どうして泣いてるの
なんて聞かない

そっと手を差し延べて
濡れた頬をさわるよ

きっと

きみの涙は
太古から延々と続く
海からの
贈り物だから
{引用=

秋、なのですね

久しぶりにみる陽の
海峡の水の色は、
遊び心を誘った紺碧から
秘密をとりもどし/もどらされた ―◆■□
群青色ににぶく一変していました。

夏を泳いだ ...
狂いかけてて
うれしそーな

手足右左五体満足
うれしそーな
手足右左五体満足

五体満足に
罪悪感
義務教育に
罪悪感
受け続けるのが王道

どーにでもしろ
ふざけんな
...
末期だ
既に末期だ
寝ても覚めても
末期だ
色々と末期だ
蓋を開けよう


四六時中の痛痒
光に拒絶反応が出て
頭部は痺れ
痛みが鈍く蜷局を巻いていた


末期だ
色々と ...
馬鹿げた夢が
乾いた頭に雨を降らす
蒔いた種子は
一つ残らず腐った
灰色に落ち込んで
音速にたどり着く

そして
超えた音をふりかえれ
瞬きする間に
殴り飛ばせばいい

常套句 ...
 それは鳥  鳥 鳥 鳥  鳥じゃない



 そんな広さが あったら海だと いいのにな



 人もよう 走り去って ゆくの虹



 想い出の もれ ...
わりーけど
もったいねーけど
死んでくよ

目に入る世界の
その全て
忘れてほっといた
その世界全部

目の中でぼさっと
突っ立ってんのが
俺だぜってよ
言うまま任すや
全部 ...
パイプ椅子には座りたくない
信号無視なんて本当は△みたいなもんだろ
とても両親に感謝してるよ
ヘイ ジーザス

バター犬でペロペロは昔よくやったけど
バターナイフでメッタ刺しとは
それは ...
広い広い空に

声が枯れるまで叫んだ

実験室のビーカーを覗いて

華麗な幻想に驚き

ガラスはただ割れて

僕を傷つけてしんでいった

もう咲かないのかなと

うえきばち ...
{引用=私達はそれぞれの製造番号を握り
はじかれる弾のように一列に並び
火力と素材を試されるべく
黒塗りの砲台へと歩一歩
天国と地獄は人間そのもの
私達は高層の屋上から
空が燃えるのを眺め ...
               091008


カマンダレが
雨の中で
大きな石を持ち上げては
池の中に
ドボンと
音を立てて
投げ込んでいる
音の善し悪しが
彼にとっては
重 ...
シタタルような
緑の自然はいりません。
何百年、あるいは何千年も立ちつづける
そんな樹などはいりません。


青空、と呼ばれた少年を
ぼくは知っています。
ぼくはその子を思い出すた ...
誰も知らない防波堤
僕は何かに問いかけた その知ろうとする命であることを
緑は 手のないそこに 記憶するようで
じっと見つめるように 魚たちの中を何もないのだが
そこだった ただ鏡 中のないも ...
彼女百合と書いて
ひめゆりと読むように
彼雨は
ひさめと読んでください

迷走する風力
台風に煽られて
ざんざか雨が降っています

金木犀の封印は解かれました
次に開かれるのはさざ ...
風がやんで小雨になっていた

台風がそれたかのようだった

それはつかの間で

街路樹を折り散らかして風が暴れだしていた


明日の出張はなしだな、ガムを噛みながらそう思った

...
寂しさを違う誰かで埋めるなら きみってわたしのなんなんだろう


つまらないメールの返事に白けては アドレス帳から消すか迷う


疲れてる?そうなのだったらそう言って 無機質な文字、色もつけずに


...
怒りの拳を
上げよう
骨無しのタコには
ならないで

去勢された
男ばかりの
この世の中に
男の中の男が来たらぬ!

自分の意見を言う事に
はばかりを感じ
感情に振り回される
...
いのちのことをかんがえたら
泣けてきた
あたしは今日も
わらって
風のにおいをすいこんで
ともだちに手をふって
少しだけお酒によって
歯をみがいて、ねむる

いのちのことをかんがえた ...
捲っていた世界は
去年描いたスケジュール
それに気付かずに
新しい世界をさがしていた

君を絞ったら
苦い味がしたので
わたしはすぐに舌を離したのだけれど
もうその時には既に
夜空の ...
貴方は好きだと言った

別に自分に向けた
言葉じゃないとわかってるけど


期待して
良いですか?

勘違いして
良いですか?


それだけ
そんだけ

貴方が大好きな ...
かけがえのない友が
生きる場を失い 
追い詰められてゆく 

無慈悲な社会の偶像に 
人波の渦の中で立ち尽くす僕は 
只、拳を握り締めている。 

君に電話するといつも  ...
ふしあわせをキモチイイと勘違いしてないか?

せつなさは上等だとムヤミヤタラに思ってないか?




ただ喜びを、喜びだけを
求めよ。




うちがわからこのからだ、食い破 ...
正しいことを証明するのは、非常に難しい。

間違っていることを証明するのが、はるかに簡単だ。


わざと矛盾した仮定をして、それが間違っていると証明する。

そんな回りくどいやり方をしな ...
鳥を探して
走り続ける

ごおごおがつがつと
びくびくがるがると
僕の体の音が聞こえてくる
耳の奥で
耳の奥で
目に見えない僕の音
個性とかアイデンなんとかとか
アプリオリとかDN ...
二十歳すぎの男が
号泣という言葉にふさわしい
滂沱の涙を流して
人目を憚らず泣いていた


その涙は僕には絶対に経験できない

断言出来てしまう自分のこれまでの生きざま
が悲しいの ...
屋上で風をみていた君とわたしの背中には羽が生えない
望んでいないところに種は蒔かれない
潤いなどない足の付け根にいつも息を吐き出す他人には
顔がないものだから頭のなかで君の眉間のしわを貼り付けて ...
計量カップを
手に入れて
ちょっきりちょうどを
量れたら
大人になったと思ったよ

ちょっきりちょうどを
差し出して
おんなじくらいを
もらったら
社会人だと自画自賛

計量カ ...
早朝
タイヤチェーンの着脱場を通過
車は
白河から羽鳥湖高原へ疾走する。

すれ違う車両はなく
道路上には数羽のカラスが
カラスはよく肥え
このあたりのもの生りの良さを示す。

態 ...
著者二十代で刊行した第一詩集から第七詩集まで、
半世紀に渡る鋭利な感性の詩編とエッセイからなる一冊である。
この凝縮した水野ひかる氏の世界は、
幾重に年月を経ようとも衰えない「女性力」を感じる。 ...
本屋で居合わせた人の顔を見て
奇遇ですね
と、会釈こそすれ
とりたてて話す事も無く
本の波に逸れていく

濡れそぼった傘の先
伝う雫さえ落ちぬ間に

外は雨
早い台風の予兆をはらん ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
きみの流す涙風音自由詩109/10/8 7:46
秋▼月乃助自由詩13*09/10/8 7:37
ふざけんな竜門勇気自由詩009/10/8 3:22
末期ゴースト(無...自由詩6*09/10/8 3:21
消える、景色、消える竜門勇気自由詩009/10/8 3:06
潜水 少年少女 溺れヨルノテガム自由詩109/10/8 2:52
死んでく死んでく死んでくか竜門勇気自由詩009/10/8 2:35
出不精(重症)mad.ra...自由詩109/10/8 2:04
疎外感劣等感自暴自棄etcこめ自由詩1909/10/8 1:50
そのもの瑠王自由詩5*09/10/8 1:45
かいそうあおば自由詩6*09/10/8 0:45
クスノキに逢うための習作(1)長岡瞬自由詩0*09/10/8 0:39
夕暮れのベンチで僕は番田 自由詩009/10/8 0:28
オクトパス・ガーデニング/ざんざか雨とさざんか海里自由詩109/10/8 0:14
どこで生まれ、どこで消滅するのだろう吉岡ペペロ自由詩709/10/8 0:06
偏愛メランコリーあぐり短歌3*09/10/8 0:00
爆弾ペポパンプ自由詩5*09/10/8 0:00
いきている森未自由詩3*09/10/7 23:43
チョコレートだったよジャイコ自由詩209/10/7 23:37
思い違い、勘違い。ユダ自由詩309/10/7 23:10
Protest Song 服部 剛自由詩3*09/10/7 23:04
天国計画笠原 ちひろ自由詩2*09/10/7 23:00
証明エルメス自由詩009/10/7 22:53
僕の音キムラタツオ自由詩3*09/10/7 22:53
号泣したことを後から君が恥ずかしいと思ったとしてもkauzak自由詩9*09/10/7 22:47
名前を教えてあげるあぐり自由詩4*09/10/7 22:02
幸福な計量カップ笠原 ちひろ自由詩3*09/10/7 21:57
白河から……とある蛙自由詩14*09/10/7 21:51
新・日本現代詩文庫59『水野ひかる詩集』渡 ひろこ散文(批評...9*09/10/7 21:51
タイトル藤原有絵自由詩309/10/7 21:25

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