漆黒の草原に立ち
南の塔を見上げる
森はどこだ
セイハロー
こんにちは
旅人たちは三々五々
俺は森を目指す
一直線に
俺は森が見たいんだよ
トラップは平然とそこらにあ ...
神よご慈悲を
呟いてただ目を伏せた
オルゴオルから舞い上がるような、
リズミカルな祈りの小枝
あなたが残していったもの
ほんの少しの後悔と
罪の紅玉
あなたが残してくれた ...
孤独は ビタミン
孤独は 存在
孤独は 原子核
私の小さなマイナスを あなたの周りへと投げる
電子のひと粒で
私たちはつながっている
ように見える
私たちは触れあっている
...
身のまわりの色彩が不思議と淡くなる夜
胸のうちに浮かぶ
いくつかの
花の名
鍵盤をやわらかに歌わせる指たちの幻
夢のうちを
あるいは予感のうちを
あえかにかすめていった 星のよう ...
せせらぎは
言葉を濁すことを知らない
そこはかとない波のゆらめきに
疲れた手を浸し 剥がれてしまいそうな
うろこか言葉かわからないようなものを
さらさら、と流し
そして しぐさを落と ...
ちるりるはらら ちるりるはらら
小動物みたいに笑う
雲のように風のように溶けて流れる
そんなみんなの胸の内
涙落つる止め能はず
両の手のうえ細降る硝子の雪
肌に刺さら ...
ごめんな
ごめんな
痛かったやろ
ちゃうねん、お母さん
おんぶしたろって思っただけねん
だって、まだちっちゃいから
車が多いとこは危ないかな思ってん
道路の真ん中で
落 ...
病と闘いながら
貴方の描いた自画像が
私の心を離さない
貴方は 男らしい顔だった
しかし 貴方が描いた貴方の顔は
左右の顔がアンバランス
貴方が塗った背景は
燃え立つよう ...
ハラハラとさくら散る空を見上げても、涙は流れない
青空は黄砂に染まっても、涙は流れない
流れ流れてさすらえばと、天使の甘い誘惑が耳に優しい
君は、雨を見たかい?
さく ...
三つの空のある窓に
光の穴があいている
動きつづける点の奥から
はざまの唱が聞こえくる
朝の翳り
夜の白銀
窓しか照らさぬ窓から来るもの
倒れ砕けた木のむこう
...
ねぇ、航海しない?
突然のことで驚いた?
こんなこと言うなんて意外だった?
ううん、特に理由は無いんだけど
今日はすごく天気が良いからさ
ねぇ、航海しない?
突 ...
働くぼくらはお揃いの工人服に工人帽で、
高い窓から覗く四角い青空をみあげた。
仕事はリズミカルに進んだ、
しん、とした倉庫はひんやりして、
フォークリフトだけがぬくもりを持っていた、
...
世界は崩壊してしまったよ。馬鹿馬鹿しい連中はまだ信じちゃいないんだけどね。外の連中は腐った街にこびりついて生きて、中の連中はこんな所に引きこもって、それでまだ「大丈夫」なんて口にしているんだから救い ...
組織に属しているという実感が、
私の心臓に鋼鉄の壁を作り上げる。
その壁よりさらに強固な壁を持つ
巨大な鉄の箱のなか、
ひとたらしのとまどいもないまま、
私は突き進む。
強大なベルトコンベ ...
お風呂さん、ありがとう
今日もあなたに浸かることができて幸せです
あなたの清らかさとあたたかさが
今、とても尊いものに思えます
わたしは寒いのに裸になりたい
裸になりたいのにあたたまりたい
...
凄惨な夢と
自分を見ているしかなかったことを
もしまた、誰かが慰めるかもしれない
だからどうしても
掛け替えがない なんてものは
あなたには駄目だ、
今は笑ったのだから
幸せで、
幸せ ...
ヘリは無事味方のキャンプに着陸した。僕は目を覚ましていたが、大佐はまだ眠りこけているようだった。先に地上に降り立つと、アスファルトを懐かしく感じながら数歩進んだ。そして振り返らずに、「先に行きます」と ...
大きな大きなタワーの下に
こっそり置かれたビー玉は誰かが誰かをおもって置いたもの
何の感情も抱かずに
たいていの人間が「ああ」とうなづき一つ置いて過ぎてゆく
寄り添う ...
そばにいつも近く
あるものは何だろうかと
声に向かう
手の内に知りたい
たどるほどに温もりを帯び
そしてやがて熱と冷たさ
熱さと熱 温もりに
全体が早まっていく
十字の開いた二本と ...
害虫の為の暗号
害虫達
側溝の対角線上に頭を潰す害虫
話とは害虫の耳の王冠だ
害虫と少しも異ならない砂糖
陶器と害虫達
を描いた貼り絵と害虫
言辞よりも
花の眼球は
国民総生 ...
甘い匂いに誘われて
私の思考は止められた
この感覚が幸せという世界
散歩道で立ちすくむ
ショーウインドウが華やかに
踏み出した方向の違う私を手招いている
私は天性の柔らかさで
脚 ...
あなたは、物事の些細な変化は、一見なんの脈略もなく飛散もしくは移動や変形し、それは意味をなさない現象だと思うだろうか…。
しかし、それが有機的に結びついているのだという説は面白い。たとえば、クリ ...
祝祭についての言句ありがたく頂戴しました。
安穏と甘美をともにして
やわらかな萌える緑のもとでささらと流れる清水に
お互いにそっと口をつけて冷涼とその固さを愉しむ
あるいは龍田川のおだやかな流 ...
このごろ冷えますね
もう冬なのでしょうか
此処は
相変わらず昼夜問わず暗いです
枷も冷えて痛いくらいなのです
けれど、
打たれた刺激で腫れ上がって
言うほど寒くもないのです
傷口が ...
あなたの瞳に映る
私の姿を
いつまでも眺めているよ
あなたが私を見ていてくれてるから
そして私もあなたを見つめるから
きょうさあ
ほいくえんつまんなかったねえ
おもいついてためしに
ぼくがいえば
すこしだまったあと
おもしかった
ほぃこえん
ふすまかどこかをじっとみつめて
ひらいた
...
ああ、 さびしいなあって ふとしたときにおもう。
こればかりはかくせない。 さびしい。 さびしい。
さびしいから、かいているのかな、って おもう。
こいびとがいても、 しんゆうが ...
水から生まれた生命が
何億年の時を経て
今 自らの意思で立ち上がる
立ち上がれ 私
立ち上がれ みんな
誰もが それぞれの場所で
それぞれの 方向へ
先頭に立ち 旗を振り 風に向 ...
住む人の居なくなった実家
風を通すために帰省して
東京に帰る日の昼食は
味噌ラーメンが美味しいと
親父が通っていた店で食べる
若いころ札幌で食べた
味噌ラーメンの味に魅せられた親父 ...
蟻のように働き
見返りは少なく
褒められもせず
当然だと言われ
義務だとも言われ
秋空に想いを馳せる暇も無く
夢を抱くゆとりも無い
掃き溜めのような飲み屋で愚 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ロープレ
udegeu...
自由詩
1
08/11/9 14:49
何もいらない
水島芳野
自由詩
2
08/11/9 14:17
イオニア
uminek...
自由詩
13*
08/11/9 11:51
ひそやかに
塔野夏子
自由詩
9*
08/11/9 11:02
深い森
さくら
自由詩
17*
08/11/9 10:49
「あを。」
長谷川智子
自由詩
5*
08/11/9 10:46
おとうと
あ。
自由詩
3
08/11/9 10:20
自画像
青い風
自由詩
6*
08/11/9 10:17
君は、雨を見たかい・・・
ろけっとぼー...
自由詩
0
08/11/9 8:43
ひとつ みどり
木立 悟
自由詩
2
08/11/9 8:25
航海
1486 1...
自由詩
4*
08/11/9 7:59
When I was young
佐々宝砂
自由詩
2*
08/11/9 5:35
剥ぐ者
影山影司
散文(批評...
2
08/11/9 4:50
長い夜
佐々宝砂
自由詩
3*
08/11/9 4:45
お風呂さん
新守山ダダマ
自由詩
25
08/11/9 4:18
浮腫
梶谷あや子
自由詩
3
08/11/9 2:09
終わりなきメロディー 第4話
K.SATO
散文(批評...
0*
08/11/9 2:05
慰
真柴
自由詩
1
08/11/9 1:56
メロディー
K.SATO
自由詩
3*
08/11/9 1:35
機能について
井岡護
自由詩
0*
08/11/9 1:08
entrance〜は〜sweets〜で
酸素の枷
自由詩
1
08/11/9 0:52
可逆的であるということ
西日 茜
散文(批評...
6+*
08/11/9 0:38
書簡−極数のはてに−
構造
散文(批評...
2
08/11/9 0:25
出来損ない
AKiHiC...
自由詩
1+
08/11/9 0:13
瞳
ゆきこ
自由詩
0
08/11/9 0:01
ふとんのうえを
白井明大
自由詩
6*
08/11/9 0:00
いきていると いうこと
はるこ
自由詩
2
08/11/8 23:58
【水から】
つむじまがり
自由詩
5*
08/11/8 23:49
味噌ラーメン
kauzak
自由詩
26*
08/11/8 23:40
命題
真紅
自由詩
3
08/11/8 23:35
4710
4711
4712
4713
4714
4715
4716
4717
4718
4719
4720
4721
4722
4723
4724
4725
4726
4727
4728
4729
4730
4731
4732
4733
4734
4735
4736
4737
4738
4739
4740
4741
4742
4743
4744
4745
4746
4747
4748
4749
4750
5.78sec.