深い森の中に
最初の一滴が降り
雫は静かに瞬きをする
鳥の瞳になるのだ
枝葉を羽根に変えて
もぞもぞ動き始める
紅葉でもするように
深緑から脱色していく
すべての色は
深緑を ...
確実な事は
あるか。 ないか。
それすらも知らない。
何を知っていて
何を知らないのかも。
そして何を
これから知るのかも。
ただ想像が
あるばかりで。
何が確実で
何は確 ...
物語の不在すら
切なくて
言葉は失速する
結び目をほどかれて
心と体はばらばら
言葉をなくした君は
数字を失ったアルキメデス
百億光年の孤独の真ん中で
真実のすぐそばを ...
歩き出すことを知りました
ひた、
ひたり。
らしさをどこかに求めて
あまやどりをしました
ぽたり
いつしか涙も流しました
そうしてぎこちなく
笑ってしまうの、
わたし
ことばに詰ま ...
示準化石は
何かが棲んでいた証拠でもいいので
20世紀の示準化石としては将来
コンクリートやアスファルトが役立てられることでしょう
ひとかけらずつの翡翠や
黒曜石の鏃が時折ひどく美しいよ ...
つめたく湿った朝
目がさめると
屋根から鳥の足音が聞こえる
降り立って
昨夜の戦況を
せわしなく伝えていた
兵士の声は力尽き
衛生兵の途方に暮れた
足音が聞こえる
数匹 ...
やつれた馬が夕陽の逆光の中、死に場所を探す幻覚、テトラポッドの上に鎮座した唇の歪んだ神は俺の安物の上着に唾を吐いた、あての無い上昇の様な冬の始まりの晴天、粒子である彼らが照らす世界はあまりにも ...
そろそろ立ち上がろうと思います
じっとしている事にもう疲れました
現実に押し潰されるのはもうゴメンです
そろそろ歩き出そうと思います
前を見る勇気
本当の正直さ
...
どきどきと
自分にしか解らない
心音を
黒くて肌触りの
ちめたい夜に埋めた
きのうの夜は
何処にいったの
きのうの夜は
何処にある
隣に座っていた ...
天地に遍く御百度の
餓鬼踏みつけるお不動様がいらっしゃって
ほとんど同時に如来がいっぱいいる
あなたは菩薩
わたしも菩薩
あの人は金剛サッタ
えーはんにゃーはーらみた
えんやー
...
静かで暗い森の中
鳥の羽音が不気味に響いて
あたしは足を止める
足を止めると今度は
茂みの方で小動物がうごめく気配
あたしの体は硬直して
動けなくなる
ここは迷いの森
迷える人間の ...
病院を出ると季節は夏から秋に
広すぎる中央分離帯にしかたなく植えつらねられた
街路樹をばっさばさと揺らす風
川といっしょに埋められた貝
ランドスケープ
ポケットに片手を突っ込んで
...
俺はまた同じ人生に戻ってくる?俺は既に何度も同じ場所で同じように存在していた?
まったく同じ経験を、違う人生で?いや同じ人生で?体験していた?これからも全部忘れていくのか?
思い出す必要もないし、 ...
ここがどこなのかわからなくなって、
どこに何があるのかわからなくなって、
あなたが誰なのかわからなくなって
僕はいつかうさぎのしっぽを踏みつけてしまう
そのうさぎに食べられるかもしれないけ ...
いつでもたれそうです
なにがって なにがでしょう
おさえるのに必死です
こんな容量では
無理って
懸命にすごしてるんです
のたれないように
こころを ...
雨雲がはびこった空へ
僕のねずみ色の狡さが
こっそり飛び去っていくのを
ぼんやり見落としながら
また天気予報がはずれたと
君は唇をとがらせた
ガジュマルの葉っぱに
君の赤毛のした ...
何気なくトップページにアクセスすると
「こんにちは、ゲストさん」の文字
わかっちゃいるけど なんだか切ない
アルファベットの呪文をとなえて 数秒後
今日も私は仲間入り
そ ...
気がつけば
柔らかな布団が体を包みこんでいる朝
遠くから聞こえる踏み切りの音
肌寒い朝の目覚めは私を憂鬱にさせる
嫌なことを思い出させる季節、冬
雪の如く心に降り積もり熱を奪っていく思い ...
チェロの音色が 心に響く
憂いも 悲しみも もろともに
あたたかな 暖炉の火のように
心の中を灯してくれる
迷うこともない
君の心の中には 絶えず
清き泉の ...
{画像=080907104708.jpg}
神社の縁の下は雨宿りの場所で
みんなの隠れ場所だ
賽銭箱の階段の脇から入って
宝物を蜘蛛の巣の奥に隠した
捨て犬も捨て猫も一緒に連れ込んだ
...
砂の神様が遊ぶ町
子供の人形が溶けて舞う空
誰かの吐息や、タバコの煙すら
その空気に必要のない、神聖な領域
踏み締めたガラスにつまづいた少女は
どのまどろみに消えてしまっただろう ...
ボクヨルノが杉崎美香と相撲取りが着るような
大きなTシャツに二人で入ってイチャイチャし
ているとべらんめえに酔っぱらった綾瀬クンが
先生 酒、飲みましょうや酒といって肩を組ん
...
好きな映画の主題歌
改めて聴いたら
それはとてもとても良い歌で
この映画好きになって良かったって思うくらい。
なんで今まで気づかなかったんだろう?
なんだか
この歌 ...
まだまだ未熟な俺だけど。
愛ってやつを知っている。
もしかしたら、カケラだけかも知れないけど。
…なぁ。
最愛の恋人を愛してあげてください。
愛は知ったかしても、 ...
愛ということについて
そのことをぼくはたくさんの人々が考えては
よくわからないとその一言にまつわる
その一言のもつ浮力だけに頼るように
やりすごしてきた
ぼくはその一言についてまわる
さま ...
死んでも社会だったら
いやだなー
死んだ後も年金払えず
国保も払えず
所得税も払えず なんて
いやだなー
個人的なメールをどっかのMLに間違って投稿しちゃうとか
死んだ後 ...
嘘をついています じぶんに
焦るふりをして
焦らせています
困るふりをして
困らせています
嘘をついています あなたに
可愛いふりをして
可愛がられています
弱 ...
人差し指を見ると
縫い糸くらいの細さで
僕はほどけだしていた。
放っておくと
どんどんほどけてゆくものだから
程の良い長さになったところで
少し結って飼猫と一緒になわとびをした
その ...
white,
gold,
black,
yellow,
「先生」
どの鳥も見分けがつきません
同じ赤にしか見えないんです
どうして笑っていらっしゃるのです ...
暗い中パソコンの作業をしていると
ときどき小さなこびとが出てきて
私に向かって微笑み掛ける
あなたはどこから来たの
私はね あちらから来たの
というと
おばたんはあちらがこわくない ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
鳥たちの雨
木屋 亞万
自由詩
2*
08/11/8 21:27
確実の後ろ
美琴
自由詩
2
08/11/8 21:23
物語の不在すら切なくて
ようちゃん
自由詩
0
08/11/8 21:23
伝えます
かんな
自由詩
11*
08/11/8 21:04
示準化石としてのアスファルトについて
海里
自由詩
1
08/11/8 20:59
鳥たちの雨
小川 葉
自由詩
3
08/11/8 20:08
11月、やつれた馬とはぐれた鳥、初めからそこに居る魚と外側か ...
ホロウ・シカ...
自由詩
0*
08/11/8 19:04
すたぁとらいん
あさごはん
自由詩
2
08/11/8 18:50
夜更かし
北斗七星
自由詩
0
08/11/8 18:42
如来がいっぱい
2012
自由詩
0
08/11/8 18:05
迷いの森
百瀬朝子
自由詩
2*
08/11/8 17:59
恥丘の風景
udegeu...
自由詩
0+
08/11/8 14:48
不思議な鼻園にモルボルが迷い込んだようです
2012
自由詩
0
08/11/8 13:51
宇宙の端でだれかと愛を語らうようにして
がん
自由詩
2
08/11/8 13:49
たれたれ
qipy
自由詩
0
08/11/8 13:15
迷彩
nonya
自由詩
8*
08/11/8 12:45
「こんにちは、ゲストさん」
真琴
自由詩
3*
08/11/8 11:25
眠り姫の冬の朝
緋月 衣瑠香
自由詩
6*
08/11/8 11:16
君にしかない 光と力で
なつみかん
自由詩
1*
08/11/8 9:46
縁の下 / 夏の記憶
beebee
自由詩
23
08/11/8 9:11
閉鎖タウン
ゆるこ
自由詩
4
08/11/8 8:07
どんチャン騒ぐ
ヨルノテガム
自由詩
2
08/11/8 6:12
ガーネット
cass
自由詩
4+*
08/11/8 2:30
愛しましょ。
狠志
自由詩
1
08/11/8 2:08
11月7日 メモならそれでいい
水町綜助
自由詩
2*
08/11/8 1:10
死後の社会
A-29
自由詩
1+*
08/11/8 0:36
うそをついて、いる
チェセロロ
自由詩
2
08/11/8 0:24
ループ2
十重山ハルノ
自由詩
1
08/11/8 0:11
変革
依
自由詩
2*
08/11/8 0:06
こびと。
すぬかんなが...
自由詩
4
08/11/8 0:00
4709
4710
4711
4712
4713
4714
4715
4716
4717
4718
4719
4720
4721
4722
4723
4724
4725
4726
4727
4728
4729
4730
4731
4732
4733
4734
4735
4736
4737
4738
4739
4740
4741
4742
4743
4744
4745
4746
4747
4748
4749
5.23sec.