僕と
彼女は
横に並んで座っている
彼女の手に
もう一度触れてみようか
彼女はそ知らぬ顔で両手を隠した
交差点を
ひとつ ふたつ 通りすぎていく
貝のように閉ざされ ...
東の山でテロルがあった
火のないところに煙がたった
晩秋の寒さの中ですぐに鎮火したが
不審火は続く
人気のないところからも自然発火する
空は雲を重ねて黒く笑った
風は目を光らせて時を伺 ...
昔、好きだった誰かがそう望んだ先に
今の私があって
そう、そのまま生き続けただけ
「もしもし、もう時は変わっていますよ」
人通りの多い道に置かれた自販機で、その言葉は買えた
...
芝の上を歩き続けて
誰も道を
自分自身にもっていく
感じるような青さの
続く緑はどこまでも
飲み続けたラムネを
思う気分は
吸い込まれていく色で
満ちたそんな中に
深海のサメ ...
風が止まったら
外にでて
あの時忘れてきた貝を探そう
二人で
手を繋いで
夜はまだ少し冷えるけど
懐中電灯に
砂と蟹を照らして
波の音
虫の音
ひいて
かえして
ないて
鳴く ...
あたしの口のなかは
キズだらけだった
あたしの舌はとげとげで
痛むキズをなめれば
あたしの口のなかは
ちだらけ
ほら
ちだらけなのよ
だれか
だれか
キスして
この雨は
誰の涙なのでしょう
傘もささずに
わたし
悲しいほどに
濡れてます
何もないことの
咬み痕、きみ
はそれを頼りに
我に
返って、わたしには
ふたつの咬み痕が残った
解読する、
きみの名前を、数え
切れない
ものは
数えない、きみに口づけ ...
ゆらゆら
ゆらゆら
ブランコ乗って
ゆらゆら
ゆらゆら
上の空
我に返れば遅い夕焼け
君との約束信じよう
ゆらゆら
...
【黄昏ゆく中で】
これからは振り向かずに歩きましょう。
何処かで聴いた唄みたいに
別れの言葉を残して消えた、あなたの後ろ姿
風に吹かれてたたずむわたし ...
カミナリが紫白いろに夜を暴いて
さなぎのなかの
生物を見るような緊張を散らした
あなたのことをしばらく想う
宇宙船にのりこんだ
おおぜいのなかの二人になっていた
...
もしも右手と両足を失ったら、君は気遣ってくれますか。あなたが持っていて僕にないものを見て、胸が締め付けられるような思いになって目を伏せて、やっと口を開いてできる限り僕に届くように君なりの、慰めの言葉を ...
虫の宇宙は水陸空
初夏にはもぬけのからばかり
ヤゴ、せみ、アゲハ、カワゲラ、等々
初めての空を飛ぶために
羽化は専ら月の白夜に
細い触手のカラスウリ
鬼灯点した提灯市と
朝顔だったら ...
いらないんだろうか 私
と言う 不安げな顔
いるもいらないも 元がね
無くなるかもしれないんだし
と から元気全開で労働
誰にも言わないで
言っちゃいけないよ
そう言ったのに
どこ ...
宇宙の法則
地上の法則
からくりはきっとある
からくりがきっとある
からくりを探している
この世はからくりでできている
探してどうするのか
どうもしない、好奇 ...
とくんとくんと 夜空から鼓動が耳に届いた
とくんとくんと 光の花が咲いては散って
とくんとくんと 私の胸に花が咲いた
♯
胸に植えられた花は 夏の思い出をいっぱい抱きし ...
岩本町駅は秋葉原駅のすぐ近くにある
けれどアキバ地区の裏にあるから
いまひとつ道を覚えられない
乗り継ぐ時は一抹の不安を感じながら
未だ見知らぬ街を抜けて
岩本町/秋葉原駅を目指している ...
源氏物語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
源氏物語は、平安時代中期に成立した、日本の長編物語、小説。
現在では、児童ポルノ法適用作品に当るとされ一切の公開が禁 ...
私の心臓は
いつもパニックを求めてる
あの冷たい深海に溺れる感覚を求めてる
今日は気温が18℃もあってあっつかった
電信柱から汗がつたって
水たまりが、また少しだけ大きくなっ ...
ばかみたいに
きょうも朝起きて、
ごはんをたべて、
規則正しい機械に乗るの。
ばかみたいに
せんせいのは ...
肉と霊との弁証法なりやヒトの進化
夕陽 街を化粧してダリア眠る
虹 始まる所のないしょ話
フランダース。
風呂上り、PCの電源を入れたと同時に。意味不明。
ぼくの乗ってる大きな船
生まれたときには乗っていた船
どんな名前のどこの海を
進んでいるのかぼくは知らない
ぼくは芋を剥いている
船底の小部屋で腰を掛けて
芋を剥くのがぼくの仕事
ぼ ...
奥歯ではじけた砂の音
うち寄せる波が
汚れた心も洗い出す
恋の始まり
誰にもバレずに
味わう秘密
破裂しそうな雲を
見てると
君を思い出して
隣の君は上の空
君と君の間に
...
穏やかな波がわたしを襲う
安心してゆだねきっていた
わたしの過失
死んでしまった貝殻に
疑いを隠していた
ここは、なまぬるい
それは、
時にあた ...
はんぶんの優しさをください
背中の割れた
脱け殻でもよいので
*
すいかの臍に
耳をあてれば
野菜であるという宿命を
粛々と背負う
胎動がきこえる
まだ生まれてもいないの ...
心は死んで あいつは
墓の中で薄れながら しんなり笑っていた
電車は定時にきっかり訪れ
我々の事情も知らぬまま また
また 繰り返す
毒を盛ることなどや ほか 様々なこと
を 試みに ...
真夏にありて
人ありて三三五五と群れておりイングリシュ・ガーデン
妻と来にけり
夜がきて大輪の花咲きにけり妻の手植の夕顔白し
百貨店妻と二人で選びたる白きサンダル福音のため
俺はいま、おかずになる画像を探して
ネットの海をさまよっている。
さまよいながら、また、こんなことを考える。
人間は、どうしようもない生き物だ。
意味もなく殺し合い、 ...
傾いだからだに弾みをつけて
くるくると舞い上がる、塀のうえまで
そうやって見つけた世界はどうだ
透明な灰色というものが
こんなにも美しいものだと知った
浜辺にころがった薄汚い小石を
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
道
沢村 俊輔
自由詩
3*
09/7/20 7:03
小説『石川少女』
オイタル
自由詩
4*
09/7/20 6:20
賞味期限(改)
伏樹
自由詩
1*
09/7/20 3:35
プール
番田
自由詩
0
09/7/20 2:50
夏の鮮明
秋也
自由詩
1*
09/7/20 1:19
キズ
cass
自由詩
2
09/7/20 1:10
俄雨
小川 葉
自由詩
4
09/7/20 0:58
何もないことの咬み痕
こもん
自由詩
5
09/7/20 0:40
ブランコ
伽茶
自由詩
2
09/7/20 0:26
黄昏ゆく中で
綾瀬たかし
自由詩
1
09/7/19 23:19
宇宙船のふたり
吉岡ペペロ
自由詩
7
09/7/19 22:48
優しさという名の×××
キタノ
自由詩
0
09/7/19 22:38
短冊と落とし文月/虫宇宙
海里
自由詩
2
09/7/19 22:21
コントロール
砂木
自由詩
7*
09/7/19 21:40
からくり
吉岡ペペロ
自由詩
4
09/7/19 21:38
花火の鼓動
志賀羽音
自由詩
1
09/7/19 21:06
新宿線
kauzak
自由詩
8*
09/7/19 20:42
鉄鼠の名前
風見鶏
自由詩
2*
09/7/19 20:35
いつもパニックを求めてる
ひとなつ
自由詩
1*
09/7/19 20:13
満員電車
奈須 好古
自由詩
0
09/7/19 19:54
虹
アハウ
俳句
0
09/7/19 19:48
本日の独り言 その十二
A-29
自由詩
2*
09/7/19 18:58
芋剥き
ふたば
自由詩
2
09/7/19 18:55
『夏の虹』
海 猫
自由詩
2
09/7/19 18:42
まどろみと日常
百瀬朝子
自由詩
4*
09/7/19 17:41
ぼくのなんかなんにもない
ことこ
自由詩
10*
09/7/19 17:03
灼熱の季節
熊野とろろ
自由詩
1*
09/7/19 15:50
真夏にありて
生田 稔
短歌
0
09/7/19 15:49
見つからない。
Ohatu
自由詩
2
09/7/19 14:34
ある、幸運な人
八月のさかな
自由詩
0
09/7/19 14:10
4388
4389
4390
4391
4392
4393
4394
4395
4396
4397
4398
4399
4400
4401
4402
4403
4404
4405
4406
4407
4408
4409
4410
4411
4412
4413
4414
4415
4416
4417
4418
4419
4420
4421
4422
4423
4424
4425
4426
4427
4428
加筆訂正:
ポル・ディオス
/
ふくだわらまんじゅうろう
[09/7/19 22:57]
書き直してみました♪
5.79sec.