19*08/11/9 16:13
果実草野春心自由詩008/11/9 15:55

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