青空が美し過ぎて
心がそこに映し出される
予想以上に汚れていることを知る
僕はそれを凝視できない
美は写真のように真実を映す
曇り空は何も語らない
美し過ぎて
...
頭上に無数の血管が走っている
赤と紫色と灰色の線が網目状の影をアスファルトに落とす
空は脈打つ彩りに覆われていくつにも分断され
そのどれかひとつすら私のものではない
都会は大きな卵型をして ...
秋雨というのはひどく冷たく
(ほんのりと金木犀の匂いがして)
ちょっと生っぽい
(フレッシュではなく、賞味期限切れの刺身のアレ)
トイレ、みたい
(芳香剤の匂いは金木犀らしいですよ ...
心は 治るのでしょうか
身体は 治るのでしょうか
眠れずに迎えた土曜日の朝
雨は降り
雨は降り
いっそ私の泥も
流してもらいたいのです
心は 治るのでしょうか
身体は 治る ...
よみがえれ
俺ののどちんこ
生きたままの肉声をさらせ
よみがえれ
俺ののどちんこ
輝く生の眩しさに
思わず眼をつむってしまうくらい
野太い声を出せ
花壇のスイートピーに
ふるえるくら ...
ねえ
ちょうちょあそび、しよう、ひそひそと。
おわったら、ぜんぶ、けすの。
おもいでにしか、のこさない の。
おもいでは
すきとおって ...
息ができなくて苦しいけれど
水がきれいだから平気
ときどき 泣きたくもなるけれど
見つめているだけで精一杯
引き上げてくれたって助からない
君に溺れているから
明日の朝
私は何を思うだろう
誰を想うだろう
現在ある現実より
永遠にある未来へ
心地良い旅に出よう
季節が変わっても
変わらないのは私だけで
いつまでも囚われている
もう目の前にいない人を
私を見ない人を
私を見ていたあなたを
ずっと傍に置いている
暖か ...
春の
あわい光に心が揺れた
あふれる涙が
桜の花びらと一緒に
散った。
あたたかな日差しは
私をつつみこんでくれるのに
心は冬の空のまま
遠く続く憂鬱な空に
そのまま溶け ...
どこにアクセスしたらいいかわっかんねえよなあ。
考えてみればそんなにチャンネルなんて持ってねーんだけどさ。
別にいいんだ。ただ狭い空から満月が見えたってだけでさ。
オレは愛してるぞ。 ...
星が降る
そんな時代がありました
文字が光って
うれしいメールが届きました
たぶん遠い星からです
あなたの住む
青くてきれいな星をいつも眺めています
いちどお会いしたいものです
...
凝視する ぎょうしする
形崩れする かたちくずれしていく 雲への うごめく 灼熱のかげ
あのあついくもへの 毎日の角度からの きわめてみじかい
あの大き過ぎる雲との おおきすぎるくもへの 距離感 ...
冴えわたるのが空なら
曇り濁るのは僕の心
色めく街路樹をくぐり囁き合いながら
温まるのが恋人同士なら
寂れた時代遅れの廃屋に
うち捨てられた萎れた花は僕の心
幸せを競 ...
ここはぽかぽかしています
ぼくはここでこんにちはということについて語ろうと思います。
ことばそのもの自体が定着したのはだいたいが、かの国語統一
以降のようですが、そうしたものについては誰か話すひ ...
意味が、ことばを輝かせる。
というのはどういうことだろう、とこのところ考えています。
その途中経過のようなことを書きたく、書いています。
*
ことばとは、意味を伝 ...
無機質なウタが好き
感情に蓋をした感情が
地球規模で叫んでいる
飛べないトリが好き
持て余した羽を
寂しそうにばたつかせている
無慈悲なヒトが好き
愛情に怯えている君を
愛 ...
息のする間もないように
時計の針は刻み続け
毎一秒を刻む
時の流れに抗うのは
気の遠くなるような
長さを持った後ろ髪
頭頂より背後に垂れ
足首より後方の闇へと
一直線に伸びる後ろ髪
...
うみのうえに
かがやいていた太陽が
拘縮と消しゴムを押しつけられて
ころがり
歯ぎしりしている
ベッドのよこで
ひきはがされた影は
ひっそりとなきながら
コルトの照準を
あわせている ...
雨が何日も降りつづいて
家の前にも池ができたよう
カエルたちがはねている
雨はまだまだ降りつづけるみたいで
カエルたちが鳴いている
毎日窓の外を見る
雨粒はそれぞれが世界で
長く見ている ...
紐も燃えるほどの火事だつた水を撒き夜明ける頃には
焦げたものもそうでないものも湿っていた→学校へお行き
なさい、と母は言った痴呆の進んだ母は私を子供扱いする→
ベンチの上を強者に奪われた弱者がベ ...
知識が知恵を身に纏い
一万年の時を経て
「戦争」はインテリ同士の合コンとなった
進化が生んだ波紋は進化によって収束した
そんな時代の中で
古い理想の凧を掲げることは
独善的過ぎるだろう ...
艀はもやい綱をとかれて
沖へと流れてゆく
鴎が舳先をとらえ瞑目して深く思考する
おそらくこのとき
海は世界の涯までも穏やかな波だ
落日が暗い岸辺を輝かせて
静かに情熱が波打つ
...
白い書物の中で
あなたとはじめて会った
数千年の時を経て
変わらない声と声が
光に影を差して立ってる
向き合いながら
照れくさそうな文字になって
たとえば
あなたが好きですは ...
日常は、空っぽの湯舟です。
寒々しくうなだれて、
退屈そうに眺めるか。
せっせと熱いお湯を入れ、
後でほかほかあったまるのか。
まったくといっていいほど、
僕自身にまか ...
風邪が流行ってきたので
今日もデイサービスにやってくる
お婆ちゃん達が
がららららっ てうがいできるよう
蛇口から水を流して
大きい容器に水を入れる
からっぽの空洞を ...
君がアルバイトで
会えなかった日
自分勝手な寂しさに
俯きそうになった僕は
こころに
一つの山を
思い描いた
雲に覆われ雨降る夜も
雲が流れて日の射す朝も ...
さぁ 飯を食え 拳を握れ
黙っていても地球は回る
雨露のメロディー悲しげに
しっとり堕ちて
耳の奥 鼓膜に触れてこだまする
深く息を吸い込んだら そのまま
静かに呼吸を止めて
僕は瞼を閉じる
ひと息の自由を手に入れて
都合のいい夢を ...
ゆく道がまわり道だったとして
いったい何を失うっていうの
ふえていくことがあっても
失うものなんてないじゃないか
ゆく道で傷ついたとして
いったい何を失う ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
美と真実
高橋魚
自由詩
2*
08/11/10 15:19
卵百景
錯春
自由詩
3
08/11/10 15:08
雨とアキバとトイレの匂いと香りについての考察
紫音
自由詩
3*
08/11/10 13:00
病苦
渡辺亘
自由詩
1
08/11/10 12:48
よみがえれのどちんこ
〃
自由詩
0
08/11/10 12:30
ちょうちょあそび
渡邉建志
自由詩
4*
08/11/10 12:10
溺愛
よしおかさく...
自由詩
2*
08/11/10 11:48
現在(いま)より永遠(とわ)へ
ゆきこ
自由詩
2
08/11/10 11:25
あいさつ
猫のひたい撫...
自由詩
2
08/11/10 10:42
春に
ようちゃん
自由詩
1
08/11/10 10:39
地球圏外デス。
BOOKEN...
自由詩
2*
08/11/10 8:59
星
yo-yo
自由詩
6*
08/11/10 7:09
形崩れする雲への
えりくさちえ...
自由詩
2*
08/11/10 3:56
セツナイ
山崎 風雅
自由詩
1
08/11/10 2:48
書簡−カーテン−
構造
散文(批評...
2
08/11/10 2:40
かがやかせるもの つづき
白井明大
散文(批評...
0+*
08/11/10 1:37
変わり者
倉持 雛
自由詩
4
08/11/10 0:15
一瞬重力永遠
七尾きよし
自由詩
1
08/11/10 0:07
コルト
草野大悟
自由詩
0
08/11/9 23:02
世界の終り
透明な魚
自由詩
3
08/11/9 22:52
小説読んでうっとりする暇があるなら新書の一冊でも読んでスキル ...
キリギリ
自由詩
0
08/11/9 21:56
積極的平和主義
高橋魚
自由詩
0
08/11/9 21:13
艀
Etuji
自由詩
1
08/11/9 20:26
白い書物の中で
小川 葉
自由詩
5
08/11/9 20:22
空の湯舟
服部 剛
自由詩
0
08/11/9 18:57
水の容器
〃
自由詩
2
08/11/9 18:48
( 無題 )
〃
自由詩
3*
08/11/9 18:40
今週のテーマ
あさごはん
自由詩
1
08/11/9 18:15
雨露のメロディー
百瀬朝子
自由詩
1*
08/11/9 16:50
Nothing
哀音
自由詩
5
08/11/9 16:19
4707
4708
4709
4710
4711
4712
4713
4714
4715
4716
4717
4718
4719
4720
4721
4722
4723
4724
4725
4726
4727
4728
4729
4730
4731
4732
4733
4734
4735
4736
4737
4738
4739
4740
4741
4742
4743
4744
4745
4746
4747
5.15sec.