理想は難く
現実は易しい
理想を捻じ曲げ
現実をこなす

まずいと思っていても
遂行しなければ
ならない
時もある

心が痛む
時をやり過ごし
現実をこなしてゆく
ゴメンナサ ...
大事なものが見つからない

デッサンのときも
カラーリングのときも
いつだって必要なのに

大切なものが見あたらない

モデルを決めるときも
アングルを決めるときも
いつだって必要 ...
リアルに見える鏡に立ち向かう猫


気がつけよ
鏡だよ


それを見つめる





刷り込まれた感覚半分





現実とは

...
 
 
わたしは幼い頃
祖父のことを
タキモトさんと呼んでいた

しばらく年を経て
生まれた妹も
タキモトさんと呼んでいた

時は過ぎ
わたしの息子が
わたしの父を
タキモト ...
僕ら離れている
そこにきみがいるのか見えない
歩いている人影が見える
声はまだ聞こえない
風に髪がなびくのが見える
きみか と確信する
呼ぶ声を聞く
まだきみの匂いを感じない
見つめる ...
 朝の庭は

 淡い彩り

甘い匂いを

ほのかな空に

夢見る花は

 微風に揺れ

ふわり

ゆらり

 羽ばたいて

蝶よ
...
 道中出会った黒人の少年は痩せぽっちのチビだった。
 手足がやけに細く、その癖黒人特有の光沢と張りのある肌。縮れた髪の毛に薄い唇。衣服は支援キャンプで配布されている、年齢に不釣合いな大人用のものをず ...
きみは、知っていただろうか
終わりのない、四月の午後
ぐっすりと眠る、きみのひたいに
ぼくの夢は、文字をつづる

きみは、知っていただろうか
森は、とうとつに、緑の下着をまとい
ふりむく ...
行雲の下(もと)
海が
寸秒の間に、退(すさ)る
午後の
光の浜は凄艶
眩(まばゆ)い砂子の煌き
陽の中に蹲り
精悍な裸の女は切歯(せっし)
焼けた亜麻色の太い隻腕を伸ばす
水平線ま ...
タバコに火ひととき針を消え見てた


マルガリーテバイオリン指示弾け暗く


黒い死が風呂ミルク中にフーガする
 
 
好き
 
嫌い
 
憧れ
 
憎しみ
 

 
 
全ては紙一重
 
 
感情はとどまらないから
 
人は
 
いつも不安の中に在る
 
ピンクの小石が落ちていた
小石を拾いあげて
進行方向に投げるのも
空めがけて上にほうるのも
つまらないと地面に叩きつけるのも
あなたの自由
問題は
犯した行動に
あなたの欲をいくらの濃 ...
泣いているのに怒られて
今必要なのに
欲しい言葉はくれない

罵倒して優越感

これが私が欲しかった形なのか

違う

全然違うよ

これだけ一緒に居て
私はあなたの心の片隅 ...
しないほうがいいのですが

彼は決まって 付け加える

いずれそれに感化され
まわりのやつらもいうようになった

これでは仕事が はかどらないと
上司は彼を追い出した

彼はただ ...
恋の仕方なんて忘れてしまった。

私はいつも
その人が誰かのもとへ行ってしまってから、
自分の抱えた想いに気付く。

恋の自覚なんて、忘れてしまいたい。
通り雨が過ぎて夕暮れ
虹が出ないかと窓を開ければ
そもさん せっぱと 
がなりたてる小学生が
傘を差したまま歩いた
歩道橋が見えた

やることがないので
テレビは壊れたままで
修理に ...
土煙りの中から少年と大男と若い女が現れた

少年と大男は同じ鳩と繋がっていた

若い女はこの世界の法則の例外を

そんなこともあるのかな、程度にしか気にとめていなかった

大男の右頬か ...
「 蝸牛 」 


目まぐるしく迫り来る日々は気だるく

居場所を見失いそうなほどの静けさに戸惑いながら

傷だらけの両の手で

決して届かぬ銀色の夜空を掻きむしる。

...
「どうしたの?赤土みたいな顔をして」元気だなんてとても言えない


もういいよ電話もメールもやめようぜ言った奴から「アド変ヨロシク!」


空箱にカマキリ飼っていたはずがいつの間にやら ...
車がたくさん通る
高速道路のトンネルに
住んでみたい

非常電話の扉の中
さらにその奥
誰にも開けられない
硬い硬いコンクリートの内側
誰にも見つからないように
こっそりと部屋を作っ ...
さようならと言うことが
お別れではないように
決められた夜明けは
訪れないのです、私の朝に

どんな明日が来るのか
誰も知らないから
眠れない夜も
夢見る眠りも
明けてしまえばまぶし ...
両手でふたつ
チョキを作って
横に寝かせて
ハンカチをおさえてみる
真ん中がふくらんできて
光る球体がしみ出してきたなら
これは夢
真ん中がしずまったまんまで
外ではせわしく青 ...
つめを噛む
黙っていてものびてくる
そのつめを噛む

噛み切ったぎざぎざの切り口を頬にあて
自らを削ぐように滑らせるとき
痛みとともに描かれる白い線には
まるで罪などないのだ ...
じゃがいもときゅうりとにんじん ばあちゃんの「ポテトサララ」をゆっくり食べる


火星から来たのねきっと 突然に怒る男をぼーっと見てる


ドキドキと汗で疲れて起きた昼 破れんばかりの夢を ...
予定のない日曜日
雨続きの週末
部屋の隅あぐらかいて
六弦をいじり回す
干せずに湿った布団みたいに
身体がひどく重いんだ

代わり映えない毎日
部屋を満たす湿度
そのせいか愛猫は
...
  泣い て いた


多くの人が泣いていた
でもこんな羽毛のような悩みで泣いているのは自分だけだと
また多くの人が そう確信して泣いていた
自分だけだと  確信して泣いて


石の ...
小学校から帰ったぼくに
「今夜はお母さんの店で夕食だぞ」
と微笑みながら次兄がいう
長兄が帰ってきたところで
兄弟三人で冬の夕方の千住の町を
母の店に向かった

今夜は母と一緒の夕食だ
...
2005年にウエノポエトリカンジャム3という
野外で8時間ぶっ続けで約80組が出演し
詩の朗読をするというイベントの
実行委員会の代表をやらせていただいた。
3というのだからそれ以前に2001 ...
                 改090603


宇宙を旅する
きみの悲しみを
微惑星が消し
抑えがたい憂いは
彗星の尾が運ぶ
激情は、爆発誘発溶融
火球を吹き飛ばす勢いの
遊 ...
オルテンシア、幾千の折り紙細工
集球は毬つき
ばよんぼよん
ひも付きではない枝付きの水ヨーヨー

けれど気をつけなければ
あじさいの葉裏はそれだけで{ルビ聖域=アジ―ル}

ヘアリーな ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
理想と現実ペポパンプ自由詩6*09/6/4 12:03
だから私は描けないみっきゅん自由詩0*09/6/4 11:15
リアル北星三天自由詩0*09/6/4 10:42
タキモトさん小川 葉自由詩109/6/4 8:25
ディスタンスtaznu自由詩109/6/4 8:24
少女柊 恵自由詩9*09/6/4 8:15
アメリカンマシンガン&アフリカン影山影司散文(批評...109/6/4 4:26
四月非在の虹自由詩109/6/4 4:00
千言万語月乃助自由詩1*09/6/4 2:36
余韻響K.SATO俳句109/6/4 2:36
紙一重の感情次元☆★自由詩009/6/4 2:16
シュミレーション フィテッシュ秋也自由詩1*09/6/4 1:46
ビー子くゆら自由詩109/6/4 1:20
ただ、なるがままにpur/cr...自由詩0*09/6/4 1:15
ため息むくげ自由詩209/6/4 0:50
飛んでいった昨日pur/cr...自由詩4*09/6/4 0:48
NO!吉岡ペペロ散文(批評...309/6/4 0:38
蝸牛ae96自由詩009/6/4 0:24
窺いゆうか短歌2*09/6/4 0:20
望んではいけないことチアーヌ自由詩609/6/4 0:19
わくらばたりぽん(大...自由詩609/6/4 0:07
clothingあすくれかお...自由詩4*09/6/3 23:30
「つめを噛むのをやめなさい」ベンジャミン自由詩5*09/6/3 23:30
いつつ 初夏のうたはちはちよん短歌3*09/6/3 22:51
予定のない日曜日衿野果歩自由詩209/6/3 22:48
部屋とKETIPA自由詩0+*09/6/3 22:47
冷えたカレーライス殿岡秀秋自由詩809/6/3 22:46
ウエノポエトリカンジャムと詩について 1馬野ミキ散文(批評...13+*09/6/3 22:02
偽物賛歌あおば自由詩10*09/6/3 21:54
踊るミクロラプトル/紫陽花は何歳?海里自由詩109/6/3 21:20

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加筆訂正:
四月/非在の虹[09/6/4 4:02]
語句修正
8.95sec.