一人一日三作まで
題名だけのスレとは題名じゃないことと題名スレが一行詩を禁止していることで差別化
俳句スレ短歌スレとは非定型で差別化
一行物語とは「。」の回数非制限と物語ではなく詩であることで差 ...
朝露に濡れた蜘蛛の巣が、日の力を借りて宝石の塊へと変わる瞬間。
光の粒は眩しそうにまばたいた。
ポロポロ零れ落ちないで。
優しく包むからどこかへ行かないで。
そっと触れてギュッとつ ...
東風に棚引く黄昏の裾
七つ子抱える烏食む
煤けた洞で盲目蝙蝠眼を開く
トン、タン、リリリ
シャララララ
山奥潜める沼の先
主棲む蔭から囃子が響く
童が慌てて戸を閉め指挟む
...
いくら他人を否定しようとも
いくら自然を否定しようとも
いくら不条理を否定しようとも
いくらあらゆる宗教を否定しようとも
いくら気に入らない哲学を否定しようとも
最後に自分までも否定しようと ...
何かにすがりたいし
君に逢いに行きたい
これ以上ないくらい丸まって眠って
透き通ったものと
いい匂いのするものと
温かいものを少しずつくっつけたりして
昏鐘が呪文のように聞こ ...
そなたは夕顔をしている
両目が回転する
ロックアイスを部屋中に反射する
瞼が目だけを慈しんでいる
開いている間の暗闇は不穏だが
閉じている間の暗闇はやさしい
野方図な木々を風よ ...
彼女と手をつないで今夜
麓の街で開かれる
夜祭りを見に行く
月明かりが硬く降り注ぐ
蒼ざめた石畳の街の四隅に
かがり火が燃える
やがて大弓を載せた
台車が四隅から繰り出して
街 ...
ガレージに詰め込んだ昨日を
最果てのリサイクルセンターへ搬入する
オーライオーライ停止線ぎりぎりまで
車をバックさせて
昨日は永遠に昨日じゃないことを知るんだ
ハッチバックあけて
途方もな ...
さあ
悪い遊びをしましょう
昼間の仮面を脱ぎ捨てた
汚い大人の手を引いて
さあ
暗い悦びにひたりましょう
善意の笑顔を貼りつけた
醜い大人に媚売って
そう
...
誰かを救うなんて言わないけど
私が生かしてあげちゃう
それぐらいの気持ち
だから、
根本的な解決にはならないわね
でも
表面は
青い空が覆ってるし
青い海も広がってるし
青だ ...
だいだいに
染め上げられた、
自転車に
ぼくの半ズボンが呼応して
街が光っていく
巨大な飛行機雲が
目の前で
クロスを描き、
初夏をあらわす
哀しくて、
吐き出した、
ぼ ...
僕らは約束をかわしていた
生まれてから今日まで一人で生きてきたつもりになって
世界なんてクソ喰らえって
地面に唾を吐いたりして
反抗心を燃やすことばかりに夢中になって
大切なも ...
リスボンでもないのにファドの旋律
わたしは歌詞を知らない
調べは暗く哀しく
凡夫の矜持と凡婦の清潔
宇宙を小窓から覗いている
そこは濃い月の色をしている
ふと人生の目的について考える
愛 ...
ころがりはじめる、車輪
の、わたし
たちを運んでいるひとの、死
が、きみの口元で
どもっている
夜が、解読
されるべきことばを
もたないまま、それぞれの死の
もとに留まる、 ...
フラットの窓辺鮒釣りをする月明かり
息苦しい毛布に潜り
生温かな呼吸を繰り返している
朝が来れば、くれば、と
闇のない夜に
恐れる心が奪ったから
やさしい鳥は渡ることができない
闇でなければ輝かない
...
お願いします、どうか
そんな他愛も無い言葉で
私の古傷を、抉らないで下さい。
今となっては小学生をおいて渡る者はいない
廃線となった国道の歩道橋の手すりを拳で叩いている。
三十を前にした男の行動としてはアホみたいだが、久々に
一緒に散歩していた妹を笑わすには上出来だった。 ...
白昼の薄闇から
紡ぎ出されることばは
淡く銀に光るほそい糸となり途切れることなく
佇む木の脳髄に送り込まれてゆく
ほんの一瞥で
粉々に砕けてしまいそうなその糸は
淡い夢のように儚げ ...
誰も運転していない車に
もの凄い速さで連れ去られている
道の両側の壁にぶつかりつづける
曲がり角が見えてくる
道は祭で埋まっている
車はまだ 止まろうとしない
車 ...
風が止まり
青と黄の番
見えた川底
水鳥体操
径のくまどり
寝不足まつり
しんとした空
めくる緑は
目んたま経由
耳のはら行き
...
空き地がなくなり
見えない花火
曇り空の下
音だけの花火
大きな建物のまわりの草は
花も花火も見たことがない
自分のからだの奥の奥に
花があるとは知るよしもない ...
栗の花の下を雨が降る
そこを通り抜けるから
貧弱なころもは着ない
ならば裸体か それも
トルソの形がふさわしい
夏という夏は虫の仮装をして栗の花に集う
これは別れた恋 ...
ゆがんだ水の端を手折ると、狂った植物がその秒数を逆さにする。空気の残骸の渦の残骸が、その風光を光に記録する。ゆがんだ水の意識がなめらかに転がり、目醒めた植物を汲み上げる。神と神との境界は拡大し、神は消 ...
幽霊が電車を見る
幽霊がお地蔵さんの横を通り過ぎる
幽霊が電車の明かりを遠くから眺め追う
お地蔵さんが幽霊を片目で追う
電車が幽霊を通 ...
今まで会った
いく人もの
あなた
(たちではなく)
の輪郭は
時間に洗われて
薄くなり
次第に
わたしの中の
小さな歴史になる
不揃いで
気まぐれな
「その時」「あの時」
...
夢と夜にはさまれて
わたしは窓辺に眼をあげる
星を盗みたいと思った
屋根裏部屋が暗いので
星をひとつ盗んで
枕元の光にしたかった
星を盗みたいと思った
女の指先が寂しいので
星 ...
はたと醒めては朝を呪い
ふと我に返っては白昼に佇む
夜な夜な待てども、愛想もない
ちぎれた写真を並べても
知らない顔があるばかり
いつからだろう
こんなにも笑わなくなったのは
慣 ...
一人だけ居残って
いつまでも待ってたけど
母さんは
迎えに来なかった
ふと考えてみたら
僕は高校生になっていた
幼稚園じゃあるまいし
なぜあの時
そんな勘違いしたんだろ ...
アザラシのことについて書こうと思ったが
今すぐ風呂に入らないとお湯が冷めてしまうから
また今度時間がある時に書こうと思う
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
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日付
一行詩スレ
過去ログ倉庫
09/5/31 0:12
ひどくもろい物
つゆ
自由詩
2*
09/5/31 0:00
落陽
治
自由詩
0*
09/5/30 23:35
どこかの世界の子守詩
秋也
自由詩
1
09/5/30 23:19
黎明
嘉村奈緒
自由詩
15
09/5/30 22:35
行列
あすくれかお...
自由詩
4*
09/5/30 22:31
祭りの夜
kauzak
自由詩
5*
09/5/30 22:27
Nothing's gonna change my worl ...
芳賀梨花子
自由詩
4*
09/5/30 22:23
Enfant terrible
Piroue...
自由詩
1
09/5/30 22:23
Hide Blue
酸素の枷
自由詩
1
09/5/30 21:53
橙のころ
ゆうさく
自由詩
1
09/5/30 21:07
世界とゆびきり
百瀬朝子
自由詩
5*
09/5/30 20:48
人生の目的
吉岡ペペロ
自由詩
2
09/5/30 20:48
ころがりはじめる、車輪の
こもん
自由詩
2
09/5/30 20:07
趣味
m.qyi
俳句
4*
09/5/30 19:18
闇を、夜に、蛍
たりぽん(大...
自由詩
4
09/5/30 18:15
スカーフィンガー
むくげ
自由詩
1
09/5/30 18:14
Born To Win [ガードレールをくぐりし者たち]
プテラノドン
自由詩
1
09/5/30 18:09
薄闇からの…
ゆびのおと
自由詩
0
09/5/30 17:51
ノート(くるま)
木立 悟
自由詩
1
09/5/30 17:42
ノート(ひるすぎ)
〃
自由詩
1
09/5/30 17:41
ノート(はな)
〃
自由詩
1*
09/5/30 17:40
夏至
非在の虹
自由詩
2
09/5/30 17:06
残骸
葉leaf
自由詩
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09/5/30 10:51
三様
ヨルノテガム
自由詩
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09/5/30 10:41
どこへ
フクスケ
自由詩
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09/5/30 10:03
星を盗む人
歌川 至誠
自由詩
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09/5/30 9:17
却來 -day by day-
悠祈
自由詩
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09/5/30 3:58
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小川 葉
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アザラシのこと
セガール、ご...
自由詩
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4430
4431
加筆訂正:
祭りの夜
/
kauzak
[09/5/30 22:28]
10年前に書いたものを推敲しました
5.47sec.