下校中
ぼくは君の背中ばかり
見ていた気がする
とても小さな水が
生まれる場所をめざして
いつもの帰り道は澄みわたりながら
永遠みたいに流れていた
君の背中はとても自由に見 ...
愛しています
愛しています
何度でも囁きましょう
貴方が私ではなく
他の女性を見つめていたとしても
愛しています
愛しています
何度でも微笑みましょう
貴方が私でな ...
濃いウィスキーを一滴たらした夜にひろがる
昼は 望んでも得られない静寂。
買い換えた、二代目の目覚まし時計が
裏蓋をなくしたまま枕頭を守ってくれている。
「日々の営み」以上のことが要求される人 ...
秋の葉が揺れ 踏み荒らされた道に 色
雨上がりの歩道に きみの あしあと
くしゃくしゃになりながら 乾く木の葉を足元に感じて
一寸先に 冬
凍えるにはまだ 風も ...
払雲のように流れ
払雲のように形を変え
払雲の間にある薄紅い空のようにずっとは見られることもない
そして
払雲のように消えていたい
同じ雲に会うこともないように ...
だまにひかれた石の鐘
包み隠した小脇の影緒
とした浅瀬に浮かべる火氷
散らかす青たつ藻草吐息に
かけつ揺れ梳き身雲宵喉
さめつめれつわ ち
八重夜 憎く
人間の針金を抜いたけれども冬が
そうそこに鐘があるわけで、この世の洗濯機を貝化した怖ろしきその
その、えっと、副旋律があって、
ごめんなさい、やっぱり製造できません。
081129
うそをついた
ちいさなちいさな
うそをついた
ちいさなちいさなちいさなうそは
ちいさくちいさくついたうそ
どんどん大きく ...
今日は一体どんなことがあったの?
とても聞きたいけど
きっと話題に上るあの人の顔が浮かぶ
このままこの実のない話しつづけても
沈黙ばかりが空気を支配してしまう
それが怖く ...
僕は何者でもなく
あるだけの影
街に 出てはみたけれど
植物ですらないのだと わかった
釣り場のある近所の港には
今日も猿たちが立つ
演技する潮風の中
家族の待つ山へ 逆立ちを
...
すべてが優しい歌のようで
すべてが明るいあこがれで
おまえらはまるで夢のようだ
洗おうともしない穢れに蓋をして白く塗り潰す
街中の繁華街の
何か ...
セックスをする夢を見ました
セックスする前にわたしは
コンドームを買おうよと言って
あなたとふたり手をつないでコンビニに行きました
あなたはわたしが前に付き合っていた人でした
あなたのセ ...
ねぇ、あの人が持ってる紙袋。
小さめの茶色いやつだけど。
口とか塞いじゃって、怪しくない?
きっと、あの中には、アブナイものが入ってるんだって。
だって、その人の顔見てみてよ。 ...
僕らは光りを作り出せた。
希望を照らすにしては、激しくて。
世界を照らすにしては、物足りない。
僕らは、この光りで何をしようか。
いつか消えてしまう光りを、ほっておくのは勿体ないから。
暖ま ...
教室、
ずんと構えた黒板に見張られた僕ら
先生はちっぽけで
虚勢を張っているがチョーク持つ手は小刻みに
震えているのが見えたから
僕らはくすくす
意地悪な空気が教室を包んだ
ねえ、先 ...
君のくれた翡翠の欠片が、音もなく手からこぼれ落ちて
一瞬
のうちに足元に近づいて、
また一瞬
のうちに弾けて散った ...
分光器の憂鬱
天象儀の退屈
を あざやかにうちやぶる角度で
挑むようにひらり舞い込む
あやうい好奇心
極光のように繊細な予感を追いかけて
けれど焦れても
いちばん深い記号は
そ ...
吸い込まれてしまいそうな青だ
水になって垂れてきそうな空だ
まばたきの間にも雲の形は変わる
海が青いのは海底に空があるからだ
知らないことについて話せないから
知っていることしか語っ ...
私の部屋にどっしりと佇むピアノ。
昔は良く弾いて、楽しんで、少しずつ上達していったね。
けどね、
今は弾かない。
身体は感触を覚えている、ピアノの音(メロディ)を欲してる。
でも、心から ...
汗をかいたので
「納豆おろしうどん(もちろん冷たいの)」を頼んだ
ところが店員は
デパートの玩具売り場という自らの戦場の最前線を死守することなく
蜘蛛の子を散らすように消えてしまった
無人と ...
うまくいかないね
ぼくたちは
しんでしまうね
それを
あたりまえだとおもっていたら
いけないよってあたまのうえで
ささやくこえがきこえてきて
ああ きみがかみさまだったら
どんなに ...
いつも行くレンタルビデオショップの
アダルトコーナーの企画物の横に死が立っていた
私が驚いてピクッと体が反応すると
斜め前の痴漢コーナーにつんのめり
行儀が決して良いとは言えない出立ちで
...
人皮装丁の下劣フィクション
犬の毛皮で包装、ネズミの尾でラッピング
綺麗に塗りたくり、愛情を込めて送りましょう
はじめまして
貴女の知らない俺がいます
貴 ...
天井から
夜が下りてくる
お父さんは四十年生きて
長かったなあと思う?
布団の中の息子が
息継ぎに顔を出す
しみじみする口のまるい形
「ささやかなこの人生」とつばを飛ばしてナカジマは歌い ...
超高級種も仕掛けもないビーフ舌でとろけて尻で固まる
夏前の視覚の審美報告を受けて腹へと指令が出された
バイオロボ最新鋭の内燃機にんにく2かけ鼠径に充填
縫い上げた ...
あ、国営放送で深夜に変則紙芝居
ぎちっぎちに縛られた若い女が気持ち良いことされそうになって目に涙
俺は何かとても凄いものを見てしまっているような気がして凝視
眠かった俺のTV画面から発する電波と ...
「お金のなる木にある日
からっぽの貯金箱がなっていたので
ぼくは毎朝木になるお金をぜんぶその貯金箱に入れることにしました」
そんな手紙のついた大きな貯金箱が、じいちゃんちの納屋の置くのほ ...
初冬には砂糖のような雪
明けた冬にはザラメ雪
ちっとも甘くない空のオシッコ
ネコヤナギや梅の枝を
瓶に挿して風呂場に置くと
1月に花が咲くから
毎年
編み物なんか飽きて
そんなことする ...
きっと僕らは両腕に冷たいものと温かいものを抱きしめて生きている
想いは広く積もる雪になり
ざわめく夏の陽射しにもなり
都会の空には
強く輝く星しか見えないけれど
...
息の長い百舌のベニヤで 突
起
書き続けている青年 は
あなたと君への 既
答弁を直角に向かって左舷 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
初恋
小川 葉
自由詩
4
08/11/29 22:36
蜘蛛姫
愛心
自由詩
5*
08/11/29 22:31
#37
吉岡孝次
自由詩
1
08/11/29 21:16
秋
湖月
自由詩
2
08/11/29 21:11
払雲
maumi
自由詩
0
08/11/29 21:10
泡雪
砂木
自由詩
3*
08/11/29 20:22
こんにちの
KETIPA
自由詩
1
08/11/29 19:31
寒い朝
あおば
自由詩
2*
08/11/29 19:19
人の幸せ
瀬田行生
自由詩
2
08/11/29 18:33
猿の来る釣り場
K.SATO
自由詩
1*
08/11/29 18:15
定置漂流
ホロウ・シカ...
自由詩
6*
08/11/29 17:58
セックスの夢
とんぼ
自由詩
10
08/11/29 17:13
創書日和「紙袋。」
狠志
自由詩
1
08/11/29 16:21
想撮空間「ひかり。」
〃
携帯写真+...
3
08/11/29 16:06
教室にて
百瀬朝子
自由詩
3+*
08/11/29 15:36
一瞬一秒と君の記憶
蓮川ヒロ
自由詩
1
08/11/29 12:37
点在の火
塔野夏子
自由詩
9*
08/11/29 11:44
青
楢山孝介
自由詩
2
08/11/29 9:34
思い出に…
蓮川ヒロ
携帯写真+...
2
08/11/29 8:45
納豆おろし
サトタロ
自由詩
0
08/11/29 2:50
錆びついた天使の輪
ゆうと
自由詩
1*
08/11/29 2:22
リバースライブ 前
crowd
自由詩
1+
08/11/29 1:27
最悪
心也
自由詩
1
08/11/29 1:02
ここに魚を
オイタル
自由詩
6*
08/11/29 1:00
【短歌祭参加作品】後は野となれ夢となれ
木屋 亞万
短歌
4*
08/11/29 1:00
降るコンクリ、夏の
滝沢勇一
自由詩
1
08/11/29 0:33
金の木
とんぼ
自由詩
0
08/11/29 0:30
冬
蒼木りん
自由詩
1
08/11/28 23:23
教えてくれよピンクフロイド
北斗七星
自由詩
0
08/11/28 23:15
1つのものが
井岡護
自由詩
1*
08/11/28 22:37
4625
4626
4627
4628
4629
4630
4631
4632
4633
4634
4635
4636
4637
4638
4639
4640
4641
4642
4643
4644
4645
4646
4647
4648
4649
4650
4651
4652
4653
4654
4655
4656
4657
4658
4659
4660
4661
4662
4663
4664
4665
7.2sec.