元々
私はワタシという
貴方はアナタという
混じり得ない表層
どうでもいいような
どうしようもないような
有象無象に惑わされるくらいなら
纏わりつくような煩わしさに浸かった日 ...
暗闇に ポツリと灯る ホタル火よ
ホタル火の 光の輪っかに 包まれて
ホタル付き 光るボタンと なりにけり
ホタル火や フラリフラリと さまよいぬ
フラフラと 宙を漂う ホタル火よ
ホタル火 ...
重なりあった
意識や
重なりあった
鼓動が
不意に 離れていって
また
落ちていく
蒼い 闇に
情けはなくて
ひとりを望んだ
僕を 責める
梅雨にうたれながら
名のない暗い橋を渡る
向こう側に行きたい訳でもなく
ただ
濁り始めた広い流れを
見たいため
曖昧に濡れてけむる
遠景を見ようとして
俯瞰ではなく
流れる川の音と
...
パン屋のお嬢さんが
背中をさする手つきで
生地をのばすものだから
もう 薬は要りません
開けては 閉める
逃げ道を塞ぐ
冷えて固まったガラス
透き通る壁の中
発酵したい、ね
...
友達に今度
デートするんだって?
あの子の事が好きなの?
そんなの言えるわけないよ!
どうでしょうね?!
と言ったら、遊びなの?
と言われてしまった。
ご想像におまかせします。
と ...
真っ暗な部屋の中
東に傾く月
かつては私にくっきりとした影を与えてくれたのに
今となっては嗚呼遠く
星座のシャンデリアが揺らぐと歌ったあの日は
こんなに遠い過去だったのかと見上げて思う
...
光 求め緑透けるほど見詰めている
海の音に誘われてゆく雲の先
読書して拾う言葉は貝の殻
泣きじゃくり終わったような青空だ
月青く遠回りした道照らす
時 ...
減給。
幸いリストラにはかからないが、
急な 金銭の変化に
金縛りにあったように
思考が停止する
二人だったときと違う
育ち盛りもいる
5人と2匹の大所帯だ
食欲はなくなり ...
北極星が動かないのは
何故だろうかと考えている頃
地球は静かに回転している
北極星が動かないのは
地軸の延長上にあるからだと気づいた頃
地球はやはり静かに回転している
動いて見える ...
そよそよと緑
つめたーい黒
心地よい青
じゅるっと甘い赤
走り回る黄
かぶと虫の茶色
たくさんの色
夏という字が
憂鬱の憂の字に見えてしょうがなかった
僕にとって夏はまさに憂鬱の季節だった
小・中・高と、ずっと水泳の授業が嫌だった
僕は無類のかなづちなのだ
小学校の時、テストで無理矢理25 ...
いろんな
ガシガシに組みあわさった
知恵のわが
眼のまえにあるけど
なげだすわけじゃなくて
くぐると
自分を打ちつけないで
すむよ
そそろ、そろろ
水分のとんでしなびた
レ ...
東京湾をフィールドとする釣師にとって、アナゴは馴染みの深い魚である。
キスやハゼを狙っていても、日が沈むころになるとアナゴが食ってくる。
防波堤や漁港の岡っぱりからの釣だから、寿司屋ででてく ...
やまいも、そばつゆ、こおり
山芋、蕎麦つゆ、おつゆ、小売
鳥が鳴きますよ。チイーチイーチー地位
俺は鼻血がたくさんついたティッシュを丸めながら
鼻自我、鼻自我、と呟く
「左へ曲がりま ...
こないよ
こないよ
このまま
こないひとになるのかな
って
ぶつぶつ頭蓋骨の中でつぶやきながら
階段を下り
上り電車の風を見送る
制服の女の子が柱によりかかって
携帯を耳にあてる ...
蜂の巣の体で回す日傘の柄
訪れたここそこで我が骨拾う
ミゾオチにポッカリ開く風の穴
フィドルの音に気付く
まぶたが開かないので
夢か現実かは自信ない
つま先が湿っているし
酒のことを考えてみた
急に悲しくなってしまう
大声で怒鳴りたいぐらい
私は一生懸命だったの ...
銀縁眼鏡
磨く前から
粉が飛ぶ
廃墟百年
あるじは見えず
冷やした部屋で毛布に包まる
擬似的な温もりに縋りついて
安心と憂鬱を手に入れて
意味も無く泣いている
夏が始まる。普通の出だしだと、落語で言う枕と呼ばれるところだと、夏が終わる、なんてぇひとさまはよく話を切り出すもんですが、みたいな感じで始まるんだろうけど、残念ながら始まるのは話、そして夏、さらには上 ...
春の夜はいくらか気持ちがいい
ほのかに寒いところがいい
こうして一人でいるのは寂しいけれど
一本のタバコが忘れさせてくれる
落ち着く空気にまばらな光を数え
スモッグで見 ...
寂しいという感情は大切にしたい
人間臭いから
けど心細かったり
悲しくなるのは
やっぱり慣れない
誰かに抱かれたくて
誰かに慰められたくて
それでも孤独な僕がいる
...
何ら変わらずの日常で
朝日が落ちれば会いに行く
明かりが付いた暗い部屋
いつもの笑顔がまた見れる
そうしてPC見つめてた
何回やったかわからない
同じ笑顔を何度も見てた
繰り返し同 ...
蒼茫の光海
耳を欹てる
束帯の衣擦れの音
冠の梳毛
周りは、
相貌さえも不確かな群れ
過去の粗相など
我知らず
塊り
いつまでも騒めく
どこまでも
糟粕を ...
笑っているあの子
黙りこんでいる私
怒っているお姉さん
笑顔がいいね
一番だねとあなたはふつーにいう。
でも笑顔をつくるまでの間
私はどれだけ苦労するだろうか?
笑顔 ...
海辺を散歩して
耳を拾う
かつて貝殻と呼ばれた
それを耳に当てて音を聞く
波の音が消える
大きなその音が消える
代わりに
もっと大きな
大きな音が聞こえてくる
何 ...
生きた化石は大人気だ
ずいぶんと大勢の人が生きた化石好きに見える
古代魚も大人気だ
とにかく深海で/世界の片隅で
ひっそり生き延びてきたイメージがあるらしい
「今」は
いつでも騒が ...
たんぽぽを
ギュッってしたく
なったんだ
まるで君の
ようだったから
本日、バック転日和。池谷幸雄は今頃なにをしてるかどうか、という問いに答えるのは、簡単だ。
バック転をしている。相変わらず。月でもいい週でもいい、大阪人がタコ焼きをほうばる回数より多くバ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
やつがれ、ヤサグレてハードボイルドになり候
Leaf
自由詩
3*
09/6/2 19:48
ホタル&牡丹 (2009.6)
guchi_...
俳句
0
09/6/2 19:39
青嵐
李伍 翔
携帯写真+...
2*
09/6/2 19:25
暗い橋
フクスケ
自由詩
1
09/6/2 19:23
瓶詰地獄(初)
佐藤真夏
自由詩
3*
09/6/2 18:14
言えないよ!
ペポパンプ
自由詩
5*
09/6/2 17:39
June Pride
中原 那由多
自由詩
2
09/6/2 17:29
新たなる地平を求めて・・・
アハウ
俳句
3
09/6/2 16:21
クツクツと
森の猫
自由詩
3*
09/6/2 14:26
「北極星は動かないというおはなし」
ベンジャミン
自由詩
6*
09/6/2 13:50
懐-なつ-
夜恋
自由詩
1
09/6/2 13:01
かなづち
新守山ダダマ
自由詩
3
09/6/2 12:38
やわらかいもの
唐草フウ
自由詩
5*
09/6/2 11:04
アナゴ
MOJO
散文(批評...
1*
09/6/2 10:50
暴力、グラタンえんぴつ削り
清水勇介
自由詩
1
09/6/2 9:51
半袖二の腕考
たちばなまこ...
自由詩
7
09/6/2 9:05
霊魂
アハウ
俳句
2
09/6/2 8:07
悲しきフィドル
キエルセ・牧
自由詩
1
09/6/2 7:00
埃
長谷川智子
短歌
4*
09/6/2 4:38
夏は嫌い
fuchsi...
携帯写真+...
2
09/6/2 3:41
明らかに代謝の域を超えているのだが君はどう思うのか
aidani...
自由詩
6
09/6/2 3:19
変わらぬ故郷
Taka★H...
自由詩
0
09/6/2 2:37
ただ孤独でいたくない
〃
自由詩
0
09/6/2 2:36
初恋が2次元
〃
自由詩
0
09/6/2 2:33
「掻爬」(そうは)
月乃助
自由詩
1*
09/6/2 1:52
笑顔の横で
山口鈴代
自由詩
1
09/6/2 1:52
偽物賛歌
小川 葉
自由詩
1*
09/6/2 1:50
踊るミクロラプトル/トッケイ時計の夜
海里
自由詩
2
09/6/2 1:36
たんぽぽ
中村ちよこ
短歌
0
09/6/2 1:15
クロマニヨンプレイ
カンチェルス...
散文(批評...
4
09/6/2 1:04
4387
4388
4389
4390
4391
4392
4393
4394
4395
4396
4397
4398
4399
4400
4401
4402
4403
4404
4405
4406
4407
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4409
4410
4411
4412
4413
4414
4415
4416
4417
4418
4419
4420
4421
4422
4423
4424
4425
4426
4427
9.12sec.