二十四時間操業の工場で
一年前と同じスケジュールを働いた
一年前が二年前でも
三年前でも五年前でも
十年前でも同じであり

今日は雨が降っている
傘の影
右と左
交互に前に出る
汚 ...
                  090718



三日月

常駐!

雷注意報が
茨城県に出ている
関東地方が荒れ模様
スクールバスのエンジンを掛けて
少しだけ暖機して ...
 
 
メモらないと
覚えられない
言葉がある

メモっても
覚えられなくて
見直すたびに
ぼんやりしてしまう

詩人になればよかったのに

その人の仕事だけが
いつまでも ...
ひらがなを読みはじめたころだ
ぼくは母と一緒に千住の街を歩いていた
街角の壁に貼ってある
映画のポスターには男の人と
女の人の顔が描かれていた
そこに読めない漢字
「あのじはなんとよむの」 ...
人が生まれて、生きはじめる。
川が生まれて、流れ始める。

人生の区切りがあって、馴染んだ人と別れ、新しい人と出会う。
支流への分かれ道があって、今までの流れと別れて、新しい流れに入る。

...
 冷たい虫が脳の中を泳いでいる

 足を大蛇に巻きつかれる
 締め上げられる
 丸飲みされていく

 柳が風にゆら揺らいで
 人影が立つ

 海へ入ると息 ...
日本ダービー。有力馬の一角を担っていた彼に跨っていたのは、デビュー3年目にして弱冠20歳、ダービー初騎乗の中舘騎手だった。
返し馬を終えてスタート地点に戻ってきた中舘は、慌てて担当厩務員に告げる。
...
言葉がつきるまでならいってみる
重いバッグを腰にして
鉛のように思いをラクダで運び続け

青空の中に目指すように進んでいく

どこかへと前へ
そんな風に歩き続けて

ピラミッドで化石 ...
夏の十字に光が入れば
胸骨に取っ手
きみの窓だ

浸した腕で開く
引くもの、押すもの
両開き、押し上げ式の
様式は様々で
一度なんて
きみの皮膚全てが一つの窓だった

窓の向こう ...
 
 
 
【追憶のアリア】



 こんなにも冷たい闇の中では
 少しだけ記憶の扉をあけて貴方の夢を見ます
 月の調べが聴こえたなら両手をひろげ
 胸の苦しみも高鳴りもすべて受け ...
 世界はいつも濡れていて 陽射しが人々を焼こうともすぐ隣では雨滴が垂れていました


 四月 世界の中心 学校の工事は水の神様に赦される為
 海へと続く道を狭めていた街路樹をまずは ...
                 090717




時効制度の廃止をめぐるさまざまな思考と思惑
死刑の対象となるような
強盗殺人には時効を無くす案も在るようだ
15年が25 ...
きみに貸した吉本隆明

興味のそぶり感じたから

ぼくらは口実をこさえていた

どうでもいいような混沌に

希望のひかり点滅させていた

掌なんまいかの詩篇をそらんじてみせた

...
ふらふら揺れていた 掴まるところが無くなったのだろうか まるで風見鶏のようにとみこうみ





くるくる回っていた 目が回らないのだろうか まるでスケートのように四回転ジャンプ

...
転がり滑り落ちる悲しみ空蝉
耳鳴りが音階と為って脳を支配する

狭い部屋に鍵を掛けて
目蓋を閉ざす深夜に
飛び交う金色の鱗粉
睫に落ちて悪夢を垂らす
苦い蜜を掬って

...
死んだ魚と目があった

雑誌越しに水槽を眺める
病院にある魚って不衛生じゃない?
私は遠くから眺める

少女が水槽を叩く
ガラスがかつかつ割れそうな音をたてた

「おさかな、しんでる ...
ふれたいなら
うんと手を伸ばさなくちゃ

あいつは透明な空に
すいこまれそう

蝉はおもいおもいに
自己主張をして
太陽はこれでもかと
あたしたちを焼いて
アスファルトを
ゆらめ ...
日陰の中で
祠の供え物を
三毛が遠巻きにしている
昼下がり

夏の青空の飛行機雲が
長く長くのびている
その下で
三毛がまったりと
朝早くありついた
おかしら付きの煮干しの骨が
...
「玉揺の銅鎖樋から伝いし雨水と{ルビ手水鉢=ちょうずばち}から伝いし雨水が溜まる水甕から零れた水琴窟の琴音、それは忘れられた嘗ての祭りで誰かさんが掬ったであろう金魚の独りごち」




琴の ...
空が少しずつ
今日を飲み込んでいく

よかったことも
わるかったことも

ごくんっ
ごくんっ

残った思いは
真っ黒に塗りつぶして

リセット

ベッドに入ったら
羊 ...
恋人同士で祇園祭に行くと破局するんだって
昔からそんな噂がまことしやかに流れていた


きみからの誘いを断らなかったのは
おろしたての浴衣に袖を通したかった気持ち半分
別れたらそこまでの縁 ...
できるかなー
じゃなくて
やるの!

今やらずにいつやるのさ
偶然じゃなくて必然的になにもかもが用意されている事への自覚をもつ

運命から愛される事も必要だが
努力が作り上げる足場ほど ...
大気もみほぐしてくれて午後の三時


スプーンにグラニュー糖 山崩れる


陶器の肌スプーン当たる音


心の報告書から我一人
アナタに何が判るって?
偽善者お疲れ様だわ
哀れみの眼差しが気持ちいいの

また失敗したから
これで五回目で
仕方なく意味も無く
リス○カット 
リスト○ット
止まらない
赤い血滴 ...
全ての制止を振り切り無理矢理娑婆に戻って7日間。十分に満喫できただろうか。
まあある意味幸せなのかも知れないが、それは本人にしか分からないな。
呑みたくて呑みたくって仕方なかった酒を好きなだけ ...
バラバラになる心
バラに恋して
トゲを愛して
バラバラと千切りに
バラバラはフラフラとちりぢりに

心の行方はバラの香の誘うままに
在る朝 連星とロンドを

あたしあたしすきっぷ していたのに
連れ去られた真空管の
遠来系の

すべる 朝と朝の へだたりのたたり
に鎮座する
水溶性の大理石を すべる 首の 極ほそい ...
星は瞬きを禁じられ
月は白む空に輪郭を透かす
夜が死に
朝が生まれ落ちるまでの
混沌と森厳に漂う

四海の色を数える頂
一瞬は濃淡により誓われ
時は不動のまま移ろう

雲 ...
薄い夜に 小さな雨音を聞いて 静かに目をあける
いつの間にか 日付は変わっていて 手のひらのなかの液晶画面には顔文字がよっつ。
等間隔に並んでいて

僕は目をこすりながら 何それ とだけ返すと ...
世界の尖端に
詩人のようなものが引掛かっている
重いカーテンをどんなに引いても
夜の窓から三日月がはみ出してくる
夢の過剰摂取の副作用が
紫色に垂れ込めてくる
中空には透明な旗が翻る
誰 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
存在と不在とそのあいだ餅月兎自由詩509/7/18 11:06
義務教育あおば自由詩3*09/7/18 6:47
詩言葉小川 葉自由詩209/7/18 6:25
接吻殿岡秀秋自由詩809/7/18 6:02
朱桜天 遊雨散文(批評...209/7/18 5:56
夏の夜の夕暮れヨルノテガム自由詩5*09/7/18 4:30
「名」馬列伝(7) アサヒエンペラー角田寿星散文(批評...4*09/7/18 2:14
夕暮れキャラバン番田 自由詩209/7/18 2:08
きみの窓ミゼット自由詩7*09/7/18 1:39
追憶のアリア綾瀬たかし自由詩309/7/18 1:07
ようすいの丘e.mei自由詩1309/7/17 23:57
乾いた声あおば自由詩1*09/7/17 23:18
そぶり吉岡ペペロ自由詩509/7/17 22:41
優柔不断志賀羽音自由詩409/7/17 22:37
蝶と螢AKiHiC...自由詩409/7/17 21:50
溺死愛の嗚咽自由詩209/7/17 21:18
潮のにおいはちはちよん自由詩11*09/7/17 20:16
フクスケ自由詩309/7/17 20:07
金魚の独りごちLeaf自由詩2*09/7/17 19:53
どんな日も未完自由詩3*09/7/17 19:23
こんこんちきちんあ。自由詩16*09/7/17 19:13
マイクチェック マイクチェックモリマサ公自由詩409/7/17 17:02
アフタヌーンティーアハウ俳句4*09/7/17 16:36
自殺願望②AKiHiC...自由詩1*09/7/17 16:14
どだいムリな話BOOKEN...散文(批評...2*09/7/17 14:40
愛しの薔薇蓮沼 栞自由詩009/7/17 14:22
葬列のこしごえ自由詩1*09/7/17 14:12
雲海夏嶋 真子携帯写真+...17*09/7/17 13:24
独言ウデラコウ自由詩1*09/7/17 11:55
透明な旗塔野夏子自由詩8*09/7/17 11:34

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