めにみえているものが、しんじつとは、かぎらない。
 わたしがおんなのこか、おとこのこか、ほんとうのところは、だれもしらないのかもしれない。
 あのおとこのこだって、ほんとうは、かわいらしいことり ...
/7月14日

バスを待つのは孤独な作業だ
ショーウィンドウに映写したすがたは
まるで霊体みたいにみえ
もしほんとうにそうだったなら
きみにもおんなじ
感謝と崇拝と
それいがい ...
地表から湧き上がる夏を
青草は隠して
かすませて美しい

ゆらめく
蜻蛉の影から
夕暮れのひかりへと
だれかの想い出が
続く
そうやって
かみさまは遊ぶ

へばりついた空音
...
あなたのその
ちいさくつよい
あたたかな手に
わたしはどれだけの
今を与えられるだろう

あなたにどれだけ
こたえることができるだろう

ことばのないふたり

眼差しだけが優しく ...
車窓に悪態をつく
相変わらず灯りも少なく
溢れ出る水蒸気に煙る
陰鬱な故郷

まだ話はついていないと
背中で悪態をつく街を尻目に
「とりあえず帰る」と
戻ってきたけれど

駅から続 ...
僕は死んでいる
肯定しながら生まれてしまう
魔法に 人は存在しない
人は そして 僕の他人で


僕は そして ぼんやりと捨て去られた
他人だろう そして
僕の闇に知らないけれど
勝 ...
僕がイエスで君はノー
君がさよなら言えばぼくはこんにちはを
そんなことばあそびをしてみても
日付は変わるし仕事は続く

ペイパーバックライターになりたいんだ
黄色い潜水艦に棲んで
航海日 ...
口に出して言うてみて

もしテレビついてたら消してな
家族がおったら ちょっとはなれて
一人ぼっちやったら ちょうどええわ

「生まれ変われるなら
もっと一生懸命生きんのに」

言う ...
そこで「実
は」とどう
せ始まった
ばかりの振  と
りで続きみ
たいにどこ
で/今際、

      ニノウデ
      君の腕で
  ら   茹でて/
      抱か ...
いつもは閉じられている
一直線の情報の
蛇口をひねったのは
自分だったのか
センサーだったのか
間違えて、反応されてしまった

いずれにしても、ブライアン
許可もとらずに経歴を話した
...
ぬるい空気と湿度の交差が
ここに存在している
佳く判りすぎる図式
不味い菓子を口いっぱいに詰め込んで
なめし革で誂えた皮膚をみる
糖分を取りすぎたさかな
僅かな
猥らと自らを模したモ ...
秘密の恋
こんなこと誰にも言えないよ
誰にも相談できない
女の子に恋してるなんて
先生に怒られちゃう
君の哲学
君の言葉を
私は愛する
この危険な恋
君への思いは私だけの美しくて儚い ...
紙に綴ったら
納得できねえもんができた
それはいい
よくあることだ
ライターで火をつけるか
マッチで燃やすかで迷っている
咥え煙草で少しひよって
今回は
ポカリを縦にぶっかけて
蟻が ...
名札についている安全ピンになかなかどうして不安になるのでしょうか。服に穴を開けるときに針が皮膚まで達してしまったらなんて、そんなことがある訳ないでしょう。
ピストルに安全装置がついていてそれでも人を ...
緩やかな助走から
蹴伸びする季節が
完成されたフォームで
越えてゆく
夏の高さ

背中に近いあたりの
肋骨を支えている

僅かな緑陰を選んで
少し歩いて
少しの水を飲む

* ...
靴紐を掛け違えたまま走り出し気付いた時には止まれないひと

「有限」の悲しさを説く 有り体に ただ語尾だけを優しくしながら

宛て先に辿り着かない郵便を送り続けるような人生

「あなたほど ...
謙虚に
遜り
でしゃばらず
控えめに

驕り高ぶらず
頭を低く
人に仕える
我慢する

人を見下さず
人を敬い
高きものとする
反省します。
顔をうつむかせ、喘ぎをもらして、ひがみ、濁った目をさらして
額にしわをよせ、眉あいにしわをよせ、目の玉は高速で震えて、
日常を犯さぬように、注意し、二律背反の就労をこなし、
おだやかに激情を ...
まいにち

あなたのてをにぎりしめることができる

ときめきが

わたしのなかにみちあふれてゆく


 

 

まいにち

あなたのぬくもりをだきしめることができる
...
人生の最終目標は「ラプラスの悪魔」って訳じゃねぇし
知りたい事は多いけど全てを知りたいって訳でもねぇ
そんなチートコードみたいな力は欲しくねぇ
覚悟は必要でそれが幸福に繋がるとしてもだ

あ ...
気づけばいつも目で追ってて
君がこっちを向いたらあわてて反対を向くあたし
馬鹿みたいに単純
気づかれたな??
って思いながらもついつい目が君のほうにいっちゃう

だってかっこいいんだもん
...
 げんそうを知りたかった。
 えいえんが分からないから。
 げんそうをどういうものか僕はみてみたかった。
 えいえんがなかったから。





 ほしとほしが干からびて補えなくなっ ...
珈琲屋に寄って一休み極めてる間も
彼が桟橋を一番先まで駆け抜けている間も
彼女が砂浜から上がったテトラポットの上で踊っている間も
秒針が俺の人生を刻一刻と追い詰めていく
みたいな事が言い ...
Night and Day

君の抜け殻やさしく抱いて
霧のスキマに朝から一人
言い訳をポケットいっぱい
詰め込んでひたすら歩く

僕ら春の夜光虫となって
ふよふよと浮かんでる街に
...
幽霊は短い昼の闇に立つ


光にも灯にも痛みの降りそそぐ


紙ひとつ千切る間にもう字を忘れ


とどろきが光を越えて芽を撫でる


破壊しにでも破壊と ...
夏の朝
少女に出会いました

「何をしてるの?」
「数えているの」

マンションの出口から見えた光景は
暑い日射しの中で
少女が両手の指を曲げている所
青いリボンの付いた麦わら帽子は ...
あともどりできない始動のあと

結果はすぐ眼前に置かれている

そうして自問自答が始まるのだ

セミが鳴いている

草の濃い匂いがかすめる

汗の頭がため息みたいな息をつく

...
浅い眠りの海岸で パステルカラーの夢を見た

あなたが裸で手を振って 僕も裸で手を振った

あなたが何かを呟いて 静かな海に響き渡る

言葉に意味などなかったが 僕はなぜだか涙を流す

...
いつからか 独り言がふえて
よけいな言葉は
詩をつくらなくなった


目がさめたら
黒板は白く埋まっている
「もう充分です」
だからもうかえりなさい
言外に、言外へ


言葉 ...
無機質で質素な部屋に
名前を消された少年が独り
寝台の上で呼吸を続けていました
硬く沁みだらけの汚れた寝台
その上に横たわっていました

窓を開ければ
前髪が怯えるように揺れ
カーテン ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
がんきゅうしんじつひていろん。志賀羽音自由詩409/8/16 12:41
ゆうれいのダイアリーコーリャ自由詩1009/8/16 12:21
鈍行列車に乗ってゆうさく自由詩309/8/16 12:21
『その手に…』あおい満月自由詩4*09/8/16 11:52
帰還西天 龍自由詩0*09/8/16 8:41
来るのは言葉番田 自由詩009/8/16 2:33
tuo ti krow t'nac ewaidani...自由詩009/8/16 2:26
口に出して言うてみて瀬崎 虎彦自由詩6*09/8/16 2:05
ニノウデaidani...自由詩209/8/16 2:05
密かなる、ブライアン木葉 揺自由詩3*09/8/16 1:48
あなの空いた不味いさかなaidani...自由詩109/8/16 1:48
SELMAゆりあ自由詩2*09/8/16 1:45
なにで火つける?秋也自由詩009/8/16 1:38
安全ピンなら安全ですから木屋 亞万自由詩1*09/8/16 0:34
夏ゼロ佐野権太自由詩6*09/8/16 0:19
デイリーユースみつひ短歌209/8/16 0:11
謙虚にペポパンプ自由詩3*09/8/16 0:00
五輪に潰れて汁が出るかめたろう自由詩209/8/15 23:15
in a momentNARUKO自由詩109/8/15 22:56
西陽に背を向けてる訳じゃないんだ虹村 凌自由詩109/8/15 22:49
コイゴコロBOC自由詩209/8/15 22:15
げんそうはげんそんか。志賀羽音自由詩809/8/15 22:06
憧れの人に会いに青い海を渡ろう虹村 凌自由詩109/8/15 21:51
Night and Day瀬崎 虎彦自由詩4*09/8/15 21:49
魔と刃物木立 悟俳句409/8/15 21:05
夏ノ朝ノ一時酸素の枷自由詩109/8/15 20:35
炎天吉岡ペペロ自由詩309/8/15 20:20
夢の歌P.B.自由詩109/8/15 20:19
化石の寿命を因子自由詩609/8/15 18:22
名前を消されてAKiHiC...自由詩109/8/15 18:19

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加筆訂正:
きこえる/within[09/8/16 6:27]
改題
8.35sec.