エゴイズムでも自己満足でも
悪者でもひねくれ者でも
勝手でも自由気ままでも
傍若無人でワガママでも

避けられても外されても
笑われても貶されても
蔑まれても罵られても
恨まれても憎ま ...
冷蔵庫の中を見つめながら僕はため息をつく
怖かったのはきっと製氷器が動くことを止めなかったから
文字を辿るのと食べ物を詰め込むことは
どこに違いがあるのだろうか
伸びてゆく爪も髪も既に私の支配 ...
窓の遠くでコスモスが揺れざわめいている
君はそこへ行きたいと云う

行くがいい 君になら似合うだろう
あの優しい色あいも それを揺らす風も
すべてを照らす初秋のあかるい陽射しも

僕はこ ...
今日最後の光が
暗闇に飲み込まれる時
僕の左側は
ありふれた原風景に帰りたがる
無闇に掻きむしられた
胸の裏地のヒリヒリを
残業前のコーヒーブレイクで
なだめすかす

今日最後の ...
冷えていく
必死で確かめる手の感触は
歩けば歩くほど不快なものになるのに
決まって早足でわたしは向かい
同じ歩数
同じスピード
同じ肩の強ばり
同じ白蛇の悪寒

噛み締めた歯が痛い
一時間前には笑って ...
夜中のうちに
鍋の底で腐っていくとろけた大根が
少しでも悲鳴をあげてくれれば
わたしはすぐに火を点けて救いだしてやれるよ

*

流れる景色を見つめている
次々と集まり出すこの電車内の人、ひと、ひ、 ...
夜の散歩中に迷い込んだ名も知らない小さな神社は
まちあかりも遮ってしまう茂みに覆われている


自他共に認めるリアリストのわたしでも
物の怪の姿を探してしまいそうになり
風で葉がこすれるか ...
LONGE TIME…

長い、長い、時間の中で
僕が髪の毛を伸ばしてられるのも
きっと今位だろう
一生に一度しかないであろうこの時
この体温とこの肌、この瞬間は
今しかない、今しかない ...

空が脱脂粉乳のように
薄く万遍なく引き延ばされてしろい日
うすぐらい部屋のなかで洗濯機を回している
色とりどりの洋服は不要になった皮膚のように
集められ濡らされ浮かんだり沈んだりし
渦 ...
お互いに危険と快感を欲しがっていたから
何かとよく話すようになったけれど
近頃は足の踏み場を探すようになった
笑えないジョークに相槌を打ちながら
暇潰し程度に逃げ道を作ってみる

本当はこ ...
や・ら・な・い・か…フゥー

新宿2丁目 モッホ、モッホ、モッホ、モッホ
新宿2丁目 モッホ、モッホ、モッホ、モッホ
新宿2丁目 モッホ、モッホ、モッホ、モッホ
新宿2丁目 モッホ、モッホ、 ...
ごめんね

きみの優しさに疲れたぼくは

こんな陽の光にさえ
うんざりしてしまうんだ

きみが隠してたカード

探すのにも
限界があったんだ

ごめんね

今でもこんなに
愛しているのに
ひとつのメルヒェンが世界を往復するあいだに
路地裏の女はひらがなで大きく書かれた
しなないという文字を
街の中心地へと押し出そうとしている


(光の海で星と泳ぐ少女の物語も日が暮 ...
{引用=アラフォー美女軍団が集う とあるアスレチックジムの昼下がり
美しさを競い、年収を競い、つかの間の恋人を競う彼女達の今日の関心はチーズだった}
丸チーズですわね
赤いセルロイドに入ったので ...
よく晴れた日曜日の朝
洗い立ての心臓を
物干し竿に干した

切り離された動脈と静脈を
洗濯バサミでとめて

(ぶらぶら)

風に揺れるその動きが鈍い
滴る雫が陽光に照 ...
朝の薄闇の中

漸く日の光にあたるはずだった蛙は
また暗く深い井戸に
引っ張られ

ボッチャン

暗い闇と死骸の腐敗した臭いの充満した井戸
這い上るはずの壁はあるのだが
真っ暗闇で ...
「あなたたちは鵜飼の鵜だ。
もしくは、
温かい食べ物にラップをして出来た、
内側の水滴だ。

私達が発する言葉を思いを、
ただはね返すだけ。
やる気が見られない。

...
曇天に各自の太陽 腹の中


新兵は三日月に鍛えられる


彼は愛だろう この昼この夜に
それは弱まるものである
   経年的な金属疲労のように
だが軽視するものではない

それは強まるものである
   果樹園に漂う芳醇な風紋のように
だが羨望するものではない

それは見え ...
一篇





                                 どこに 
                                 詩 は
          ...
アスファルトには干からびた雛の死骸
散水の終わったテラスでは
欠けた樋から不規則に水が漏る
深爪の指を舐め
ただそれらを見下ろしている

穏やかな午後だ
路傍に転がる石ころのように
...
聴けないCDデッキを捨て

使い古しの座布団を捨て

石鹸カス 埃 サビ 黴 ゴミ

くまなくこすり

落とし吸い取り

使用済み電池 着ない服

3年前くらいの年賀状
...
硝子の眼が欲しい
濁った眼は棄てたい
凍り付いて、怖じ気づいた膝小僧
全部、全部、棄てたい
全部、全部、硝子製になればいい
隠れ家で填めよう
新しい部位・部品
独りきりのメタモルフォーゼ ...
今日も太陽はご機嫌ななめで
一面に白い濃淡が広がっている

北風は旅人のコートを脱がせることができなかった
知っているくせに


空がこんなにつめたいのを
「仕方がない」で済ませる人と ...
何をもとめているのですか
住まう屋敷は、祝福の
それでいて、囲いのなかでしか息のつけぬ
囚われの日々なのです
渡された鍵で開ける 日付さながら順番の
カレンダーの四角く区切られた部屋たち ...
聞き耳頭巾をもらったよ
みみずくさんにもらったよ

ひとには何が聞こえるか
訝しみながらくれました

だけども頭巾をかぶったら
急になんにも聞こえない

きっぱりきーんと耳鳴りの
...
熱と光と力学で誰かと
鳥籠の中で暮らしたかったなあ
文学は素敵だったけど
遠くへ往くには枷になるものかも知れない
何も知らない男のままでいたいと
歩いている片隅に 言葉すらないままの
東京を考えていた
探していく 忘れて この体を 
手にさせられていた雑誌を
話題を歩き回り 立ち止まった

コンビニ ...
もう描きたくないと
イーゼルを蹴って君は出て行った
僕は君の絵がいつも好きだったのに


君は前に言った
キャンバスはこのまま
これ以上にはならないと
絵筆を持ったままで
白 ...
死神の歩く道
覚えておくといい
よく見ておけ
よく覚えておけ


表現者が列を成して歩いているあの道、あの十字路、あの交差点
それぞれがそれぞれのホムンクルスを抱え、歩いている
よく覚 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
アウトサイダー葛西曹達自由詩109/9/29 21:42
カランカランジャイコ自由詩109/9/29 21:19
COSMOS塔野夏子自由詩5*09/9/29 21:05
Twilight_Tasogaredokinonya自由詩6*09/9/29 18:57
名前を思い出してあぐり自由詩6*09/9/29 18:11
悲鳴の周波数をあわせて自由詩7*09/9/29 18:09
リアリストと月あ。自由詩14*09/9/29 17:58
LONGE TIME(ロンゲタイム)TASKE携帯写真+...009/9/29 17:56
セプティエンブレ吉田ぐんじょ...自由詩1409/9/29 17:55
底無し沼でワルツを中原 那由多自由詩309/9/29 17:19
新宿2丁目KINGDOM of ちょび髭MachoTASKE携帯写真+...009/9/29 16:34
風音携帯写真+...209/9/29 15:30
終わる世界e.mei自由詩2509/9/29 13:49
孔雀の森リーフレイン自由詩0+*09/9/29 12:40
洗濯百瀬朝子自由詩7*09/9/29 12:17
井の中の蛙……とある蛙自由詩12*09/9/29 12:09
ミツバチ自由詩4*09/9/29 11:39
三日月アハウ俳句7*09/9/29 10:53
きずな信天翁自由詩109/9/29 10:03
 一 篇るか自由詩509/9/29 9:55
カドミウムイエローゆえづ自由詩7*09/9/29 8:45
好きな女の子が家に来るまでの7日間猫道自由詩7*09/9/29 3:22
メタモルフォーゼゴースト(無...自由詩7*09/9/29 2:44
天気待ち伊織自由詩409/9/29 2:38
「青髭」月乃助自由詩4*09/9/29 2:21
秋の帽子の物語小池房枝自由詩509/9/29 2:00
2009/9/29鎖骨自由詩309/9/29 1:34
コンビナートを光の、立って番田 自由詩109/9/29 1:17
Left小林 柳自由詩3*09/9/29 0:47
死神の通り道ゴースト(無...自由詩4*09/9/29 0:42

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