はたと醒めては朝を呪い
ふと我に返っては白昼に佇む
夜な夜な待てども、愛想もない

ちぎれた写真を並べても
知らない顔があるばかり
いつからだろう
こんなにも笑わなくなったのは

慣 ...
 
 
一人だけ居残って
いつまでも待ってたけど
母さんは
迎えに来なかった

ふと考えてみたら
僕は高校生になっていた
幼稚園じゃあるまいし
なぜあの時
そんな勘違いしたんだろ ...
アザラシのことについて書こうと思ったが
今すぐ風呂に入らないとお湯が冷めてしまうから
また今度時間がある時に書こうと思う
たらばがにを食いたいと思うけれど
値段が高くて食うことが出来ないから
柿の種チョコレートを二袋買ってきて
昨日と今日と二日間に分けて食べた
青年のヤンキー少女へすがりつく異国の街角金髪な闇


履歴書の渡す自分に行き交いに車の窓に束ねられた雨


いるホテルウミネコのいるベランダのいろいろに犬隅にて眠る
 
 
哲学の猫が
書物に足跡を残して
そこで終わってる

残されたページには
いつもの海と
青い空
さえ何もない

私は猫を探しに行く
足跡を残して
そこへ辿り着くまで
...
ねずみ色のコンクリートが暗く染まる
何か落としものがあったような気がして
歩いて来た道を右から振り返ってみた
つうつうと機械的に落ちるさみだれ

庭に投げられっぱなしの花切り鋏は
いつから ...
http://www.youtube.com/watch?v=cnp--ck80es&feature=channel_page



{注Why does the socket breed ...
「まだ諦めてないのか」

季節は夏を出し惜しみして 中途半端に突き抜けている
そんな景色をぼんやり眺めていたら
急に耳のそばで声がした
みどりいろの小さな悪魔みたいなイキモノが
あ ...
日長の夕暮れ
優しい風が吹いている
すやすや

泊まり木の 揺れる
若葉は しっとり
シロツメの葉に ひしゃく星の

ぽつり
「火曜だから火事なのよ」ってくちびるは誰への意図でうるんでいるの


薬にも毒にもならない恋なんてお前が言うな すみれを喰らう


はじめて言い負かした日の枕元に大量の空メール飛んでくる
...
我はポエット
作り出すために作り出された詩人
君よ知るやその三原則
狂気の凶器と正気の凶器{引用=まず、詩はヒトに危害を加えてはならない。
危険を看過するのもいけない。

次に、詩はヒトの ...
かんだかい悲鳴で目が覚める

でもそれはちがかった

醒めたのは覚醒の産声

もう後ろには下がることが

できなかった

今まですれ違った人達は

世界の何%だろうか

今 ...
歪んだ真珠を抱え込む
背中を丸めた少女たち

世界は平衡をなくし
遠近法は意味をなさない

耳元でささやくのは
畸形の妖精
足元にうごめくのは
手足をなくした娼婦

...
                090529

渚にて
渚に波が
押し寄せて
愉快な仲間が
溺死する

フナムシ
ヒトデ
カブトガニ

青い血液抜き取られ
渚の隅で息絶える
...
俺の不安は
俺のファン
どこまでもつきまとう
狂信的な不安
どんなに迷惑を被っても
こいつは警察も捕まえてくれない
心の中にあるものからは
決して逃げられない
俺はこい ...
もし99%の暗闇に 
世界が覆われていても 

たった1%の光の原石を 
この掌に握りしめ 
深夜の淵に、独り立つ 
 今から30年以上前に高田馬場で朗読会を
していた上手宰さんは僕が尊敬する詩人で、
4月の「ぽえとりー劇場」は世代を越えて詩
を共有する雰囲気になったのが、とても嬉し
いことだった。そして、長 ...
ぼくのこころはちいさいから
ささいなことですぐにいっぱいになる

いっぱいになったこころでは
ほかのささいなことをかんじられない

だからぼくは深呼吸をする

いっぱいにすい ...
「また話そう」

あなたの背中に虚しく響く。

またはあるのか。
その日は来るのか。


もう、来ない気がする。
貴方が遠い昔に画布に閉じ込めた想いが、遥か時を航り
海を隔てた僕の岸辺に辿り着く

貴方が空と大地と巡る風の中に垣間見た世界が、
碧眼ではない僕のレンズを通して
色鮮やかに脳裏に広がって行く

風 ...
犬は音量がデカい

犬はいつまでも音量がデカい

猫の音量もデカいが

こっちは、しばらくすると「ブツ…」という音と共に消えるのが定番だ

なのに犬はまだ音量がデカいので

飼い主 ...
“繰り返し何度も何度も職人の静なる極みに染め重ねられたバーガンディの木机と、真向かいの視線の先に額縁の如し絵画のような荘厳たる山海の風景を飲み干した生成りの窓枠の、両側を揺れ動く薄紅色と鴇色の水玉 ... そんな些細な鳴声
気にしな、



いかい?

あのマングローブの奥から蝙蝠達の会話が聴こえた
垂れ流したのはお前等じゃ、の声がいずこからか運ばれた

確か、茂みの先から暮れなずみ ...
髪を切る音
霧に落ちる道
羽と火の音
氷の船


高く奇妙な階段の家
ある日消えたあとの空地を
ひとつふたつすぎてゆく声
影のなかをすぎる影


海に沈みか ...
ここにいると
ここでなくなる
踏み出すたびに
空に海になる
ここでもいいし
どこへでもいい
見つかるものはいつか見つかり
見つからないものは見つからない
ここ ...
つむじ風 ふらふらり。
徒歩、徒歩、と泣く
みじかく息を吸えば吸うほど
僕の胸は最大浸透圧に耐えられなくなって

空が広いのはなぜですか

隠してる命のその数か
真綿に首を絞められてい ...
階段で倒れた人
思うのは誰のこと
目を閉じたその顔


道を飛べない車と
何もできない人々
どうでもいいざわめき


音は去り ぞろぞろ
雨のなか元の居場 ...
砂嵐石仏埋もるランプの灯


雑踏に雨染み込んで{ルビ玄=くろ}く行く


冥暗のガラス研ぎ澄まし雨雫
左肩重たい思いのしかかるオシノさんから離れた後で

鏡越し見えた姿はベレー帽「わすれてはいけない」声がした

路上にて愛を売るのが仕事だとオシノさんの書く字は小綺麗

神棚に住み着く祖母の ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
却來 -day by day-悠祈自由詩509/5/30 3:58
泣かない人小川 葉自由詩209/5/30 3:04
アザラシのことセガール、ご...自由詩009/5/30 2:15
たらばがに自由詩009/5/30 2:14
雨街トリップK.SATO短歌409/5/30 1:50
自分哲学書小川 葉自由詩3*09/5/30 0:43
季節に置いていくものあ。自由詩7*09/5/30 0:28
In "i"人間自由詩109/5/30 0:20
saga靜ト自由詩1*09/5/30 0:17
うつら うつら ひより自由詩5*09/5/29 22:39
she said,石畑由紀子短歌1*09/5/29 22:39
草冠とレインクラウン/アイ、ポエット海里自由詩109/5/29 22:25
覚醒の産声こめ自由詩509/5/29 22:10
BaroquePiroue...自由詩209/5/29 22:07
湾外あおば自由詩4*09/5/29 21:47
ふあん新守山ダダマ自由詩509/5/29 21:46
光の石服部 剛自由詩309/5/29 21:26
愛の詩人・上手宰と「冊」の詩人からの伝言散文(批評...209/5/29 21:22
「深呼吸する」ベンジャミン自由詩6*09/5/29 21:00
いったいつゆ自由詩4*09/5/29 20:38
情熱遊佐自由詩3*09/5/29 20:29
クールなアンサー、もしくは “キャンセルのお詫びとお知らせ”ひとなつ自由詩3*09/5/29 20:05
『四季彩付箋〜春から夏』Leaf自由詩1*09/5/29 18:55
『山原水鶏、蒼穹に弧描く』自由詩1*09/5/29 18:49
午穂木立 悟自由詩409/5/29 17:36
ノート(ここでもある何処かへ)自由詩109/5/29 17:36
春の殺人者ねろ自由詩109/5/29 17:35
ノート(かいだん)木立 悟自由詩2*09/5/29 17:35
雨幻想アハウ俳句109/5/29 15:58
どんふぉげっとの妖怪キッチン短歌009/5/29 15:41

Home 戻る 最新へ 次へ
4381 4382 4383 4384 4385 4386 4387 4388 4389 4390 4391 4392 4393 4394 4395 4396 4397 4398 4399 4400 4401 4402 4403 4404 4405 4406 4407 4408 4409 4410 4411 4412 4413 4414 4415 4416 4417 4418 4419 4420 4421 
4.75sec.