言葉たち
罪ない言葉たちも
降る雨に似て
時に罪色になる

心模様
荒れて唇が
ふるえて打たれて
雨が薬になる

どんな音?
どんな夢?
雨がみせる景色も人それぞれ

悲し ...
足元がフラついた

自分の弱さに愕然としたのか

それとも何かに押されたのか

人か
風か
後悔か

フラついたら前に踏み出すしかない

振り返っても何もなかった

でも
...
こっちにおいで
ミッフィーになりたいという女の子
夜な夜なふざけた指づかいで梟と遊んでいる
マナーを気にすることも
なくなった食堂に
開けたシャツのボタンをにぎって広島から流れてきたコンクリ ...
人差し指だけそっと僕にくれる約束
どちらにも向かない視線
彼方から明後日を探す方法
夢のない本当、夢がある嘘
一度だけ電話をする六日後
誰にも言えないことを誰にも言わずにする ...
藍色の街を見下ろす丘で
声もなく涙する背中は壊れそう

届かない光へと
変わらぬ愛を歌う
あの時から目が離せなくなった


くだらない誓い
見え透いた嘘
荊で織られた鎖と檻と

...
俺の目は
本物の海を写し出すことを
待ち焦がれている


ここから一番近い海に行ったとしよう

自分はここに
自然は向こうに
生憎その間に色んな障害がある

向こうから敢えて
...
電話が鳴る

受話器を上げる

懐かしい声が

目に滲む

気づかれないように

笑ってみせる

知らないふりをして

安心したと言う

それを聞いて安堵する

何 ...
  出る幕ではなかったのだ



  悲しみも
  砂粒のごとき憐憫も
  わたしの心の切れ端ごと
  烏に啄ばまれるがいいのだ



  それは景色ではなかった
  累々 ...
けだるい床に敷かれたままの寝具が
なだらかな山を見せ
私は脚を崩し
あなたはインドの仏さまのように
片腕で頭を支え横になっている
輪郭だけを知っているつもり
ぬくもりに残像を刷る朝
(  ...
優等生はほめられるのが大好き
国で一番エラくなってしまったら
外国さんにほめてほしいのね
国際評価ね
外国さんは内容と結果に率直よ
ラベルだけ立派でも
内容も結果も気迫もなければ
適当に ...
一度 目にした。
周囲の境目が 暗闇で塗りつぶされようが 何だろうが
シルエットは 目に焼き付けた。
逃げる可能生ごと 捉えつぶす。


周囲はこちらの都合と関係なく生きている。
思惑の ...
雑誌で特集されていた 最先端の仮面を買った。
形はフルフェイス型ではなく 鼻から額までを包むハーフ型で
ベースとなる模様は 赤・緑・青の三色。
アイラインにも一工夫されていて パッチリ感が半端な ...
心ってきっと
からだの奥になんかない
入り口にあるとおもう

目も耳も
からだじゅうのあなのちかくが
心のはじまりだね

ほんの小さな
文字から私の旅ははじまる
今日といういちぺい ...
きみの若さは
何ものにもかえがたい
それだけで美しい
だから
そんな風に
人波の中に
埋もれてしまって
どこにいるのか
わからなくなって
しまうようなことはしないで

きみは
...
アンテナのとらえる
周波

そのとき
その場所

そのまま。

脳が
肌が
髪が

感じる

こっちだぞ
その道だ

迷路でも
悪路でも

突き進む

やが ...
君はまだ眠っているのか?
この寝惚けた現実の中で
誰もが守りに入っている
そんな中で君もゆっくりと沈もうというのか?
人々と一緒に手を繋いでいたら
沈んでいても恐くない
それが奴らの信仰だ ...
公園に行く午後
テレビは何も歌わない
単なる網戸越しの騒音で
ふっと
人の気配が途絶える
午後二時過ぎの無人地帯

{引用=公園でボール遊びをしないでください
公園で犬を散歩させないで ...
ねずみ色の空 多くをまとった雲
冷んやりした空気と暑苦しさ
ペットボトルは温度差に耐えきれず音を鳴らす

また鬱な気持ちを漂わせて
窓から外を眺める

真っ暗な視界 すべてを支配した黒
...
        むれる
        あめの
        おとが
        ことばに
        ちかく
        、 、 、

おぼれ
なき
ぬれ
それはお ...
鎮魂のうたなど
私たちはうたうな
やわらかな慰めなど

うたうな


白い光と焼き魚と
熱い味噌汁をならべながら
テレビを見て
悲しみを放るな


悲し ...
中は薄ら汚れて

臭いをどうにか抑えたいがために
花の香りのみずを吹き付け
染みをどうにか目立たなくするために
肌色の粉を塗り込め
手触りがどうにか伝わらないようにと
色とりどりの布で覆 ...
通り雨 空に広がる灰色雲がビルにのしかかる
退屈な数学の授業 教室の席 一人うずくまる

水溜まりが乾いた午後 校庭の隅 夏が鳴いてる
短距離走 地面を蹴る 焦燥や倦怠 振り払うように ...
湯船で脱力している
浮力を感じながら沈んでいる

湯をすくう
そばから両手から零れ
落ちる

形など止めずに
自由に流れるモノを
掴むことなど出来やしなくて

それでもすくいたい ...
今日という日に爪痕を刻め


















...
スナップをきかせて飛ばした紙飛行機が
窓ガラスをするりすり抜ける事も

急に濃い霧に包まれた一軒家が
数千キロ移動してしまう事も

壊れてバラバラの懐中時計を箱に入れて
ガチャガチャ ...
外国に行けない僕は
英字新聞を持って
どこの駅前にでもある店で
値段の安いブレンドを啜っている

外国に行けない僕は
百貨店の一階をわざとゆっくり歩いて
強い香水の匂いを
...
知らないひとのしあわせを願えるほどやさしくない
自分の幸福を分け与えられるほど心広くもない
その膿んだ傷を譲り受けるほどの忍耐強さもない

ただ同じ雨が降り止むのを待つくらいならできる
あな ...
もうすぐ帰るのだ
少し前は他人事であったが
今は自分ごとになっている
人の一生は短いものだね
30年経つともう次の世代になる
理屈では前から分かっていたが
いざ死んでみると実感する
「逝 ...
煙の皮を被った太陽が吐いてるよ
表の表はオモテでウラじゃないよ

CMまたいで裏ワザ続きはwebよ
ダイヤとクローバー蛸壺カードを切るよ

トリケラトプスの話術kira☆k ...
こじきが
わたしにたかる

おかねもちの
こじきだ

あたえても
まだたりない

おかねだけが
いつまでも
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
雨の頬朧月自由詩111/5/28 17:45
グズグズに費やした時間赤澤るろる自由詩011/5/28 17:42
行く末ズー自由詩3*11/5/28 17:12
いつもよりずっと一人ぼっち中山 マキ自由詩211/5/28 16:44
夜想曲涼深自由詩311/5/28 15:15
綺麗なプライベート・ビーチが欲しい一 二自由詩411/5/28 14:47
静謐未完自由詩2*11/5/28 14:19
草野春心自由詩4*11/5/28 12:03
夜明けを占うたちばなまこ...自由詩1211/5/28 11:36
人間のやる気はバカにできない眠り羊自由詩011/5/28 11:34
虎視眈々電灯虫自由詩3*11/5/28 11:04
粋なやつ自由詩5*11/5/28 11:03
今日を旅する朧月自由詩411/5/28 9:23
若いって素晴らしい花形新次自由詩5*11/5/28 7:36
魅かれるまま森の猫自由詩9*11/5/28 7:34
優しく・・・yamada...自由詩011/5/28 2:53
こうえんこう木屋 亞万自由詩3*11/5/28 2:31
R.daya.s mr...自由詩211/5/28 2:09
、(あめ)乾 加津也自由詩9*11/5/28 1:41
歌うな清貴自由詩411/5/28 1:03
初夏の装いsak自由詩011/5/28 0:54
ライン1486 1...自由詩011/5/28 0:10
湯船と湯気kauzak自由詩4*11/5/28 0:00
アイコンとしてのバンタムウェイトTAT自由詩1*11/5/27 23:56
世界は不思議で出来ているSeia自由詩011/5/27 23:37
外国に行けない僕御笠川マコト自由詩211/5/27 22:50
雨宿りはるな自由詩211/5/27 22:50
30年あおば自由詩1*11/5/27 22:28
楽で強引なソング北大路京介自由詩8*11/5/27 22:24
乞食小川 葉自由詩111/5/27 22:14

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