背中会わせた粒に分け入り
壊さぬように水を汲み上げるため
細く柔らかい根が
灯りもつけず 土を進む

折られる季節
軽い音先に連れ去られる
綺麗なところを
好いて微笑む指

見知ら ...
重力は、うそだった
空へ空へおちてゆく


あれだけは、たしかなもの
と、
焦がれるように星をみていた
いつのまにか
二、三の星を確認するだけになった
空よ
僕にも信じたいひとができたよ


(安心し ...
 きそくがある。じぶんのげんこうをひとつもってはいれ。ただし、くうはくやくとうてん、だくてんはんだくてん、すてがなひらがな、ろくじゅうさんしゅるいのもじだけをつかい、すべてをいちじとかんさんしてせんじ ...  規則が、ある。自分の原稿を一つ持って入れ。ただし、原稿には空白や句読点、濁点半濁点、、捨て仮名、ひらがな、全てを一字と換算して千字ぴったりの原稿。漢字やカタカナ、異国の文字は不許可とする。

  ...
「今から貴方に嘘をつくわ」と
君は僕に酷く哀しいキスをした
目隠しを外して君の眼を見たいよ
嘘も、言葉も
全て信じるから

指を伸ばして君を探した
冷たい肌が四方に触れる
君はいつから ...
むしり取られた神経から泣声ばかりが漏れる、濃縮された諦観の長雨だ、半分萎えた視神経が見つめたがるのはいつも俺自身の完全否定に繋がりそうな朽ち落ちた景色ばかりで、穿孔、穿孔、穿孔、穿 ... 今会いたい


すぐ会いたい


一瞬消えて


ジャジャーンと立ったら


君の横に着けばいい


慌ててるような?


焦ってるような?


はたまた
...
青くはぜる音がする
そこかしこに剥がれ落ちている
ひかるうろこ

忍んできた夢道
わたしがわたしの絆をたどることさえ
こんなにも痛いのに

あなたは言わずにはいられなかったのね
そし ...
この豪雨ゴビ砂漠に降らしたら数種の生き物絶滅しました


雷の母は黒き積乱雲どっしりかまえ頼りになります


死者たちもあわててこちらに引き返す三途の川が氾濫してます



...
シナモンを入れすぎたカプチーノに顔をしかめ
煙草に火をつける
高層ビルディングの足元には
ほんとうに底みたいなデッキがあって
こんな午前中を過ごすにはちょうどよい
眺めているものとわたしの間 ...
小さな渦のなかで停滞している
それは停滞と言う名の逆行
不動のそれはむしろ
流れに飲まれるよりも疲れる

足を離して浮かんでしまえば良いのに
それは二度と取り返しがつかない様で
まるで小 ...
引き千切られた幾つかの
想像の度、愛おしい
悲鳴を君は
君は
聴くのだろうか
だろうか!


{引用=―――ひときわの果ての
   ブナの樹の
           根元の
   ...
銀河の汽笛を口ずさみ
かっこうが飛び去った空を
虫を喉で暴れさせながら
小さな猫のもとへ
走る 金の獅子

はにかみ並ぶ信号機の色を伺いながら
小さな杉の上をびゅんびゅん駈け
酒に溺れ ...
驟雨来る南の風にハイビスカス
         揺れて揺れて燃え咲き出でて


石垣に焼き付く太陽音も無く
         ハイビスカスは一つ花落とす


ジリジリと攻め来る太陽昼下 ...
歩くたびに少しずつ体が削れていく

どうか私の後ろについてきて
足跡を全て消して下さい
私が小さい粉になって
消えて無くなるまで
私の後ろについて

青い空に押しつぶされて
夜へ逃げ ...
死んではいないのだね
そんな囁きが体中を循環している

いつからか
私の胸にオウムが居座っていました
住ませてあげているのか
住んでもらっているのか
もうよく分からないけれど

生き ...
切ない光がもたらす鏡の中の私は、
決して触れることができなくて、
あたしは確かにそのことを知っている。

走る一瞬
抱き合う一瞬
まばたきの一瞬
花の香りを嗅ぐ一瞬
おやすみと微笑みの ...
〜愛犬への手紙(応募作品800字制限)

妹の結婚式は相手方の故郷、新潟の長岡で執り行う事としていた。

当時、その際に父方の親類と母とが揉めていたのはもう遥か昔の事。
遠い親戚を招待する。 ...
夏のはじまりは
いつも雨

何処からともなくきこえてくる
海のうた

(セイレーン)

還る場所をさがすように旅をする
あの波の繰り返しのように響いてくる
記憶のような満ちひきに名 ...
マニラでの仕事は十分で終わった
事務所に顔を出しただけで終わらせたのだ
日本の社長の心ない言動で
まったくやる気を失っていた
まあ自分で指示を出しておいて
途中で梯子をはずしてきたということ ...
銀色の糸で夜空の端を結んで
葉緑素だけつめたはこのなかに
すこしずつ流し込んでいく
そしたら女の子がおどろいた顔で
真珠のような瞳をみひらいて
でもそのあとすぐ微笑った
無機物の甘 ...
何年か前初めてキミをみた

不思議な感動とよろこび

実際のキミには少し失望して

鶏に似ている

空飛ぶニワトリ

臆病はボクと同じだったけれど

海を経て里に育まれ

...
若い青葉に滴が冴えて
ぬるい空気のなかで雀たちの声が朝露に濡れる
そうやって世間はあたらしい季節にそわそわしているのに
留まろうとしてるひともいる

分かるはずもないんだ
誰によってあ ...
祭りが終わっても
参道の石畳には
終電に乗遅れて
ざわついた足音が
見えない檻の中に
取り残されている
祭りの終りの合図を
聞きそびれて
数え切れない
視線の集合が
中空をさ迷い
...
砂浜に続く小さな花に
潮風が囁けば


あの日の
僕らのはしゃぐ声が

遠く、

残響していて




ふいに、

よせる波が
すべてを打ち消した

...
なつかしい夢を見た朝

つらなる妄想と願望に

のどが渇く ひどく

あの人のいない現実と

さっきまで居た、という感覚


纏わりついた汗が一瞬で凍る
もう 外はあおぞら ...
銀色の箱に詰められて
僕らの朝は出発する

おじさんの油の匂いも
おねえさんの香水も嗅がないように
僕らの鼻は退化する


ぎゅうぎゅうに押されても平気です
厚い脂肪が守ってくれます ...
音楽は止まない
それは
人々の指先から溢れるものであることを
私/あるいは、あなたが
知っているからだ

そうして
その熱に触れる度
私/あなたは
それが
ありふれてい ...
無数の光をちりばめた濃紺の空に木々の影が黒々と穴をあけている
木立の間からこちらを伺う者が二つの黒曜石の瞳に北極星を映す
私は一頭のバイソンが荒く息を吐きゆっくり歩いて行くのを目をそらせずにただ見 ...
3つの画面
3人の大人と
3才の子供

他の人生を道具に使う 
輝きを持っているそれを
悪魔の手が握る
悪魔だって必死
 
悪戯な神は
悪魔にだって容赦しない

3つの画面は大 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
地の海砂木自由詩6*09/5/24 23:00
空へkawa自由詩009/5/24 22:47
1000^63こきんこかんしょてん影山影司散文(批評...0*09/5/24 22:38
1000^63個金庫館書店散文(批評...0*09/5/24 22:38
現実の夢智鶴自由詩009/5/24 22:20
俺はそのまま死ぬ気はない(Visions Of War)ホロウ・シカ...自由詩2*09/5/24 22:04
リングリングコーリング伽茶自由詩109/5/24 22:02
夢渡り木崎綾音自由詩009/5/24 21:40
注意報でてますうみとゆう短歌3*09/5/24 21:40
Rainy Monday 9:30am芳賀梨花子自由詩0*09/5/24 21:15
もう、いいだろうか。プル式自由詩3*09/5/24 21:12
kissing gum山中 烏流自由詩1+*09/5/24 20:42
走る 金の獅子瀬戸内海自由詩2*09/5/24 20:41
南の島アハウ短歌009/5/24 20:27
消滅願望長谷伸太自由詩109/5/24 20:21
オウムの歌伏樹自由詩3*09/5/24 16:29
消えてゆくみぞるる自由詩1*09/5/24 16:23
「一員だったのは私達の方だった」Leaf散文(批評...009/5/24 16:07
「夏のはじまり」ベンジャミン自由詩12*09/5/24 13:14
マニラでの数日吉岡ペペロ自由詩1109/5/24 12:56
水没アヅサ自由詩9*09/5/24 12:19
トキの唄sya自由詩109/5/24 11:24
潜水艦のゆめ八月のさかな自由詩309/5/24 11:13
足音フクスケ自由詩109/5/24 10:04
砂のキヲクオリーヴ携帯写真+...1809/5/24 9:50
夏の朝、もう外はあおぞらなのに衿野果歩自由詩109/5/24 9:30
通勤快速、下り方面行き自由詩009/5/24 9:26
チューインガム山中 烏流自由詩3*09/5/24 4:18
グレートスピリットtaznu自由詩009/5/24 3:49
ワンルームで世界を教える酸素の枷自由詩109/5/24 3:43

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