悲しみの振鈴は、
心の枝に下がったまま
延々と深々
鳴り止まず
香華に
神饌(しんせん)を求めても、ありかも分からない
親疎の街で糧を得
毎夜、飯を炊(かし) ...
紙面に置いた言葉をアラヨッと摘み
ゴミ箱へぽいと捨てるのが仕事で
きまぐれに雄たけびを上げる「静」もあれば
偽ったままひっそりと横たわる「暴」もある。
いつのまにやら
言葉よりも映像が好 ...
目をつむれば
何でも見えた
初夏の青空
風の緑陰
遠くばかり
見ていた
君のまなざしが
風にゆれて
それから
ある日
知らない土地へ
気まぐれな
散歩でもするように
出て ...
例えば 夜が全てこぼれ落ちてしまって
夜の子供達がほろほろ泣いている日があるとしたら
私はなにもない空を暗く塗り潰すほどの
真っ黒な感情を持っていたい
例えば 空のプラズマの中から青だ ...
大太鼓の地響き
腰をすえて
股をひろげ
重心を落とす
土着の言葉
なれあい
仲間意識
コンプレックス
理解の得られない障害
ネバーギブアップ
プライド
こだわり
紺碧が縁取る横顔
見据える
隻眼の瞳が臨む先には、
空色に侵食された蒼海
逃げ場を求める波は、
止むことを知らず、創痕を刻む
波頭に
光の愉楽をちりばめ、象眼が
飛沫の相好を砕 ...
さよならと青いノートのすみにかく
天使とぶ軌跡のこして夏は暮れ
悲しみはまぶたのうらに熔かすもの
熱い夜にぼくの未来は透明です
{引用=ゆめのなかに すいこまれて
なみだはとけてしまったよ、
ぼくは ぼくという
かたちをなさないまま、
さめない げんじつに
にげつづけることはできず、
いつかは ...
六月に雨が降る きっと降るよ
君の言葉は正しくて六月には雨が
どしゃぶりの雨でもう君の声は聞こえない、聞こえない
雨のせいだね 朝起きても君がいない
雨はまだ降っていて部屋の中は湿っぽい
...
いえのなかで
いろんなおとが
いろんなおとが鳴りやまなくて
だから おとな なのかな
とめられない
とめかたがわからない
耳障りな羽根の音 もーたー ...
月ひかる波
うつる姿に
手をのばせば
とおくかなしい雫が手のひらを濡らし
近付けば
姿を壊す
本当に欲しいのは
あなたによく似たその水面
光る姿を目蓋に焼いて
日が昇る ...
収集コンテナの中に
父がいて
母がいて
息子と娘がいて
つまり家族がいて
シャンデリアの下で
ダイニングテーブルを囲んでいて
つまり家庭があって
ソーサーの上のティーカップには
セイ ...
さぁ全速力で
ジャンパを伝って走りぬけろ
決して両手を広げる?17には触れることなく
クリスマスツリーダンパを揺らしながら
上中下も白青赤も気にすることなく
架空の空を駆け抜けろ
懸垂 ...
さけびたい夜がある
こころだけ からだの外 飛び出して
駆けていきそうな夜が
悲しみの居場所がわかったら
走り出して どんな痛みも
受けとめてみせるよ ほんとうさ
さけびたい この声が ...
小さな赤い宝箱のなかには
赤い血で練られた
犬の人形が一人
教会のステンドグラスでは
神が僕らを見下していた
見えない手によって
人々は屍となっていた
何もし ...
現実を避けているから私には恋の予感も感じ取れない
スコールの様に涙を降らせても割れた心は満たせないのに
夕立を導くような雷が胸に落ちれば愛に ...
少年だから
膝に母性をはばたく
せっかくの行進なんだから
兄ちゃん
どうして内側にしか
壁はうまれないだろう
か って
なにで
できているか解からない
からだ
折れてしまっ ...
競技場の水飲み場で
水を飲んでると
排水口の辺りで溺れてる
蟻がいる
この水飲み場は
いったいだれが作ったものなのか
母に聞いてみる
この街の
誰かが作ったのでしょ ...
特に面白い事も無かった今日の業務を終えて、ロッカールームで着替える。館内全面禁煙、路上も全て禁煙なので、早いとこ駅前で煙草を吸いたい。何度か、外に出た瞬間に煙草に火をつけて、白い目で見られた事がある ...
眠らない
秒針の足音に
呼吸をして
風を待つ
目覚めていく
空の鼓動に
とけるひかり
あの光は
何処へ向かうのか
東へ、ただ東へ
屈辱に背中を押されても
あるべき ...
つながった穴のおくからきみが、ゆるやかに伝ってくる
しろいしろい救済に掴まれなかったのに
掌がほえたとおもったら
気がついたらきみはねむっていた、とおくに
ふかいふかい迷路のおくで
...
いつぞやの朝露に綻んで居たのだが、
思い込みではないかと揺らぐほど
呆気なく潤いは早々に太陽が持ち去った
赤黒い夜明けの曙にいきり立つ蒸気が射光の糸に捻り寄るみたいで、
...
人から貶され
人から邪険にされ
人から励まされ
人から庇って貰う
勉強した次の日
目に隈ができ
コーヒーが
零れている
お客様に何ができるか?
お客様を安心させ
お客様の真 ...
荒川の上流の
七月の川風は生まれたてで
すばしこくてむじゃきなのだ
だからきみもぼくも
生まれたての赤ン坊で
何かを語るのではなく
石をひろったり
川へジャブジャブ入ったり
船の上で寝 ...
たけよ
わかたけよ
雨上がりに匂い立つ
若草の薫りよ
今日一日の棘を洗いおとし
網膜の奥底にしみつく
灰の濁りに
若草みどりの輝きで
健やかさの幻影を与えたまえ
水辺の匂い
...
世界には
寂しい男の数だけ
寂しい女がいて
哀しみを抱く人の数だけ
それを解する人がいる
誰も信じられぬ
人の数だけ
信ずるに値する人がいて
探している人の数だけ
幸福 ...
そらのまんなかに
二重の虹が
かかっていたんだ
あの虹に
追いついて
追い越して
虹のふもとには
宝物があるという
きっと
あの虹のように
なないろに笑う
キミがいるから
ボクは
全力で
走 ...
詩に罫線はいらない
その行間に
ボクの音楽が
流れていて
君のことばが
隠されている
詩に地平線はいらない
その文字の歪さが
ボクのココロの
ゆらぎ
...
いいえ、
私の家は小さなパン屋をやっていたの
海の近くの
海といっても砂浜はなくて
ただひたすらに工場が立ち並んで
そこから荷物を運ぶ踏切のある路地に
オレンジと黄色の屋根のついた ...
雨の日は
洗濯の日
真水だから
こころは洗える
泡立ちはいらない
真っ白になんか
ならなくてもかまわない
ノイズだらけのきおくが
雨に洗われて
見えなかったものが
ゆっくり
時間 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
深甚の音(しんじんのね)
月乃助
自由詩
2*
09/6/7 12:55
タブロイド
pur/cr...
自由詩
2*
09/6/7 12:07
目をつむって
フクスケ
自由詩
1
09/6/7 9:04
いろひと
ゆるこ
自由詩
3
09/6/7 8:16
Feeling
ペポパンプ
自由詩
4*
09/6/7 6:14
「海鬼灯」(うみほおずき)
月乃助
自由詩
3*
09/6/7 3:27
夏(一)
青色銀河団
俳句
2
09/6/7 2:54
よるのアンブレラ
ゆうと
自由詩
3*
09/6/7 2:45
六月の雨
新崎
自由詩
4
09/6/7 1:57
おとな
柊 恵
自由詩
6*
09/6/7 1:48
水月
湖月
自由詩
4
09/6/7 1:25
塵芥車
サトタロ
自由詩
0
09/6/7 1:22
架空の空
瀬戸内海
自由詩
0*
09/6/7 0:44
みぎて
歌川 至誠
自由詩
1
09/6/7 0:20
声を忘れた僕
こめ
自由詩
8
09/6/7 0:18
悲恋
十六夜
短歌
2
09/6/7 0:07
震う再生
梶谷あや子
自由詩
5
09/6/6 23:49
水飲み場
小川 葉
自由詩
2
09/6/6 23:48
面接
虹村 凌
散文(批評...
4*
09/6/6 22:49
『夜想』
あおい満月
自由詩
4*
09/6/6 21:37
滑走の森
マナ
自由詩
2
09/6/6 21:34
あれはきっと月の滴
Leaf
携帯写真+...
2*
09/6/6 21:24
隈なき熊
ペポパンプ
自由詩
7*
09/6/6 21:17
七月
非在の虹
自由詩
2
09/6/6 19:26
みどりのころの…
ゆびのおと
自由詩
5
09/6/6 18:18
幸福の条件
オリーヴ
携帯写真+...
13
09/6/6 17:07
ダブル・レインボー
風音
携帯写真+...
3
09/6/6 16:14
眠る詩
043BLU...
自由詩
1
09/6/6 13:38
バター・クリーム
フユナ
自由詩
6
09/6/6 13:25
雨の午後
フクスケ
自由詩
2
09/6/6 10:11
4381
4382
4383
4384
4385
4386
4387
4388
4389
4390
4391
4392
4393
4394
4395
4396
4397
4398
4399
4400
4401
4402
4403
4404
4405
4406
4407
4408
4409
4410
4411
4412
4413
4414
4415
4416
4417
4418
4419
4420
4421
6.41sec.