なんだか懐かしい晴れ間 太陽のもとなのに水の中のような
切り落とした断崖から現れたのは夏だった
緑は黄色く笑い 雲は水の空にとけてゆく
遠くで見ている陽炎が意識を惹きつける

  誰かの窓で ...
太陽が沈む夕暮れ
暗闇を捕まえに時の間をすり抜けて
秘密の場所へご招待
有難う 左様なら
貴方の声が響いたなら
会話など無意味で

小さく笑った貴方が
朝焼けから逃げるように走り出す
...
あたしの
こころの

キレイなとこだけぜんぶ

あなたにあげるよ

受け取ってくれなくても
なるようにしかならない
というのは
都合のいいもので
ときには放り出された闇へいくためのことば


可愛い名まえをみて
消えてしまいたいと願ってしまう
手をついて
ショーウィンドーを ...
月夜にあのこは変化する
みまたの槍もつライオンに

紙で包んだ かみそりを
ぼくに渡してくれたけど

いつまでまっても、どこからも
一粒の血さえ滲まない

猫にまじないかける時
...
夜明け

目が覚めかけて
うとうとしたまま
窓辺に寄る

朝の蒼が
とても深くて

ぼくの眠りを
追い払っていく

わかっているんだ

イマジンみたいな世界は
どこにもな ...
かゆい。
また蚊に刺されたのかと足を見ると、数日前に刺された場所だった。
昨日もおとといも忘れていたのに…

蚊は血を吸う時、まず六本の麻酔針を刺すらしい。
血を吸う針をいきなり刺すと人間に ...
きみの濡れたココロが私の頭に咲いた黒い花を溶かすように
きみを汚してゆく僕の肋骨をどうか赦してほしい

改行キーが見つからなくて
仕方なくクラクションを鳴らすのだけれど

蝉の声は今や猜疑 ...
枯れ広野 孤独立つ影メモ一つ


楽土暮れ帰る鳥らの透ける羽根


風切ってショーウィンドーを姿見に


呟きが5・7・5を繰り返し放て鳩


蔓草の枯れたそばからフェンス錆び ...
雨の夜のアスファルトでは
光も熱帯魚みたいに濡れている
迫り来てよぎり過ぎ去り遠退く
赤い、黄色い、無数の鱗が目に入って
濡れるしかなかった視線が水性インクとなって
雨の夜に、明るい ...
素敵な朝ごはん

ねえ、今朝はとってもすてきな朝で
あなたがいたらと思ったわ
僕も同じ事を考えた
君と同じことを思った

窓から射す冬の日差しに僕は
カーテン越しに目を伏せ
君と同じ ...
こぼれ落ちそうな夢のカケラを

拾い集めて君は笑った

振り返らずに歩けるように

泣きそうな顔で 僕は笑った

「バイバイ。」



カバンの中には重たい荷物

大切に抱 ...
ごらん
朝が来るよ
眠れない 君にも
遠い 何処かの
青い草原

山の端が
やがて
ぼんやり浮かびくる
夜が
隠してただけさ

きのう
うまくいかなかったこと
もう一度
...
疲れていると
苦悩もなく何か
それだけになっていくようだ どこか
内を見る車窓に ぼんやりと

行くわけでもない 自分の
楽しまされた
体の流れ出されている
景色の

きらめいてい ...
夏川の少年

水面に闇! 奥には影!
恐怖がそこにある

足がすくみ、飛べなくなる

でも、勇気が見えた

飛べ! 一瞬の間に
永遠にも感じる間

目の前を何かが過る
それは ...
偶然に偶然が重なって、詩のボクシングを高知県で見てきました。
そして、地方都市でももっと都内に負けない朗読会を行なってほしいと思いました。

7月26日に書くワークショップを高知県高知市で行ない ...
土曜のプロペ通りで知り合いの車掌さんに出くわす

久しぶりの笑顔を見てこの人の唇が閉じているのを見たことがないと思う

煙草を吸う部分の歯と歯の隙間だけ黒く染まっていて

一緒にいた彼女は気持ち悪くて ...

夜の間
やわらかく曲がりくねって
遠いお伽の国へと繋がっていたレールは
朝の光を浴びた時にはもう
冷たく固まって
駅と駅とを繋ぐ
当り前の鉄の路へと戻っている
包装紙から出したての ...
「ムササビはセックスした後の精子が固まって栓として膣を塞ぐらしい。次のオスがセックスするときはコルクみたいなペニスでその栓を引っこ抜くのだそうだ。人間の精子もそんな風になっていたら、浮気とか離婚とかが ...
夕飯のあと
残した刺身を生姜醤油に漬けて冷蔵庫へしまう
こうしておいて翌日に
焼いて食べると美味しいというのは
母に教わったことだ
そういえば結婚して引っ越す当日に
母がお餞別と言っ ...
君は覚えているのか?

天と地の間に宙ぶらりんになりながら、横目で見たブランコの鎖を。
その色合いを、その時の風の香りを、その感触を。


君は覚えているのか?

十五年前の今日に食べ ...
新しい変革を求めて

探すのはナポレオン

いったい彼の辞書には不可能という言葉は

載っているのだろうか

悲しみを越えたらそのさきに

何が待っているのかな

一回だけ叶う ...
蝉の声痛すぎて
ロックのような雑音で
上書

罪の汗流したくて
気障ったらしいクーラーを
停止

脳味噌痺れ切って
言葉の切れっ端が散乱するも
放置

胸の奥乾き切って
...
きっとね、
あなたがそこで生きていていいという理由がないのとおなじくらい
あなたがそこで生きていてはいけないという理由もないのだから

そこで力強く繰り返している心臓の鼓動をさえぎらな ...
きらめきよ(この期に及んで)-
--And you've loved me like I was your brother--



きらめきよ きみのなかぼくのなか
呼応するきらめきよ
...
とんでもない。
みんな統べてひとつの原子
元を正せばただの粒子

あたしたちなんて、ほんの世界の塵に同じで
まるで生きているのが奇跡みたいだと思い込んでいるけれど

生きているのか
生 ...
飴玉こーろころ。
水が飲みたいんだ。
あぁ、ラジオがむかむかする

もう誰とも話したくないや
彼女と一緒に早く飲みに行きたい
そうだ、ドライブに行こう
まっすぐな車が、すこしでも気分を晴 ...
暦を焦がすようにして
君を忘れていきます

久しぶりに私の想像するところ
君は今でも顔の前で手のひらを上に広げて
風を乗せたり散らしたり
不明瞭な気配を集めたりして
今日を楽しんでいるの ...
beauty in the library

長い黒髪を微かに揺らして
あなたは笑った 僕の目を見ずに
「私はそれほど若くはないの」と
時の隔たりをグラスに溶かして
夢など見ないという素振 ...
僕にはとても ちからなんてなくて
可愛い君ひとり 救うことができない

誰かを救えるなんて そんな思い上がり
ばかみたいだよね にんげんなんてさ

つかったり つかわれたり
ひろったり  ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夏のヴェランダから瑠王自由詩4*09/7/28 15:21
ハートミツバチ自由詩4*09/7/28 13:58
プレゼント風音自由詩509/7/28 13:13
_唐草フウ自由詩9*09/7/28 12:57
ら・せん か・せん竜門勇気自由詩4*09/7/28 12:19
イマジン風音携帯写真+...209/7/28 12:02
蚊の麻酔ゆでたまご自由詩009/7/28 12:01
草いきれジャイコ自由詩209/7/28 11:48
推敲 09・2〜3アハウ俳句209/7/28 9:15
魚類の夜A道化自由詩1009/7/28 8:14
素敵な朝ごはん瀬崎 虎彦自由詩209/7/28 7:32
バイバイ。1486 1...自由詩1*09/7/28 7:14
夜の君にuminek...自由詩5*09/7/28 5:38
車窓番田 自由詩009/7/28 4:02
ダイブ!!夜恋自由詩009/7/28 2:25
高知県で詩のボクシングを見た。自分がまったく活動していないこ ...イダヅカマコ...散文(批評...3+*09/7/28 1:44
ヤニにやザ・凹凸目目携帯写真+...109/7/28 1:38
ドア、閉まります吉田ぐんじょ...自由詩1109/7/28 0:52
ムササビとマタタビ木屋 亞万自由詩3*09/7/28 0:42
ファミリア吉田ぐんじょ...自由詩2409/7/28 0:00
きゃとる自由詩109/7/28 0:00
フレミングの指す3つこめ自由詩709/7/27 23:46
夏の罪nonya自由詩9*09/7/27 23:30
イトナミ神無月まりあ自由詩409/7/27 23:15
きらめきよ(この期に及んで)-JTO自由詩209/7/27 23:06
瞠目eagle自由詩109/7/27 22:59
カタルシスまぁや自由詩109/7/27 22:55
手紙松本 涼自由詩509/7/27 22:53
beauty in the library瀬崎 虎彦自由詩209/7/27 22:43
僕の言葉は意味を成さないジェイアール...自由詩309/7/27 22:42

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