通りをまっすぐ行ったところに置かれた忘れ物よりもむこう
右へ右へと使われなくなった線路を歩いていくと役目を終えて眠りについた人形がいます
そこには電車と同じで動かなくなった時にだけ優しくさ ...
「この深い泥の中から拾い上げた錆びたマイクで自己紹介です」
胸と胸を押しつけても重なれなくて 鼓動の数は決められていて
灰の舞うプラットフォームを走りだせばほろびる前の ...
俺みたいな人間にも社会はおせっかいで
別にいいって手を振っても
なにか言って巻き込んでくる
橋の下で寝ているだけなのに
空は馬鹿みたいな青
なさけない
ああ、なさけない
...
「それはダメ!」
そんな声を出してしまったものだから、いぢわるな彼はますます面白がって、手に持っているノートをパラパラと眺めた。
「うわー、きったねー字だなー、いつの?」
「十五歳の時の」
...
そうめんたべて
日が暮れる
だらりの夏
空は高くてあっけらかん
海は遠いね
きらりの夏
夏休み入ったら
なかなか会えない
ふわりの夏
じっと睨んで
捕まえちゃる
ギラ ...
いやに煙くさいので
ジューサーは目をあけると
驚いて動けない
火があちこちで燃えている
ジューサーはそばに転がっている
オレンジに緊急事態をうったえた
オレンジも目をあけると
驚いて動け ...
触れてくれなくても
囁いてくれなくても
ちがう子を
見ているとしても
私は
わたしは
あなたの隣に
いたい
いたい
旅に出るときがあるとすれば
あかるい5月
校舎からブラバンの練習
球を打つ高い音
スプリンクラーの音
横切るツバメ
ポップコーン買って
炭酸ジュースも買って
旅ってどこへ?
分か ...
逃げ道は作るものだからね
そんなことに
労力を費やしたくはないからね
逃げ道づくりはごめんだね
あたしゃ職人には
ならないよ
◇
罪も作るものだね
そりゃあ ...
透明なきもちになりたくて
見あげた空は青だった
よく晴れた
雲ひとつない青だった
春の匂いはまだ冷たくて
透明な
青の真下は
なお冷たくて
見つからない意味の底 ...
落日の都は燦然と輝く
埋もれた過去は地平線に映えて
私もいつかは塵芥となり
風に消えゆく
その時
私は叫ぶのだろう
生きた、と
私は生きていたのだと
...
豆腐と女人は舌で扱うべし
舌を云々するには ハート が不可 欠だ
いでえよ! → あべし
骨のないものは 死ね
骨があっても とろけて 死ね
近頃の歪んだハート ...
きまってくちびるを かみしめる
きみだから なみだなんか
みせて くれない
どれほどの
思いなの
ただ 知りたくて その悲しみは、
きみのやさしい心を おおった
なみだの表面積 ...
東の山の泉から
湧き出た水が川となり
私の足を洗いながら通り過ぎていく
手を伸ばし足を伸ばして
はね上げた雫が
遠い記憶の影を照らした
私は鰭をもっていた
水の中で息をしていた
...
雲一つ無い晴天は私の心を曇らせる。
余りにも清清しい青は、私に逃げ道を与えることなく迫り来るからだ。
今朝はそんな空の下、いつものように高い塀に囲まれながら朝礼をした。
一日のうち ...
神様はいない、なんて思ったりもした。だっておかしいじゃない、神様がいるのなら、どうして私の右手を動かなくするの?
でもね、最近はね、ちょっと違った考え方もしてみるの。例えば、素敵な曲を奏でる、あ ...
今年もまた
団扇の群れが
空を渡ってやってくる
地上では
とぼとぼと
室外機が歩いてる
生ぬるい息を漏らし
家々を訪ねてる
血のつながりや友情
愛よりも大切な
絆の ...
お別れの日なのに
ホームは暑いし
蝉はうるさくて
機嫌の悪い
顔をしてしまった
じゃあね
手を差し出すのが
精一杯なのに
閉まった扉に
遮断されて
あははと笑った
早 ...
はい、、、
いいえ、、、分かりません。
いえ、はい、、、、、、すみません。
いつ頃だろうか、詩の世界に踏み込んだのは、、、
そうだった、、、
右も左も分からなかった。
手探 ...
思い出の一つすらどこにもないからかもしれない
換気すらしていないうえに
めくってみるその単行本は汚く
雑誌は忘れ去られた時代のものだろう
どこかにむけてとにかく歩いていこうと思った
...
私はいつも考え続けている
寂しがりやでいたい私は
そこに私の指揮者で
怒りは頭の中にあった
流れていない音楽が流れる
どこにあるのだろう 本を指で 私ではなく
めくっていたい そして ...
こっそりベッドを脱け出して
({ルビ嗄=しわが}れたシャツのまま)
音をたてないように
(ドアノブを引いて)
土手へと向かう
(ホテルから見えた)
暫く歩いた
(犬が見て ...
言葉の羅列が
どれだけ
僕の頭を締め付けたって
どれだけ
整然とした考えが
僕を順番に殺そうとしたって
僕は
結局
自分で死ぬこともできない
どれだけ
どれだけ
死を ...
窓辺の水槽
眺めては
綺麗な 光の屈折を
想い出して
山ほどの 不安 と
身を切るような さみしさ に
永遠の 闇 と 月の光 を願った
{引用=おまえ
なまえなんていうんだ?
わんわんしかこたえられないんなら
いぬっころでいいか?
べつにばかにしているわけじゃないんだ
ポチとかじゃありふれてるから
いがいせいをねら ...
寿司屋っつったって
回転寿司だよ
仕事おわってさ
仕事ったって郵便配達の
しかもアルバイトだったさ、当時
しかしこれが夏真っ盛り
炎天下でヘルメットかぶって
制服着て
汗かいてしかも残 ...
でも自分は醜い。
でも好きなの。愛するあなたのことも、花咲く樹も。
愛してるわ。涙が出るほど。
切傷のように震えた呆然の午後、路上で渇いた迷いミミズの跳ねる光を右目で受けて
どこかで聞いた歌の一節を思い出そうとしていた、結果として叶わずともいいような、そんな願 ...
名前も知らない私達はいつも
同じホームで、同じ空を見ていた
ただただ何も映さない瞳で
夏を知らせるのはいつの日か
先生でも、カレンダーでもなく
飲料水の広告となっていましたね
満員 ...
【LETTER】
誰かも知らないあなたから届いた手紙――
そっと封を開くと、砕けた心が
ガラスの破片のように零れ出てきた。
けれどもそれは、
決して私 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
真夜中の魚
e.mei
自由詩
18
09/7/16 19:18
修理
しろいろ
短歌
6
09/7/16 19:18
青い空
udegeu...
自由詩
2+
09/7/16 18:38
左手で書いたノート
光井 新
散文(批評...
2
09/7/16 17:45
だらりの夏
うめバア
自由詩
1
09/7/16 17:39
ジューサーとオレンジ
ふるる
自由詩
6*
09/7/16 16:15
たとえあなたが
cass
自由詩
2*
09/7/16 16:06
あかるい5月
ふるる
自由詩
6*
09/7/16 16:06
絶滅危惧種
千波 一也
自由詩
4*
09/7/16 15:38
五月の教室
〃
自由詩
2*
09/7/16 15:37
落日の都
まさたか
自由詩
3
09/7/16 13:59
ホクートノワスズ@麻雀吸血&回春録
zihan
自由詩
0*
09/7/16 13:16
悲公式
月乃助
自由詩
8*
09/7/16 9:21
海とノスタルジア
照留 セレン
自由詩
2*
09/7/16 8:50
地底刑務所の生活
きゃとる
散文(批評...
1
09/7/16 8:36
お母さんの涙
光井 新
散文(批評...
1
09/7/16 5:59
夏群像
小川 葉
自由詩
3
09/7/16 5:56
通り雨
未完
自由詩
5*
09/7/16 5:43
「はい」と「いいえ」と「いいえ」と私。
松元奉久
自由詩
0
09/7/16 3:23
喫茶店で
番田
自由詩
1
09/7/16 2:55
本
〃
自由詩
1
09/7/16 2:55
地球の子
瑠王
自由詩
3*
09/7/16 1:58
(笑)
ポンテク
自由詩
0
09/7/16 1:25
宵
李伍 翔
携帯写真+...
2
09/7/16 1:14
「いぬっころ」
ベンジャミン
自由詩
8*
09/7/16 0:56
寿司屋の生ビール
ふくだわらま...
自由詩
3+
09/7/16 0:41
世界は美しい
アサギ
自由詩
2
09/7/16 0:20
旅立ち、と未熟が吹かしたがる
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
09/7/15 23:44
名前も知らない
アズアミ
自由詩
1
09/7/15 23:39
LETTER
綾瀬たかし
自由詩
0
09/7/15 23:05
4388
4389
4390
4391
4392
4393
4394
4395
4396
4397
4398
4399
4400
4401
4402
4403
4404
4405
4406
4407
4408
4409
4410
4411
4412
4413
4414
4415
4416
4417
4418
4419
4420
4421
4422
4423
4424
4425
4426
4427
4428
加筆訂正:
地球の子
/
瑠王
[09/7/16 10:03]
少し訂正しました。
4.41sec.