飼っていたのは、音のない荒野
はちがつの、日なたに置かれたたまごのように
だきすくめるたび
わたしのりんかくを剥がすもの
透明な模型のような日々
を、くみたてる
...
暑さを避けてもぐりこんだ路地裏に
かみさまがいた
なかながと、つやぎするが
つやか、なぎなひて
ほふうをり
すやなか
ながなざる
そりつつの
くのをの
すのしこしめして
くやす、けやけやきのりをり。
つゆくるりえおりつ
し ...
試験の最終日
週末の金曜日
朝一、久しぶりの着信音
「花火見に行かない?」って
君からのメール
…断れるハズない
持ち帰った問題用紙
もう夏休みだ
鞄の中握り潰した
もう ...
いつもはわたしが列車を待っているのに
今日は列車がわたしを待っている
ホームにたどり着くと
列車たちは次々と
わたしの中に乗りこんでくる
発車を告げる音楽が鳴り止む
いつも列車 ...
湿っぽい、重みのあるなまぬるい手触りに/いっとう端で感知する体温は暖かい惑星を溢した、柔らかな光眩しいノイズノイズノイズ轟音イカサマではなく逆さまに地面を引っ繰り返して落ちてきた/のは/希望だったのか ...
「倒れかけた鉄塔」という唄を
口ずさんで、歩いていた。
道の傍らに、全身は枯れながら
太陽の顔を燃やしている
向日葵達は
只
夏空を仰いで
密かな合唱を、奏でていた。 ...
夢を見て
夢で見て
それ以上に
何が
これが僕らのリアル
透き通った現実
庭の写真で満ちていた
きれいに整えられた庭の
草花を
大きく、小さく
上から、下から
風の日や虹の日に
真夜中や明け方に
おそれるように静かに
シャッターを切って
とられた写真で満ちた家
『こ ...
呼吸が乱れ悲鳴を上げました
目の前に繰り広げられるヴィジョン
過去を投影した記憶の水底
両手で耳を塞ぎます
零れ落ちる泪に宿る刹那さ
駆け抜ける当時の恐怖
現実との境界線を失くした海馬 ...
涙を拭いてよ。
鼻血を拭ってよ。
倒れたら抱き起こしてよ。
痣ができたら湿布を貼ってよ。
世界中が敵になっても僕は君の味方でいるなんて嘘つかないでよ。
一度でいいからキス ...
どうにもいかないときがあって
パープル原野に辿り着いたってわけ
記憶はない
そういったほうがなにかと都合がいいし
なんたって享楽的
とはいっても昨夜
おれははじめて死を思った
出 ...
放課後、屋上に呼び出され
どこにいるのかと見渡したら
彼女はコンクリートにうつ伏せていた
近づくと、目を閉じた横顔のまま
私の輪郭を引いてくれないか、と
きっぱりと言った
よく解ら ...
? 公園
{引用=嗚呼、どこまでも芝生。だだっ広い自然公園。
青空には綿アメみたいな雲。
その下に一本の木。
その木から少し離れた所で、一人の男の子が黄色いカラーバットをブンブン素振りして ...
見えてはいても
見えない
触れ得ないものに
触れようとして
知らず内
見えない火傷をおった
あなたのやさしさが
あなたを見えなくする
だから
やさしさなんていらない
在って在る葡萄の房が黒々と重い
楽土の建設 妙法に永遠の命
勤行や焼香を秋に添える
神のため臍から咲かす蓮の華
風鈴の音が伝え得る寂光土
ビルの谷と寂 ...
あぁ、沈んでいく。
沈んでいく。
太平洋よりも深く、
大西洋よりも深く、
インド洋よりも深く、
日本海よりも深く、
他のどの海よりも深い水溜まりに、
僕は沈んでいく。
...
{引用=地上では
夏を散らす風
恋しくて水面をみあげた
なぜかしら
感じたことのないものを
わたしは知ってる
水面には
ひかりの乱舞
銀が背に降り積もり
手のひらの ...
山腹から漂い降りる朝靄に
竹林に朝靄が
風に漂う朝靄の中
溌剌とし
凜とした景色を観る
竹林に偲べば
風に漂う朝靄の中
遠く霞み
曖昧な昨日を見る
竹林に及べば
風に漂 ...
あてもなく書き滴ることばはいつもあなた宛てなのに届かない。
産んだ憶えもないおとこずっとおっぱいに吸いついて離れない夜。
空き家にしのび込むようにあたし ...
青いガラスの一枚一枚
次々とかわりゆく風景
海は手を伸ばし
空をつかもうとする
無駄だと思える争いや
流血がいつもあった
生命の循環だとしても
雨や雲のように穏やかではなく
...
激しさを押し隠したまま
君は黙る
黙っていることの美しさ
手は何かを引きちぎる
あの湖に落ちていた丸いもの
半円のもの
傷跡のようなもの
雲は何かを覆ったまま
誰にも見せま ...
かたまって凍った重装備の人形
だらりだらり
とけて失っていく
あしあとは蒸発して
絶えない あくびと同化する
空のなかに白いハネ
をした雲
むねに刺せないくらい
おおきくて
...
光が差し込んだ喉
の奥から
羽ばたきいずるのは
鳥と
天馬
赤ん坊の開いた口から
さまざまな果実があふれ
母親の乳房に触れる
午後、空は歌いだすのに
耳の聞こえない老犬は ...
たすけて
私連れて行かれる
手足が動かないよ
服を脱がされて下着だけのみっともない姿で担架で運ばれてく
ドクター私おかしくなんかないよ
おかしいのはあなたとかお母さんとか先生とかクラスメイト ...
秋風が浸みて骨が涼しくなる
大気の上澄みを透明に飲む
空気の秋を飲む毛細血管が開く
まだ言葉を知らなかったころ
密林の影からストッキングの罠と大箱の宝を守っていた
細い文章の辿りついた意味よりも
本能は切り捨てられた我が隊を選んだ
僕は初めて醜い言葉を ...
ばくだんの解体
まるで私の心をいじくりまわして
夜空の花火になるのに似ている
そしてあるいはハイウェイ
灰色の街の一本道を
バイクのように飛ばす鼓動
棘のある私の心
もう少しロマンチック ...
私の魂は私の体から抜けて深夜どこかへ行ってしまう
私の意識は朦朧としてくる
ねえどこに行ってるの
わかんないよ
どこで遊んでるの
私君のせいで記憶が断片的にしかない
私が何人もいるみたいな ...
除光駅では星たちが手を繋ぎつぎの太陽がくるのを待っている。
惑星になった気分で飛び乗ってなのにここは居場所じゃない気分。
降りる勇気もないのにつぎの駅つぎの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ペパーミント
ねことら
自由詩
5
09/8/18 22:28
だからその路地を抜けて
瑠音
携帯写真+...
2
09/8/18 22:24
record_090810@jisitsu
もしゅ
自由詩
0
09/8/18 22:01
夏色花火
相羽 柚希
自由詩
0*
09/8/18 21:33
川面
たもつ
自由詩
8
09/8/18 21:10
真新しい夏/シンメトリー
aidani...
自由詩
1
09/8/18 20:40
夏の終わり
服部 剛
自由詩
6
09/8/18 20:34
ゼリー
風音
携帯写真+...
3
09/8/18 20:26
箱庭の家
kawa
自由詩
1
09/8/18 20:20
名前を消されて-0.5-
AKiHiC...
自由詩
1
09/8/18 19:16
わがまま
アサギ
自由詩
0
09/8/18 18:26
パープル原野
熊野とろろ
自由詩
3*
09/8/18 17:40
輪郭
RT
自由詩
13
09/8/18 17:18
カラーバット
光井 新
自由詩
2
09/8/18 17:08
見えないもの
フクスケ
自由詩
1
09/8/18 17:07
葡萄の房
アハウ
俳句
1
09/8/18 16:47
撃沈。
敬語
自由詩
1*
09/8/18 14:30
こい
夏嶋 真子
携帯写真+...
16*
09/8/18 13:29
竹林
……とある蛙
自由詩
7*
09/8/18 11:12
「 なのにまだなまぐさい。 」
PULL.
短歌
3*
09/8/18 11:12
海
曠野
自由詩
1
09/8/18 10:11
月
〃
自由詩
1
09/8/18 10:00
ハの夏
唐草フウ
自由詩
4*
09/8/18 9:52
こえ
曠野
自由詩
0
09/8/18 9:51
太陽/薔薇/ナイフ/心臓
ゆりあ
自由詩
2*
09/8/18 8:47
霞 喰う
アハウ
俳句
2
09/8/18 8:23
微熱少年
tutty
自由詩
0
09/8/18 8:15
ばくだんの解体
未有花
自由詩
14*
09/8/18 7:46
PINK
ゆりあ
自由詩
4*
09/8/18 7:41
「 除光駅。 」
PULL.
短歌
3*
09/8/18 2:17
4285
4286
4287
4288
4289
4290
4291
4292
4293
4294
4295
4296
4297
4298
4299
4300
4301
4302
4303
4304
4305
4306
4307
4308
4309
4310
4311
4312
4313
4314
4315
4316
4317
4318
4319
4320
4321
4322
4323
4324
4325
加筆訂正:
鯰
/
番田
[09/8/18 18:05]
バンバン
ガンダムなひと
/
恋月 ぴの
[09/8/18 16:46]
せっかくなので訂正しました
5.09sec.