食堂で上司と鍋を食べる
一つのテーブルに向かい合って
売場の食材を鍋に入れて
直箸でそれを口に放り込む
笑いながら上司が語るのは
どれも部下の陰口ばかり
気付いていないのか ...
地下鉄の通路を歩いていると
もしかしてこのまま出なくていいかなとか
考えそうになってあわててしまい
真っ暗な穴の方を必死で見つめる
滑りこんできた電車はなぜか
色褪せてみえるけどそんなは ...
落語を聞きに行くのが、
今は、楽しくてしょうがない、そうゆう時期なのだろう。
初心者だから、
いろんな噺に、初めて当たるのが、
小学生の頃の、
ガチャガチャみたいに楽しい。
今日は ...
鮮やかな色を
失った僕に残ったのは
大きな影だった
伸びる影は尻尾みたいに
僕についてきて
いつの間にか形を失い
まるで流れ星みたいに
黒い彗星のように
夕日に向けて姿を消した ...
『おや 気がつかれましたか。』
「はぁ。」
『まだ眠っててもかまいませんよ。』
「はぁ ん〜 とても長いエスカレーターですね。 」
『そうですね。』
「先が見えない。 ...
雨が降る
シトシトと降る
心の涙が
シトシトと降る
人に愛され
人に嫌われ
生きてゆく
成長をする
言う事も聞こえない
聞く事も聞こえない
そんな日もあっては
いいじゃな ...
ただ 紺 としか言いようのない色の
ベニヤのようなうすっぺらい壁面の上に
サビだらけのトタン屋根がふわりと乗っけられている
建物そのものが 甘く針金で結わえられて
地球の上に ふわりと ...
君が猫舌だというので
ぼくは世界を冷ます旅に出た
温泉街で死神と呼ばれて
火事場ではジーザスと呼ばれた
ただぼくの胸だけは
熱く燃えたままなので
君はぼくに触れられない
力不足は
だれの目からも明らかで
愛してるなんて
言えやしない
たとえどんなに想っても
それでも消えぬ
過ぎたまぼろし
寄せ集めては凝縮し
集中極めて
念じるの
夢 ...
酩酊する鳥、踊り狂う爪、剥がした謝罪と月明かりの弓、オレンジ色のケースとそこに収まるグラス、腕まくりした腕の傷、傷跡に群がる蟻たちと、すっぱい緑色、ひざまずく、俺はひざまずく、すべての信仰と薄まっ ...
うちには菜箸が何膳かある。菜箸のことも、一膳、二膳、と数えるのがただしいのだろうか。うちにある菜箸は、どれも似た格好なので、どの組み合わせでもつかえる。一本二本と数えるほうがしっくりとくるような感 ...
ホッテントット族が眠たくなって
だらんと垂れているところを
ピグミー族が短い脚を伸ばして
落ちないよう引っ張っている
夜中の十二時半のいびき
その反対側では
バスッケト選手のアメリ ...
昔の帯地や
古着などを見る
大和の帯には
夢が宿る
芸者や上?や素人娘の
身につけた小物など
妻が蚊帳の生地を買った
二千円
庭には赤 ...
スプーンのお腹は 唇の熱を一瞬奪う。
離して写れば 魚眼レンズなお米顔
花柄の柄を掴んで 口に入れちゃう。
スプーンはテレビと違って
私を これ以上小さくすることはできない。
小さく ...
歓声が僕を呼び
観客が僕を呼ぶ
一時のショータイム
ライトが僕を飾り
イメージが僕を飾る
孤独なステージ
見ているだけのパビリオン
聞いているだけのパビリオン
歌う事には価値は ...
君から爽やかな風が吹いてきた
5月の午前のことだった
悪い噂は私の勘違い
君の夢が叶ってうれしいよ
ありがとう
私の夢も叶ってうれしいよ
これで私達の青春は
本当の意味で終わりを告げた
...
台風がいった空は
洗濯したての青空が
それだけで
私は幸福なのに
昨日の夜は
生き物の声のしない
しん とした夜で
それさえ気づかない
あなたは
男という生き物で
...
君が自殺しても
誰も、悲しまない
皆、告別式に来てくれるかもしれないが
皆の頭は明日の事で一杯だ
「面倒だ 手数をかけさせるな」と
彼らの頭が反響している
だから君は死よりも辛い地獄を
...
布団を重ねる順番で
保温力がちがいます。
もしくは同じであっても
皮膚に触れる布団の面において
肌触りや素材が原因で
体感温度がちがいます。
しかしそれは寝入るまでの感覚でありまして
寝 ...
しくみをつくり
しくみにいきる
乱調もまた
しくみとしてあり
解体したしくみを
新たなしくみとして組む
新たな乱調が
主軸とならぬ軸の留め具に
ささ ...
ああ
舐めることは
そんなに嫌じゃない
ただ足を開かせて
股の間に
顔を埋めるだけ
ああ
舌使うと
徐々に高ぶってくるのがわかる
アソコのお湿りと
微かな喘ぎ声
本当に望むのは
...
何処の世界へ行きたいですか?
花がたくさん咲いてる世界ですか?
笑みが溢れる世界ですか?
愛される世界ですか?
本当に行ってみたい世界は?
行ってみたいのは 差別のない世界
行って ...
しごとを
せいかつを
ゆうじょうを
れんあいを
しゅみを
いのちを
じんせいを
そうして
しずかにわらっていられるように
さいごにわらっていられるよう ...
首すじをなぞる舌から抜け出してぬるい空気に隠れたいのに
浮き上がる骨を暗闇越しにみて誘い出てきた夜の虫たち
じんわりと夜に吐きだす真っ白な歪んだ煙とわたしの恋
安らかな旋律へ変わ ...
{引用=
鴉の眼に宿る一閃の煌きが人々にとっては畏怖でしかなくとも
夕暮れに戻った巣の中では献身的な愛を育む母鳥であるかもしれない
そう言ったおまえのイメージからははっきりと
精巧な素描の上に ...
昼下がり、一人の子供が道端で待っている。
何を、というのではない。ただ当てもなく待っているのだ。
小さな眉をかすかにひそめ、人通りの絶えた路地を眺めている。
年に似合わぬ気配が、傷ひとつない ...
派手なお囃子
とうに過ぎ
祭り終わった水面に
ホテイアオイは行進を続ける
ホテイアオイの行進が続く
世界中から
少しずつ
世界中から
削られた
かけら達と共に
ホテイアオイ ...
あなたの狂気に触れた時わたしは海の底へしずんでしまいたかった
あ、共鳴してる。
(そんな気がして)
熱くなるのに気づかれないうちに海の底へしずんでしまいたかった
(深海はつめたいわけではあ ...
人間はきっと誰もが不安だ
生きる理由を無くしたとき
一体どこへ向かって歩けばいい
私にも それが わからない
買ったばかりのギターで
何を弾けばいい
何もわからなかった
観衆 ...
中途半端に生きてきた
水泳だって
吹奏楽部だって
勉強だって
仕事だってなんだって
このまま人生も
中途半端に
終わらせるんじゃないかと
時々
おもうんだ
そしてみんなに
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
職場で鍋
1486 1...
自由詩
3
11/5/31 23:28
七番出口未来行き
朧月
自由詩
3
11/5/31 23:01
スポーティな女
はだいろ
自由詩
4+
11/5/31 22:34
黒い彗星
影法師
自由詩
1
11/5/31 22:23
天国へのエスカレーター
北大路京介
自由詩
18+*
11/5/31 21:43
雨降りお月様
ペポパンプ
自由詩
2*
11/5/31 21:40
あまみずの 水化粧
yumeky...
自由詩
10+*
11/5/31 21:16
ソリッド・サーディン
竜門勇気
自由詩
3
11/5/31 21:14
ゆめ仕掛け
佐和
自由詩
4
11/5/31 20:05
パンの角
はるな
自由詩
2
11/5/31 19:41
特別のこと
〃
散文(批評...
2
11/5/31 18:14
十二時半のいびき
乱太郎
自由詩
10*
11/5/31 16:26
午後の休憩
生田 稔
自由詩
5
11/5/31 16:11
匙な相棒
電灯虫
自由詩
6*
11/5/31 15:38
パビリオン
1486 1...
自由詩
0
11/5/31 14:40
断片
渡辺亘
自由詩
1
11/5/31 12:38
ハネの折れた扇風機が雨にぬれいた
蒼木りん
自由詩
3
11/5/31 11:08
方法
yamada...
自由詩
1
11/5/31 10:58
布団の順番
七味とうがら...
自由詩
2*
11/5/31 10:22
しくみ
日紫由
自由詩
1
11/5/31 9:00
アソコ舐めのバラッド
花形新次
自由詩
0*
11/5/31 8:12
本当に行ってみたい世界
subaru...
自由詩
13*
11/5/31 6:41
_
るい
自由詩
0
11/5/31 4:15
真夜中
c
短歌
1*
11/5/31 3:48
冷血の行方
高梁サトル
自由詩
10
11/5/31 3:40
小田原
小林 柳
自由詩
2
11/5/31 2:49
雨後の河口
北村 守通
自由詩
1
11/5/31 2:32
共鳴
c
自由詩
7*
11/5/31 1:22
枯れた植物の写真
番田
自由詩
2
11/5/31 1:09
ないない
こころゆくま...
自由詩
3
11/5/31 1:07
3510
3511
3512
3513
3514
3515
3516
3517
3518
3519
3520
3521
3522
3523
3524
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3526
3527
3528
3529
3530
3531
3532
3533
3534
3535
3536
3537
3538
3539
3540
3541
3542
3543
3544
3545
3546
3547
3548
3549
3550
6.02sec.