雨が何日も降りつづいて
家の前にも池ができたよう
カエルたちがはねている
雨はまだまだ降りつづけるみたいで
カエルたちが鳴いている
毎日窓の外を見る
雨粒はそれぞれが世界で
長く見ている ...
紐も燃えるほどの火事だつた水を撒き夜明ける頃には
焦げたものもそうでないものも湿っていた→学校へお行き
なさい、と母は言った痴呆の進んだ母は私を子供扱いする→
ベンチの上を強者に奪われた弱者がベ ...
知識が知恵を身に纏い
一万年の時を経て
「戦争」はインテリ同士の合コンとなった
進化が生んだ波紋は進化によって収束した
そんな時代の中で
古い理想の凧を掲げることは
独善的過ぎるだろう ...
艀はもやい綱をとかれて
沖へと流れてゆく
鴎が舳先をとらえ瞑目して深く思考する
おそらくこのとき
海は世界の涯までも穏やかな波だ
落日が暗い岸辺を輝かせて
静かに情熱が波打つ
...
白い書物の中で
あなたとはじめて会った
数千年の時を経て
変わらない声と声が
光に影を差して立ってる
向き合いながら
照れくさそうな文字になって
たとえば
あなたが好きですは ...
日常は、空っぽの湯舟です。
寒々しくうなだれて、
退屈そうに眺めるか。
せっせと熱いお湯を入れ、
後でほかほかあったまるのか。
まったくといっていいほど、
僕自身にまか ...
風邪が流行ってきたので
今日もデイサービスにやってくる
お婆ちゃん達が
がららららっ てうがいできるよう
蛇口から水を流して
大きい容器に水を入れる
からっぽの空洞を ...
君がアルバイトで
会えなかった日
自分勝手な寂しさに
俯きそうになった僕は
こころに
一つの山を
思い描いた
雲に覆われ雨降る夜も
雲が流れて日の射す朝も ...
さぁ 飯を食え 拳を握れ
黙っていても地球は回る
雨露のメロディー悲しげに
しっとり堕ちて
耳の奥 鼓膜に触れてこだまする
深く息を吸い込んだら そのまま
静かに呼吸を止めて
僕は瞼を閉じる
ひと息の自由を手に入れて
都合のいい夢を ...
ゆく道がまわり道だったとして
いったい何を失うっていうの
ふえていくことがあっても
失うものなんてないじゃないか
ゆく道で傷ついたとして
いったい何を失う ...
木枯らしが吹いて 柳が鳴く
ぐるぐるネジを巻くと 明日が育つ
ダーツ遊びで 二の腕だるい
狙い通りには 上手くできないな
時計が壊れても
太陽は昇るよ
無邪気に地球儀をま ...
秋が腐り
実、実が
落ちる
雲間から
秋の
ほぐれた
隙から
実、実が
落ち……
土、石、
世界は、
...
たとえば、全部うそでもいいんじゃない?
とか、そういう中途半端な感じのあなたの話を聞くとうんざりする
うんざりするし、僕はあなたが嘘だと困るから、やだ
禁忌は破られてしまった
奥へ奥へと踏み込んでくる土足
逃げ惑って
浮かび上がる
ゾクゾクしているうちに
落っこちる星屑
屑だったけれど
星でもあった
惜しげも無くばらまいて
土足に踏 ...
漆黒の草原に立ち
南の塔を見上げる
森はどこだ
セイハロー
こんにちは
旅人たちは三々五々
俺は森を目指す
一直線に
俺は森が見たいんだよ
トラップは平然とそこらにあ ...
神よご慈悲を
呟いてただ目を伏せた
オルゴオルから舞い上がるような、
リズミカルな祈りの小枝
あなたが残していったもの
ほんの少しの後悔と
罪の紅玉
あなたが残してくれた ...
孤独は ビタミン
孤独は 存在
孤独は 原子核
私の小さなマイナスを あなたの周りへと投げる
電子のひと粒で
私たちはつながっている
ように見える
私たちは触れあっている
...
身のまわりの色彩が不思議と淡くなる夜
胸のうちに浮かぶ
いくつかの
花の名
鍵盤をやわらかに歌わせる指たちの幻
夢のうちを
あるいは予感のうちを
あえかにかすめていった 星のよう ...
せせらぎは
言葉を濁すことを知らない
そこはかとない波のゆらめきに
疲れた手を浸し 剥がれてしまいそうな
うろこか言葉かわからないようなものを
さらさら、と流し
そして しぐさを落と ...
ちるりるはらら ちるりるはらら
小動物みたいに笑う
雲のように風のように溶けて流れる
そんなみんなの胸の内
涙落つる止め能はず
両の手のうえ細降る硝子の雪
肌に刺さら ...
ごめんな
ごめんな
痛かったやろ
ちゃうねん、お母さん
おんぶしたろって思っただけねん
だって、まだちっちゃいから
車が多いとこは危ないかな思ってん
道路の真ん中で
落 ...
病と闘いながら
貴方の描いた自画像が
私の心を離さない
貴方は 男らしい顔だった
しかし 貴方が描いた貴方の顔は
左右の顔がアンバランス
貴方が塗った背景は
燃え立つよう ...
ハラハラとさくら散る空を見上げても、涙は流れない
青空は黄砂に染まっても、涙は流れない
流れ流れてさすらえばと、天使の甘い誘惑が耳に優しい
君は、雨を見たかい?
さく ...
三つの空のある窓に
光の穴があいている
動きつづける点の奥から
はざまの唱が聞こえくる
朝の翳り
夜の白銀
窓しか照らさぬ窓から来るもの
倒れ砕けた木のむこう
...
ねぇ、航海しない?
突然のことで驚いた?
こんなこと言うなんて意外だった?
ううん、特に理由は無いんだけど
今日はすごく天気が良いからさ
ねぇ、航海しない?
突 ...
働くぼくらはお揃いの工人服に工人帽で、
高い窓から覗く四角い青空をみあげた。
仕事はリズミカルに進んだ、
しん、とした倉庫はひんやりして、
フォークリフトだけがぬくもりを持っていた、
...
世界は崩壊してしまったよ。馬鹿馬鹿しい連中はまだ信じちゃいないんだけどね。外の連中は腐った街にこびりついて生きて、中の連中はこんな所に引きこもって、それでまだ「大丈夫」なんて口にしているんだから救い ...
組織に属しているという実感が、
私の心臓に鋼鉄の壁を作り上げる。
その壁よりさらに強固な壁を持つ
巨大な鉄の箱のなか、
ひとたらしのとまどいもないまま、
私は突き進む。
強大なベルトコンベ ...
お風呂さん、ありがとう
今日もあなたに浸かることができて幸せです
あなたの清らかさとあたたかさが
今、とても尊いものに思えます
わたしは寒いのに裸になりたい
裸になりたいのにあたたまりたい
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
世界の終り
透明な魚
自由詩
3
08/11/9 22:52
小説読んでうっとりする暇があるなら新書の一冊でも読んでスキル ...
キリギリ
自由詩
0
08/11/9 21:56
積極的平和主義
高橋魚
自由詩
0
08/11/9 21:13
艀
Etuji
自由詩
1
08/11/9 20:26
白い書物の中で
小川 葉
自由詩
5
08/11/9 20:22
空の湯舟
服部 剛
自由詩
0
08/11/9 18:57
水の容器
〃
自由詩
2
08/11/9 18:48
( 無題 )
〃
自由詩
3*
08/11/9 18:40
今週のテーマ
あさごはん
自由詩
1
08/11/9 18:15
雨露のメロディー
百瀬朝子
自由詩
1*
08/11/9 16:50
Nothing
哀音
自由詩
5
08/11/9 16:19
ふたりの丸いロマンス
北大路京介
自由詩
19*
08/11/9 16:13
果実
草野春心
自由詩
0
08/11/9 15:55
例えばの話
がん
自由詩
4
08/11/9 15:46
土足
チアーヌ
自由詩
3+*
08/11/9 15:40
ロープレ
udegeu...
自由詩
1
08/11/9 14:49
何もいらない
水島芳野
自由詩
2
08/11/9 14:17
イオニア
uminek...
自由詩
13*
08/11/9 11:51
ひそやかに
塔野夏子
自由詩
9*
08/11/9 11:02
深い森
さくら
自由詩
17*
08/11/9 10:49
「あを。」
長谷川智子
自由詩
5*
08/11/9 10:46
おとうと
あ。
自由詩
3
08/11/9 10:20
自画像
青い風
自由詩
6*
08/11/9 10:17
君は、雨を見たかい・・・
ろけっとぼー...
自由詩
0
08/11/9 8:43
ひとつ みどり
木立 悟
自由詩
2
08/11/9 8:25
航海
1486 1...
自由詩
4*
08/11/9 7:59
When I was young
佐々宝砂
自由詩
2*
08/11/9 5:35
剥ぐ者
影山影司
散文(批評...
2
08/11/9 4:50
長い夜
佐々宝砂
自由詩
3*
08/11/9 4:45
お風呂さん
新守山ダダマ
自由詩
25
08/11/9 4:18
4709
4710
4711
4712
4713
4714
4715
4716
4717
4718
4719
4720
4721
4722
4723
4724
4725
4726
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4728
4729
4730
4731
4732
4733
4734
4735
4736
4737
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4740
4741
4742
4743
4744
4745
4746
4747
4748
4749
7.12sec.