十一月八日
渋谷のハチ公前で
ブラのホックが外れてしまうぐらいの豪雨のなか
べろんべろんになったビニール傘の先端
つまりは乳首を極限までつまんで引っぱった感じの銀色の部分を
思いっきり ...
そっと毛布をかけて
くれる人が
居なかったら、どうする
掛けてもらうと、自分も
こんどは掛けてやる
そっと毛布を掛けて
くれる妻が
居な ...
時は1944年、太平洋戦争の真っ只中の話である。そしてここは密林のジャングル。木陰に身を隠しながら、部隊からはぐれた2人の兵士が息を殺して佇んでいた。一人は20歳前後の若者、もう一人は30前の落ち着 ...
それは絶望の暗闇で光を放つ球体
哀しみで覆われたその隙間
微かにこぼれるまぶしい線を
希望と名づけた楽天家
平和を願って永遠に
眠る寸前の出来事か
ほくろとえくぼを添えた笑み
懐かし ...
知らなくていい
僕が君のせいで泣いた事なんて
知らなくていい
君に逢いたいと思ったことなんて
知らなくていい
...
もしもキミがボクを好きなら
窓から見る空の色も
違った風に
見えるんだろうな
あの雲の形も
木々の香りも
まったく違って
見えるんだろうな
もしもキミがボクを好きなら
Nice to…
ああ、キン肉マンのおでこに書いてあるやつね
違ったっけ?
あなたは苦笑いしながらも頷いてみせる
完璧主義者を気取るあなただって
お母さんのお腹から出てき ...
偉い人
えらいひと
偉い人は心の声が聞こえません
笑い声は世界を飛び出すくらい聞こえているのに
偉い人は自分が一番だから二番目の声など必要ないのです
間違っていることをあなたはしてい ...
ぐらり
びゅるり
のろい
おそい
はやい
あ、そこ、左だから
そうそう。
あ、ちょっ、さっきのとこは右だって
こっちのせいじゃないよ。
そっちがいきなり曲がるから ...
青い光を照射された 水晶の底
眼下の夜景には 星屑が撒き散らされ
脳細胞にまたたく 神経電流のさざめき
か細くも ひとつひとつの瞬きとノイズに
担えきれぬ意味がこめられ
静けさと硬 ...
狐火
東京タワーのライトアップのバイトは
少し怖かったけど時給の油揚は厚かった
明日は午後6時にお台場集合らしいけど
エコとか言って体よく使われてる気がする
人はあやかしなん ...
ひと掴みもない 愛のカケラ
そっと手のひらで包み込む
溶けていった悲しみは
誰かの心に降り積もる
私の所に来た悲しみは
誰かの涙だったもの
...
噴霧 する 物質化 鼻腔 プラグインを身体に組み込んでゐる。
(獲得した身体は、不可逆であり、視線のバックアップ復元は不能な仕様となっております、ご注意ください)
所作 融け出していく 霧吹き ...
朝日が空を占有し始めて来光は天空を支配する
この太陽を絶叫とともに臓腑に納めて
細胞という細胞にこびり付いた
精神の垢を蒸発させる
風呂に入るように
肉体を心がけて浄化する
部屋の掃除 ...
一九九五年
一月十七日五時四六分五二秒
兵庫県南部地震
後の阪神・淡路大震災発生
死者六千四三七名
負傷者四万三千七九二名
行方不明者三名
避難人数三〇万人以上
未曾有 ...
ふと、 指と指
知らず知らず遭遇したら
あ、デコレーション
あなたの根拠を知りたいわたしの炎症
(ラズベリーのつぶらさ、紅さ、の)
を、ホイップクリームでくるみ、わたしは
しん ...
薄氷が張った空の
水色の向こうに何があるのか
私にはわからないけれど
朝、目的地の自転車置き場で
ふと、立ち止まり見上げていた
空には、肉眼で確認できないほど
かすかな穴が開いていた
誰 ...
090117
かきくけこと言えば
鐘が鳴るなり法隆寺
柿を食えない痩せ猿も
金が成る木に水をやり
大きく育てと空を見る
入学願書に思いを込めて
孫の笑顔を ...
花散らす つむじ風とからっ風「花とダンスがしたいだけなの」
「本当は強いんですよ!でもこれが仕事ですから」って逃げちゃった
寒いから南に向かう北風さん「おいらだ ...
ORムーヴメントのORとはヘブライ語で光りという意味らしい。
JNF(ユダヤ国民基金)を中心として、ネゲブ財団、ORムーヴメントなどが協力関係にあるようだ。
寄付などで集めた資金をもと ...
ゼロ ワン ゼロ ワン ゼロ ワン ゼロ ワン
万物は0と1で出来ているとどこかで聴いたが信用していない。
地球が丸いのも嘘。けれど、新宿は0と1でできているのは本当。
にょきにょきと、生え ...
俳優の香川照之さんが、正岡子規を演じるために15kgもの減量を行ったとのことだ。
NHKのスペシャルドラマ『坂の上の雲』で、主人公・正岡子規の末期の撮影に臨んでのことという。仕事の上のこととはい ...
非常階段で待ち合わせ
そんな滑稽さでもって
世界から逃げている
きみとわたし
日中の駐車場で
眩しいくらいに飛ばされた
二人の立体感が
遠い
ふれている間だけ
呼吸するのを諦 ...
縁をひとつ
自らで切ろうと思うのです
不安定で平和な木曜日がいいでしょう
草木の青臭い
今の時期がぴったりとくるでしょう
深呼吸をしても
溜め息で押し戻しても
...
次女を塾に送って行った帰り道
エタノールの臭いを感じた妻が娘に訊く
消毒液の臭いがしない?
それを聞いた娘は心配そうな顔で
おかあさん、ダイエットしすぎ
妻がキョトンとし ...
いつのことだったか
夜になると冷え込んでくるような
少しさびしい季節の
もっとさびしい時間
黒いドレスを着こんで
雛鳥のように歩いていた
白い脚のふくよかな
可愛らしいお人形さんに
軽 ...
「いい天気だね」は 愛してると同じ意味
あなただけが分かればいい
あなた ひとりにだけ 伝えられればいい
あなた以外には知られたくない気持ち
沈みゆく夕陽が
たくさんの情報を引き出して
...
ほどいた髪に
手櫛をとおして
慰める日々の疼き。
つややかな黒を
たわいない指先に
ひとりあそび絡ませ
誰のためでもない夜を
静かに白んでゆく。 ...
主よ
私は光るペンを手に
暗闇の広がる野分を独り
これから往かねばなりません
そこには果てしない「無」が
広がり・・・もしかしたら
何も、何も、無いのかもしれません。
...
いつの間に僕の心は
こんなに弱くなったんだろう
歳をとればとるほど
現実を知り
知りたくないことまでも知ってしまう
どうして
どうしてこんなに敏感に ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
暗号
土田
自由詩
0+
09/1/17 15:50
困るからね
生田 稔
自由詩
5*
09/1/17 15:34
鬼軍曹コアラ!
結城 森士
散文(批評...
0
09/1/17 15:22
こぼれる光に
百瀬朝子
自由詩
1*
09/1/17 14:25
知らなくていい
珠羅
自由詩
0
09/1/17 14:07
もしもキミがぼくを好きなら
風音
携帯写真+...
7
09/1/17 13:18
ミートなひと
恋月 ぴの
自由詩
16*
09/1/17 12:53
偉い人
こうこ
自由詩
1
09/1/17 12:07
チュンチュン
燎
自由詩
0
09/1/17 10:53
拡散する
いねむり猫
自由詩
1
09/1/17 10:31
百鬼夜行詩 <6>
nonya
自由詩
7*
09/1/17 10:12
悲しみの回路
明香璃
自由詩
1
09/1/17 9:15
拡張領域のために
ななひと
自由詩
0
09/1/17 8:29
太陽を食べる
アハウ
自由詩
0
09/1/17 8:14
十四年目、述懐
明楽
自由詩
7
09/1/17 8:13
ラズベリーの窒息
A道化
自由詩
6
09/1/17 3:39
さしすせそが言えなくて
木屋 亞万
自由詩
4*
09/1/17 2:36
さしすせそが言えなくて
あおば
自由詩
4*
09/1/17 2:22
風の本音
うみとゆう
短歌
2*
09/1/17 2:09
JNFコネクション
A-29
散文(批評...
1*
09/1/17 1:37
丸井血風録
猫道
自由詩
9*
09/1/17 0:38
坂の上の15kg
A-29
散文(批評...
1*
09/1/17 0:29
逢瀬
アオゾラ誤爆
自由詩
8
09/1/17 0:18
ブルゥから白
ローザ
自由詩
3
09/1/17 0:15
ききちがえ
kauzak
自由詩
7*
09/1/16 23:56
ゴシック・ロリータ
氷魚
自由詩
3*
09/1/16 23:20
いい天気だよ
北大路京介
携帯写真+...
27*
09/1/16 23:15
優しい爪
朔 水
自由詩
1
09/1/16 22:23
この世ノ窓
服部 剛
自由詩
1
09/1/16 22:14
知りたくない
珠羅
自由詩
2
09/1/16 21:32
4630
4631
4632
4633
4634
4635
4636
4637
4638
4639
4640
4641
4642
4643
4644
4645
4646
4647
4648
4649
4650
4651
4652
4653
4654
4655
4656
4657
4658
4659
4660
4661
4662
4663
4664
4665
4666
4667
4668
4669
4670
加筆訂正:
英訳[ハルダウン](2)灰里真実作・批評人訳
/
生田 稔
[09/1/17 14:13]
文法に間違いのないように苦心いたしました。
5.74sec.