病と闘いながら
貴方の描いた自画像が
私の心を離さない
貴方は 男らしい顔だった
しかし 貴方が描いた貴方の顔は
左右の顔がアンバランス
貴方が塗った背景は
燃え立つよう ...
ハラハラとさくら散る空を見上げても、涙は流れない
青空は黄砂に染まっても、涙は流れない
流れ流れてさすらえばと、天使の甘い誘惑が耳に優しい
君は、雨を見たかい?
さく ...
三つの空のある窓に
光の穴があいている
動きつづける点の奥から
はざまの唱が聞こえくる
朝の翳り
夜の白銀
窓しか照らさぬ窓から来るもの
倒れ砕けた木のむこう
...
ねぇ、航海しない?
突然のことで驚いた?
こんなこと言うなんて意外だった?
ううん、特に理由は無いんだけど
今日はすごく天気が良いからさ
ねぇ、航海しない?
突 ...
働くぼくらはお揃いの工人服に工人帽で、
高い窓から覗く四角い青空をみあげた。
仕事はリズミカルに進んだ、
しん、とした倉庫はひんやりして、
フォークリフトだけがぬくもりを持っていた、
...
世界は崩壊してしまったよ。馬鹿馬鹿しい連中はまだ信じちゃいないんだけどね。外の連中は腐った街にこびりついて生きて、中の連中はこんな所に引きこもって、それでまだ「大丈夫」なんて口にしているんだから救い ...
組織に属しているという実感が、
私の心臓に鋼鉄の壁を作り上げる。
その壁よりさらに強固な壁を持つ
巨大な鉄の箱のなか、
ひとたらしのとまどいもないまま、
私は突き進む。
強大なベルトコンベ ...
お風呂さん、ありがとう
今日もあなたに浸かることができて幸せです
あなたの清らかさとあたたかさが
今、とても尊いものに思えます
わたしは寒いのに裸になりたい
裸になりたいのにあたたまりたい
...
凄惨な夢と
自分を見ているしかなかったことを
もしまた、誰かが慰めるかもしれない
だからどうしても
掛け替えがない なんてものは
あなたには駄目だ、
今は笑ったのだから
幸せで、
幸せ ...
ヘリは無事味方のキャンプに着陸した。僕は目を覚ましていたが、大佐はまだ眠りこけているようだった。先に地上に降り立つと、アスファルトを懐かしく感じながら数歩進んだ。そして振り返らずに、「先に行きます」と ...
大きな大きなタワーの下に
こっそり置かれたビー玉は誰かが誰かをおもって置いたもの
何の感情も抱かずに
たいていの人間が「ああ」とうなづき一つ置いて過ぎてゆく
寄り添う ...
そばにいつも近く
あるものは何だろうかと
声に向かう
手の内に知りたい
たどるほどに温もりを帯び
そしてやがて熱と冷たさ
熱さと熱 温もりに
全体が早まっていく
十字の開いた二本と ...
害虫の為の暗号
害虫達
側溝の対角線上に頭を潰す害虫
話とは害虫の耳の王冠だ
害虫と少しも異ならない砂糖
陶器と害虫達
を描いた貼り絵と害虫
言辞よりも
花の眼球は
国民総生 ...
甘い匂いに誘われて
私の思考は止められた
この感覚が幸せという世界
散歩道で立ちすくむ
ショーウインドウが華やかに
踏み出した方向の違う私を手招いている
私は天性の柔らかさで
脚 ...
あなたは、物事の些細な変化は、一見なんの脈略もなく飛散もしくは移動や変形し、それは意味をなさない現象だと思うだろうか…。
しかし、それが有機的に結びついているのだという説は面白い。たとえば、クリ ...
祝祭についての言句ありがたく頂戴しました。
安穏と甘美をともにして
やわらかな萌える緑のもとでささらと流れる清水に
お互いにそっと口をつけて冷涼とその固さを愉しむ
あるいは龍田川のおだやかな流 ...
このごろ冷えますね
もう冬なのでしょうか
此処は
相変わらず昼夜問わず暗いです
枷も冷えて痛いくらいなのです
けれど、
打たれた刺激で腫れ上がって
言うほど寒くもないのです
傷口が ...
あなたの瞳に映る
私の姿を
いつまでも眺めているよ
あなたが私を見ていてくれてるから
そして私もあなたを見つめるから
きょうさあ
ほいくえんつまんなかったねえ
おもいついてためしに
ぼくがいえば
すこしだまったあと
おもしかった
ほぃこえん
ふすまかどこかをじっとみつめて
ひらいた
...
ああ、 さびしいなあって ふとしたときにおもう。
こればかりはかくせない。 さびしい。 さびしい。
さびしいから、かいているのかな、って おもう。
こいびとがいても、 しんゆうが ...
水から生まれた生命が
何億年の時を経て
今 自らの意思で立ち上がる
立ち上がれ 私
立ち上がれ みんな
誰もが それぞれの場所で
それぞれの 方向へ
先頭に立ち 旗を振り 風に向 ...
住む人の居なくなった実家
風を通すために帰省して
東京に帰る日の昼食は
味噌ラーメンが美味しいと
親父が通っていた店で食べる
若いころ札幌で食べた
味噌ラーメンの味に魅せられた親父 ...
蟻のように働き
見返りは少なく
褒められもせず
当然だと言われ
義務だとも言われ
秋空に想いを馳せる暇も無く
夢を抱くゆとりも無い
掃き溜めのような飲み屋で愚 ...
雲がのびてゆく
編み目を広げて
ただの雲と思うなよ
まだまだ空は広いから
犬の甘え鳴きが
のびきってほどける日を
知らせようとしている
† 金色の笑顔かかげる その花は 遠いギリシャの まぼろし王子
☆☆ ヘレニウム * 花言葉:上機嫌 * ☆☆
† 薬にも 料理にだって お任せを! 我が幸せは役に立つこと ...
外にいるのか、内にいるのか、気に病んだところで。息はすきまから、ひっきりなしに吹きつけて、痛い。
博物館に、咳ばらいがひびく。みささぎに眠っていたひつぎは腐って、色あせて、当時の面影を遺してはい ...
どうか、どうか、と祈りつつ、
顔も見せぬ奴に嫌気がさし。
もう祈るもんかとまた項垂れる。
これが俺、どうですか。(知りません。)
嘘つきレイニィ、晴れてんじゃん!
y ...
勝手に灯りを消したのは誰?
まだ僕は眠たくないのに
電気を点けたようにもスイッチに手が届かない
時計の音だけが響いていた
★
辺りはすっかり静まり返っていて
月の光も雲に隠 ...
何気ない気遣いが嬉しくて
立ち去るあなたの背中を見つめてしまう
父とは違う
兄とも違う
これが初恋ってことなのかな
山吹色に姿を変えた銀杏並木が
来る春のときめきに思い巡らすよ ...
目に見える価値にとらわれて
目に見えない不安にとりつかれる
物で虚しさにあがなおうとしても
心は満たされない
乾いた心から生まれる
空空しい言葉たち
嘘を嘘でべったりと上塗りさ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
自画像
青い風
自由詩
6*
08/11/9 10:17
君は、雨を見たかい・・・
ろけっとぼー...
自由詩
0
08/11/9 8:43
ひとつ みどり
木立 悟
自由詩
2
08/11/9 8:25
航海
1486 1...
自由詩
4*
08/11/9 7:59
When I was young
佐々宝砂
自由詩
2*
08/11/9 5:35
剥ぐ者
影山影司
散文(批評...
2
08/11/9 4:50
長い夜
佐々宝砂
自由詩
3*
08/11/9 4:45
お風呂さん
新守山ダダマ
自由詩
25
08/11/9 4:18
浮腫
梶谷あや子
自由詩
3
08/11/9 2:09
終わりなきメロディー 第4話
K.SATO
散文(批評...
0*
08/11/9 2:05
慰
真柴
自由詩
1
08/11/9 1:56
メロディー
K.SATO
自由詩
3*
08/11/9 1:35
機能について
井岡護
自由詩
0*
08/11/9 1:08
entrance〜は〜sweets〜で
酸素の枷
自由詩
1
08/11/9 0:52
可逆的であるということ
西日 茜
散文(批評...
6+*
08/11/9 0:38
書簡−極数のはてに−
構造
散文(批評...
2
08/11/9 0:25
出来損ない
AKiHiC...
自由詩
1+
08/11/9 0:13
瞳
ゆきこ
自由詩
0
08/11/9 0:01
ふとんのうえを
白井明大
自由詩
6*
08/11/9 0:00
いきていると いうこと
はるこ
自由詩
2
08/11/8 23:58
【水から】
つむじまがり
自由詩
5*
08/11/8 23:49
味噌ラーメン
kauzak
自由詩
26*
08/11/8 23:40
命題
真紅
自由詩
3
08/11/8 23:35
とどくまで
木葉 揺
自由詩
7*
08/11/8 22:57
花言葉シリーズ その1
福本和馬
短歌
1*
08/11/8 22:52
無題
クマクマ
自由詩
1
08/11/8 22:22
冬
榊 慧
自由詩
3
08/11/8 22:17
消灯時間
1486 1...
自由詩
4*
08/11/8 22:02
はげみ
恋月 ぴの
自由詩
19*
08/11/8 21:42
冬の蜃気楼
ようちゃん
自由詩
0
08/11/8 21:32
4708
4709
4710
4711
4712
4713
4714
4715
4716
4717
4718
4719
4720
4721
4722
4723
4724
4725
4726
4727
4728
4729
4730
4731
4732
4733
4734
4735
4736
4737
4738
4739
4740
4741
4742
4743
4744
4745
4746
4747
4748
5.21sec.