ちょうむすびも
おりがみもない
とおいところで
そのこはまだ
だれもしらない
てあそびしてる
おかあさんが
だれかもしらずに
露が蝋燭の揺れる光を閉じ込めて凍りつく刻
オリンポスの崖の左下
珊瑚の馬に乗って
パンデモニウムから一人の歌い手
ローブを靡かす
痩身にビロード
ファルセットで風をも泣かす ...
君の包容力以上に ぼくの欲望以上に
この飛翔は力強い
その羽ばたきは 常識の追従を許さない
だが
舞いながら上昇し続けた その最後に
君がいたとしたら
この体は そこを死に場所にするだろう ...
{ルビ昏=くら}き 罪の中
あなたと 云う名の
{ルビ断罪=ひかり}を 追い求めていた
淡き {ルビ痕跡=まぼろし}の
あなたの {ルビ諒恕=やさしさ}
この身に 灼き付けて 生く
...
運河に問う明日は
ろーとれっくみたいにばろっく
レンガ敷の柱廊を歩く
夕暮れのおれんじに溶け流れた
おるがんのね
流動的なぬくみのまんなかを
浮遊して
わたしは夕 ...
空はあたらしくてあかるかった
すがすがしくって淡くって
ほのぼのとしてあたたかだった
あなたの匂いがとけていた
まんなかにつらなる街路樹が
もこもこと夕日を浴びていた ...
恋人の片隅で私は
命を紡いでいたのだろうか
知らぬ間に
さみしいとはまた違う所に
引っ越してきてしまった
「マイルドセブン、1カート下さい」
ツタヤへ行って旧作を1週間 ...
三年間、
何かに一途に
打ち込む者にとって〜
それが耐えられないほどのあいだ…
出来ないだけの
アクシデントに
突然見舞われたとき〜
その悔しさは、
絶望の思いとなり…
...
この星は太陽にとっての駅なのだろうか
疑わず
次の便を待っている
何かの手違いで
一日ほど遅延しても文句は言えまい
夜風と目が合った
...
カラスと
クロツグミの子
君は
何を思っていたのか
自分の国の政府に対して
疑問を感じていた
目立ちたいのか
他人よりも上でいたいのか
なぜ
強がるのか
威張るのか
...
目をつぶればきっと
涙がでるとおもうのです
泣かずに
眠るにはどうしたらいいですか
思い出される昨日のうたに
抱かれたまま眠りたい
目覚めないよに
君は泣くこともこらえて
前を ...
忘れられた休日に
ひとりコタツでPCに触れる
くそうクシャミが出るから
ティッシュで鼻をかむ。
寂しい3月なんて嫌だった。
携帯電話がつながっても、会えないなんて。
今しか ...
あんたなんか
赤いエナメルのハイヒールで
踏んづけてやるわ
その苦痛に歪んだ顔が
世にも美しいことを
知ってるの?
TENGA
おまえの愛の吸引力はまだ続いているかい
寒い夜だった孤独で寂しい
ひとり悶々とする長い夜だった
股間へ伸びる手は
俺のチンポにとって
いつもと同じつまらないもの
そんなと ...
春は曙
そう言った君の瞳に
薄らいでいた
ミモザ華やぐ
春は曙
悲しいニュースが
空を覆い
水が途切れた
産声を聞く
遠い国から
モウ
ダメナノカモ ...
ぼくらはなにを祈るのだろう
正しいことどうしがぶつかる
争いの原因というのはそんなものだ
はんぷく行為の大存在、祈り
祈りとは金利のようなものだ
使わないと決めたお金 ...
なんにもないということが
あるということを教えてくれている
なんにもないということを
ぼくらはたいせつにして生きている
自然を愛する
ぼくらのこころ
知らず知ら ...
私は凝視していた
見つめていた 川を 流れの中で
だけど いつも時はそうではないことを望んだのだ
取り巻いていた 街だけが
いつのことだったろう
少なかった 得たものばかりが
失った ...
*
〜学校も夏休みが近くなって
(海沿いの地区にはもう住めないのです)と
三日まえ隣の「老夫婦」が自宅を売って引っ越した。
(何処)へ引っ越したのかは、 誰も知らない 。
*
...
花びらははかなくきれいうすいほど おんなのことは少し似てるね
その間際 はかない音を散らすのは つぼみと脱皮するおとこのこ
女ならひとりでに咲くものかしら 触れられることも触れることもなく ...
誘う手のまにまにのぞくかなしみよ ひとりよがりの罰か褒美か
錆ついた猫
が
道路の脇で死んでいる
朝も
夜も
冬も
春も
黒も
白も
雨も
夢も
涙も
なにものも
この猫を
侵略しない
目を閉じると
とても美しい一艘の舟があって
遠くまで来たことを知る
あなたを欲しがることと
あなたとの時間を欲することが
べつものであることも
もう知っている
舫われるべき岸辺に ...
深夜一時すぎ
スタンドの灯の下に
原稿用紙を広げ
私は夢の言葉を刻んでいる
傍らの布団に
聖母の面影で
幸せそうに瞳を閉じる
身ごもった妻よ
バッヘルベルのカノ ...
単純な足し算もできないのか、と言われることは多い。まぁすくなくとも
小学生のころからずっと算数は苦手だったし、ある程度克服したなと思える
現在であれ十数たす十数の計算を即決で間違えない人間に比較す ...
私がJALを利用しないのは
会社更生法の下に在るからではなく
御巣鷹山ジンクスのせいでもない
CAの器量が総じてANAより劣る
という統計も同性だからどうでもよい
国内線英語はどうせドングリ ...
やがて腑分けされてゆく
光と
それ以外と
座っているのか
立っているのか不確かになり
俯くが
皆目わからない
また一つ
...
手ができて間もない頃
ゆびを動かすのが苦手だった
骨がぷにぷにのお肉に邪魔されて
うまく曲がらない
ゆびとゆびの仲もよくなかった
ちょうちょむすびは絆が大事
右手と左手
息をあわせて ...
お釣りのでない街で
ひとは一円玉のありがたみを知っている
過剰に与えすぎることもなく
不足することもない
むやみに邪険にするわけでもなく
ゆきすぎた保護もしない
ただ
ひとは一円玉の ...
昏さから水に伝わる震えかな
知らぬまま川に柳に死ぬがいい
折れぬもの折れたときにみな越えるもの
笑うたび普通の暴力燃えさかる
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ちょうむすびとおりがみ
小川 葉
自由詩
4
11/3/27 21:36
Siren master / ****'99
小野 一縷
自由詩
4*
11/3/27 21:28
響 / ****'99
〃
自由詩
4*
11/3/27 21:22
闇夢 -crime-
望月ミサキ
自由詩
0
11/3/27 20:10
ヴェネツィア
ゆえづ
自由詩
0
11/3/27 19:28
命の悲しみ
吉岡ペペロ
自由詩
6
11/3/27 19:16
巣
中山 マキ
自由詩
2
11/3/27 18:46
復活
バスケ青春の...
自由詩
0
11/3/27 18:46
駅 4
草野春心
自由詩
3
11/3/27 16:39
ドルフに捧げる詩
そよ風さん
自由詩
4*
11/3/27 12:30
とまどい
朧月
自由詩
4
11/3/27 11:56
3月
山岸美香
自由詩
0
11/3/27 11:08
大好きなあなたへ。
れもん
自由詩
0*
11/3/27 11:01
TENGA
花形新次
自由詩
5+*
11/3/27 5:50
エーテル
uminek...
自由詩
2*
11/3/27 3:01
祈り
吉岡ペペロ
自由詩
1
11/3/27 2:01
たいせつだからみえないこと
〃
自由詩
1
11/3/27 1:25
頭の休憩
番田
自由詩
1
11/3/27 1:24
何処かの町「72番地
アラガイs
自由詩
3*
11/3/27 1:14
みず色
はるな
短歌
0
11/3/27 1:11
無題
〃
短歌
2
11/3/27 0:59
猫
〃
自由詩
2
11/3/27 0:47
美しい舟
〃
自由詩
4
11/3/27 0:44
新しい家族
服部 剛
自由詩
4*
11/3/27 0:05
線路を歩く
構造
散文(批評...
15
11/3/27 0:01
風評被害
salco
自由詩
0*
11/3/27 0:00
駅 3
草野春心
自由詩
2
11/3/26 23:09
ちょうむすびとおりがみ
木屋 亞万
自由詩
3*
11/3/26 23:02
小さなもの
マフラーマン
自由詩
1*
11/3/26 22:58
ノート(異光)
木立 悟
川柳
1
11/3/26 22:31
3515
3516
3517
3518
3519
3520
3521
3522
3523
3524
3525
3526
3527
3528
3529
3530
3531
3532
3533
3534
3535
3536
3537
3538
3539
3540
3541
3542
3543
3544
3545
3546
3547
3548
3549
3550
3551
3552
3553
3554
3555
4.99sec.